ずっと心に残っている演説がある。
それはあまりにも有名な演説だ。
「I have a dream」
(私には夢がある)
アメリカで人種差別撤廃を訴えた、
- キング牧師が、
- 1963年(昭和38年)に。
- 訴えた「夢」だ。
演説の一部分はこちらをご参考下さい。
歴史に残る演説であり、多くの人の心に影響を与えた。
僕の心にもずっと残っている。
キング牧師の真似ではないが、僕にも夢がある。
「I have a dream」
(私には夢がある)
「I want to fish a big iwana!」
(大イワナを釣りたい!)
大イワナを釣るのが僕の夢なのだ!
何㎝からが大イワナかの基準は人によって少し違うと思う。
あくまで僕の基準だが、40㎝以上なら文句なしに大イワナである。
僕のイワナの最高記録は36㎝だ。
と言う事は、僕はまだ大イワナを釣った事がないのだ。
なので大イワナを釣りたいと思っている。
僕はイワナばかり狙っている訳ではなくて、当然大アマゴも大ニジマスも釣りたい。
今年は新しい川の開拓もあるし、もう少し季節が進めば尺アマゴ狙いも始まる。
なので僕の中のイワナの季節(3月)に大イワナを狙いに行こうと思ったのだ。
狙って釣れるものではないのは分かっている。
だけど狙わないと釣れない!
一度は大イワナを釣ってみたいのだ!
大イワナ狙いで尺イワナポイントへ!
大イワナは釣った事がないが、尺イワナは釣った事がある。
なので尺イワナポイントに行って、
- 運が良ければ、
- あわよくば、
- 大イワナ出てくれ!
という運頼み神様頼みのバット大振りの感じの作戦を決行した。
3月最後の週末、尺イワナポイントに午前6時過ぎに到着。
先行者はおらず、僕が1番乗りだった。
入渓して水温を測ると8度近かった。
今年は暖冬だったし、ここ数日も暖かかったから水温も高めだ。
入渓してしばらく釣るが、イワナの反応があまりない。。。
真新しい釣り人の足跡を発見して、なぜ反応がないのか理解出来た。
解禁して約1ヶ月、釣り人が入っていない場所なんかないのだ。
ここ数日で釣り人が入ったような足跡だったので場所替えをするか悩んだ。
だけどこの場所は尺イワナ率が高い。
一か八か、耐久レースをすることにした。
- ひたすら釣り上がって、
- この足跡の釣り人が、
- どこか途中で退渓している事を、
- 祈ることにした。
僕とこの足跡の釣り人、どちらが釣り上がれるか勝負なのだ!
霧の深い中を釣り上がる。
熊やイノシシと出会い頭にならないように、笛を吹いたり100均のピストルを鳴らす。
足跡の釣り人も隅々までは釣っていないようで、場所によってはイワナが残っていた。
まずは20㎝少しのイワナが山椒で釣れた。
そして少し深さがある、いかにもイワナが居そうな場所。
足跡の釣り人の存在もあるし、沈めて攻めたい。
なので山椒からルアーチェンジした。
購入したザンマイソリスト40DDを真似して製作した不器用40DDだ。
リップに不器用の『不』の印あり。
沈めるのと潜らせるのを意識する。
一投目でガツンっと手応えが来た。
ドラグが鳴っている!
大きいか?
ネットイン!太い!
体高があるというかお腹が太いイワナだった。
あまりに太いので、「尺あるかも?」と思ってしまったが約26㎝だった。
この太いというかお腹が出たメタボイワナは、この時期に何を食べているんだろう?
その疑問が釣り上がって分かったのだ。
イワナのベイトは?
釣り上がって、
- とある平場の、
- カタ近くの、
- 緩い流れの、
- 小さなポイント。
そこに僕が不用意に近付いた時の事だ。
25㎝くらいのイワナの影と小さな白い影が見えた。
そのイワナは僕に気付いて上流に向かって逃げた。
僕の存在がバレて渓魚に逃げられるだけなら、よくある話で退屈な話である。
(by夏木マリ『ミュージシャン』)
だけどいつもと違う事があった。
イワナを見つけた瞬間、イワナの頭のあたりに白い影が見えていた。
上流に逃げているイワナの頭の近くにも、やはり白い影がある。
逃げるイワナを見ながら、
「あの白いのは何だろう?何か咥えているのかな?」
と疑問に思っていた僕に、答えが流れてきた。
上流に逃げているイワナが逃げる途中で邪魔だと思ったのか、白い影を口から離したのだ。
僕の近くを流れて行く白い影の特徴的なシルエットを見て、僕は確信した。
あれはカジカだ!
