今シーズンは渓流用ダートミノーの試作を重ねている。
ヒラウチ系とは違ったタイプのダートミノーの製作に苦戦していたのだ。
だけど、もう少しで何かが掴めそうな気がしているのだ!
(希望的観測かも)
ダートミノー製作
これまでブログにも書いてきたが、
- 試作を3回ほど重ねて、
- 40㎜や50㎜のスリムなダートミノーや、
- ボトムノック的なダートミノーも製作した。
スリムダートについては、
- ウエイト位置を前重心や、
- センターも試した。
(センターウエイト製作はブログに書けていない)
↓試作4回目はブログに書けてない。
その結果、、、
ダートミノーには前重心が良い!
という至極当たり前の結果を体感した。
最近作った中ではボトムノックダートミノーは優秀で釣れるのだが、スレ掛かり率が高い。
↓釣行ブログはこちら
イワナには特に上下の動きが効くのだと思う。
そうは思うのだが、あまり沈まずに左右の動き重視で誘うダートミノーも作ってみたい。
という事で製作していたのが試作5回目のダートミノーなのだ。
↓試作5回目横ダートミノー
塗装完了してこんな感じ。
泳ぎをみた結果、、、
良い感じにダートしている子もいる!
(注:親馬鹿です)
ただし良いと思えるのは1~2個で、あとはダメだった。
良いと思えるダートミノーも、
- 上手くダートしないタイミングが少しあるのと、
- ただ巻きではほとんど震えないのと、
- ダート幅が大きくて小場所には向かないかも?
という3点の課題がある。
ただ巻きで動かないのはまあ良いとする。
(ダートで誘って釣りたいので)
上手くダートしないタイミングがあるのは改善が必要だ。
やっかいなのは、
- ダート幅を求めていたのに、
- ダート幅が大きいと、
- 小場所だと使いにくいという点だ。
もう1回このタイプと、少し違うタイプを作ってみて違いを感じてみたいと思う。
ダートミノー実釣でイワナとヤマメ!
新しく作ったダートミノーを使いたくて実釣してきた。
(先日の台風7号より前の釣行です)
その実釣の結果、
- 横スライドのダートミノーは、
- イワナよりヤマメ向きかも?
と思ったりしたのだ。
イワナも釣れるのは釣れて、こんな色が濃い子とか、
同じイワナのお腹です。
(色が濃い子、好きです)
29㎝の泣き尺が釣れたりした。
だけどイワナに大きな横ダートだと、
- 岩などから出てきて一回食い損ねた後に、
- 僕の存在に気付いて、
- 奥や岩の下に引っ込んでしまう。
というパターンが多かった。
僕がルアーの動きやイワナの反応が見たいからと距離を近付き過ぎているのが悪いという理由もあるが、
イワナはヤマメに比べると喰うのが下手なので、大きな横ダートを喰い損ねる率が高いのかもしれない。
(僕のダートミノーの使い方が悪いのかもしれない)
続いてヤマメなのだが、
- この日のヤマメの渓は活性が良かった。
- にもかかわらず大きいヤマメに何度も逃げられたのは、
やはり僕の距離の問題が大きいと思う。
(距離は取った方が良いです。僕は見たいので近付きがちですが)
だけど綺麗なヤマメが何匹か、横ダートミノーを喰ってくれた。
ヤマメのパーマークの渓流や個体による違いは見ていて楽しい。
横ダートミノーへのヤマメの反応は良い感じだった。
ヤマメは喰うのが上手だからか横ダートにも素早い動きで喰ってくる。
逆に一瞬喰っていてもちゃんと針にかかってなくて、すぐに口を離して逃げて行ってしまうパターンが何回かあった。
イワナは上下の動きに反応が良いが、ヤマメは横の動きに反応が良いのかも。
(横の動きにも俊敏に反応して喰ってくれる)
まだまだ検証は必要なのだが、プロトの横ダートミノーを使ってみたこの日の感想なのだ。
今シーズンはずっとダートミノーを作ってきたが、ダートが特別に釣れると言うつもりはない。
ダートばかり作っていた理由の一つは、
自分が思い描いたアクションを、
自分が作ったルアーで実現出来ていないのが悔しいからなのだ!
