人間には色んなピークというものがある。
体力のピークは十代か二十歳前後だろうか。
他にも異性関係のピーク(モテ期)などもある。
そして、人生のピークもある。
村上春樹は小説、『ダンス・ダンス・ダンス』の中で人生のピークについてこう書いた。
奇妙なことに人間にはそれぞれにピークというものがある。(中略)
あるものは二十歳でピークに達する。そしてあとはあまりぱっとしない人生を送ることになる。
あるものは死ぬまで上り続ける。あるものはピークで死ぬ。
多くの詩人や作曲家は疾風のように生きて、あまりにも急激に上りつめたが故に三十に達することなく死んだ。
パブロ・ピカソは八十を過ぎても力強い絵を描き続け、そのまま安らかに死んだ。
何が言いたいのかというと、僕の今年の渓流ルアーのピークが来たのだ!
それは昨日だ。めちゃくちゃ楽しかった。
このブログを見て下さっているそこのあなた!
年に何回か、
「あれっ!? 俺、渓流ルアー上手になってない?」
と思う日はありませんか?
僕は昨日がその日でした。
その正体は、自分が上手になった訳では無く、魚の活性が高いだけなのだ。
いや、分かっていても楽しい。面白い。そんな日があるからやめられないのだ。
お盆休み、最初で最後の出陣!
僕の会社もお盆休みに入った。8月11日から8月16日までである。
ただ、がっつり家族的な予定が入っていて渓流ルアーが出来るのは初日の11日だけなのだ。
僕は午前4時台に起床して、6時過ぎには釣り場に着いた。
ブログには書いていないが、先週この場所に、下記ブログの続きで3日連続釣行をしたのだ。
参考ブログ 夏渓流ルアー連続釣行2日目 バーブアリのほうがバレにくい
誕生日休暇を使った平日釣行だったが、前日にビール約1.8ℓを1時間少しで飲み干していた。
凄く暑い日で、釣りは9時スタート。熱中症なのか二日酔いなのか頭がガンガン痛くて、初めて渓流ルアーにきて木陰で寝たいと思ったのだ。
結果、ボウズで早々に退散した。
詰め込んだ水分500㎖ 3本はすぐに無くなった
背中に1本、ペットボトル収納に1本、ポケットに1本だ。
そんな苦い釣行のリベンジだったのだ。
人間というのは学習するもので、今回は前日にビールを飲まずに釣行したのだ。偉い。
そして選んだフックは、がまかつ(Gamakatsu) シングルフック 53BL ♯10である。
重い デュオ(DUO) D3 バランサーシングルフック と交換した。
2017年8月11日 AM6時 水温17度
そして釣り場に立つと、思ったより増水していた。
先週来たときは、下記赤丸のところなんか岩肌モロくらいの水量だったのに。
水多すぎるかな? でも増水の方が活性が高くなるかも。などと思いながら釣り進んだ。
結果、魚の活性高かったのだ。
魚が居そうだと思ったポイントから、ちゃんと魚が出てくる喜びを感じた。
そして、釣る!
「何見てんだよ?」とでも言いたげなアマゴである。23㎝くらい。
夏ヤマメ、アマゴは引きが強いので楽しい。ベリーフックががっつりと入っている。
釣る!
18㎝くらい。
釣る! 20㎝くらいだが良い尾びれだ。
今度はテールフックにかかった。
釣る!
釣り上がりのアップで進む。時々サイドや、場所によってダウンを使う。
ルアーは ハンドメイドフローティングミノー 約45㎜ ガマカツシングルバーブレスばかりで釣った。
こんな渓流を釣り上がり、
釣る!
今度はヤマメだ!
アマゴとヤマメが混生している川だ。
釣る!
