ロッドやリールに詳しい方からすると、
「そんな事はやめなさい!」
と言われてしまうかもしれない。
だけど試してみたくなったのだ。
スピニングロッドにベイトリールを装着するということを!
スピニングロッドにベイトリール!?
きっかけはロッドへの違和感だった。
先日折ったファインテール3.8ftベイトが修理から戻ったので早速釣行で使ってみた。
↓ファインテール3.8ftベイト
久し振りにファインテール3.8ftを使うと、
- ロッドの硬さと短さに、
- 違和感を感じたのだ。
ファインテール3.8ftだけをずっと使っていたら感じなかったと思う。
違和感の理由はすぐにわかった。
ファインテールを修理に出している間に使っていたロッドとの違いが大きいからだ。
硬めのファインテール3.8ftベイトの修理の間は、とても柔らかくて少し長いトラウトアンリミテッド4.5ft(スピニング)を使っていた。
↓4.5ftスピニングテレスコ
かなり極端な2つのタイプのロッドを使った結果の違和感なのだ。
柔らかいトラウトアンリミテッドの方がキャストはしやすい。
(ベイトとスピニングの違いはあるが)
それに慣れた僕は、
- 硬くて短いファインテール3.8ftでのキャストに、
- (元々下手なのに)違和感を感じた。
そして新しいベイトロッドが欲しくなったのだ。
(トラウトアンリミテッド4.5ftはスピニングだし)
レングスは4.5ft~4.10ftくらいが良いかも?と思った。
だけどベイトで4.5ft~4.10ftを試した(投げた)事がない。
試したいけどベイトはファインテール3.8ftしか持ってない。
そんな僕は何かに誘われるようにトラウトアンリミテッド4.5ftのリールシートにカルコンbfsをはめてみた。
すると、はまったのだ!
はまった事でこう思った。
「このままキャスト出来るのでは?」
このままキャスト出来ればベイトで4.5ftを使うキャストの感覚がわかるかもしれない!
そう思った僕は家の近くの川に行ってキャストしてみた。
すると普通に投げられたのだ!
やはり柔らかいトラウトアンリミテッド4.5ftの方がキャストはしやすい。
(レングスの差もあるかもしれない)
しかし柔らかい分、トゥイッチなどの操作性はどうだろうか?
それを試すためにトラウトアンリミテッド4.5ftとカルコンbfsの変則セットで釣行してみたくなったのだ!
このままでもキャストは出来るが、釣行となると握り心地が良くないというか不安定だ。
(スピニングロッドにベイトリールだから当たり前だ)
ベイトタックルに付いているトリガーのようなものがあった方が良いと思った。
「何かないかな?」と家を探すと、
- 本棚を作る時に買ったL字金具の余りと、
- 結束バンドと黒ビニールテープを発見した。
これらを使って擬似トリガーを付ける事にした。
結束バンドでL字金具をロッドに取付けた。
僕は常にスリーフィンガーなので、
こんな感じ。
結束バンドの止めたところが剥き出しだとチクッとしそうなので黒テープを巻いた。
このロッドで一度釣行して、
- 僕にあったレングスと、
- ロッドの調子(硬さ柔らかさ)を、
考えようと思ったのだ
↓念のためスピニングも持参する。
ロッドの調子と美麗ヤマメ!
釣行先はGW前半に時間と体力切れで途中で退渓した場所だ。
(参考ブログ:細沢のイワナとの近距離戦を楽しんだり再訪したい釣り場を見つけたり)
この場所には可能性があると思っているのだ。
久し振り(でもないが)の釣りなので気力、体力ともに充実している。
今日は途中退渓は無しで釣り上がりきるつもりで今年初のゲータースタイルだ!
↓ゲータースタイルの参考ブログはこちら。
釣り場に到着して入渓。
とりあえず変則ベイトタックルの写真を撮るとなんか良い感じに見えた。
しばらく釣り上がって渓魚の反応は時々あるが中々かかってくれない。
そんな中、最初の一匹が釣れた!
釣れた渓魚を見て、僕は二重に驚いた!
一つ目はヤマメだった事。
(イワナの渓だと思っていた!)