僕が思い描いたダートアクションが出来るルアーを作りたくて、ずっとダートミノーを作っていた。
(完璧には難しいのである程度はですが)
カレンダーを見るともう8月も後半が近くなっている。
シーズン中に間に合うルアーを作るチャンスはあと1回かもしれない。
「ダートミノー試作6回目はどんな感じで作ろうか?」
などと考えながらにやにやしている僕なのであった。
(使用タックル)
ロッド:ブランシエラ4.8ul
ライン:アーマードF+PRO 0.4号
リーダー:バリバス トラウト ショックリーダー 30m 1.5号
ルアー:不器用ルアープロトダートミノー
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↓僕は持ってないですが有名なダートミノー
↓スイミングフックはこんな道具で巻いてます。
初めまして!
いつも拝見させてもらってます@(・●・)@
ダートといえば餌木ですね!
参考にしてみてはいかがでしょうか?!
初めまして!
いつも読んで下さってありがとうございます(*^_^*)
餌木ってダートなんですね!
釣り歴イコールトラウトルアー歴で、ほぼトラウトしかしていないので知りませんでした(^^;)
餌木の動き、ググってみます!
情報ありがとうございます!(^^)!
ご無沙汰です。
今回は、記事のダートミノーそのものではなく、
装着されているフックについてコメントさせて頂きます。
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結論から申しますと、チト軸が太いかなと…
フッキング性能は、形状が同じであれば軸の太さに由来します。
そして、軸の太さが同じであれば形状が大きな要素となります。
もちろん、細軸を使えば強度が低下しますので、
闇雲に細けりゃいいって訳ではありません。
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自分は、湖で使用するスプーンとバイブレーションには、
『がまかつ』の『マス10号』を装着しています。(バーブは潰す)
ただし10号は廃盤なので、7cmぐらいまでのミノーなら9号でもいいでしょう。
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<マスバリの特徴>
・10号(9号)は、芦ノ湖などのエサ釣り師が使用しており、
60cmオーバーが掛かってもビクともしない強度がある。
・イクラを刺すので比較的細軸である。(=フッキング性能)
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ちなみに、軸の太さが同じだった場合は形状に由来すると書きましたが、
ハリ先がチモトを向く形状のものが、フッキング性能は良くなります。
(例)丸セイゴ・マスバリ・アマゴバリ など
しかし、ハリ先が魚の組織(表皮)を捉えることなく
素通りするリスクもありますので、
チモトよりやや開き気味の方が、バランス的に優れていると言えます。
(マスバリ)
伊勢尼やチヌバリ、『袖』のように、
ハリ先がチモトより大きく開いた形状のものは、
アタックに対して、魚の組織(薄皮)を捉える性能は優秀なのですが、
魚の反転やアワセによって完全に貫通させる性能では、
かなり劣ると言えるでしょう。(太軸だとさらに劣る)
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次に強度ですが、同じ太さの軸を使用したと仮定して、
伊勢尼やチヌバリのように、全体が同じ曲線で形成されているものの方が、
『袖』のように、直線の連続する形状のものよりも優れております。
直線の連続する形状のものはその曲部に大きな負荷が掛かり、
大抵はその曲げ加工された部分で折れてしまいます。
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ホールド性(バラシにくさ)も重要ですね。
これはやはり、直線形状のものに軍配が上がります。
魚が暴れた場合、フックの曲線部分を行き来しますが、
伊勢尼型の場合、スイングがある幅を超えた瞬間(ハリ先より大きな動き)に、
フックアウトとなってしまいます。
逆に袖型の場合は、ハリ先の基部にある曲部を支点に、
魚のみが振れることになります。
バラシを成立させるには、
約1cmほどマイナス方向に力を加えなければなりません。
※ロッドが曲がっている限りにおいては、ほぼ不可能です。
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ただし、バラシの原因はこれだけではないので、
フック形状のチョイスによって100%防止出来る訳ではありませんが…
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ちなみに件の『マスバリ』ですが、
芦ノ湖で幾度も60cmオーバーを掛けましたが、
伸ばされたり折られたりしてのバラシは一度もありません。
※変形はごくまれにありますが…
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<追記>
アユの掛け針も考えたことがあるのですが、
やはり直線形状で強度に難があるのと、
ハリ先が内を向き過ぎてフッキング性能に問題があり、
トラウト用には不適格の判断となりました。
友釣りの場合は、石に当たってハリ先が鈍る(なまる)のを防ぐ必要から、
ハリ先を内に向ける必要があるのでしょう。
また、アユは概ね25cmまでが対象です。
尺アマゴを確実に獲る目的で開発された訳ではないことも、
視野に入れなければなりませんね。
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仲間内でフックオタクと言われる自分は、
フックのネタのみで本一冊書けますよ。
魚を釣るのはルアーではなくフックです。
フックへの拘りが、釣果への最短距離だと確信しております。
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<追記②>
ボートシーバスで、
ラッキークラフトのワンダーに大きなチヌ(黒鯛)が掛かりましたが、
ファイトの中盤でバラしてしまいました。バラシの原因はフックの折損です。
見ると、トリプルフックの2本が折れていました。
イガイなどを噛み砕くチヌは、安物のフックなどいとも簡単に折ってしまうと、
ボートキャプテンに言われました。
それ以来、フックには人一倍気(と予算)を使っています。
※ルアー+フックを100%とした場合、フックの予算は約24%となっております。
(過去3年の実績)
フックって大事ですよね!すごく共感します!
