「渓流ルアーが上手」だとか、「腕が良い」とは何を指すのだろうか?
キャストだろうか?アクションだろうか?アプローチだろうか?
とにかく世の中には渓流ルアーが上手な人は沢山居る。
なんかもう嫌になるくらい、上手な人は沢山居るのだ。
SNSなどではすごい渓魚を釣られているのも目にする。
だけど渓魚の大きさだけでは釣り人の腕は計れない。
- Aの渓流の尺イワナと、
- Bの渓流の20㎝イワナ、
- どちらが簡単に釣れるか?
Aの渓流の尺イワナの方が簡単に釣れる場合もあると思うのだ。
釣り場の環境や規模や人の入り具合で、渓魚を釣る難しさは変わってくる。
なので僕は、
- プレッシャーが入りにくく良い渓魚を釣れる場所を知っている人が、
渓流釣りが上手な人の条件だと思っている。
隣の芝生は青く見えるので、
- 北海道や東北、
- 山梨や長野、
- 新潟や岐阜など。
そんな地域にお住まいの方が羨ましく感じる事も時々ある。
(スケールが大きそうだ)
だけどもしかしたら、僕の釣り場を羨ましく思われている方も居るかもしれない。
隣の芝生や誰かの渓流は良く見えるものだけど、誰かを羨ましがっていても何も進まない。
それに僕はまだまだ自分の釣り場の可能性や楽しさを引き出せてないとも思っている。
自分の釣り場にまだ見ぬ素敵な場所があると信じている。
なのでまだ見ぬ場所を探す旅のような、
新規開拓が鳴り止まないっ!
(今回のブログタイトルは神聖かまってちゃんの名曲、『ロックンロールは鳴り止まないっ』から頂きました)
今回の新規開拓の結果は?
早朝からあたりを付けていた場所に向けて車を走らせた。
この日は3つの渓流を新規開拓する予定だ。
1つ目の渓流に到着。
渓相的には居そうな雰囲気がある。
こんな場所を歩いたりして入渓。
釣り上がると複数の小さな魚が何度か追ってきて喰わない事があった。
稚魚サイズに見えたので、
「お父さんかお母さんが釣れるかも!?」
と期待が高まる。
そしてこの小場所。
縁(えにし)を落としてアクション!
またも数匹が追っかけてきて、その内の1匹がかかった!
ネットインしたその魚は、、、
アブラハヤだったのだ!
↓タカハヤかもしれない。
アブラハヤ、久しぶりに釣ったな。。。
思いっきり渓流的な場所なのに居るんだ。。。
アブラハヤには申し訳ないが、君じゃないんだ。。。
そんな僕の頭の中に、
『北の国から』
の音楽が流れた。
あ~あ~ ああああ あ~あ~
んん~ んんんん ん~ん
(下記は黒板純こと吉岡秀隆の言い方で読んで下さい)
アブラハヤだって釣られたくはないわけで。
アブラハヤのいる場所にずかずかと踏み込んだのは僕なわけで。
アブラハヤからしたら迷惑でしかないわけで。
アブラハヤだって必死に生きているわけで。
だけど僕はヤマメアマゴイワナが好きなわけで。
アブラハヤじゃなくて、脂鰭(アブラビレ)が見たいわけで。
↓丸印がサケ科の特徴の脂鰭。
蛍(中嶋朋子)がキタキツネを呼ぶように、
「ルールルル」
って言ったらヤマメアマゴイワナが来てくれたりしないかな。
でもこの渓流には渓魚が居なさそうだ。。。
「ここには渓魚が居ない?渓魚が居なきゃ暮らせませんよ!」
(元ネタは電気がない?です)
新規開拓でアブラハヤが釣れたショックで『北の国から』妄想が止まりませんでした。
(僕も嫁も『北の国から』が好きです)
1つ目はアブラハヤの渓流だった。
「もっと釣り上がれば渓魚が釣れるかも?」
と思ってしばらく粘ったが結果は同じだった。。。
という事で退渓して2つ目の渓流に向かった。
2つ目の渓流に到着して入渓。
ここはすぐに結果が出た。
地図上や地形図上では川になっているが、
水がすごく少ないのだ!
