僕のウェーディングシューズ(ブーツ)は、コーカーズのデビルズキャニオンなのだ。
購入してから4シーズン目になった。
コーカーズデビルズキャニオンと僕
僕の釣行回数は、
- 年間40~50回前後で、
- (年間というか3月~9月)
- 4シーズン目と言う事は、
- 120~150釣行はしている。
(注:短時間釣行も含む)
デビルズキャニオンとは、それだけの長い時間を一緒に歩いたのだ。
↓新品時の写真
もうかなりくたびれていて、
- 昨年あたりから新品購入も検討していた。
- だけど今シーズンは何とか持って欲しい。
そういう思いで補修しつつ履いていた。
だけどこのタイミングで購入したのだ!
しかも同じコーカーズデビルズキャニオンを!
理由は3つある。
1つめは、補修しつつ使っていたがそろそろ限界が来るという予感があった。
2つめは、来年になったら値段がすごく上がりそうな気がしたからだ。
というのも僕の仕事はとある工場の資材購入担当なのだが、
- 1年少し前から、
- 鉄もSUSもアルミも、
- 木材も樹脂もゴムも、
- 接着材もテープも、
- 発泡スチロールも。
- 海外からのコンテナ代も。
- もういっそ何でも。
すべての値段が上がりまくっているのだ!
こんなに色んなものが激しく値上がりして、販売価格に転嫁されない訳が無いのだ。
昨年から一部のものは値上がりしたりしている。
- 例えばシマノも
- 2022年2月~3月から、
- 約3~7%値上げしたり、
カタログの価格を一部改訂したりされている。
(シマノHPはこちら)
消費者的には約3~7%の値上げはすごく痛い。
だけど工場で資材購入を担当している立場からすると、
こんな値上げで収まるはずがない!
と強く思っている。
各種材料の値上げ率はそれくらい半端じゃないのだ。
(しかも元の水準までは戻らなさそう)
今年から来年に向けて、色んな物(ロッド、リール、生活品)のさらなる値上げがあると睨んでいる。
コーカーズのデビルズキャニオンも以前は30,000円だったが、
- 1~2年前からは値上げしたのか、35,000円くらいで売っているところもある。
- だけど来年からは40,000円とか45,000円と言われても、
全然不思議じゃ無い状況なのだ。
なので、どうせ来年買うなら今買っとけ!
と思って買ったのだ。
ナチュラムさんで約30,000円で、貯まっていたポイントも使えたので25,000円くらいで購入!
KORKERS(コーカーズ) Devil’s Canyon(デビルズキャニオン)
上記クリックでナチュラムに飛びます。
最後の3つめの理由は、
- ソール交換が出来る、
- コーカーズのデビルズキャニオンが気に入っているから、
リピート購入したのだ。
だけど源流にだけ行く釣り人はラバーソールの方が良いのかもしれない。
(僕も最近ラバーでの釣行を試していたりします)
源流向きなのは、
- モンベルのアクアグリッパーや、
- フォックスファイアの、
- ストーンクリーパーR ウェーディングシューズ(エアリスタは廃番)などかな。
(注:僕は履いた事ないです)
モンベルアクアグリッパーはリンク貼れないのでこちらをご覧下さい。
↓アクアグリッパー
↓フォックスファイア
初心者が最初の一足に悩んだら、オススメしたいのはフェルトのリトルプレゼンツのSH-04ライトウエイトWDシューズだ。
本流に行く人やフェルト派の方にもオススメしたい。
↓コスパ最強(僕の初代シューズ)
源流に行くか本流に行くかなど、釣行する場所によっても適したシューズは変わる。
本流ではフェルト必須だし、源流ではラバーの方が良いのかもしれない。
僕のように渓流も本流も釣行して一足で済ませたい人にはコーカーズが合っているのかもしれない。
デビルズキャニオンの細かい説明やスペックなどは購入時のブログをご覧下さい。
新品と4シーズン目!
購入した新品と4シーズン目を並べてみた。
側面も新品は綺麗だが、
4シーズン目のは接着剤で補修している。
後ろから見ても新品は綺麗だが、
4シーズン目は破れたり変色している。
↑アルミ1㎜はこのブログ参照。
そして肝心の部分がある!
ここがダメになったらダメという部分だ。
新品はこうだが、
↓ソールの爪先を入れる部分。
4シーズン目は穴が空いたり切れたりしている。
ここがダメになった結果、先日の釣行中にフェルトソールが外れたのだ。
(かなり危険だ)
しかもそれに気づかずにしばらく遡行して、ぬるっとした岩の上で滑ったのでソールが外れていた事に気付いた。
退渓用のラバーソールは背中に入れているので、
- その時は左足がラバー、
- 右足がフェルトの状態で釣行した。
落としたソールは翌週捜索に行って発見できた。
良い値段なので見つかって嬉しい。
(渓流に人工物があると目立つので落とした場所のあたりが付くなら見つけやすい)
↓発見時の写真
ソールが外れるような状況になった事で、さすがの僕も初代デビルズキャニオンの引退を決めたのだ。
(少し前に新品購入はしていました)
かなりボロボロになっていたが、ソールが外れるような状況になってなかったらまだ使い続けていたと思う。
だって作業着とかも、新品よりちょっと汚れている方がカッコ良かったりしませんか?
