バラし癖があるのは以前から分かっていた。
というか、プロバラシストを自称していた。
それにしても、それにしてもだ。
最近よくバラしている。
先日なんかは尺アマゴ釣ってから怒涛の8連続バラシだった。
今回は最近の釣行結果と、バラシについて思ったことや対策してみた事を書いてみようと思う。
最近の釣行結果
先日ニジマスを釣ってから3回釣行した。
1回目は休みの日だ。
午前5時からニゴイやブラックバス覚悟でいつもより下流を調査した。
結果、
- ニゴイしかかからず、
- 2時間でスプーン4個ロスト。
- 心が折れて上流に逃げる。
という結果になった。
だけど新規開拓や調査に行くのは大事だと思っている。
(負け惜しみではない)
上流では25cmくらいのアマゴが1匹釣れた。
その後、何度か反応はあるがのらない。
最後に20cm後半のアマゴが釣れるが、写真撮る前に脱走された。。。
2回目の釣行は平日の出勤前。
ここでは出勤前に6連続バラシという偉業を成し遂げた。
- 6匹かかって、
- 全てバレた。
- 2匹は足元まで寄せて、
- ネットを手にしてからバレた。。。
これだけバラシた後に、仕事になんて行きたくなかったな。。。
面白かったのが、足元まで寄せてからプルンと針が外れたアマゴだ。
そのアマゴは針が外れた瞬間、動きがピタッと止まった。
針が外れたアマゴは、何が起こったか理解出来ていないような感じで動きが止まっていた。
動きが完全に止まったアマゴと、すでにネットを手にしている僕。
これがほんとのネットインだと言わんばかりに、アマゴをネットですくおうとした。
(もはや釣りではない)
するとアマゴは我に返ったように、素早い動きで逃げて行った。
あれは針が外れた事が理解できてないというか、何が起こったか分かっていないような動きの止まり方だった。
3回目は午前のみで1匹27~28cmのアマゴが釣れて、3バラシした。。。
アマゴのジャンプ対策!
このジャンプ対策については、
- 渓流以上本流未満で、
- 川幅広めの場所。
- 釣り方はサイドからダウン。
上記の釣り場、釣り方がメインでの話なのだ。
アマゴが元気になってくる5月からは、毎年よくバラしていた。
アマゴの動きが強いし早くなるし、元気なアマゴは水面にジャンプするのだ。
アマゴなのに体全体が水面から出るような、「ニジマスか!」とツッコミたくなるようなジャンプをする。
僕のフックはシングルバーブレスなので、ジャンプされるとバレる率が高くなってしまう。
最近、親切な紳士(紳士ではないな)からブログ上でも個人的にも釣りのアドバイスを頂けている。
(その事はまた書こうと思う)
そのアドバイスの中で、僕がよくジャンプされるのは、
- 僕のリールを巻く力(魚への抵抗)が強いか、
- 魚を釣り人に寄せようとしている。
- ファイト中にロッドを立てている。
などが挙げられた。
実際、ロッドは立てて使うものという思い込みはあった。
(なぜかは分からない)
頂いたアドバイスから対策を考えた。
- ジャンプを防ぐために、
- ドラグは緩め!(魚への抵抗弱め)
- 自分から魚に近付いて、その分だけリールを巻く。
- ファイト中はロッドを寝かせる。
これらを試してみた。
ジャンプ対策でロッドを寝かせた事には1番手応えを感じた。
というのも、かかった瞬間にいきなりジャンプかましたアマゴ(20cm後半)がいた。
次の瞬間にロッドティップを水中に突っ込んで、それからはジャンプしなかった。
(結局足元でバラしたのは内緒だ)
最初から最後までジャンプさせずに、27~8cmアマゴを釣る事も出来た。
(ドラクエのレベルアップの音楽で)
テレレレ テッテッテー♪
しげるはレベルが上がった!
『ロッドを寝かせる』を覚えた!
