
僕は僻地というような田舎に住んでいる。
しかし、近所にはけっこう大きな、何でも揃うホームセンターがあって本屋も入っている。
そこの本屋の品揃えがトラウト的に最強だったのだ。
近所のホームセンター内本屋の品揃え
ホームセンターに入っている小さな本屋にも係わらず、
鱒、トラウト系雑誌をしっかりと置いていたのだ。
品揃えでいうと、
- 鱒の森
- ギジー(Gijie)
- ルアーマガジンリバー
が発売されるとしっかりと並んでいるのだ。
鱒の森
ギジー
ルアーマガジンリバー
この品揃えは、店員さんの趣味としか思えない。
繰り返すが僕は田舎の僻地在住である。
つまり本屋もそんなに充実はしていない。
車で30分~1時間弱の範囲ではいわゆる大手書店はない。
そんな環境では、近所のどの専業の本屋さんでもこの3種類の雑誌を入れているところは無いと思う。
見たことないし。
それが、ホームセンターに入っている本屋さんにしっかり3種類入っていたのだ。
いつ見ても一冊だけ入っていた。
それを立ち読みするのが僕だったのだ。
しかし、ここ最近変化が。。。
あまりトラウト雑誌が並ばなくなってきたのだ。。。
普通に考えれば、非常にマニアのためのレアな雑誌である。
金額も数百円では買えない。
自然が多い田舎なので釣り人はいるはずだが、その分人口が少ない。
まあ、あまり売れなかったんだろう。
ずっと立ち読みをしてきた僕も少し責任を感じた。
だからと言う訳では無いが、ギジー(Gijie)を初めて買ったのだ。
最近発売した下記だ。
2,000円少しするので、普段雑誌を買わない僕には抵抗があった。
大衆受けする雑誌では無いので読む人も少ないし、DVDも付いているし、金額が貼るのは仕方ないが高いなあとも思う。
でも、無くなって欲しくない雑誌でもあるのだ。
ギジー(Gijie)2017秋冬号を読んでスプーニングを思う
それに今回のギジーは、飯田重祐さんの初代バルサラピッドのメイキングDVDが付いているのだ。
不器用ながらハンドメイドルアーを作っている僕としては参考にしたい。というか真似て作ってみたい。
という気持ちもあり、購入した。
ギジーを読んでいくと、スプーンの特集があった。
『スプーニング再前線』という記事である。
そこで書かれていたことが非常に気になっている。
僕がかなり強引に要点をまとめると、
- スプーンが得意な釣り人が4名、スプーンの使い方について語る。
- 4名中3名が共通して語っていることがある。
- ミノーに反応しなくてもスプーンには反応する。
- ミノーのアピールとスプーンのアピールは違う。
こんなところだ。
4名中3名が、ミノーに反応しなくてもスプーンにするとか、ミノーとスプーンのアピールは違うとか、まあそれに近いことを言っている。
インタビューをスプーンが得意な釣り人にしているとは言っても、すごい高確率である。
僕にも思い当たる経験がある。
なぜなら、去年の夏頃はスプーンに興味があったのだ。
参考ブログ 人間は一瞬で好意を持つことがある。人、物、スプーンにも。
まあ薄っぺらい経験で申し訳ないのだが、去年、川幅広めの場所でデカいアマゴを狙っていたときの話。
遠投で対岸の深みにミノーを何度か投げても魚の姿が見えず、かからなかった。
そこで5gのスプーンに変えてキャスト。
すると1投目で釣れたのだ。
他にも、ミノーを何投しても魚の姿が見えなかったのが、スプーン投げると追ってきたりしたこともある。
その時は、スプーンによってミノーが届いていなかった深さか、またはミノーと違うトレースレーンになったのだと思った。
スプーンが通った深さやレーンが、そこにいた魚にマッチしたから釣れたのだと思って納得していた。
ミノーを投げて通っていたコースは、魚の興味外のコースや深さを通っていたのだと。
でも、今回の記事を見て思った。
スプーンのアクション、波動というか、だからこそ釣れた魚だったかも知れないのだ。
今回の、ミノーに反応しなくてもスプーンに反応する魚と言う話とは少し違うが、何かの本で見て、頭に残っている言葉がある。
それは、
「ミノーイング全盛の今、ほとんどのアングラーはミノーを使う。
だからこそ、スプーンを使うと言う事は、それだけで新鮮な誘いになるのだ」
この言葉には深く頷いたのを覚えている。
去年、スプーンも楽しそうだと思いながら使うのが難しそうなイメージもあった。
それに僕は不器用ハンドメイドルアーというブランドを立ち上げている。(半分嘘です)
不器用ながらにハンドメイドルアー作りにハマったのも去年である。
結局、今年のシーズン、スプーンはほぼ使わず自分の作ったミノーをメインに使った。
僕はスピナーも好きだ。
ar-sスピナーは渓流ルアーを始めてからずっと、僕の渓流最強のルアーである。