二つ目はパーマークが変わっていた事だ。
パーマークの位置が上に寄っているように見えたのだ。
このパーマークはこの渓流のヤマメの特徴なのだろうか?
同じヤマメだが角度を変えて撮ると色付いているように見える
それからしばらく釣り上がった。
たぶん人が入ってない場所なのに、
- ヤマメの姿は見えて、
- ルアーは追うが、
- じゃれついても、
- 喰ってはくれない。
人は入ってなくて警戒心は無さそうなのに。。。
何匹ものヤマメのチェイスを見て、先日の僕がイワナの渓だと思い込んだ理由がわかった!
先日見たが釣れなかった魚影も今回のチェイスも、
- 魚の居場所も出方も、
- ルアーの追いかけ方も、
ヤマメというよりイワナっぽいのだ。
(あくまで僕の感覚です)
ルアーの追い方などはここのヤマメの特徴の一つなのかもしれない。
姿は見えるが釣れない中で、時々かかってくれるのは小さな小さなヤマメ。
やっぱりパーマーク上寄りかな?
肝心のロッドのレングスは、
- 4.5ftでも大丈夫だし、
- もう少し長くても良いと思った。
- だけど柔らかさについては、
トラウトアンリミテッド4.5ftよりしっかり硬いロッドが良いと思った。
というのが、
- トラウトアンリミテッド4.5ftはキャストはしやすいが、
- トゥイッチなどのルアー操作ではかなりストレスが出る。
(注:あくまで僕の場合です)
こちらがアクションした力がロッドの柔らかさに吸収されて上手く伝わらないのとライムラグがあるのだ。
(注:あくまで僕の感想です)
スピニングリールで使っている時より、今回の変則ベイトで使っている時の方がさらに柔らかく感じたのは気のせいなのかな。。。
(ガイドの位置やロッドの曲がる方向など関係あるのかな?)
僕は関西弁で言う『いらち』(せっかち、気が短い)である。
トゥイッチも速いテンポでビシバシやりたいタイプだ。
(間は大事だが)
なのでもう少し硬いというか張りのあるロッドが合っていると思った。
この日のヤマメがじゃれついてはくれるが中々喰ってくれないのは、柔らかいロッドに苦戦したのは関係無いと思う。
そうは思うのだが、ルアーを操作している僕はロッドにもどかしさを感じていた。
ロッドが合う合わないって大事だと改めて感じたのだ。
釣りに話を戻すと、釣り上がる中でサイトで大きなヤマメの姿が見えた。
小渓流ではめったに見ないサイズだ。(尺ありそう)
しかもそのヤマメがかかった!
かかった瞬間にグイッと引き寄せようとしたのだがロッドが柔らかいのでグニャっとなった。。。
次の瞬間、ヤマメはグングンと大きく首を振った!
そしてルアーはポロリと外れたのだ。。。
推定尺サイズをバラした僕は叫んだ。。。
あんなサイズがこの小渓流にはいるんだ。。。
バラしたのはロッドが柔らかいせいではない。僕の腕のせいだ。
だけどグンッと瞬間的にラインを張って引き寄せられていたら。。。
がっくりと肩を落としながら釣り上がる。
新規開拓としては大成功なのだが、尺ありそうなヤマメが悔しい。
そんな僕は釣行終盤で出会ったヤマメに心を奪われた!
そのヤマメについて、かかってから釣り上げるまでは特に何も気付いていなかった。
ネットインしてから眺めて驚いた。
サイズこそ20㎝ちょいだが、、、
体が色付いていたのだ!
この痩せた美しくて儚げ(はかなげ)なヤマメに僕は息を呑んだ。。。
同じヤマメの少しアップ!
パーマークから側線上のほのかなオレンジ色。
(まだ5月ですよ!?)
背びれの先の白色と赤色も綺麗だし、背中の斑点が大きいのも個性的だ。
最後にもう一度、2枚目の写真を載せる。
体長に比べて頭やヒレが大きいのは、餌の少ない場所で生きてきた証だ。
↓写真上手くなりたい。。。
こんなに美しくて儚げ(はかなげ)なヤマメが居る場所があったんだ。。。
一匹のヤマメのおかげで僕の胸は一杯になった。
この日、退渓しながら二つ思った事がある。
一つ目はあのサイズであの色合いなら、
バラした尺サイズはどれほど美しかったんだろうか?