まあ程度問題で、僕のはもう交換時期は過ぎていたのだと思う。
で、同じシューズを再度買った理由というかメリットとデメリットについて書いておきます。
デビルズキャニオンのメリット
コーカーズのデビルズキャニオンのメリットは、
- ソール交換が簡単に出来るので、釣り場ではフェルトで林道や高巻きはラバーソールに変えたり出来る。
- BOAは脱ぎ履きが楽だし締め付けも良い感じ。
- 水に濡れても重くならない素材なのと排水性が良いので川に浸かってもあまり重くならない。
1の超簡単なソール交換はデビルズキャニオンというかコーカーズのメリットだ。
2のBOAについては、
- 脱ぎ履きが楽なだけじゃなくて、
- 全体をぎゅっと締める感じで密着性が良いと思う。
- 4シーズン目で120~150釣行以上しても故障もない。
BOAの便利さを知ってしまうともう紐には戻れない。
参考に数年前に撮ったソール交換とBOAの脱ぎ履き動画を貼ります!
BOAは歩いていると少し緩む。
だけどBOAのダイヤルをつまんで回せばすぐに締まるので「緩んだかな?」と思ったらすぐに締めている。
BOAは無料保証があるので、もし壊れても対応頂ける。
(参考ブログ:BOA社の無料保証制度に驚きながらコーカーズをメンテナンス)
3はデビルズキャニオンのシューズ表面はラバーコーティング高耐久素材らしい。
そのおかげもあるのか靴自体の排水性も良いからか濡れても重くならない。
わりとゴツいシューズなので濡れる前は他のシューズより少し重い気がする。
だけど濡れた後に特別重くなった気はしない。
(フェルトソールも薄いので重さも感じにくい)
デメリット
逆にデメリットはないのか?
当然ある。
完璧なシューズなどと言うつもりはない。
デメリットは、
- フェルトが薄いので早く減るのと交換ソールの値段が高め。
- ラバーのグリップが弱い。
- シューズが硬め
- 値段が高い。
- 置いている店が少ない。
などがある。
ある意味メリットでもあるのだがフェルトが薄い。
前述したシューズの表面素材や排水性が良いのもあるが、さらにフェルトが薄いおかげで濡れても重さを感じにくい。
遡行的にはメリットで、フェルトのグリップ力もすごく良くて僕は満足している。
だけど薄いので消耗が早いのだ。。。
前述したように林道歩きなどはラバーに交換しないとすぐにフェルトが減ってしまう。
フェルトがダメになっても交換は簡単だ。
他のシューズのように古いフェルトを剥がして新しいフェルトを切って貼って、、、とする必要はない。
下記を買ったら一瞬で交換出来る。
↓交換用フェルトソール(サイズ注意)
交換の手間や接着剤代も無いとはいえ5,000円前後は安いとは言えない金額だ。
なのでこまめにラバーとチェンジして消耗を抑える必要があると思う。
貧乏性の僕はコーカーズの古いフェルトをカッターで剥がしてリトルプレゼンツのフェルトを貼った事がある。
しかしフェルトはすごくしっかり接着されているので剥がすの大変だった。
リトルプレゼンツのウェーディングシューズのフェルトを剥がした時の倍は大変だった。
(参考ブログ:ウェーディングシューズのフェルト交換、張り替えをしたのだ)
↓フェルト剥がすの超大変。
剥がした後にリトルプレゼンツのフェルトシートを貼った。
リトルプレゼンツのフェルトシートは1枚で片足3足分取れる。
2枚買うと3回ソール交換出来るのでお得感がある。
こんな風に切ってから貼る。
貼るのはフェルトグルーだ。
貼り終わって厚みを比べた。
白がコーカーズ、黒がリトルプレゼンツでぱっと見で倍くらい違う。
フェルトを剥がすのが大変だったので、次はフェルトを剥がさずに古いフェルトの上から貼るパターンも試した。
これはすごく簡単だけど、
- 古いフェルトの上に貼ると、
- 当然フェルトが分厚くなって、
- 水を吸うと重くなるので、
- 遡行に関してはマイナスだ。
デビルズキャニオンは濡れても軽いシューズだ。
それがフェルトの重ね貼りをしたら台無しになるのだ。
フェルトが分厚くなると遡行中のバランスも崩れやすそうだ。
色々試した結果、フェルトが減ったら交換ソールを買って付け替えるという王道手段を取るようになった。
2のラバーソールのグリップだが、
- 僕は他のラバーを履いた事がほぼない。
- なのであてにはならないが、
- グリップが弱い気がする。
ぬめりの少ない渓流だとラバーで遡行できたりもするが、少しでもぬめるとアウトだ。
(他のラバーも一緒かな?)
