リールのドラグ音は大きい方が良い!小さいとこうなるのだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
リールのドラグ音

 

前回ブログでリールのドラグやラインローラーのメンテナンスをした。

その結果、『ある失敗』をしていたとブログの最後に書いていたのだ。

 

今回のブログタイトル通り、失敗していたのはドラグに関する事なのだ。

初めてドラグワッシャーを交換して、ドラググリスも塗ったドラグだ。

 

「どのような失敗だったのか?」

それをメンテ後の初釣行から振り返るのだ!

 

ちなみに僕のリールは↓これです。

イワナの川に釣行!

 

またしてもイワナの川に釣行した。

大イワナ(40㎝級)を夢見て今年何度か釣行している場所だ。

 

僕はこの川に大イワナがいると信じているのだ。

 

入渓地点の水温は4度~5度だった。4月にしては少し低い。

 

 

この日はすごく寒くて途中で雪も降ってきた。。。

4月の2週目なのに。。。

 

↓雪が降ったのを撮っただけの動画です。

 

釣り人の足跡も発見した。。。

しかも前日かまたは最近の足跡に見えた。

 

今年の3月~4月で学んだ事が1つある。

 

どんなに良い釣り場でも、

前日とかに釣り人が来ていたら、

反応は無くなるか少なくなる。

 

という事だ。

 

いや当たり前の事かもしれないけど、本当に反応が全然違うのだ。

  • 特に通しで釣り上がっていると、
  • 釣り人が入っている場所と、
  • 入って無い竿抜けの場所、

その反応は驚くほど違うのだ。

 

この釣り場は去年も今年も尺イワナを釣っているし、イワナの魚影が凄く濃い。

 

1日で30~40匹釣れたような、ツンデレで言うデレの顔の日もあった。

 

だけど近い日に釣り人が入っていると、ツンデレで言うツンの顔を見せる日もある。

まるで違う場所に来たのかと思うくらい反応が無い日もあるのだ。

 

別にツンデレで例える必要はないのだが、ツンデレという言葉が好きなのである。

 

話を戻すと、釣り人のプレッシャーは小場所が続く小渓流に特に顕著に影響すると思う。

 

上手な人はそれでも釣るのかもしれない。

だけど僕くらいのへっぽこならこう思う。

 

「釣りの腕を上げるための練習や経験に時間を使うより、釣り人のプレッシャーが無い場所をひたすら探すのに時間を使って良い場所を発見した方が釣果が上がるのでは?」

 

でもそれはみんな考える事なんだろう。

釣り人はみんな、自分だけの桃源郷のような川を夢見ると思う。

 

僕のような田舎の僻地に住んでいても、釣り人の足跡を発見するのだ。

自分以外釣り人がこない場所なんて、夢の中にしか存在しないのかも知れない。

 

ちょっと脱線したので釣行の話に戻る。

 

ドラグの調整に変化!

 

釣り上がるがやはり反応は厳しかった。

たまにルアーを追っても、距離が縮まらずバイトまで到らない。

 

これが釣り人のプレッシャーのせいか、または急に寒くなった気温や水温のせいで動きが鈍いのかは分からない。

 

だけど竿抜けの場所も少しはあった。

そこではデレの顔をしたイワナがかかってくれた。

 

だけどファイト中に違和感がある。

寄せてきて足元近くでバレた。。。

 

バレたのは22㎝~24㎝くらいのイワナだった。

 

違和感の原因はドラグだった。

 

ちゃんと確認してない僕が悪いのだが、

  • 3年以上メンテナンスせずに使っていたリールの、
  • ドラグワッシャーを変えてドラググリスも塗った。
  • それはドラグの調整に少なからず影響があったのだ。

メンテナンス前と同じ感じでドラグを調整していると、メンテ前よりあまりドラグが(ラインが)出なかったのだ。

 

バラしたイワナも、

  • サイズと手応えだと、
  • 普段少しは出るドラグが、
  • 全く出ないまま、
  • グリグリと寄せてきて、

足元近くでもローリングしてバレた。

 

3年以上メンテナンスをしていなかったからか、以前は滑るようにドラグがシャーっと出ていた。

 

それが良い状態かは分からない。

ドラググリスが切れてドラグの粘りも無くなっていた可能性もある。

 

だけど確実に言える事は、ドラグのメンテナンスをしたのでドラグの出方が変わったのだ。

 

ドラグに関しては、

  • 手で引っ張ってみて、
  • ドラグの出る感じを確認するのと、
  • 釣ってみて感覚を掴むしかない。

 

竿抜けポイントもあって数匹のイワナは釣れた。

あまり小さいとドラグの確認にならない中で、25㎝くらいのイワナが釣れた。

 

だけど25㎝くらいあっても、いつものドラグの締め方だとドラグが出ないまま釣れた。

 

リールのドラグ音

 

ノーメンテナンスながら、曲がりなりにも3年以上同じリールを使っていた。

なんだかそのドラグ感覚が体に染み付いていたようで、新しいドラグの調整に四苦八苦していたのだ。

 

ドラグ音の大切さ

 

ドラグ調整のベストポジションを探りながら釣り上がっていた。

とある竿抜けポイントでの事だ。

 

アップで投げて着水後、少し引いてからトゥイッチ。

 

途中でグンッと手応えを感じた。

イワナがかかったのだ!