特徴的なシルエット、カジカの参考写真。
白く見えていたのは、死んだカジカのお腹だったのだ。
ここのイワナはカジカを食べているんだ!
僕が邪魔をしなければ、25㎝ほどのイワナが10㎝近くありそうなカジカを食べていただろう。
だからこの川のイワナは太っているのかと納得したのだ。
カジカ型ルアー、面白いかもしれない。(冗談です)
リールの不調と尺イワナ!
釣り上がっている途中で派手にコケた。
- 僕は年齢のせいか、
- 増える体重のせいか、
- 運動不足のせいか、
- よくコケる。
今回はロッドも体も無事だった。
だけどコケた時の衝撃でリールに影響があったのだ。
最初はリールのハンドルの不調だった。
巻こうとすると、必ず巻きが重くなって止まる場所があった。
色々試していると巻き心地はある程度戻った。
だけどなぜか、リールを巻くとラインが一ヶ所にだけ巻かれるのだ。
リールを巻いてもスプールが上下していないのが原因のようだ。
コケた時の衝撃で、リールの内部に何かが起こったと想像した。
分解しないと直らない感じだが、
- 僕の16 ストラディックCI4+ C2000HGSは、
- 分解しないでと説明書きがあった。
買ってからもう4年目になるし、OHしたら高額な費用がかかりそうでしていない。
↓これが僕のリールです。
修理代も高価になりそうだし、自分で直せなければ買い換えかもしれない。。。
かなりショックだったが、とりあえず釣りを続ける事にした。
しばらく釣り上がると、
- イワナの反応が、
- 目に見えて変わってきた。
足跡の釣り人が退渓した場所より上流に来たのだと思った。
なんだか見えない釣り人との勝負に勝ったような気がした。
気持ちに余裕が出来たので久し振りにチップミノー(好きです)を使う。
すぐに20㎝ほどのイワナが釣れる。
しかし親馬鹿なのですぐに山椒が使いたくなり、ルアーチェンジ。
釣り上がると、一際大きな手応えが!
28㎝ほどの、丸々と太ったイワナだった。
さらに釣り上がって大場所。
(と言っても浅い場所)
釣り人は最近来てなさそうだし、居るはずだ。
いや、居て欲しい。
山椒を投げて探る。
一投目、二投目は反応なし。
三投目に少し違う場所に投げたら、ゴツンっと手応えが!
ロッドが曲がってドラグが鳴る!
近くに寄せて魚影が見えた。
尺イワナだ!
僕と目があったイワナは奥に逃げようと走った。
ドラグが鳴る音が気持ち良い!
ネットイン!
31㎝の尺イワナだ!
顔が小さく見えるくらい体高がある。
体高は7㎝くらいあった!
イワナって細長いイメージだったけど、ここのイワナはカジカを食べているからこんなに太いのかもしれない。
リリース動画です!太い!