なので基本的にはラバーは釣り場までの歩きや退渓時、高巻きの時などにだけ使っている。
最近渓流でラバーも試していてけっこうイケる気もしているが、基本的には釣り場ではフェルトソールを使っている。
(本流はフェルト一択)
3のシューズが硬めだが、デビルズキャニオンの売り文句は下記だ。
「足袋のようにフィットする、軽快で機敏なパフォーマンスを提供する軽量なウェーディングブーツ」
足袋のようにフィットすると書かれてはいるが、
- シューズとしては、
- 大きめで硬めだと思う。
- 足袋のようでは無い気がする。
大きさや硬さが人によって合う合わないはあると思う。
僕としては大きめで硬いのが足首までがっちりホールドしてくれているからか、ねん挫などはした事がない。
これはメリットだと思う。
だけど源流域の遡行に向いているかというと、
- 前述したモンベルや、
- フォックスファイヤなどの、
柔らかくて軽くてグリップの効くラバーソールの方が向いているかもしれない。
4の値段が高いは、
- 前述した通り以前は30,000円。
- 1~2年前からは35,000円で売られているところもある。
さらに今後値上がりすると思う。
(値上がりはどの製品もすると思うが)
個人的には場所も季節も問わず、
- 渓流でも本流でも、
- ウェーダーでもゲーターでも、
一足で使いまわせるので満足している。
(ゲーターでも同じサイズ履いています。ゲータースタイルはこのブログ参照)
5の売っている場所が少ないは、
- 田舎在住の僕だとネットで買うしか方法はない。
- だけど試し履きしないとサイズが気になる。
ネット販売でもサイズが違ったら交換してくれるところもあるので、そういうところを活用するしかない。
ちなみに僕は、
- 普段の靴は25cmか25.5cmという小足なのだが、
- リトルプレゼンツのウェーダーのソックス部分が分厚いのもあり、
- US10を履いています。
↓サンディフロッグさんなどがサイズ交換対応あるよう。サイズ目安表も参考になります!
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今回は足元(シューズ)の話でした。
人間が相手だと「足元を見られる」という言葉もある。
だけど渓魚は『釣り人の足元』を見て釣り人の値踏みをしてから釣られている訳では無いと思う。
(そう信じたい)
でも足元は安全釣行のために大事な部分だ。
リピート購入したデビルズキャニオンと一緒に、渓魚に出会うための道を一緒に歩いて行こうと思った。
例えばその道が、苦難が続くデビルズ(悪魔の)、キャニオン(渓谷)だったとしても。
乗り越えていけるさ、きっと。
ちゅ、中二病丸出しの終わり方で失礼しました。。。
「渓魚が足元を見て釣られるなら高級シューズを買うが、そうじゃないので自分の好きなシューズを買う!」とブログ応援クリックお願いします!(^O^)/↓
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そうなんですよ値上げ…
趣味の物ならまだしも、食品や生活必需品も今後かなりヤバそうですよ。
釣りネタではないですが、私共でも段階的に値上げスケジュールが内示されてますが、想定以上に深刻そうです。
そんな折でも賃金アップの叫ばれてるご時世。
価格転嫁しにくい、我々末端小売り店としては、もはや人を雇えない未来がやって来ます。
来年あたり、果たして釣りに行けてるかどうか…
値上げの波、大波ですよね(>_<) 今回はデビルズキャニオンのリピートよりも、実は値上げの話を書きたかったのもあります(^_^;) 値上げの波が来ますよ~って。(もうすでに色々と上がっていますが) 色んな物があがっているので、31110tkjさんのところだとそうだとおもいます(>_<) 僕なんかは社畜(サラリーマン)なので、「色んなものが上がった分、給料も上がればトントンなのにな」とか思ってしまうのですが、経営をされている方からしたら頭の痛い問題ですよね。。。 仕事ありきの趣味ですが、来年も出来るだけ行ける事を願っています!
新しいものと古いものを並べた画像をみると差がすごいですね!なかなかウェーディングシューズやウェーダーに高いお金を出す余裕がないので未だに安物で頑張ってます(笑)最近値上げラッシュでうんざりですね(;_;)釣り道具も値上げ前におねだりして買ってもらおうか検討してみます(笑)
特に後ろから撮った写真は自分でも差がすごいなと思いました(^_^;)
ウェーディングシューズや、ウェーダー、けっこういい値段がしますもんね(>_<) 値上げラッシュは飲食料品などがよくニュースや新聞で出ていますが、釣り道具も今年から来年にかけてさらなる値上げがあると思います。 もし来年買うと思っているものがあるなら、おねだり作戦、良いかもしれません(^O^)