もう一つは、
釣ったヤマメの動画を撮っておけば良かった!
あまりに美しくて写真に夢中になり、動画を忘れてリリースしてしまったのだ。。。
この場所にはまた来よう。
だけどあまり通わないようにしよう。
今年はあと2回、い、いや3回までにしようか。。。
(自分の中で闘っている)
この場所は守りたいから、通いたいけど通い過ぎないようにしよう。
そう思った。
この日、変則ベイトタックルで釣行した僕。
ロッドの感想は、
ファインテール3.8ftより柔らかくて、トラウトアンリミテッド4.5ftより硬くて、長さは同じくらいか少し長いロッドが欲しい!
という結論になった。
なったのだがそんなロッドを選んで買えるか問題である。
今現在、僕が欲しいロッドは2つ。
ティムコさんのフェンウィック47(GFS47CUL-5J)か、
(売り切れ状態なのでリンク貼れない)
フィッシュマンさんのビームス ブランシエラ4.8ULだ。
(発売前だからかリンク貼れない)
僕には少し硬めというか張りがあるロッドの方が合っていると思うので、この2つの硬さや張りはどうかな。
だけどどちらも入手困難なんだよな。。。
「フェンウィック47を使ったけど合わなかったっていう人、いませんか~?」
(ただし定価以上の転売屋の方からは買いません)
修理もあるので出来れば近くの釣具屋さんで買いたいが物が無いと買えない。。。
金額に妥協せずに欲しいベイトロッドを買おうとも思ったのだが、来年になるのは我慢が出来ないな。。。
もし新しいロッドが買えたら、
- 自分の選んだ好きなタックルと、
- この渓流の美しくて儚げ(はかなげ)に色付いたヤマメ。
それらを一緒に写真に収めたいのだ!
この日の帰り道、僕は車内でフジファブリックの「若者のすべて」をオートリピートにした。
「若者のすべて」はこの日の僕の心になんだかやけに沁みて、車を運転しながら少し泣きそうになった。
「美しくて儚げ(はかなげ)なヤマメに出会ったせいかな?」
僕は車内で一人こう呟いて、家に向かって車を走らせた。
(使用タックル)
ロッド:トラウトアンリミテッド(TUST-454UL)(注:スピニング)
ライン:アーマードF+PRO 0.6号
リーダー:バリバス トラウト ショックリーダー 30m 1.5号
ルアー:不器用ルアー縁(えにし)
「ちょうど良いロッド選びは難しいし綺麗なヤマメの居場所は守りたいよね!」とブログ応援クリックお願いします(^O^)/↓
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↓レイズのベイトRZ4102B-ULも気になる。
↓本山博之さんも好きだしなぁ。。。
しげるさん
スピニングロッドをベイトリールで使うとスパインが逆さまになるから
より柔らかく感じるかもしれません。
ただしテレスコロッドはそもそもスパインが不揃いな物が多いです。
スミスのはスパイン合わせのマークがあったような??
なにか言いたいかというとトラウトアンリミテッドのベイトは違う使用感だと思われます!
少しだけスパイン(初耳)についてネット検索しました。
ご指摘の通り、今回のスピニングロッドでベイトは逆に使う事になりますね!
だからスピニングで使った時よりさらに柔らかく感じた可能性大ですね!
ブログ本文にも書きましたが、「スピニングの時はこんなに柔らかかったかな」と思ったんですよ!
謎が解けました!ありがとうございます(^o^)
やっぱりロッドは適正な使い方をするべきですね(^^;)
でも今回4.5ftのレングスの感覚は少し掴めました(^_^)v
こんばんは!