その後も釣り上がったが、この尺イワナがこの日1番のサイズだった。
退渓して、車までの道のりを歩きながら考えた。
この日、幾つかのルアーを使ったけど、この場所ではやっぱり山椒が1番しっくりくる。
この小渓流は、
- 川幅は狭くて浅い。
- 大場所でもそんなに深くない。
山椒は浅い小渓流用に作ったモデルなのでやはり僕は使いやすい。
単純に使い慣れているのもあると思う。
僕の山椒の使い方は、
- 着水後に水に馴染ませるために、
- ほんの少し引いて、
- その後はかなりのハードトゥイッチ。
- たまに喰わせの間を入れる。
- でヒット。
というすごくシンプルな使い方だ。
(僕はトゥイッチをロッドを上じゃなくて横にする癖があります)
山椒は少しでも水に馴染みさえすれば、かなりハードにトゥイッチしても水面に飛び出しにくいようには作っているつもりだ。
深場にドカンと沈めるのには向いてないし、まだまだ改善点もある。
だけど僕は親馬鹿でもあるし、
- 山椒の耐久性を、
- ルアー、リップともに、
- 確認したい。
なので今年よく使っている。
この日、不器用40DDを沈めて深場でイワナが釣れたように、深場を攻めるルアーも必要だ。
ルアーにはそれぞれコンセプトがあると思うので、コンセプトに合った場所が1番力を発揮してくれると思う。
あとは自分が釣りたい使いたいルアーで釣るのが1番楽しいので、それも大事だと思う。
釣果が確実に上がるかはわからないが、気持ちは確実に上がるからだ。
そんな事を考えつつ、小さい春を目にしながら車に到着した。
小さい春を見つけた。
車を走らせながら家に着くまでずっと考えていた事は、
「どうやったら大イワナが釣れるのだろうか!?」
という事だ。
場所の問題か、腕の問題か。。。
車を走らせる僕の脳内には、
岡村孝子さんの『夢をあきらめないで』がオートリピートされていた。
うん、岡村孝子さんありがとう。僕は夢を諦めない。
大イワナを釣りたい。
それが僕の「I have a dream」なのだ。
ただ1つ問題がある。
それは僕だけの夢ではなくて、多くの釣り人の夢でもある。
僕には腕がないので、真っ向勝負したら他の釣り人には勝てない。
どうやったら他の釣り人を出し抜いて大イワナに近付けるか?
- どこかに、
- 大イワナが泳いでいて、
- 僕だけが知っている渓流。
そんな場所があれば良いのにな。。。
だけどそんな事を考えるのは僕だけではない。
渓流釣り師ならみんな一度は思った事がある「I have a dream」だ。
抜け道ばかり考えず、地道に行こうと思った僕なのであった。。。
(使用タックル)
ロッド:カワセミラプソディ
リール:シマノ 16ストラディックCI4+ C2000HGS
ライン:PL-M64R PITBULL4 0.8号ライムグリーン
リーダー:モーリス ストリームショックリーダー30m 8lb
ルアー:不器用ルアー『山椒』と不器用40DD、チップミノーなど。
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動画もみましたが太くて良いイワナでしたね!ブログ見る前にたまたまYouTube開いてたらチャンネル登録してるしげるさんの動画がアップされて観てしまいました!イワナは比較的細長い個体が多い印象でしたがカジカをたくさん食べてるせいか丸々としてますね(笑)リール直ると良いですが自分での修理は難しそうな感じがします(;_;)次の釣行までにはなんとかしたいとこですね!もしかしたらこれを機にベイトフィネス転向かもですかね?(笑)物を大切にするしげるさんなら修理してまだまだストラディックと共に行くのか(^-^)どうなるか次のブログ待ってますね!
あざらしさん
動画も見てくださってありがとうございます(*^_^*)
大イワナではなく尺イワナでしたが、カジカとか栄養が高そうなもの食べているからか丸々としたイワナさんたちだったので嬉しかったです(^o^)
ベ、ベイトフィネスタックルは変わらず欲しいです!
ですがストラディックは何とか修理したいので頑張ってみます(>_<) 不器用で機械音痴なんですが直るかな。。。 何とか今週中に直したいです(>_<)
シマノのリールは、ダイワみたいにマグシールドみたいなものがないので、分解できると思いますが。
ただ、専用ツールが必要かもしれません。
ベール部分が上下しないだけなら、もしかしたら下部のベールを上下する駆動部分が外れただけかもしれませんね。
尺イワナを釣った罰ですね(´・ω・`)
かわしさん
アドバイスありがとうございます!
幾つか触ったらダメ的な場所があるのですが、そこは触らずに何とかバラしてみようと思います(^^)
衝撃で外れただけなら良いんですが、こればっかりは見てみないと不安です(>_<) 尺イワナを釣った罰なら喜んで受け。。。ません!!!(^^;)
尺あるのに口が小さいですね、ということは成長が
早いのですね。その川の環境がいい証拠ですね、きっと
しげるさんの言う通りカジカを食べて栄養満点なのですね!