ベリーフックにかかった。
全体像
今度もヤマメだ。アマゴとヤマメが混生している川だ。
そして活性が高いからか、夏だからか、木が茂る山中を出てからの下記のようなポイント。
この時は時間も午前10時くらい。日も照っていた。
それでも、ダウンでルアーが着水したらすぐに川に落ちかかった草の下から魚が出てきた。
下記写真、1にルアーが着水したら矢印のように魚が出てきた。
着水とほぼ同時に影がルアーに近付いたのだ。
そして釣れたのはアマゴだった。
テールフックだ。
結果、釣り上げたのは6匹だ。
釣行結果とバラし検証
とにかく活性が高いからか、魚がとても良く出て来てくれた。
ルアーを追って喰わなかった奴や、ひるがえった姿だけなど見えた魚の数でいうと25匹前後だと思う。
僕は魚がルアーを追うのが見えるのが好きなサイトフィッシングジャンキーなので、これだけ見えると満足である。
時間的には5時間くらいだが、トラブルもあり、実際は約4時間少しだ。
まとめると、
- 釣行時間午前6時から午前11:00の約5時間(実質4時間少し)
- 基本は渓流をアップで釣り上がる。場所によってサイドやダウン。
- ルアーを追ったり見えた魚、約20㎝前後のサイズで25匹前後
- そのうち、針にかかった魚、14匹くらい
- かかってすぐにバレたのは5匹。少しはファイトしてバレたのは3匹
- 釣り上げたのは6匹。
- バラし率約6割 ゲット率約4割ほど。
- 釣れたサイズは18㎝~24㎝
- 稚魚サイズは、かかったのもバラしもノーカウント
- 全てがまかつ(Gamakatsu) シングルフックバーブレス 53BL ♯10
である。
ルアーを追ってくる魚が見えた数、針にかかった数、釣り上げた数、今期最高だ。
まだこんなに魚いるんだと思ったのだ。
最近は放流していないはずなので、3月~5月頭から今まで生き残っている魚である。
そのため、出て来たら1回勝負である。2回目はもう無い。
それが小気味良い。
がまかつ(Gamakatsu) シングルフックバーブレス 53BL ♯10
今回はガマカツのシングルバーブレスを使い倒した。
結果、良い印象を持った。
バレたのはバレているが、目標のバラし率5割に抑えるのに近付いてはいる。
バラしにくさについてはこのフックに対して特別すごいとは思っていない。
ただ、下記が印象に残った。
- フックの研ぎ具合というか、刺さりがすごく良い気がする。
- これだけ魚を掛けて、4時間少し投げ倒して、それでも凄く爪に引っかかる刺さりを保っている。
当然、どこかでフック交換しろやという意見もあると思うが、自分的には刺さりを保ってくれていたと思う。
バラしたのは、僕がアワセが分かっていない、出来ていない可能性があるとも思ったのだ。
がまかつと言えば、子供の頃におっさんが車の後ろにステッカーを貼っているというイメージしかなかったが、良いフックかもしれない。
アワセについての反省点とかその他反省点、多数あるのだが、それはまた次回書こう。
とにかく、楽しい釣行だった。
夏渓流、いいね。
ただ、行くならウェットウェ-ディング、ゲータースタイルがお薦めである。
軽快、涼しい、水に入って気持ち良い。快適さが違う。課題も見えたが差し引いても良い。
参考ブログ ウェットウェ-ディング、ゲータースタイル入門 写真付!
お盆の間の充電は、これで完了なのである。
いや、あと1日くらいは行きたいなあ。
ランキングにご協力下さい!
押してくれるとブログ更新するやる気が上がります(^O^)/↓
これは羨ましい釣果。
藁人形作って呪うレベル(かかと狙い)で羨ましい釣果。
まさのりさん
しげるです。帰省中でワードプレスにログインのやり方がわかりません。
僕の失敗を好物としているまさのりさん。今年のピークなのでと思ってください(^o^)
藁人形、かかとは僕の骨にヒビが入ったあたりじゃないですか(>_<)
ダム下見ました。僕のホームと比べて激戦区レベルが凄そうですね。
関東激戦区の皆様と比べて、いかに競争率が緩いところで釣っているのだろうかと思います。
田舎に住んでて、良かった(^_^;)
他の川の知識がアレなんでなんとも言えないのですが、テンプレの「激戦区」とは違うような気がするんですよ。
今の時期平日などは釣り人に会うのも稀な感じになってますし。
とにかく魚の絶対数が少ない感じですかね。
最近じゃ川鵜さえも避けてる感じです 笑
行く人はそんなに多くないんですね(^_^;)
魚の絶対数が少ないけど、ポテンシャルがありそうで魅力的な場所。
川鵜も避けるがそこに通う釣り人がいる。。。
僕はまだ、「釣れない、しかもそれは徹底的ですらある」ところに魅力を感じるところまで至っていないので釣れる場所を探してしまいます(^_^;)