僕も初めてシーバスをやるときにワゴンセールのバス用のスピニングロッドにベイトリールをつけてましたwww
さてさて、現在、渓流ベイトロッド5本所有しておりましてロッド選びの参考になればと軽く所感をお伝えいたします。
ちなみに僕も地方民なので店頭で振って買えるわけではなくカタログや動画を必死で見て選んでます。
スミス ビースティッキー43UL
カーボン、3ピース。 しなやかでキャストがビシビシ決まります。
軽量なルアーでしたら操作性も良好です。
スミス SS4カスタム49UL
カーボン、4ピース。 前述のビースティッキーをミノーの操作性を上げた感じで張りがあります。
4ピースのせいか持ち重りあり。 あとグリップが太いので好みが分かれますね。
テンリュウ レイズスペクトラ51LL
カーボン、2ピース。 シャープだけど粘りのあるブランクでミノーを気持ちよくビシビシ動かせます。
キャスト時、スイートスポットが狭いので軽いミノーは苦労するかもです。
メテオーラとかのヘビシン使うときはこのロッドが最高ですw
あとショートグリップなので有効レングスが長く、実使用では51以上の長さに感じるかもです。
トライアングル ペトロニウス50UL
フルレングスボロン、3ピース。 グラスみたいにグンニャリ気持ち悪いぐらい曲がるけど感度が凄いw バイトの衝撃でドッキリするロッドですw
ミノーの操作性もマズマズ。
メッチャ持ち重りしますw
テーパー&シェイプ ジャパントラウト49UL
グラス、2ピース。 グラスゆえのしっかり曲がってのキャストは癖になるくらい気持ち良いです。 グラスだけどペナペナではなく張りがあって操作性も必要にして十分です。 若干持ち重りありデス。
ずばり僕の所有する中ではジャパントラウト一押しです。
あとスペクトラよりマイルドな無印レイズも良いかもですね。
参考になれば幸いです。
同じ事をされていた方が身近に居てくれたのが嬉しいです(^o^)
ロッドのご紹介もありがとうございます!
選ばれたロッドを拝見するだけで、まつあんさんのこだわりや個性がキラリと光っています!(^^)!
ビースティッキーも実は気になっていますし、書かれている無印レイズの4.10も気になっています。。。
(本山さんのDVDとarスピナーに渓流釣りを教えて貰ったのと、レイズは6.5の感度がすごく良かったんです)
ペトロニウス、バイトの衝撃でドッキリする感度ですか!僕は感度大事だと思っているので気になります!
ジャパントラウト49UL一押しなんですね!恥ずかしながらジャパントラウトさんのロッドは初耳でした(>_<)ググってみます! お手持ちのロッドのご紹介ありがとうございます 『地方民なので店頭では触れずにカタログや動画を元に必死で選ぶ』は激しく共感です!(^^)!
ちょっと違う事ですが、ワカサギ釣りに使うのに、折れたメバルロッドのブランクぶった切り、ワカサギの穂先を差し込み、高感度を期待して、スピニングで使った事があります。
結果は!→???
でした。
ロッドビルディングみたいじゃないですか!(^^)!
色んな事を試すのは楽しいですよね(^o^)
僕は今回は『スピニングロッドはスピニングで使うべき』という教訓を得ることが出来ました(^^;)
先日私が新調したのが、テーパー&シェイプ ジャパントラウトV GJTVC-54LLLTです。
お値段も最高峰クラスですが、消えるトリガーという名目の金属削り出しのトリガーが使用時に邪魔にならず、掛けた後にあまり魚が暴れず、取り込みの時もロッドが仕事をしてくれるので、バラしにくくて、タモ入れをもたついても安心感がある気がします。
(個人の感想です)
キャスト感覚も私にマッチしているんですが、ルアー操作はカーボンロッドより入力しにくい気がするので、いつもより弾くようにロッド操作すると改善される気がするロッドです。
でも、一押しお気に入りです!
初の尺上岩魚も釣らせてくれたので、手放せないロッドになりました。
テーパー&シェイプ ジャパントラウト!
まつあんさんのコメントで初耳だったのですが、かわしさんも購入されているとは!(^^)!
たしかにお値段も最高峰ですが、満足いくロッドなのがご感想からもわかります(^o^)
僕もそんなロッドに巡り会いたいです!
初尺上も釣らせてくれたとは(^o^)
ロッド情報、ありがとうございます(^_^)v