リールの不具合はショックですね、
上の方がおっしゃってますが、これは・・・!?
ピンチは最大のチャンスですよ!(謎・・笑)
muraさん
そうなんですよ!体に比べて口や顔が小さいです!
アマゴでも餌が良くて急成長した個体は体に比べて顔が小さかったりするのでそのパターンかもしれません(^^)
小さな川ですが、大きなイワナに出会いやすい場所なのでカジカなどの餌が良いんだと思います(^o^)
リール、ショックでした。。。
なんとか直したいと思っています!
上の方はあざらしさんのコメントですね(^^)
muraさんもピンチはチャンスとは、僕のベイト熱を煽るコメント!(^o^)
僕がベイトタックル買うのを楽しみにして下さっている方が2名はおられる事が分かりました(*^_^*)
ベイト、変わらず欲しいんですけど買うなら良いものが欲しくて。。。
悩みどころです(^^;)
I WANT TO 不器用40DD!!
ラオウのご主人様さん
Thank you!(^^)!
不器用40DD、気に入って頂いてありがとうございます(*^_^*)
お疲れ様です。
しげるさんのベイトデビュー近しなのですか?(*´罒`*)ニヒヒ
しげるさんが長年使っている愛機も直ってくれることを祈っています。
こちらはキャストの練習ばかりで、いまだ釣りにさえ行けていない残念な状況です_| ̄|○ il||li
モズクさん
ベイト、欲しいんですがデビュー近い訳ではないです(^^;)
ずっと悩み中なんですよ。。。(>_<) まずは今は、愛機ストラディックを直すのに全力投球中です(^^) これまでちゃんとメンテ出来てなかったので、この機会に色々しようと思いました。 キャスト練習ばかりですか。。。(>_<) 焦(じ)れますね。。。
尺おめでとうございます(^^)d。今年もいいペースで尺量産してますねぇ(*>∀<*)ノ。
その沢によってやっぱ大きく育ちやすいとかってありますよね。そこの沢は今後も期待がもてますねぇ(^^)d。
僕も同じ夢を追いかけていますがなかなか(^^;。大きいのは居るからと釣れる物ではないですからねぇ。全ての事がタイミングそろはないとなかなか(^^;。それらを見極めて釣行出来るほどのキャリアがないので、下手な玉も数うちゃ当たるではないですが、数行ってます(笑)…しかし、今年は数もなかなか稼げないですが( >Д<;)
しげるさん、本当よく転びますねぇ(^^;。お体は大丈夫の様ですが、リールが(._.)。その後どぅなりましたか??
花屋のいちろーさん
ありがとうございます(*^_^*)場所が良いんです(^^)
大きく育ちやすい場所ってありますよね(^^)
今回はベイトもカジカとわかって、そりゃ栄養あると思いました(^^;)
同じ夢を追いかける同士ですね(^_^)v
おっしゃる通り、タイミングや色々ハマらないとと思います。
僕もキャリアも腕もないので、出来るだけ足を使いたいと思っています。
いちろーさんは今は時間があれば釣行とはいきませんよね(>_<) 良く転ぶんです(^^;) ロッドが折れたり、リールが不調になったり。。。 出来るだけ転ばずに釣行したいです。 リールは現在対応中なので、おってブログに書きます(^^)
子供のころ(小学生高学年)、山形県の昔でいう僻地に住んでいました。
僕が人生の中で一番、生き生きとしていたころです。
夏休みには、毎日、一人で川の上流に向かって岩魚を追っていました。
水中眼鏡で見る川の中の世界は、魚も石も、綺麗でまるで純粋な美しさがあり、夢中になりました。
そんな現実が、半世紀経った今でも、もしあるのであれば、自分のこの目で見たいと思っています。超透明な世界を。
ぜひ、もう一度見てみたい。
koichiさん
初コメントありがとうございます!
子供の頃の山形の僻地でしたら、今よりもさらに自然環境が豊かな環境ですね!
夏休みに水中眼鏡でイワナを追うなんて、すごく素敵な体験だと思います(^^)
そんな現実は、今では限られた場所かもしれません。
中々見つからず、僕も常に探しています。
だけどある場所にはあると思いますよ。
是非もう一度見てみて欲しいです(^o^)