ヤマメアマゴとの距離を遠くしてみたら釣れる率が上がった

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人でも渓流魚でもそうなのだが、

 

距離感って大事だと思う。

 

今回の距離感は『心理的な距離』ではなくて、『物理的な距離感』の話なのだ。

 

渓魚と距離を取るなんて、渓流釣りでは当たり前の事かもしれない。

 

一方で僕は渓流ルアー歴10年以上になるのだが、いまだに渓魚との適正な距離を取れていない。

 

だけど皆さん、例えば職場の社員さんを見回してみてください。

 

当たり前の事を当たり前にちゃんとこなしている社員さんは、

 

平均点以上か、ある程度ちゃんとしている社員さんじゃないでしょうか?

 

大人でも当たり前の事が出来ていない人って結構いるのだ。

(出来ていない自覚がない人だと余計にたちが悪い)

 

話を戻すと、僕は渓魚との距離がとても近い。

 

これには理由があって、

  • 僕が渓流釣りを好きになったのは、
  • 渓魚がルアーを追ったり喰ったりするのが見える。

というのがきっかけだった。

 

見るのが楽しくてハマったから、見たくて近づく。

 

渓流ルアー歴10年以上になったが、いまだに見たいのだ。

 

これは例えるなら、

  • だいぶおっさんになって若いころのように旺盛ではないが、
  • それでも女性の胸元やスカートの中はチャンスがあれば見たい。
  • というか見えそうなら自然に目がいってしまう。

という男の本能というか習性に近いものがある。

(ちょっと無理やりかもしれません)

 

渓魚が見たいから距離が近かった僕だが、このGWで距離感を訂正する必要があると改めて思ったのだ。

(本当に今更です!)

 

GWの新規開拓でヤマメアマゴとの距離に苦戦!

 

このGWは、

  • 新しい河川の新規開拓に力を入れていた。
  • 特にアマゴ相手が多かった。
  • (ヤマメとイワナもいます)

 

新規開拓はあまり人が行かなさそうな場所に行ったので、

 

放流されていない場所だったりする確率が高い。

 

なので中々釣れなくて、距離について考えるきっかけになった。

 

最初は新規ではないが釣れにくい場所のヤマメだ。

 

例によって釣りにくいので、最終兵器arスピナーを投入した。

 

↓僕の最強は2.1g

 

それでも中々食ってくれない。

 

そこで距離をとったり自分の姿を隠す事に思い至った僕は、

 

いつもの自分より1.5倍ほどの距離感を心がけて、出来るだけ自分の体も隠すようにした。

 

↓イメージ図

 

するとどうでしょう?

(劇的ビフォアーアフターの言い方)

 

ヤマメが釣れてくれたのだ!

 

 

続いても距離を意識して釣り上がると、、、釣れてくれた!

 

 

arスピナーから不器用ルアーにチェンジしても、、、釣れてくれた!

 

 

この渓流のヤマメは放流されていないのですごく釣りにくいのだが、

 

距離を取れば反応が変わった。

 

特に放流魚ではないヤマメアマゴには、

 

距離感が大事だという事を実感したのだ!

(今更ですが)

 

ネイティブやネイティブに近いヤマメアマゴは、

 

放流魚に比べてすごく広い視野と警戒心を持っていると改めてわかった。

 

GW前半にこの事に気付いた僕は、

  • GWで開拓した7つの川で
  • 距離を意識して釣った。

というのも多くの川があまり放流されていない(と思われる)川だったからだ。

 

最初は忘れていていつも通りの距離で釣って苦戦しても、

 

距離を取ると釣れやすくなった。

 

 

同じ河川でイワナも釣れた。

 

 

また別の川では苦戦しつつも小さなアマゴが釣れた。

 

 

同じ川でもパーマークが違う子がいるから楽しい。

 

 

パーマークの違いが面白い。

 

 

また別の川でも苦戦したが小さなアマゴが釣れた。

 

 

この川ではイワナも釣れた。

 

 

こんな黒いイワナや、

 

 

頭の虫食いが強いイワナも釣れた。

 

 

また別の川では稚魚サイズしかいないかと思いきや20㎝くらいのアマゴが釣れた。

 

 

前回ブログに書いたペアアマゴもGWの別場所の新規開拓の場所だった。

 

↓前回ブログはこちら

 

結局GWの新規開拓は、

7つの渓流に行って、

  • 2渓流は良いサイズがいて、
  • 4渓流は稚魚サイズがほとんど、
  • 1渓流は渓魚がいなかった。

7渓流で2渓流も良いところが見つかったので大成功なのだ。

 

ちなみに今年初の本流では28㎝アマゴが釣れました!

 

 

リリース動画撮りました!

 

 

本流だと魚との距離が遠い事が多いので、

 

魚を見るのはかなり諦めている。

(なので逆に距離感で悩む事は渓流より少ない)

 

改めて渓魚とは距離を取ったり、自分の姿を隠した方が釣果があがる事がわかった。

 

だけど、それでも、僕は悩んでいる。

 

渓流釣りは楽しいのが一番だと思うので、

 

渓魚を見る楽しみを優先するべきか、

 

渓魚が見えにくいけど釣果が上がる距離を優先するべきか。

 

それが問題だと思った僕なのであった。

 

(使用タックル)

ロッド:カワセミラプソディKWSM-S49L

リール:16ストラディックCI4+C2000HGS

ライン:アーマードF+PRO 0.4号

リーダー:バリバス トラウト ショックリーダー 30m 1.5号

ルアー:不器用ルアー小法師ダート(試作) ダートミノー(試作)