僕は水溜まりくらいの場所にもルアーを投げる。
だけどその水溜まりもないような状態だった。
地図上では川でも、現場に来ないとわからない事ってあるんだよな。。。
2つ目も失敗して3つ目の渓流に移動。
3つ目はこんな場所だ。
ここは居るかな、、、
と思っていたら、
またもアブラハヤが釣れました!
アブラハヤだからと雑な扱いはしたくないのと、すぐにリリースしたので写真は無いです。
新規開拓した3つの渓流は全て渓魚が居なかった。
人が行かなさそうな場所を探して開拓すると、人が行かない場所には行かない理由がある事もわかるのだ。
3つとも早々に釣り終わったのでまだ午前10時前。
帰るにはもったいない。
という事で行ってみたいと思っていた、
- 自分には新規だが、
- 人は確実に入っている。
そんな場所に行ってみた。
スレた渓魚の難しさ。
なぜ人が入っている場所だとわかるかというと、
- 釣り人の車が入渓地点に、
- 時々止まっているからだ。
だけど僕は入った事がなかった。
入渓してしばらく釣り上がると渓魚の反応があった。
だけど喰わない。。。
中には良いサイズもいた。
だけど喰わない。。。
反応して喰わないのがあまりに続くのでルアーを縁(えにし)からボウイに変えてみた。
だけど結果は一緒、追っても喰わない。。。
釣り人がよく入っている場所の渓魚は難しい。
ルアーを縁(えにし)に戻してなんとか釣れたのは稚魚サイズのアマゴ。
途中で20cmくらいをかけたと思ったらバラした。。。
結果、稚魚サイズしか釣れない。。。
だけど良いサイズも目にしたし、タイミングが良かったら良いのが釣れそうだと思った。
この場所では退渓している僕と釣り上がってきた少し年上の餌釣り師さんとが出会って会話をした。
(やはり釣り人が入っている場所だ)
僕は基本的に釣り人と出会うと逃げるので、会話するのは久しぶりだ。
年上の餌釣り師さんは「次に来てみよう」と思える場所の情報を教えてくれた。
4つ目の渓流を退渓してもまだお昼くらいなので次に向かった。
この日の5つ目に、良い場所だがよく人が入っている釣り場に行った。
(ここは通いなれた場所だ)
だけど予想通り人が入っているのでイワナの反応は良くはない。
結果、何とかイワナが2匹ほど釣れた。
↓もう1匹は脱走されて写真無し。
この場所を退渓すると、さすがに足がくたくたで膝も少し痛くなってきた。
だけど僕は見たくなっていた。
何を?
スレてないイワナの気持ちの良い出方を!
という事で身体に鞭打って6つ目に移動した。
痣(あざ)のイワナとの再会!
移動先は今年の4月に新規開拓で見つけた場所だ。
(参考ブログ:渓流釣りのはしごで朝の渓と昼の渓で季節が違い過ぎて戸惑った)
1ヶ月振りで2回目の釣行になる。
ここは誰も入って無いと思っている。
入渓してすぐに気持ちの良いイワナの反応があった!
続いてこの子は落ちパクで喰ってくれた!
やっぱりプレッシャーのかかってないイワナの出方を見るのは気持ちが良い。
この場所に来た理由は実は他にもある。
前回釣行の1ヶ月前に釣れた痣のあるイワナ。
そのイワナにもう一度会えるかな?と期待しているのだ。
釣り上がって痣のイワナの場所。
前回と同じように近付いて同じように流す。
グンッっと手応えが!
釣り上げたのは、
1ヶ月前にリリースしたイワナだ!
この痣がこのイワナの証(あかし)なのだ!
同じイワナが釣れたのは嬉しい!
リリースした渓魚が生きてくれている証明にもなる!
このイワナに関してはサイズも気になっている。
1ヶ月前には30cm~30.3㎝くらいだったので尺イワナ認定はしていなかった。
1ヶ月経って成長して、尺と言えるサイズになっているか?
測ったところ、、、
30.5cmくらい!
ぎりぎり尺と言えなくもないが微妙なサイズである。
少しは大きくなっている気もするが、思ったよりは大きくなってはない。
(測り方の誤差の範囲でもある)
イワナの成長は遅いのかな?
