「ゴギを釣りに行きませんか?」
魚太郎さんからそんなお誘いを頂いた。
ゴギについて
僕が最近のブログで、
「ゴギが釣ってみたい」
と書いていたのでご連絡を下さった。
(あと先日の三浦さんとの釣行が楽しそうだったかららしい)
魚太郎さん調べで、
- ゴギの生息地の、
- 日本海側の東限の場所。
そこに僕を案内してくれるらしい。
(所説あるうちの一つの説です)
だけど僕は素人なのでゴギの判定については難しい。
ゴギではないのにゴギと言う訳にもいかない。
(ここはきちんとしたい)
ゴギの自然分布域は下記と言われているし。
ゴギの自然分布域は、山陰では島根県の斐伊川水系から高津川水系まで、山陽では岡山県の吉井川水系、広島県の太田川水系から山口県の錦川水系までとされています。
なので今回のブログで釣ったのは「ゴギ的なイワナ」と呼ばせて頂きます。
(ゴギの特徴が濃いイワナというか)
釣行開始とゴギ的なイワナ!
釣行当日、魚太郎さんと待ち合わせの場所に到着。
魚太郎さんとの付き合いはもう長くて、
- 今年36歳の魚太郎さんが、
- 20代の時からご一緒している。
(ちなみに僕は今年で43歳)
なので魚太郎さんの事は、
イジッていい人として認定をしているのだ!
そんな魚太郎さんと一緒に車で釣り場に到着。
準備をしながら話をする。
僕:「魚太郎さんは今年、渓流釣りは何回行きましたか?」
魚太郎さん:「今年は2回行きました」
僕:「また渓流釣りさぼってますね?」
(注:渓流釣りに行きたくても行けない方にはこんな事は言いません)
魚太郎さん:「今年は3月に雪が降ったり天候が悪くて、、、」
僕:「それは言い訳ですよね?」
という感じで詰めさせて頂くのが、僕と魚太郎さんのいつもの会話のスタイルである。
(どんなスタイルだ?)
入渓してまずは僕が釣らせて頂く。
すぐに小さいが反応があった。
ヤマメかと思ったが小さな朱点がある。
続いてイワナが釣れた!
↓鼻先まで虫食いがある。
その次はまたアマゴだった。
入渓してすぐにポンポンと釣れたので、魚太郎さんにも先行頂く。
魚太郎さんがメテオーラで釣ったイワナ!
↓背中の虫食いも強め
↓メテオーラ
同じイワナのアップ。
メテオーラで釣った魚太郎さんはルアーチェンジをして、
不器用ルアー縁(えにし)を使って釣ってくれた!
魚太郎さんが縁(えにし)を使っているので僕も使いたくなった。
僕が縁(えにし)を使って釣ったイワナ。
縁(えにし)で釣ったので小法師にルアーチェンジ。
小法師のピンクカラーで釣れたイワナ!
その後に小走り改で釣れたこの子は特にゴギ的なイワナだった。
同じイワナのアップ。
この日を通して反応が良い場所とそうでない場所はあったが、色んなイワナが釣れてくれた。
エキスパン4.3LTSと23カルコンbfs
最初の何匹か釣れた後に、
魚太郎さんのタックルをお借りしてキャストさせて貰った!
魚太郎さんはタックル道楽で、
- フィッシュマンのブランシエラ3兄弟の5.2、4.8、3.9と、
- エキスパンの4.3もお持ちで、
- この日はエキスパン4.3LTSだった。
(フィッシュマンの渓流ロッドをコンプリートされている!)
振り出しタイプのエキスパン4.3LTSには興味があったので少し使わせて貰った。
エキスパン4.3LTSを使った感じは、
良い感じでした!
エキスパン4.3LTSは、
- 振り出しで携行性が良いし、
- キャストもしやすい。
- トゥイッチもわりにしやすかった。
僕はブランシエラ4.8ULを気に入って使っているが、
- キャストはブランシエラ4.8ULの方が良いが、
- エキスパン4.3LTSはレングスが4.3で振り出しだし、
- ロッドの張りもブランシエラ4.8ULほどではないがある。
ティムコのフェンウィックGFS47CUL-5Jより使いやすいと思った。
僕が使っているブランシエラ4.8ULのかゆいところに手が届くのがエキスパン4.3LTSかな。
↓Beams Xpan4.3LTS
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でもキャストさせて貰った時に印象に残ったのはロッドよりリールだった。
僕の17カルコンbfsは、
- スプールもベアリングも変えている。
- その17カルコンbfsと吊るしのままの23カルコンbfsだと、
- 23カルコンbfsの方がキャストしやすい感じがしたのだ!
