前回ブログで小5の息子の夏休みの工作として、
- 息子がスピナーを作り、
- そのスピナーで息子が渓魚を釣る。
という筋書きを思い付いた事を書いた。
僕が脚本と監督で主演は息子(小5)の筋書きなのだ。
夏休みの工作(宿題)をしつつ、息子と遊んで貰えて釣りも出来るという一挙三徳の筋書きである。
まずは前回ブログで僕がスピナーを作ってみた。
(ほぼスピナーの作り方ブログでした)
今回の後編でやっと息子が出て来るのだ。
息子がスピナー自作!
スピナー製作を始める前に水を溜めたお風呂場に息子を連れて行った。
お風呂場で『お試し君』を使ってar-s(エーアールスピナー)を泳がせて動きを息子に見せる。
続いて息子に『お試し君』を渡して息子がar-sを泳がせる。
スピナーの動きを見て自分で動かした事で、息子にスピナーの動きや感覚が少しでも伝われば嬉しい。
これから自分が作るものが完成したらどうなるのか?
製作するにあたってそれを知るのと知らないのではかなり違う気がする。
なので製作に入る前に息子にスピナーの動きなどを感じて貰ったのだ。
お風呂場を出てから息子を僕の机の前に座らせた。
まずはSUS線を切る。
これはすぐに出来た。
続いて難関の、
- SUS線を曲げてアイを作って、
- それをネジってロックする。
という作業に入る。
この作業が1番難しい。
というかこれが出来たらスピナー自作は出来る。
(ブレードなどは購入品の場合)
作業としてはSUS線でアイ(丸い輪)を作って、
↓下記はアイの見本なので短いです。
余分な部分を切ってからネジってロックする。
下記のようになると簡単にはアイはほどけない。
慣れた人ならすぐに出来る作業だが、息子は普段手先を使った作業をしていない。
まずアイを作るのに苦戦した。
続いてアイをねじってロックする作業にさらに苦戦した。
うちの息子は握力が全然ないので2つのペンチを使って作業するのも難しかった。
アイのロックだけで何分かかっただろうか。
見かねた僕の提案でバイスを使う事にした。
↓バイスを使えば両手でペンチを掴める。
息子は立ち上がってペンチを両手で掴んで自分が半円を描くようにバイスの周りを移動しつつねじった。
(バイスは僕が押さえているので動かない)
数回その作業をして、やっと軽くねじれてロックが完成した。
その後、シンカーやビーズやブレードを通してまたアイを作ってスイベルを入れてねじった(ロックした)。
(この流れや作り方は前回ブログを参照下さい)
最後にスプリットリングを付けるのも難しかったようですごく時間がかかった。
僕たち釣り人は日常的にしている事だけど慣れない子供には難しいのだ。
あまり小さいリングは難しいと思ったので00号ではなく1号にしたがそれでも手こずっていた。
ここまでの流れをもう1回繰り返してウエイト違いのスピナーを1個ずつ作って、
息子のスピナーが完成したのだ!
↓3.5gのスイベルのアイはねじり直しました。
スピナー製作に慣れた器用な人なら、恐らく1個数分で作れる。
しかし初めて作るうちの息子(小5)は、2個完成させるのに1時間半~2時間前後かかった。
だけど何とかスピナーを作る事が出来たのだ。
まずは第一関門突破にほっとした。
キャスト練習
スピナーは完成したが、
- じゃあ釣りに行こう!
- とはならない。
- 息子は釣り素人だからだ。
管釣りとはいえ、まともにルアーが投げられないと釣れない可能性もあるからだ。
息子は以前に一緒にサビキ釣りなどをした事などが数回あるがその程度だ。
ルアーのキャストの流れなどを練習する必要がある。
8月前半は猛烈に暑い日が続いていたので日中のキャスト練習は息子に負担がかかるので避けた。
息子は夏休みなので出勤前釣行ならぬ短時間の出勤前キャスト練習をお盆休み前に3回行なった。
- 息子のリールは、
- 僕の初代渓流リールの、
- ナスキー1000Sに、
50mほど残っていたナイロン4lbを巻いた。
↓旧ナスキーです
ロッドは去年、1日に渓流ロッドを2本折ってブログ休んだ後に買ったトラパラ5ftだ。
(ブログに書けてません)
練習初日、久し振りに家の近くの川に行くと思ったより草が伸びていた。
シーズン中はあまりルアー製作しない=(イコール)スイムテストもしないので草の状態がわかってなかったのだ。
息子は半ズボンだったので草で足が少し切れてしまった。。。
僕が油断したせいだ。。。
(世のお父様方、僕は反面教師です)
僕が教えたキャストは渓流で使える飯田重祐さん流のアンダーハンドだ。
(垂らしをくるくる回して投げる)
キャスト練習1日目はスピナーにフックを付けずに練習した。
もしスピナーが体に当たってもフックが無ければ心配ないからだ。
(どこかにひっかかっても回収出来る)
キャスト練習2日目からはスピナーにフックを付けて、息子には僕のタイツを履かせた。
キャスト練習2日目の時に僕は自作スピナーで10㎝に満たないカワムツを釣った。
写真を撮ろうかと思ったけどネットも持って無かったので早々にリリースした。
釣れたカワムツを見た息子が、
「お父さん釣ったの!?」
と言ってくれたのが嬉しかった。
(こういう一匹は特別に嬉しい)
そんなキャスト練習(1回30分~1時間)は3日間行なった。
それでも息子のキャストは自然渓流では厳しいと思う。
だけど周りに障害物のない管釣りで、目の前バケツ放流なら何とか釣れるかも?