参考ブログ 渓流ルアー入門7回目 渓流最強ルアーはar-sスピナー
ハンドメイドミノーを作っているので、ミノーも好きだ。
そして1番使っている経験が少ないのがスプーンである。
だが、深場から浅場まで使い方をきちんとすればオールマイティに釣れるルアーだと思う。
今回のギジーの記事を読んで、スプーンの魅力というか能力も気になっているのだ。
まあ、うがった見方で考えると、ほとんどのアングラーがミノーを使っている現在だと、
『ミノーに反応しない魚もスプーンに出てくる』
となるが、
逆に、もし時代が変わってスプーンアングラーばかりだと、
『スプーンで釣れない魚もミノーなら釣れる』
とかになるのかもしれない。
でも僕は魚が波動というか、ルアーの動きから水流というかそんなものを感じてバイトしてきているのを信じている。
ルアーの色、カラーより波動、水流、動きを信じている。
なので、ルアーの数だけアピールは違うと思っている。
特にスプーンとミノーほど形や水中での動きが変われば、魚へのアピールは変わって当然だと思う。
その結果、
『ミノーに反応しない魚もスプーンに出てくる』
になるのだと思っている。
そして僕は釣り人である。
釣り人というのは、「こうすれば釣れる」という言葉に非常に弱い。
この弱さは特筆すべきもので、「釣れる」と聞けば思考能力もかなり落ちる。
思考能力の低下は、「必ず儲かる」というような100%怪しいことに足をつっこむ輩と同じくらいのレベルになるのである。
いくら普段仕事ができる有能な人でも、こと釣りになれば皆一様にそうなるのだ。
だから釣れるならスプーンも使ってみたい。
スプーニングとか言ってみたい。
でも、僕のレベルアップ、やりたいこと、やるべきことの順番をぼんやりと考えて思った。
一気にやろうとすると全部中途半端か、時間がないのは目に見えている。
僕は家で、独り言のように呟いた。
「こりゃ、五カ年計画、十カ年計画か?」
やはり釣り人というのは、釣りが絡むと頭が悪くなるらしい。
まあ実際、一つのルアーを自分のものにしようとすると最低数年はかかる気がする。
この場合、仕事の時に考えるように、
『何をするか? ではなく、何をしないか?』
である。
あれこれしたくても仕事で使える時間は決まっている。
まず今、今日、今週、今月しないこと。捨てる(保留する)ことを決めたほうがいい。
でも、趣味にはついつい甘く緩くなってしまうものなのだ。。。
少し話が脱線してしまったが、初めて買った今回のギジーについてである。
スプーンの記事と、飯田さんの元祖バルサラピッド制作が見られたので十分満足だった。
というか、ギジーのスプーンの記事に、見事に僕が釣られてしまっている。
渓流ルアー釣り師は、こうやってギジーを購入するようになるのだろうか。。。
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私は逆にスプーンオンリーです。ミノー高くて。。。。。
もう来年からはロッド2本持って二刀流でいきましょう

武士みたいに5fと3,8fの「大小」差して5fミノーでダメなら3,8fスプーンで、とか
渓流の武蔵を目指しましょう
(割りと本気
ミノー高いですよね。僕は自作していますが、結局高く付いていると思います(^^;)
サバオさんはスプーンオンリーなんですね。
スプーンを使う人=上手な人。というイメージがあります。
僕がスプーンにあまり慣れていないからだと思いますが(^^;)
ロッド2本持って二刀流!
大谷 翔平選手か宮本武蔵かですね(^^
キャストする場所によってロッドを換えたり、ルアーを換えたりとか(^^)
凄く魅力的ですが、パッケージというか上手く持ち運びが出来れば現実的になりますね(^^)
お、スプーンネタですか。
私も殆どスプーンしか使わない、と言うかミノーが使えないので今いち信憑性にかける話しか出来ないのですが、「誘う力のミノー」と「届ける力のスプーン」、
そんな風に考えています。
スプーンは誘う力はミノーほど強くはないのですが、コンパクトで重めのスプーン一枚あれば狙えないレンジは殆どありません。
しかしまあ地味な釣りになりますかね。
追わせてしまったら負けたも同然になりますので(それで釣れないことはないのですが)。
両方使えりゃ最強間違えなしなんですが、スプーン使いこなすだけで後20年位かかりそうな勢いですよ・・・
スプーン使いのまさのりさんも、ミノーとスプーンの違いはやはり感じていらっしゃるんですね。
届ける力と聞くと、普段のブログでの魚の狙い方などとイメージがあいます(^^)
スプーンで後20年位。。。
どこまで求めるかですが、1つのものを極めようと思うと時間かかりますよね(>_<) 「ジーンズウェーディング」と、「スワンキャスト」。 特にスワンキャスト、動画で見たいです(^o^)