この場所の餌は少ないのかな?
この子には三度目の正直で、
- あと2~3ヶ月経ってからもう一度会いに来よう。
- その時はどれくらい成長しているかな?
それまで同じ場所に居てくれたら良いな。
そんな事を考えながらリリースした動画です。
痣のイワナが居てくれたので、前回釣れた33cmイワナも居てくれるのか期待が高まった。
だけど同じ場所で釣れたのは27~28cmくらいの元気なイワナだった。
このイワナを最後に納竿した。
この日はファインテール3.8ftで釣行したが、
- ロッドの硬さや短さの違和感は、
- 気にならなくなってきた。
- むしろこの短さが、
小渓流での使いやすさや手返しの良さに繋がると思った。
↓ファインテール3.8ftベイト
結局この日は、
- 新規4つを含めて6つの渓流を回った。
さすがに足がくたくたでもう歩けない。。。
この日の新規開拓は失敗だったが、今度行こうと思える場所の情報は手に入った。
新規開拓は失敗も多いが、新しい良い場所を見つけられた時の嬉しさは他に代えがたい。
この冒険的で探検的な、宝探し的な楽しさ。
それが渓流釣りの楽しさの一つだと思うのだ!
この日は6つも渓流を回ったので、僕にしては帰宅が遅くなった。
なので釣行中、嫁が何度かLINEや電話をしてきていた。
嫁:「まだ帰らないのか?」
という嫁からの電話に向かって、
「僕が、まだ釣りをしている途中でしょうが!」
という『北の国からの』のラーメン屋さんでの名シーンのような台詞を嫁に言ったのか?
言えるはずもなく、
「遅くなってすみません!出来るだけ早く帰ります!」
と電話なのに頭を下げながら嫁に向かって返答した僕なのであった。。。
(使用タックル)
ロッド:FSX-B382UL
ライン:アーマードF+PRO 0.6号
リーダー:バリバス トラウト ショックリーダー 30m 1.5号
ルアー:不器用ルアー縁(えにし) イトウクラフト ボウイ
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↓僕のリール
こんにちは♪
新規開拓たのしいですよね! 僕も半分以上は失敗してますけど、その失敗からパラダイスを見つけることも多々あるのでやめられませんw
それと事後報告になりますが僕のブログで、しげるさんのブログと「縁」君の紹介をしました。 悪口など書いてませんのでご容赦くださいm(__)m
新規開拓、失敗も多いけどパラダイス発見もあるからやめられないんですよね(*^_^*)
「まだ見ぬ素敵な渓流がどこかに!」という妄想の終わりは無いんでしょうね!(^^)!
ブログもありがとうございます!『華釣風月』ってブログのお名前、素敵ですね!
僕のブログや不器用ルアーは許可など取らずに何でも好きに書いて頂いて大丈夫です(*^^)v
いつもありがとうございます(#^^#)
しげるさんお疲れさまです!
「隣の芝生は青く見える」僕も、尺イワナや尺アマゴが良く釣れるしげるさんの釣り場を羨ましく思ってる一人です(°▽°)
しげるさんブログの「尺イワナ、尺アマゴ編」もワクワクして好きだけど憧憬の念でウットリして観るだけですが、「新規開拓編」は身近に感じて大好きです!
「ドロバエしか居なかった」「地図にはあるけど行ってみたらほとんど水が無かった」新規開拓あるあるですね(^.^)
僕はこの所、午前中は一番乗りで実績のある川でボウズ回避、午後からボウズ覚悟の新規開拓というパターンです。
以前はちょっと覗いただけで水量が少なかったり、浅いチャラ瀬が続いたり「渓魚は居なさそう」と直ぐに引き返してた所を、もう一度辛抱強く遡ってみたら渓相が良くなってイワナが居た!という事もあり、しげるさんブログの新規開拓編が大いに刺激になってます!
「北の国から」ネタ、僕もセリフを覚えてるくらい好きだったのでウケました(^。^)
隣の芝生と誰かの渓流って青く見えますよね!(^^)!