ドラグ緩めは悩むところだ。
スプーンをダウンで引いて、底石に当たるとドラグ出るくらい緩くしてみた。
かかった瞬間の手応えが軽すぎて針がしっかりフッキングしているか不安なのと、魚が自由に走り回る。
でもドラグきつくしているとジャンプかまされるんだよな。。。
ドラグ緩くしてもリールを巻いてなくてもローリングをやめない、「ストーンズか!」とツッコミたくなるアマゴもいるしな。。。
バラシというかのらない
ここからは渓流域や魚との距離が近い時によくある話である。
バラシというか、のってない事について思う事。
『バラシ』と『のってない』のはきちんと分ける必要があると思う。
僕はのらない事が良くある。
ルアーに魚が反応して、一瞬当たったがかからず。。。というパターンだ。
これは、
- ルアーの色が合ってない。
- プレッシャーがある。
- レンジやレーンが合ってない。
- ロッドの硬さが、、、
とか色々言われていると思う。
だけど僕が(あくまで個人的に)感じている事。
のらない時、
渓魚は喰う瞬間に、釣り人を認識しているのではないか?
という事だ。
釣り人に気付いた魚が疑似餌(ルアー)にも気付いて、
- 「やっぱやーめた!」とか、
- 「危ない!かかるところだった!」
的な感じでルアーをがっつり喰わずに逃げているのではないか。
僕はつい先日まで、渓魚の反応やルアーの動きが見たくて仕方がないサイトフィッシャーだった。
だから初期はスピナーで、最近まで自作フローティングミノーをメインに使っていた。
渓流ルアーを始めてから6年目のつい先日まで、ひたすら水面近くの魚の反応が見える場所で釣っていた。
機会があったら書くが、
- 『釣りやすい立ち位置』よりも、
- 『渓魚の反応が見えやすい立ち位置』
を優先して釣ったりもしていた。
(馬鹿である)
こちらから渓魚が見えるという事は、渓魚からも釣り人(僕)が見える可能性が高い。
さらに水がクリアでポイントとの距離が近い(渓流域)などで、
何度ものらなかった時に感じたのだ。
ルアー喰う瞬間の渓魚と、
目が合っている気がする。
ルアーを追ってきた魚と目が合うというのは、皆さん経験されていると思う。
だけど僕はルアーをまさに今喰おうとしている瞬間の渓魚と、よく目が合っている気がする。
そして目が合っている時はかからないか、かかっても一瞬で外れる場合が多い。
前述した通り、渓魚が釣り人の存在に気付いて「喰うのやーめた!」になっている可能性が高い。
これは僕の独断と偏見だ。
水面近くの渓魚が見える場所で釣り続けて思った事だ。
逆に最近、スプーンのダウンで釣っている。
すると渓魚と目は合わない。
(ちょっとさびしい)
そして思った事がある。
- スプーンのダウンで、
- ゆっくりスプーンを引く。
- コツンと石じゃないアタリがある。
- またすぐにアタリがあって、魚がかかる。
これは渓魚が、何度かスプーンにバイトして来ているのだと思う。
僕はすぐにこう思った。
ルアー沈めているから、
渓魚が釣り人に気付いていないんだ。
だからスプーンに何度もバイトしてくれるのだ!
先ほどの『目が合って引き返される、喰わない』の逆パターンである。
なので特に渓流域や水がクリア、魚との距離が近い場所でのらない時。
『魚から見えないような立ち位置』を取る必要があると思う。
これは渓流釣り師の中では、
『常識』かもしれない。
だけど魚から見えないような立ち位置を取ると、釣り人から魚も見えにくい。
僕は最近、ブラインドフィッシングの楽しさも分かってきた。
それでもサイトフィッシングは渓流ルアーの大きな楽しみの一つだと。
今でも(超個人的に)そう思っている。
反応が見たくて渓魚に近付き過ぎたり、のぞき込むように腰を高く、姿勢を高くして釣ったり。
それらはダメだという認識は、認識はあるのだ。
だけど僕より上の世代の方は、この名曲をご存じだと思う。
分かっちゃいるけど やめられねぇ♪
ア ホレ スイスイ スーダララッタ
スラスラ スイスイスイ♪
一杯だけのつもりが終電まで飲む。
ついついハシゴ酒してしまう。
渓魚を見たいという気持ちは、そんな『酒飲みあるある』に似ているのかもしれない。
さらに僕は『渓流ルアー釣りという病』の患者なのだから。
色々考えて、バラシに立ち向かおう。
だけどほんの少し、ほんの少しだけ思う。
誰かと一緒に釣りに行ってて、
「バラシたぁぁぁ~~~!」
とか叫ぶと、なんだかお祭り騒ぎのような楽しさがないですか?
