台風7号が通過したのは、今年の8月のお盆休み後半の事だった。
その日の僕は雨雲レーダーや雨量を見ながら、
「西日本豪雨の時よりひどくなりそうな地域がある。。。」
と心配していた。
台風7号の雨は、一部地域で尋常じゃないくらいに降っていたのだ。
その結果、
- 緊急放水したダムもあったし、
- 渓流は壊滅的な被害を受けて、
- 林道どころか大きな道も崩落した。
今回は台風7号の被害を受けた場所に釣行してきたブログなのだ。
台風7号の被害
渓流に向かう道すがら、車を運転しながら見える被害状況に驚いた。
僕が予想をしていた以上の被害が出ていたからだ。
道路に土砂が残っている場所もいくつもあった。
まず最初にヤマメの渓流に到着して入渓後に釣り上がる。
すると、
「僕は違う渓流に来たのか?」
と錯覚するくらいだった。
緑豊かな小渓流が一変していたのだ。
(場所バレしたくないので普段は写真を載せないですが今回は載せます)
↓釣り上がってから撮った写真。
僕は滑り防止のために、
- いつもフェルトソールだが、
- この日はラバーソールでも滑らなかった。
大水がヌメリも何もかも流してしまったのだと思った。
良いポイントだった場所が無くなっていたり、逆に新しいポイントが出来ていたり。
とにかく土砂だらけだった。
こんなに壊滅的な被害状況の渓流にも、釣り人の足跡はあった。
(足跡はここ数日以内か1~2日以内かも)
どうやら釣り人というのはどんな状況でも釣りに行くらしい。
(僕もその一人です)
ヤマメの渓流!
まずはヤマメが生き抜いてくれているかを確認したい。
不器用ルアー小法師を使って釣り上がると、、、
ヤマメが釣れてくれた!
変わり果てた渓流で、
ヤマメが生きてくれている事にほっとした。
渓相が激変するような大水が出たのに、渓魚は強いなぁ。。。
この渓流でのファーストミッション、
『ヤマメの顔を見る』
が達成出来て安心した。
続いてはセカンドミッションとして、
前回に続いて先日完成したプロトのリップレスダートミノーを試す事にした。
(前回ブログ:渓流用ダートミノー製作4~5回目でスリム扁平リップレスも製作!)
するとシンプルなパーマークのヤマメが釣れてくれた!
続いて釣り上がると、次は少し複雑なパーマークのヤマメが釣れてくれた!
次は頭が大きめのヤマメも釣れてくれた!
前回ブログにも書いたが、ダートミノーについてはヤマメに好印象だ。
- ヤマメは喰うのが上手だし、
- ダート幅が大きくても追いついて喰ってくれる。
(たまに喰い損ないはある)
試作のダートミノーはヤマメへの手応えを感じたのだ。
ヤマメの異なる個性(パーマーク)を堪能出来たので移動する事にした。
次はイワナの渓流に向かったのだ。
イワナの渓流!
イワナの渓流も渓相が激変していた。
「生きていてくれよ」
と思いながら釣り上がると、、、
プロトダートミノーにイワナが釣れてくれた!
この渓流のイワナも生きてくれていた事にほっと胸を撫で下ろした。
しかしイワナはいつものこの渓流らしくない反応だ。
(あまり反応が良くない)
釣り人のプレッシャーなのか、渓相が激変するくらいの大水の影響がまだ残っているのか、理由はわからない。
理由はわからないが、あまりルアーを追ってくれないのだ。
イワナの姿は何匹も見る事が出来たが、ダートミノーに反応が薄い。
という事でルアーを不器用ルアー小法師にチェンジする事にした。
小法師はアクションした時の移動距離が少ないので、この日のイワナは小法師の方が喰い付きやすそうだ。
ルアーチェンジの狙いは当たったようで、とある場所で小法師に良い手応えが!
釣れたのは、
頭の大きな29㎝の泣き尺イワナだったのだ!
↓頭が大きくて身体が細い。
50㎜ある小法師と大きな頭のアップ。
(同じイワナです)
大きな頭で身体が細くて、小渓流で長く生きていたイワナだと思う。
そんなイワナが台風で甚大な被害を受けた後の渓流に居てくれた事が1番嬉しかった。
「生き抜いてくれてありがとう」
と思いながらリリースした。
今シーズンはずっとダートミノーの試作を繰り返していたのでダートミノーばかりを使っていた。
だけど久し振りに小法師を使うと、僕にはやっぱり小法師は使いやすい。
(ダートに比べると喰い損ないも少ない)
この渓流では他にも、
『尺ありそうなイワナと小さなイワナのペアリング?』
も目にする事が出来た。
写真は僕のiPhone8(古い!)での最大ズームです。
この日の釣りが終わって帰宅しながら、ヤマメとイワナが生き抜いてくれていた事に感謝した。
渓相が激変するような大水の中を生き抜いてくれたヤマメとイワナを見てこんな事を思った。
「もう今年は禁漁にしたら良いのでは?」
そんな事を考える僕が居る一方で、
秋ヤマメの婚姻色を見たくて釣行するであろう僕も居る。
「釣り人とは、常に矛盾を抱えている存在だ」
自分を省みて、しみじみとそう思った僕なのであった。
(使用タックル)
ロッド:ブランシエラ4.8ul
ライン:アーマードF+PRO 0.4号
リーダー:バリバス トラウト ショックリーダー 30m 1.5号
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台風7号は報道された被害、自分の目で見た被害、どれをとっても経験上地元では最悪なものでした。
未だにただの岩肌や涸沢から水が出ている所があり、もうどれだけ降ったんだと…( ; ; )
ただ、写真のように荒れてしまった川でも生き残ってくれている逞しい魚がいることに一安心です。
禁漁まで僅か、行ける場所も限られますが、残りを楽しみたいと思わせてくれる魚達の写真でした。
ありがとうございました(^ ^)
台風7号の雨の量、本当にすごかったですよね。。。
通過した日は雨雲レーダーなど見ながら「どうなってしまうんだろう?」と思っていました。
僕も自分の目で見てきました。
酷い状況だろうと予想していましたが、その予想よりも甚大な被害でした。。。
でもヤマメやイワナたちは生き抜いてくれていましたよ!
姿が見えたり釣れた時はすごく嬉しかったです!(^^)!
この状況で今シーズンもあと1ヶ月を切りましたが、最後まで楽しみましょう!