今回はブログ休止中に製作していたルアーの話なのだ。
3パターン製作していた中の、ボトムノックルアーについて書くのだ。
渓流用ボトムノックルアー
昨シーズン製作したボトムノックは、釣果も渓魚の反応も良かった。
去年のブログはこちら
難点としては、
- スレがかり率が高め。
- ラインとフックが絡みやすい。
- 合わせのタイミングがわからずにバレやすい。(針がのりにくいというか)
それでも使う価値があるくらい渓魚の反応が良いのだ。
つまり釣れるルアーなのだが、視覚的にも楽しめたりする。
水がクリアで浅場なら、
- 跳ねるようなルアーの動きや、
- それを追いかけている渓魚の姿が見えるのも嬉しい。
サイトフィッシング好きの僕として釣れる以外にも楽しめるルアーだ。
普段はあまり使用せずに、渓魚の反応が鈍い時に試すお守り的なルアーなのである。
嫁がルアー塗装!
そんなボトムノックを作っていると、嫁が近づいてきてこう言った。
嫁:「私の塗るルアーはどれ?」
僕:「塗装したいって久しぶりに聞いたけど?今は嫁に塗って貰う予定のルアーは無いよ」
(気分でものを言うなよ?と言いたい)
嫁:「う~ん。下地は黄色とオレンジが良いかなぁ~」
(僕はこの返事で抵抗するのを諦めた)
僕:「わかりました。。。」
という事で、
その時に製作していたボトムノックが嫁の餌食(塗装対象)になったのだ!
嫁の指定色で下地を塗った。
下地塗装が完了したルアーを嫁に見せて聞いてみた。
僕:「下地の色を指定したという事は、どんな風に塗るかちゃんと考えているよね?」
嫁:「まあ塗装っていうのは、考えるんじゃなくて降りてくるものだからね~」
僕:「・・・」
(やっぱり何も考えてなかった!考えるんじゃなくて降りるとか、嫁はブルース・リーか!)
夫婦生活も18年目になると、話し合って意味がある事とない事があるのを理解している。
僕は建設的に時間を使うために、嫁との対話を諦めてルアー製作を進めた。
下地後のセルロースドブ漬けが完了したので嫁にルアーを奉納した。
嫁は黒のポスカ(水性ペン)1本で何やら模様を書き込んでいる。
しばらく経ってから、嫁は満足げな顔でルアーを僕の前に持ってきた。
嫁:「でけた!」
(出来たという意味です)
僕:「この塗装のイメージというか名前とかあるの?」
嫁:「レモンとみかん!」
僕は心の中でツッコんだ。
「下地の色でレモンとみかんはわかるけど、模様は全然関係ないやん!っていうか今考えたんじゃないか!?」
僕は嫁に疑いの眼差しを向けたが、嫁はまったく気にしていなかった。
僕:「レモンとみかんに紅ほっぺと目力付けようか?」
嫁:「余計なことをすな!」
(するなという意味です)
僕の提案は一蹴されてしまった。
この塗装に紅ほっぺ、ありだとおもうんだけど、、、
ボトムノックのお腹の分には恒例になっている爆釣(BAKUCHOU)という字も書かれていた。
↓実はまだプロトなのでナンバリングしている。
完成した「レモンとみかん」を前にして嫁はこう言った。
嫁:「今年の解禁はレモンとみかんで釣ってね!釣れるまで帰ってきちゃダメだからね!」
自分の子供が一番可愛いのと同じで、自分が作ったルアーは一番可愛い。
ルアーを作る人はみんな自分のルアーに親馬鹿だと思っている。
(僕もすごく親馬鹿です)
なので嫁が塗装したルアーで釣って欲しい嫁の気持ちは理解出来るのだ。
僕:「嫁塗装のルアーで爆釣だよ!」
嫁:「ふふ~ん♪」
嫁が塗ったレモンの方は、昨年の不器用ルアー釣果報告のプレゼントルアーに似ている。
↓プレゼント企画のブログはこちら
実はこのカラーは当選者様からの評判が良かったのだ!
(視認性も渓魚の反応も良かったらしいです!)
うちの嫁は少し不思議な人なので、嫁が塗ったルアーには不思議な力が宿っていたりするとかしないとか。。。
(信じるか信じないかは、あなた次第です!)
とにかく、解禁してから嫁塗装ルアーでの嫁への釣果報告が義務付けられたのだ。
嫁塗装と一緒に作っていた他のボトムノックも塗装を進めて、
塗装完了!
集合写真その1。
集合写真2。
今回の製作で新しく試してみたのはお尻のアイの位置だ。
ボトムノックはラインとフックが絡まりやすいのでアイの位置を少し変えてみた。
早速近くの川でスイムテストをしてみたが、
動きは去年作ったのとあまり変わらなかった。。。
(むしろ去年の方がいいかも?)
自分でルアーを作るのは楽しいが、
- 市販ルアーを購入するより、
- 時間もお金もかかって、
それでも釣れるルアーになるとは限らない。
今回のボトムノックだって、
ボトムノックスイマーⅡを買った方が安くて早くて釣れると思う!
↓すごく釣れます。
だけど「ある種の人」というのは、
- 効率やコスパだけではなく、
- 手間暇かけての試行錯誤の、
- 過程や失敗を含めて笑って楽しめるのだ。
その「ある種の人」とは、
ルアーを作る人、
ハンドメイドルアーを愛でる人、
最近の機能の良さは理解しながら、こだわりのオールドタックルを愛でる人、
釣りをしている最中も、
釣りの前後の準備や過程の一切も釣りとして楽しめる人、
つまり、
トラウトアングラーなのだ!
えっと、風呂敷を広げすぎて何が言いたかったか忘れてしまった。
まあとにかく、
ルアー製作は大変だけど、楽しさもあるから沼にハマりたい方はどうぞ!
ただもしあなたがルアー製作沼やトラウト沼にハマっても、
僕は一切の責任を負いかねますのであしからずご了承下さい。
そう言いたくなるくらい、深い沼なのですよ。
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↓僕のおススメの猫の手
しげるさんには申し訳ないですが、私個人的には奥様の作った(描いた?)方のが欲しい。
嫁塗装ルアーの人気、旦那として嬉しいような、一人のルアー製作者としては負けたような、そんな複雑な気持ちです(^^;)
6対4くらいで嬉しいの勝ちですね(*^^*)
どこかで1ロットすべて嫁塗装ルアーの、嫁祭りでも開催しましょうかと思いました!(^^)!
嗚呼、激レア嫁様カラー?!!
そう、それ、魚が湧いてくるソレw
心の底からソレが欲しいです(´;ω;`)
ご使用頂いてすごく気に入って頂けたのが嬉しいです(*^^*)
嫁塗装カラーを気に入って頂ける方が僕の予想より多くて、嬉しいような負けたような気持ちですが、結局嬉しいが勝ちました!(^^)!
嬉しいお言葉もありがとうございます!
嫁塗装ルアー祭り、どこかでやってみたいと思うので、その時はブログで告知しますね(^○^)
ぜひよろしくお願いします!