去年も触らせて貰ったが今回特に違いを感じた。
何もイジってない23カルコンbfsでこのキャストなら、
23カルコンbfsのスプールやベアリング変えたら、
僕の好きなフローティングミノー(2ℊ前半)も使えるかも。
(フローティング大好きです)
正直言って、、、
23カルコンbfsが欲しくなりました!
↓魚太郎さんの23カルコンbfs
渓流釣りの楽しみ方や判断の違い!
そんなこんなで楽しく釣り上がって上流部に到達した時の事だ。
とある地点で渓流が二股になっていた。
この日のガイド役の魚太郎さんの判断では、
- この二股の先は険しそうだし、
- 行った事もないので、
- ここで退渓する予定だったらしい。
二股の先は少し傾斜がある渓流になっていた。
魚太郎さん:「ここから先は険しそうですし、ここで退渓の予定です」
僕:「いや、本番はここからでしょう?ここからが良いところですよ!」
魚太郎さん:「でも渓流の傾斜が厳しめになっていますし。。。」
僕:「厳しいですか?普通ですよ?」
渓流釣りの釣り場の認識は人によって違う!と改めて感じたのだ!
同じ場所を見ても、
- 魚太郎さんはここで退渓しようと思い、
- 僕はここからが良さそうだと思う。
釣り人の判断や認識は人によって違うのだと改めて感じた。
まだ体力に余裕のある僕が釣り上がってくるので、
魚太郎さんはここで少し待っていて下さいという提案もしたが、
結果的に一緒に釣り上がる事になった。
(同行者の体力を考えない遡行は本当はダメです)
だけど時間はもう12時前後だ。
体力回復のためにもまずは昼食休憩をする事にした。
渓流釣りでの昼食といえば、
僕は5分以内で終わる栄養補給のような食事だ。
↓フィッシングベストの背中に入れている。
一方で魚太郎さんは、
- お湯を沸かして、
- カップラーメンを食べて、
- 僕に温かいコーヒーまで淹れてくれたのだ!
渓流釣りで温かいコーヒー飲んだの初めて!
魚太郎さんは、
- 渓流の自然の中で、
- 一匹でも渓魚が釣れて、
- 渓流の雰囲気が味わえれば満足。
というタイプの釣り人らしい。
だから渓流でお湯を沸かす時間を楽しみ、カップラーメンを楽しむのだ。
僕の渓流釣り中の食事は、
- 前述の通り5分で終了して、
- あとは『修行僧』のように、
- ひたすら歩いている。
食事は楽しみではなく栄養補給だ。
釣り人によって、
- 渓流釣りに対しての向き合い方、
- 食事の仕方や歩く距離、
- どこまで渓流を詰めるかなど。
全てが違うのだ。
(みんな違ってみんな良い)
最近気付いたのだが、
- 10年間ほぼずっと一人で、
- ひたすら渓流を歩いた僕の体力や、
- 渓流を歩く距離や傾斜や坂への認識や危険と感じる場所は、
- 他の方と少し違っているみたいだ。
ガチの源流釣り師さんには及ばないかもしれないが、
一般的な渓流釣り師さんとは少し感覚が違うみたいだ。
だけど渓流釣りは怪我せず安全に帰宅してなんぼなので、
無理や無茶を誇ったりするようにはならないようにしたい。
ドリフト釣法を試す!
食事を終えてから渓流の奥を釣り上がるのだが、
ドリフト釣法を試してみることにした。
先日の三浦さんとの釣行で興味が出たし、
そもそも『釣りにくい沢のヤマメ』への対策で、
フォールやドリフトで喰わすのを試した事もある。
(参考ブログ:渓流ミノーのナチュラルドリフトとフォールで天然ヤマメに挑む!)
ヤマメには試したが、イワナには試した事がなかったのでやってみる事にした。
ドリフトという事でまずはウイングスパイカーをキャスト。
ルアーが着水すると、
- フォールというか、
- 水の流れに漂わせるというか、
- ラインスラッグを取るためだけにリールを巻いて、
- ロッドアクションはたまにちょん、くらいしかしない。
というような誘い方だ。
水が綺麗な小渓流なのでドリフトに対するイワナの出方が見えた。
トゥイッチの時とは違って、
- イワナは岩からゆっくりすーっと出てきた。
- そしてパクッとウイングスパイカーを咥えたのだ。
最初の一匹目は針にかかったがすぐバレてしまった。
その後もドリフトに反応するイワナはみんな、
- 警戒せずにゆっくりすーっと出てきて(近付いてきて)、
- なんだこれ?みたいな顔をしている。
- 近付いて喰わない事もあるが、
- パクッと咥えて針にかかったり、
- 針にかかるが浅くてバレたりした。
(アワセというかきちんと針がかかるのが難しい)
ドリフトで釣れたイワナ!