というレベルにはなった。
管理釣り場で勝負!
管理釣り場には、
- 僕と娘(中1)と息子(小5)と、
- 孫と釣りがしたいと言っていた僕の親父との3世代で行った。
うちの嫁は仕事の日だったのでどうせ留守番ならと娘も釣れて行ったのだ。
(ファミリー券で釣るので娘が増えてもok)
コロナ禍でもあるので離れて暮らしている僕の親父が孫たちと会うのもすごく久し振りだ。
↓3世代管釣り!
この日の目標は、
息子が自作スピナーで1匹でも釣る!
とにかくそれを達成したいのだ。
なのでアマゴではなくニジマスを放流して貰った。
- 養殖で放流後すぐでも、
- ニジマスとアマゴだと、
- アマゴの方が釣りにくい。
僕にはそんなイメージがあるからだ。
放流してすぐが1番のチャンスなので朝一が勝負だと息子に言い聞かせる。
放流の人が来るまでの時間でキャストのおさらいをさせた。
そしてスタッフさんが放流してくれた。
息子がキャストする。
魚の居場所に投げられていない。
息子がキャストする。
魚がかかった!
がバレる。。。
キャスト練習はしたが魚とのやり取りは練習できていないのだ。。。
息子には魚を近くまで寄せたら地面まで引っこ抜けというアドバイスをした。
慣れない息子のロッド捌きで僕がネットインするよりその方がバレないと思ったからだ。
(今回釣った魚は美味しく頂く)
息子がキャストする。
かかった!
ファイトしつつ近くに寄って来た!
息子が引っこ抜いて、、、
釣れた!
息子は地面で跳ねているニジマスにビビっている!
息子が釣った魚を掴んだ写真が撮りたかったが難しそうだ。
僕がランディングネットに入れてそのネットを息子が持ってやっと写真が撮れた。
息子が何とか1匹釣ってくれて僕はほっとした。
すると息子が釣るのを見ていた娘が「私も釣りたい」と言い出した。
↓来る前は「私は釣りはしない」と言っていた。
しかし娘はキャスト練習もしていない。
まず投げるのに苦戦する。
息子(弟)が娘(姉)にキャストの方法を教えようとしていたのがほほえましい。
その後、娘にニジマスが2回ヒットしたがバラしてしまう。。。
しばらく粘ったがもうスレてしまってルアーでは釣れなかった。
娘は餌釣りで1匹釣ってから釣りを終了した。
息子も餌釣りで何匹か釣ったら満足したようだ。
ここまでの僕は、
- 息子や娘へのアドバイス、
- 絡ませた仕掛けを直したり作ったり。
という事で全然釣りが出来ていなかった。
息子や娘が飽きたので少しフリーで釣りをしてみた。
その結果、、、
管釣りのスレた魚、釣るの難しい!
自分の場所以外にも前日以前からの釣り残りのアマゴやニジマスが泳いでいるのが目に見える。
人が居ないところは釣っても良いので狙ってみた。
しかしルアーを投げても追ってはくるが喰わないのだ。
少し感じたのは、
- トレースレーンの違い、
- レンジの違い、
- ルアーの違い、
- アクションの違いなど。
それらの少しの違いで追ってこなかったり追ってくる距離が違ったりする。
魚の反応が目に見えて違うのだ。
同じ魚の反応を何度も見るのは自然渓流では難しいので新鮮だ。
ここはポンド型(池で常時魚が沢山居る)の管釣りではないが、それでも勉強になった。
(ポンド型はまだ未経験です)
自然渓流になれている僕には管理釣り場のスレた魚の方が難しいと感じた。
最初は癖でルアーを沈めて誘っていたのだが、水面の方が反応が良いと思った。
養殖されている時に水面から餌が降ってくるからだろうか?