一人釣行でバラシた時は、ただただ悔しいのだけど。。。
最後にネット検索でバラシ対策の参考になったHPがあったので、ご紹介だけして終わります。
バラシというのは、釣りを続ける限り『永遠のテーマ』なんだろうな。。。
2年前にもバラシ検証シリーズブログを書いていたね!少しは成長したかな?とクリックお願いします(^O^)/↓
こんにちは!
私もかなりバラし、釣りというものに、人それぞれ色々考えかたがあるとは思います。
以下の文は、私のあくまでも個人的な考え方で、一アングラーの考え方として、書かせていただきます。
もう25年程前、長野県の川上村という所でフライをしていたら、渓流フライのエキスパートの岩井渓一郎さん(知ってますか?)に偶然お会いし、色々レクチャーして頂いた事があります。
ドライフライでかけ損なったり、バラしたりして、私が落胆していたら、岩井さんは、「どうせ最後は川に逃がしてやるんだから、そうがっついたってしょうがないだろ!」と言われ、とても感銘を受け、その時キャッチアンドリリースという事の本質を理解したような気がしました。
フライは軽量なので、バーブレスにしても滅多にバレないですが、ルアーは動きでフックが暴れたりして掛かりが浅かったり、首振って時の慣性が多く、よくバレると思います。
シングルバーブレスを使うアングラーは、まず魚の事を考え、バレるリスクを二の次にして釣りを行なっている方が多数なのではないかとは思います。
キャッチ優先なら、バーブの付いた軽いフックを使えば良いのです。
私の友人のエリアトーナメンターで、とても釣りの上手い人は、しっかり食わせる動きを出せば、シングルバーブレスでも深いバイトで、バラす事もないと言います。
普段はシングルバーブレスを使ってますが、私はまだまだその域ではないので、たまのキープを前提とした釣行では、シングルのバーブ付きを使います。
ですのでリリース前提のバーブレスフックでの釣行はバラしのなかで、何匹かキャッチできれば上等と割り切って、私は釣りしてます。
なんて偉そうな事を言ってますが、バラシストの負け惜しみと取って頂けたらと、思います。
失礼しましたf^_^;
3110tkjさん
岩井渓一郎さん、存じ上げなかったので検索しました。
僕はなぜかロングティペット・ リーダーという単語は知っていました。たぶん渓流ルアーのDVDなどを調べた時に目にしたんだと思います。
バラシについても、釣りというものへの向き合い方、スタンスについても、フックについても。。。
人の数だけ色んな考え方があると思います。
かけた魚は出来るだけ釣りたいのが人情ですが、それにやっきになっているといくつかの釣りの楽しさに気付かずに過ごしてしまいそうです。
割り切った考え方、ある部分では必要かもしれませんね。
最後に余談ですが、長野県の川上村。
僕が大学1年生の夏、今は無き『フロムエー』でレタス白菜農家の住み込みの求人を見つけました。
結果、バイクで長野県川上村に行って農家に住み込みで1ヶ月ほど働きました。
色んな方が住み込みで働きにきていて、18歳の僕には良い経験になったひと夏の思い出です。
それを思い出して、なんだか嬉しかったです。
まったく意図されていないところで何ですが、ありがとうございました。
しげるさん~(^^♪ こんばんは~! やっぱり勉強になりましたーー! ボクもロッドを寝かせる頭なんかまるっきりなかったです! 焦っていつも立ててましたーーーー( ;∀;) たぶんやろうと思っても体がついてかな気がします・・・けど今度チャレンジです! にしても3110tkj さんのコメントにあった「どうせ最後は川に・・」は確かに・・・(+_+) まだまだ試したい事だらけなのでーーー! サイトフィッシングで走り続けますーー( `ー´)ノ
しげさん
少しでも勉強になりましたら幸いです(^O^)
ロッド、立てて使うイメージありますよね!