僕の釣り場を羨ましいと思って頂けているのはなんだか嬉しいです(*^_^*)
新規開拓編、気に入って頂けて嬉しいです(^o^)
新規開拓あるある、ほんとにあるあるですよね。。。(^^;)
午前中に渓魚の顔を見てから午後はボウズ覚悟の新規開拓!気持ちも切り替わって良いかもしれませんね(^^)
辛抱強く遡ってみたら渓相が良くなって、、、なんて素敵な体験で気持ち良いですね(^^)
僕のブログが少しでも刺激になっているなら嬉しいです!
『北の国から』、大好きなんです(^^)
僕はウケて頂けるのが何より嬉しいので「やった!」と思いました(^_^)v
ゴミは捨てないはもちろん、落ちてて拾える物は持ち帰る。
ラインカットした端折っぱしも落とさない。
決して無茶せず無事帰る。
魚をいたわり、フィールドを大事にする人。
こういう人が、所謂釣りの上手い人だと私は思います。
私はまだまだですが…
渓魚に対しても釣り場に対してもマナーやモラルをきちんと守っている方、素敵ですよね(^^)
「決して無茶せず無事帰る」というあたりが僕の胸に刺さりそうだったので注意して釣行します(>_<) 新しい場所は魅力も大きいですが危険も大きいので(^^;) 僕もまだまだです(>_<)
初めてコメントさせて頂きます。
福島の猪苗代・秋元湖エリアをフィールドに遊ばせてもらってます。
私のホーム河川は数年前と比べるとアングラーの方々によって渓魚のレベルが年々上がっているように感じます。なので私の腕では年々苦戦する一方です。
しげるさんのように、新規開拓したいと思っていますが、今回のブログの1つ目の渓流の写真のような場所は熊との遭遇になりそうで…。(多分私のエリアは熊が多いのかもしれません)
私は基本1人で行くことが多いので、熊対策で熊スプレー、熊鈴、蚊取り線香の装備はしてますが、昨年川幅3mの対岸を熊が颯爽と下流に走る姿を目撃してから、より慎重になってしまいました。
これから熊も活動が活発になるので、お互い突然の出会いで事故にならないように気をつけて楽しみましょう。
初コメントありがとうございます!
福島の渓流や湖、スケールが大きそうです!(^^)!
Suzuさんが感じられている事、僕も感じています!
こちらの渓流も特にここ2年ほどのコロナ禍になってから釣り人が増えた気がしています。
釣り人が増えれば必然的に渓魚のレベル(釣りにくさ)が上がってしまいますよね(>_<) なので出来るだけ釣り人が入って無さそうな場所の新規開拓に熱心になっている部分もあります(^^;) こちらも熊は居るのですが、数が多い地域ではないのか、渓流ルアー9年目ですがまだ遭遇した事はありません。 僕もずっと一人釣行で、同じく熊スプレー、熊鈴を常備、蚊取り線香も使う事があります。 川幅3mの対岸を熊が颯爽と下流に走るのを目撃。。。 僕ももし熊を目にしたら今より慎重になると思います(>_<) (想像するだけで怖いです!) はい!お互いに安全第一で注意して楽しみましょう(^_^)v
1日に複数の渓流を行くのってすごいですね!私ひ弱なので1日1渓ですってのは冗談で朝イチでプレッシャーの少ない状態で釣るのに馴れてしまってるので日中の人が入った可能性のある状態の渓流は避けてました(^^;痣のあるイワナ可愛いですね!特徴があるから成長も感じることが出来て愛着湧きますね(^^)今後も優しい釣り人に釣られてリリースしてもらえることをお祈りします!
今回の1日で6つの渓流はさすがに自己記録でした(^^;)
朝一の渓流って浪漫(ロマン)と可能性がありますよね(^o^)
ですが渓流の場所によっては午後からでも、何ならしばらく人が入っていないような場所もあったりします(^^)
そんな場所を求めてさまよい歩いています!(^^)!
痣があるおかげでイワナの特定が出来ました(*^_^*)
同じ場所で1ヶ月後に釣れてくれたイワナには感謝です!
今後も生きて成長してくれる事を願いつつ、2~3ヶ月後に顔を見に行きたいと思います(^_^)v