なので水面を色々と試して、
- ハスルアー3gで水面直下を、
- 細かくシェイクしながら誘って、
- やっとアマゴが1匹食い付いた!
しかし足元でバラす。。。
結局、釣り残りのニジマス2匹で終了。
お昼前になったので釣り場を後にして昼ご飯を食べに行った。
この日はうちの家族は6匹で親父は10匹ほどニジマスを持ち帰った。
4匹はその日の夜に塩焼きにして家族4人で食べた。
(本当は庭でBBQの予定が諸事情あり変更)
残りの2匹は久し振りに燻製にして翌日食べた。
燻製の方が家族の評判が良かった。
↓すごく久し振りで少し失敗しています。
燻製については下記過去ブログを参照下さい。
釣ったニジマスを食べながら息子に管釣りの感想を聞いた。
すると息子は、
「エサ釣りの方が楽!」
(楽に釣れる)
と言っていた。。。
ブログ読者の皆様、
うちの息子は自作スピナーで釣ったけどルアー釣りにハマりませんでした。。。
ちなみに夏休みの工作はこんな感じで提出しようと思います。
↓100均で買ったフレームです。
息子は釣りにハマらなかったけど、
- 夏休みの工作は出来たし、
- 夏の思い出も少しは出来た。
- 息子と一緒に遊べたし、
息子の釣りへのハードルが少しは下がったかもしれない。
それで良しだと思った僕なのであった。。。
(息子の使用タックル)
ロッド:トラパラTXS-502UL
リール:ナスキー1000S
ライン:GT-R トラウトエディション4lb
ルアー:自作スピナー
「1匹でも釣れて良かったね!夏の思い出だ!」とブログ応援クリックお願いします(^O^)/↓
にほんブログ村
脚本、監督しげるさんで主演息子さんとはSLAM DUNKの田岡監督のセリフを思い出しました(笑)息子さんルアー釣りにはまりはしませんでしたが自作スピナーでニジマス釣れて良い思い出になったと思いますよ!もう少し大きくなったら「親父一緒に尺アマゴ釣りに行こうぜ!」なんて言うかもですね(^-^)ニジマス差別主義の奥さまはニジマスの燻製を口にしたのかが気になります(*^^*)
田岡監督の、「脚本・田岡茂一 主演・仙道彰だ…!!」ですね!(^^)!
あれは名台詞ですね(^o^)
息子はルアー釣りにハマりませんでした(^_^;)
夏休みの1日の思い出にはなってくれていたら嬉しいです(*^_^*)
僕が息子から釣りに誘われる日が来るのか。。。
まずは僕が釣りを楽しんでいる姿を見せ続ける事にします(自分が釣りしたいだけ)(^o^)
息子や娘が釣ってきたので嫁はニジマスの塩焼きも燻製も食べました(^^)
ただし釣りに行く前に、「1人1匹くらいで良いから!大量に釣ってこないでね!」と釘を刺されていました(^_^;)
6匹くらいで丁度良かった感じです(^^)
しげるさんお疲れ様でした!
そうでしたか、息子さんはリアー釣りにはハマりませんでしたか(´∀`)
でも自作ルアーで魚が釣れたたことはきっと良い思い出になりますね。
今回の経験で釣りへのハードルが下がったから、また何かのきっかけで釣りに興味を持つ時があると良いですね!
お姉さんの方が活発なんですね。
家も子供は姉、弟の2人だったので(もう2人とも成人してます)
仲の良さそうな姉弟の写真にほっこりしました(^.^)
ともあれ、しげるさんの計画どおり宿題ができて良かったですね!