ウイングスパイカーを使った感じで、
- ドリフトに向いているのは、
- あまり重くなくて、
- フォールがシミーフォール。
そんなルアーかと思った。
なので『釣りにくい沢のヤマメ』対策に作った、
不器用ルアーリップレスミノーを使う事にした。
予想は的中して、不器用リップレスでもドリフトでイワナが釣れた!
続いてもイワナが釣れた。
前述した通りドリフトとトゥイッチはイワナの反応がまるで違う。
だけど僕のドリフトだときちんと針がかりしない事も多い。
三浦さんはガッツリ喰ってくるのと言われていたので、また試してみようと思った。
渓流を奥まで詰めてから退渓したが、
- この日は魚太郎さんにガイドして頂いて、
- ゴギ的なイワナを釣ったり、
- 不器用ルアーで釣って頂いたり、
- タックルの使い比べをしたり、
- ドリフト釣法を試したり。
盛り沢山で楽しい日だった。
それにしても僕が二週間連続で人と一緒に釣行するとは、、、
これでまたしばらくは『修行僧』のように一人で新規開拓したりする釣りに戻ろう。
魚太郎さん、ガイドありがとうございました!
一匹釣ったら先行交代で釣り上がっている時に、
「早く釣って下さいよぉ~」
とプレッシャーかけたりからかったりしてすみません!
これに懲りずにまたお願いします!
(魚太郎さんのタックル)
ロッド:Fishman Beams XpanFBX-43LTS
リール:23カルコンbfs XG LEFT
ルアー:メテオーラ、不器用ルアー縁(えにし)
(しげる使用タックル)
ロッド:ブランシエラ4.8ul
ライン:アーマードF+PRO 0.4号
リーダー:バリバス トラウト ショックリーダー 30m 1.5号
ルアー:不器用ルアー小走り(改)、縁(えにし)、小法師(こぼうし)
「二週連続で同行釣行するなんて初めてだ!」と驚いている僕にブログ応援クリックお願いします!(^O^)/↓
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↓僕のブランシエラ4.8UL
↓魚太郎さんの23カルコンbfs
小さいイワナだとゴギと呼んでいる僕とは違い、写真を見る限りはゴギだと思いました!ドリフトチョンチョン攻撃試して頂き、また私の名前出して頂き有難うございます♪
小さいイワナだとゴギですか(^^)
この渓流で釣ったイワナ、ゴギ的な特徴がすごく出ていますよね(*^^*)
ドリフトチョンチョン攻撃はイワナがすーっと出てくるのが見えて楽しかったです!
ただアワセというかちゃんと針がかりするのが難しくて、、、
また試してみます!
こちらこそお名前書かせて頂いてありがとうございます(*^^)v
先日は急なお誘いにもかかわらず
ご一緒していただきありがとうございました(^ ^)
久々のしげるさんとの釣行、楽しかったです!
案内人としてゴギ的な特徴のイワナを釣ってもらえてホッとしてますが、一釣り人として体力不足だったのは反省点です…
次回はまた変わった場所を案内出来たらと考えているので…いじりが体力に向かないよう体作りに励みます!笑
こちらこそまたよろしくお願いします(^ ^)
渓流釣り師同士の常とはいえ、渓流シーズンにならないとお会いしなかったりするので久しぶりでしたよね(*^^*)
ゴギ的な特徴がすごく出ているイワナに出会えましたし、不器用ルアー縁(えにし)で釣って頂けたのも嬉しかったです!
体力は釣行回数というか慣れもあると思うので、解禁後はどんどんタフになっていくはずですよ!
(渓流さぼらなければ)^o^()
変わったところのご案内ですか!楽しみにしていますね(*^^)v
今シーズンも愛のあるイジリを心がけますのでよろしくお願いします!(^^)!
偶然ですねぇ…
実は自分も今日、いつもの山岳渓流へイワナを狙いに行ったんですよ。
※ゴギではありませんが…
.
結果は、イワナが37本とアマゴが4本で、
最大魚はイワナの28.5cmと、シーズン初渓流にしてはまずまずの釣果でした。
ただ、小雨が降り続く絶好のコンディションで
尺イワナをキャッチ出来なかったなどと言えば、
まぁヘボ釣り師に認定されても文句は言えないところです。
.
とっくに解禁しているのに、渓流スタートが遅いのではと言われそうですが、
渓流は、4月2週目の芦ノ湖遠征が終わってからというのが例年の流れなので、
自分にとってはいつものことなんで、問題はございません。
.
今日の釣りを通じて新たに会得したメソッドなのですが、
濁りが強い場合は、極限までスローに巻くという手法です。
※使用ルアー:シルバークリークシャッド50F
.