なんで?って聞かれると困るんですが、立てたロッドが弓なりに曲がっているのが大物釣りのイメージでした。
実際、ロッド寝かせるのには手応えを感じています。しげさんも是非チャレンジしてみてください(^^)
バラシとかリリースとかフックって、ほんとに色んな考えがありますね。
かけた魚、バラしたくないのはほとんどの方がそうだと思うのですが、あまり目くじら立てずに釣りを楽しむ余裕も素敵ですよね。
サイトフィッシングは、今でも僕の一押しです!
魚の反応がこんなに見える釣りは中々無いと思います。
間違いなく、渓流ルアーの大きな楽しみの一つです。
胸を張ってサイトを楽しみましょう(*^^)v
ロッドとラインの作る角度を一定にしてみよう。ラインのテンションも一定に。
Reconquistaさん
ロッドとラインの作る角度を一定に!
ラインのテンションも一定に!
自分の中で意識して、アドバイスも消化してみます!
考えてみて、細かく聞きたい事が出てきた場合。
ニジマススプーンおじさんに繋いでもらうかもしれません(^^)
アドバイスありがとうございます!
27~8のアマゴ、体幅があってナイスバディ!。
ロッドを寝かせてのファイトは大物対策として僕も良くやります。水面付近でバシャバシャやるより、水の抵抗がないせいか結構すんなり寄ってくるんですよね(^-^)。
あと、僕的にはバラし率や抵抗の強さに一番影響があるのがロッドだと思ってます。各ロッドの個性にあった対策をするのがGET率を上げる一番の近道??。
花屋のいちろーさん
アマゴ、お褒め頂きありがとうございます(*^_^*)
ロッド寝かせるの、僕はイメージ無かったのですがやってみたら手応えを感じています(^^)
各ロッドの個性にあった対策というのはすごく頷きました。
いちろーさんのコメントの後に、ますたぁさんからもロッドについてコメント頂いてダブルで頷きました。
まだレイズ65MLが1ヶ月くらいで、掴みきれてないんだと思いました。
アドバイスありがとうございます(^^)
アドバイスだなんてとんでもない(汗)。僕の意見は感覚的な感じで、じっくり考察したとかではないの為、こんな奴も居るんだなぁー、程度に捉えてくださいぃ(。>д<)。今回はたまたま同意見の方がいてくださっただけで、アドバイス出来る程の輩でないです(汗)
道具に自分を寄せていくというか、道具が自分に寄ってくるというか、この過程がたまらなく楽しいですよねo(^o^)o。
早くレイズを腕の延長みたく感じれる位馴染むと良いですねぇ(^^)d
花屋のいちろーさん
いえいえとても参考になりました(^^)
ロッドの個性うんぬんの事は頭になかったので、新しい視点でしたし。
いちろーさんがお持ちの野性的というか、野性的な、野性的でもある感覚。
そういうものってあると思いますのでいつも参考になっています(^^)
レイズが馴染むように楽しみつつ釣ります(*^_^*)
こんにちは。
以前一度コメントさせて頂いたますたぁです。
レイズ65MLは自分も持ってますし、一番使用頻度の高い竿です。
前回の釣行記と今回のブログを見る限りバラシの原因はロッドの強さに慣れてないからだと思いますよ。
レイズ65MLは細くてシャープでしなやかな印象ですが、ML表記通り結構パワーもあります。
特にジャンプされたり足元近くでバラしたりってのは、竿の強さに感覚が馴染んでないんでしょうね。
対策は、強い合わせではなくシャープな合わせを意識すること。
そして巻き過ぎないことですね。
まぁ、慣れてそしてまえばここに書かれてることの半分は解決してますよ(笑)
ちなみに自分は65MLがあまりに良い竿だったので56と75も買ってしまったレイズフリークです。
50クラスのニジマスまでは余裕で相手できる竿です。
色々試してみて下さいね〜!
ますたぁさん
昨年のアマゴのシーズナルのブログで教えて頂いた、
『アマゴは食欲と性欲に沿って川を大きく上下している』という言葉は今も胸に残っています。
レイズ65ML、お持ちなんですね!使用頻度も高い!
まだレイズが1ヶ月なので、感覚が馴染んでいないのはあると思います(^^;)
合わせと、巻き過ぎ無いこと。意識します!
レイズの56と75もお持ちなんですね!
75、すごく気になっています。
まずレイズ65が馴染むまで使い倒します。
アドバイス、ありがとうございました(^^)