ありがとうございます(*^_^*)
息子は釣りにはハマりませんでした(>_<) だけど夏の思い出にはなってくれたと思いますし、釣りへのハードルは少し下がりました! 何かにハマるにはタイミングもありますし、また誘ってみたりしてみようと思います(^o^) 娘の方が活発だったんですが、管釣りに行って衝撃が、、、 小学生の時の娘は魚も虫も触れたんですが、中一になったら触れなくなっていました(^_^;) 娘曰く、「女子だから触れないの!」らしいです(^^;) 成長すると触れなくなる事もあるんですね。。。 くんじーさんのお家はお子様成人されているんですね! うちの姉弟は今のところ仲が良いです(^^) ほっこりして頂いてありがとうございます(*^_^*) 夏休みの工作と息子に魚を釣らすという筋書きは達成出来ました(^_^)v
ハハッ。最初からルアー釣りは難関ですよ。
といいながら、ウチはドライフライから始めさせましたが…
まぁ、そもそも投げれなくて、暫く釣りなんかキライだてなりましたが…
釣りの本来の趣旨から考えると、フツウは餌釣りですよ、そりゃぁ。
いっぱい釣る→食べる→生命を学ぶ→魚を大切にする→リリースの意味合いを知る→釣り方を考える。
などなど。
うちはみんなもう大人になり、それでもやっぱり流石に渓流には連れていきませんが、乗合のライトジギングやカワハギにはハマってますよ。
そんなですが、私の思いは伝わったか、お魚さんは買ってものでも釣った物も、残さず綺麗に食べてくれてます。
最初からルアー釣りはハードル高かったですかね(>_<) ドライフライからってさらにハードル上がってますね(^^;) やっぱり餌釣りからの流れが良いですかね。。。 うちの息子もルアーの後に餌釣りで3匹ほど釣っていて、そのほうがシンプルに釣れて印象良かったようです(^_^;) 3110tkjさんの書かれているステップが良い感じですね! 一緒に釣りをするなら海釣りも良いですよね(^^) 船釣り楽しんだり、魚を綺麗に残さず食べるところ、3110tkjさんの教育のたまものですね(^o^) 今回は息子は釣りにはハマりませんでしたが、出勤前にキャスト練習を一緒にしたり息子と遊べたので良しとします!(^^)!
コメント確認して奥さまはニジマス差別主義ではなくて岩魚差別主義でしたね(>_<)失礼しましたm(__)m
訂正ありがとうございます!
岩魚差別主義者のこのブログは自分でも気に入っているので覚えて下さっているのが嬉しいです(*^_^*)
作るのに時間は掛かったとはいえ、上手く作れてますね(^^)d。作ってる最中も楽しんで作れたんじゃないですかぁ?(*^^*)
そしてしっかりと魚も釣れて言う事なしですねぇ(*>∀<*)ノ。忘れられない夏の思い出になった事間違いなしでしょ!!。
しかし、最後の釣るならルアーより餌の方が…って一言は胸にグサッときますね(笑)。確かに釣るだけなら、餌の方が簡単なのですが……釣る迄のプロセスや魚との知恵比べ的所の面白さはまだわかってはくれませんでしたねぇ(^^;。いつかわかってくれるかなぁ(*^^*)
ありがとうございます(*^_^*)
作っている最中は集中していて真顔でした(^^)
なんとか1匹釣ってくれたので僕も安心しました(^o^)
夏の思い出にはなってくれたと思います(^_^)v
「餌の方が楽」というのは管理釣り場で放流すぐのニジマスですし餌だとすぐに喰ってきてくれたのが大きかったかなと思っています(^^;)
投げたり巻いたりが慣れないと難しいルアーよりさっと釣れる餌釣りの方が楽しく感じたのだと思います。
いちろーさんが書かれている部分をわかった貰うには、まず餌釣りから釣りにハマって、その次にルアーに興味が湧くというステップなのかもしれません(^^;)
息子と一緒に遊びつつ宿題(工作)も出来たのでやって良かったと思いました(^_^)v
家族の微笑ましい感じいいですねー
自作ルアーでのルアー釣りは管釣りとはいえハードル高かったのかもしれませんね。
昔は物が無かった(戦前の話ではないですよ)から、餌釣り→毛針→ルアー→フライなどと段階的にハマっていった物ですし、釣り自体が男の子の冒険的な感覚ありました。
今は情報は溢れているし他にも魅力的なものが沢山あるので、その中から釣りを選ぶのは安易でないですよね。
夏休みの良い思い出にはなったと思います。キャンプや何かアウトドアのイベントと一緒であれば積極的に参加してくれるのではないでしょうか。
初めての人とかに興味を持ってもらう様に楽しく教えるのって難しいですよね。結婚してすぐ位に奥さんをバス釣りに誘った事ありましたが、午前中は一生懸命ホスト役に徹しましたが、午後は自分の釣りしたいが勝ってしまい放置プレイになり、それ以来釣りをしたいとは言わなくなりました、という苦い思い出あります…
ありがとうございます(*^_^*)
管釣りでも釣りになれてない子供にルアーはハードル高かったようでした(^^;)
やはり段階的にハマって行くのが王道な感じがします(^^)
今はゲームやらYouTubeやら楽しいものが沢山あるので釣りに振り向いて貰うのも中々難しいです。
一つのきっかけにはなったと思うのえ今後の参加を期待します(^o^)
初めての人にわかりやすく楽しく教えるの、すごく難しいです。。。
きんくまさんも奥様誘われた事があるんですね!
午後から自分の釣りをする気持ち、わかります!
渓流釣りでもガイドする時は自分のロッドは持たないという方もいらっしゃったりしますし、人のサポートする時には「自分は釣りはしない」という断固たる決意がいるのかもしれません。
でも釣りたくなるんですよね。。。(^^;)