僕も色々と試して今の伊勢尼やチヌになっているのですが1番のフックへのこだわりは、もったいないと思わずに少しでも鈍ったらすぐに交換するです(^^)
良いフックを使っても針先が鈍っていたらどうしようもないので、フック交換は積極的にするようにしています!
本流のスプーンだと岩に当たったりもするので半日の釣行で数回フック交換する事もあります。
渓流用の僕のフック、軸が太いんですね!
確かに太めを使っています。
以前は新改良スレを使ったりしていたのですが、尺か尺近いイワナに新改良スレを曲げられてバラしたことが何度かありまして、、、
それからは太めのフックを使うようになったので、確かに太いと思われるかもしれません(^^;)
ホールド性(バラシにくさ)は直線形状のフックの方が優秀なんですね!
その認識がなかったのでありがとうございます。
以前に直線形状を数回使った時にかけにくさ(かかりにくさ)が良くないイメージで、それから使っていませんでした(^^;)
がまかつマス針は使った事がないので釣具屋さんなどで見てみたいと思います。ヒネリが入っているんですね。
鮎の掛け針は僕も試しましたが、形状からかかかりにくかったです。
(細いので強度も不安があります)
フックが大事なのはすごく共感します!
ヘルクライマーさんのこだわりを教えて頂いてありがとうございます!(^^)!
フックネタの補足です。
ホールド性ですが、正確に言うと、
最後のカーブからハリ先までの数ミリが、直線であるか否かということです。
狐バリなんかがその代表でしょう。
このハリは、チモトから緩やかな曲線を描きながら、
最後の部分が直線で形成されています。
また、ハリ先とチモトを結んだ直線に対し、ハリ先が内向きに近い程、
ホールド性は高まります。
しかし、アタックの際にハリ先が魚の組織を捕らえることが出来ず、
素通りするリスクも高くなりますので、一概に有利だとは言えません。
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マスバリなんかに設けられた『ヒネリ』ですが、
以前に記載されていた『真剣白刃取り』の例えが、最も的を射ているでしょう。
つまるところ、エサ釣りでパクッと咥えたハリが素通りすることなく、
魚の組織を捕らえる為の形状であり、
口を開けてルアー本体にアタックした魚を掛ける目的ではありません。
厳密に言うと、ヒネリの反対方向からのアタックを掛け損なう可能性もあり、
ルアーフックには不要だと言えるでしょう。
※「ヒネリのせいで掛け損なったぁ!」と思ったことはありませんが…
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どうしても伊勢尼型に拘りがあるのでしたら、
㈱ささめ針製の『チヌ極細』をお試し下さい。
また、丸セイゴ型ですが、『ハネ専用』も極めて良好です。
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<追記>
お盆前の台風以降まとまった雨が降らず、超渇水の筈です。
このタフコンディションを、いかにお過ごしでしょうか?
ホールド性ですが、『最後のカーブからハリ先までの数ミリが、直線であるか否か』が重要なんですね!
かけやすさか、バラしにくさか、どちらを選ぶかが問題ですね(>_<) 『ヒネリ』は僕も試した事があるのですが、渓魚に関して言うとヒネリは無くて良いと思っています。 おススメの針、ありがとうございます! 魚に最初に触れる部分がフックですので、フックは本当に大事だと思っています。 実はこちらはお盆後半の台風で被害があったり増水したりで超渇水という感じではないんです。 ただ渓流に土砂が流れてしまった場所も多くて、道も崩落したり、、、 釣りに行ける場所が限られてしまったのが厳しいですね(>_<) 試作のルアーたちと一緒にゆるりと楽しんでいます(*^_^*)