 

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コメント

  1. ヘルクライマー より:

    ご無沙汰しておりました。
    4/10から3日間の芦ノ湖釣行を無事終了し、
    いよいよ渓流の時期がやって参りました。
       .
    本件でお題となっている『魚との距離』ですが、自分が初心者に教える際は、
    『最低、高さの5倍は離れろ』と説明しております。
       .
    フィッシュウィンドウという言葉を聞いたことがあると思いますが、
    これは、定位する魚から水面を見た場合、
    真上は完全に陸上(空中)が見えており、
    水平方向に近付くにつれて次第に陸上の景色が不明瞭となり、
    最後は反射した水底しか見えなくなる、
    まさにその円形の『窓』のことをそのように呼んでいるのです。
    そして、その陸上が見えなくなる境界線は、
    魚から見て約40度上方向だと言われています。
       .
    で、その40度の円内(魚を中心とした約100度の円錐)に映る陸上の景色は、
    屈折の兼ね合いから、水面に対して概ね10度より高い場所となるのです。
    ※正確には10度より高い場所は丸見えで、10度付近から不明瞭となり、
     完全に見えなくなるのは5度より低い位置となります。
    そして水面から10度未満の『高さ:距離』を計算すると、
    5.67倍となりますので、この『高さの5倍』というのが、
    本当に最低条件だというのがお分かり頂けるでしょう。
     ※sinθ=高さ/距離
    参考値…角度が5度だと高さの11.4倍となります。
      .
    これを実際の釣りに当てはめてみると、
    1.8mの釣り人が水深30cmの場所に立ち込むと、水面からの高さは1.5mですので、
     ・7.5m離れたぐらいから急に反応が良くなる。
     ・15m離れると反応は別格となる。
    と言えるでしょう。(思い当たりませんか?)
    逆に5mまで接近したければ、
    水面から1m未満となるように姿勢を低くすればいいのです。
      .
    渓流ルアーの投稿動画で、
    石の上に立ってキャストするシーンをしばしば目にしますが、
    釣りを100倍ぐらい難しくしてるなぁ…と残念な気持ちになってしまいます。
       .
    ただし、対象魚を警戒させる要素は距離だけではありません。
    良型が定位するであろうポイントから充分な距離を取っていても、
    手前の緩流帯に泳ぐ幼魚やカワムツなどを走らせてしまうと、
    そのポイントの魚は瞬時に警戒モードとなってしまいます。
    よくドキュメント番組で、肉食獣に気付いた1頭の鹿が走り出すと、
    その外敵を直接視認していない他の鹿までもが一斉に逃げ出す、
    まさにあのシーンです。
    特にイワナは、手前の明らかに流れが死んでいる場所から飛び出したりと、
    油断は禁物です。
       .
    これまでの流れを要約すると、釣果を最大化するには、
     ①距離を取る。
     ②手前の雑魚を走らせない。
     ③上記二点を実現する為に、ロングキャストの精度を高める。
    ということでしょうか。
     ※ロングキャストと言っても高々15mぐらいですが…
    そしてもう一つ、距離を詰めたければ、
    大木や大岩を積極的に活用するということです。
     ※木化け石化けと昔の渓流師は言いいますよね。
      .
    ちなみに自分は、大木や大岩を使い、
    あるいは水深のある場所を使って高さをセーブし、
    普通のアングラーよりかなり近い場所からキャストをしております。
    上手く5mぐらいまで接近出来たなら、
    誤差数cm以下のキャストなどいとも簡単に出来るでしょう。
    渓流ルアーはキャストの精度が極めて重要なのはご存知の通りです。
       .
    自分はキャストが下手なのでそこを無理に追求せず、
    ポイント接近術に特化したメソッドをマスターしました。
    特にイワナに関しては、
    ヒット時のラインが竿先から僅か50cmなんてことも稀ではありません。
       .
    追尾からヒットに至る状況、それが見えた方が楽しいに決まってますが、
    釣れた方が楽しいのもまた事実なのです。
    どちらの楽しさを取るかは、その時の気分次第でいいのではないでしょうかね。
     ※参考にならない与太話でスミマセン…
       .
    <追記>
    今回の芦ノ湖釣行は、
    ニジマス65.5cmを筆頭に計4本(3日間)とまずますですが、
    14時間×3日間でのアタリは計7回です。(ヒット分込み)
    平均すれば6時間に1回しかアタリがないことになりますので、
    しげるさんからすれば、到底耐えられない、
    つまらない釣りってことになりますよね。
    しかも、今期の渓流もパッとしません。
    初釣行こそイワナ38本を上げて悪くない滑り出しだったのですが、
    2回目12本の3回目20本と、何だか急に下手糞になったような気分です。
    大したスランプもなくポンポンと尺物を釣り上げるしげるさんに、
    低迷からの脱却法をご教示頂ければと思います。

    1. しげる より:

      ヘルクライマーさん

      渓魚との距離の取り方や考え方の詳細、ありがとうございました!

      すごくわかりやすいご説明です。

      僕が思っているよりもさらに距離を取る必要がある事がわかりました。

      うまく木化け石化け出来れば良いのですが、つい見たくなって頭を出して覗いてしまいそうです(^^;)

      芦ノ湖釣行も大きなニジマス、すごいですね!

      ご指摘の通り僕はすぐ移動したくなるので湖の釣りは向いてないです(>_<) イワナの数もすごいですね(>_<) 僕は今年(も)は新規開拓しているのもあってサイズ苦戦中です(^^;) コメントありがとうございました!(^^)!

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