最源流部が湿地帯のようになっているこの川、
前日からの小雨で、上流に行くにつれ、濁りが強くなってきた。(透明度10cm)
いつもは必ず複数のヒットが見込めるポイントさえ、完全に沈黙を保っている。
しばし考えた末、
シーバスにおける『濁りが強い時のパターン』を試すことに。
.
着水後にリールを数回転、所定のレンジまで潜らせたら、
2回ほど激しくジャークして魚にルアーの存在を気付かせる。
そしてその後は、浮上しないギリギリの速度で巻くという手法だ。
この手法が功を奏し、さほど大きくないこのポイントから、
何と6本の魚を釣り上げることに成功です。
.
その後はこの手法を駆使することで、完全なるワンサイドゲームに突入、
下山ルートでの釣果も含め、総数41本にてシーズン初釣行の幕は閉じました。
.
ちなみに最源流部(標高約1000m)の風景ですが、
まだやっと冬が終わったばかりの状態で、木々の芽から僅かに新緑が顔を出し、
シャクナゲもクリンソウも、開花はまだまだ先のようでした。
.
<追記>
シーズン中はたびたびお邪魔させて頂きますが、
どうぞ宜しくお願いします。
ヘルクライマーさん
芦ノ湖行かれているんですね!(^^)!
イワナが37本とアマゴが4本!?
解禁早々しばらく分を釣られていますね!
透明度10㎝でも渓魚が釣れるのに驚きました!
本流では川に膝まで立ちこんで靴が見えるかどうかが濁りの中で釣りをする基準にしていましたので(^^;)
濁った川に出会ったら今回教えて頂いたメソッド、試してみますね(^_^)v
今シーズンもよろしくお願いします!
晩上好!
『濁りメソッド』の追記でございやす。
対象魚はあくまでもイワナに限られるでしょうが、
今回の釣行でかなりの手応えを感じております。
で、引くべきポイントなのですが、
通常時とは大きく異なる点に注意して下さい。
・通常時⇒流芯脇の緩流帯や白泡の下
・濁り発生時⇒流芯を大きく外した淀み。(通常時なら落ち葉が沈殿している)
.
イワナは濁りが入ると、エサが足早に流れ去ってしまう流芯やその周辺を避け、
捕食が容易な淀みに意識が向くようです。
濁りにより、鳥などの外敵に発見されないことを知っているのでしょう。
もちろん釣り人も、目一杯ポイントまで接近できますよ。
カラーは『赤金ヤマメ』を使用しましたが、チャート系の方が強いと思います。
デッドスローに巻ける管釣り用クランク(クラピーとか…)
なんかも使えそうですね。
自分にとってもまだまだ改善の余地があるメソッドですが、
数を確保するのには最強だと今回の釣行で感じました。
.
ちなみに芦ノ湖の釣りなんですが、
人によって好みが大きく分かれると思いますよ。
.
投げる⇒巻く⇒無
投げる⇒巻く⇒無
投げる⇒巻く⇒無
DC(ダ・カーポ:最初に戻る)
.
この延々と続く静寂に耐えられない人にとっては、
ただの苦行でしかないでしょう。
.
しかし突然にその静寂が破られ、『無』が『有』になった瞬間こそが、
芦ノ湖フィッシングの真骨頂だと考えております。
ドラグを鳴らして疾走するモンスター、果たして止まるのかと言う不安、
そしてその疾走に打ち勝って無事ネットインしたときの無上の喜び、
どれもが渓流とはまた異なる楽しさですよ。
.
ちなみに今回の最大魚は52cmのレインボーですが、
クリアウォーターの魚はとにかく走ります。
ヒットしてから10m以上ラインを出され、その間は成す術がないぐらいです。
.
ただし…
とにかくアタリは少ないですよ。
二泊三日の釣行で、三日とも14時間ぶっ通しで投げ続けた結果、
・初日:キャッチ=1 アタリはこの1回のみ
・二日目:キャッチ=4 バラシ=2 アタリはこの他に数回程度
・最終日:キャッチ=2 バラシ=2 アタリはこの他に2~3回程度
.
早い話、14時間で10回アタリが出たら多い方なんですよ。
それでも通い続ける芦ノ湖の魅力、しげるさんに分かって頂けますかねぇ…
濁りメソッドの追記ありがとうございます。
イワナは本能的に濁りの時に餌が取りやすい場所をわかっていそうですね。
釣り人にはタイプがあると思うのですが、僕は本流サクラマスや芦ノ湖のようなひたすらキャストして魚の反応は稀な釣りは向いていないんです。。。
性格的に反応無ければすぐに場所移動して次へ次への渓流の方が向いているタイプのトラウトアングラーです(^^;)
でも湖は釣れた時の喜びやサイズが大きい釣りだとは思います!
色んなタイプのアングラーがいるのも面白いですね!(^^)!