 

かかってすぐにはイワナのサイズは分からなかった。

 

だけど小渓流の小場所だ。

すぐにイワナが目視出来た。

 

見た瞬間、デカいと思った。

太くて黒い影、大イワナではないが尺イワナサイズだ。

 

その太くて黒いイワナを寄せてくる。

僕との距離が近付いたイワナは、僕の存在に気付いて抵抗した。

 

水がクリアで距離が近いので、大きなイワナが激しく首振りをしているのが見えた。

 

ここで、

  • 目で見ているイワナのサイズと、
  • 首振りの激しさに対して、
  • ロッドの手応えに違和感があった。

このサイズであの首振りならもっと重い手応えのはずだし、手応えが重くないならドラグが出ているはずだ。

 

だけどいつもドラグが出る時に聞こえていた、「ジィッ!」というドラグ音が聞こえない。

ドラグは出ていないのか?

 

イワナからリールに視線を移した。

するとドラグは出ていた。

 

だけど、

ドラグ音が小さくて僕の耳に届いていなかったのだ!

 

ドラグが出ているのを目視で確認した僕は焦ってすぐに視線をイワナに戻した。

 

目に見えたのは、まだ首を降っているイワナと、たるんでしまったラインだった。

 

慌ててラインを巻こうとしたがもう遅かった。

 

首振りをしているイワナの口からルアーがポロッと外れるのが見えた。。。

 

「ぬあぁぁぁぁ尺イワナバラしたぁぁ%&#!!!」

 

ルアーが外れて奥に逃げ込んで行く大きなイワナの背中を眺めて、がっくりと膝を付いた。

 

違和感を感じてイワナから目を離してリールを見て、またイワナに視線を戻すまでのほんの少しの時間。

 

一瞬のような時間かもしれないが、イワナとのファイト時間で考えると大きな隙を作ってしまった。

 

シングルフックバーブレスなので、ラインがたるむとすぐにバレるのだ。

ラインをたるませてしまった時点で勝負ありだったのだ。。。

 

この一連の流れ、動画でお見せしたいくらい反面教師な感じだった。

 

その後、手で引っ張ってドラグを出して音を確認した。

やはりドラグ音はすごく小さかった。なぜ事前に気付かなかったんだろう。。。

 

考えた結果、家と渓流の周囲の音の違いに気付いた。

 

メンテナンス後に家でドラグ音を聞いたら小さいながらも聞こえていた。

 

だけど渓流では川の落ち込みや流れの音などがあって、家よりはドラグ音が聞き取りにくくなるのだ。。。

 

そもそもドラグ音が小さくなった理由も考えたら、すぐに思い当たった。

 

ドラグのメンテの時に赤丸の部分と、

 

リールのドラグ音

 

さらに白丸のドラグの音出しピンの部分に、

 

リールのドラグ音

 

何も考えずにグリスをたっぷり塗ったのが原因なのだ!

 

赤丸部分と白丸のピンが当たってドラグ音を出している。

そこにグリスを塗りたくったので抵抗が少なくなってドラグ音が小さくなったと思われる。。。

 

何も考えずに、

 

「グリスは多く塗った方が良いだろう」

 

という浅はかな考えをしていた僕が悪いのだ。。。

 

帰宅してからグリスを拭き取ったら、ドラグ音は少し大きくなった。

 

魚とのファイトと三つの感覚

 

正直、リールをメンテしたくらいで僕の釣りには影響が無いと思っていた。

 

というのが、僕はそんなに繊細な釣りをしているつもりはなかったのだ。

 

でも今回分かった。

僕が繊細な釣りをしているかどうかは置いといて、

 

魚とのやり取りは、

人間の五感のうち、

三感をフルに使っているのだ!

 

五感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚だ。

 

その中で魚とのやり取りに使っている三感は、

  1. 視覚(魚を目で確認)、
  2. 触覚(ロッドの手応えなど)、
  3. 聴覚(ドラグ音など)

この三感を使っている。

 

この3つの感覚は慣れ親しんだタックルではきちんと連携が取れている。

  1. (視覚)目で見た魚の大きさや動きと、
  2. (触覚)ロッドに伝わる手応えの重さ、
  3. (聴覚)魚の大きさや手応えによりドラグがどれくらい出ているか。

これらの全てが自分の中での想定内、予想通りだと違和感が無い状態だ。

 

だけど今回の僕はドラグの出方が変わった事やドラグ音が聞こえない事により、この三感のバランスを欠いていた。

 

その結果、当然感じた違和感。

違和感から出た一瞬の隙と、ラインのたるみ。

 

今回のバラしは必然だったのだ。。。

 

魚とのやり取りは、これまで自分が思っていたよりも微妙なバランスで成り立っている事が分かった。

 

特に僕は同じタックルをずっと使い続けるタイプだ。

渓流ルアー7年目だけど、買ったリールはナスキー1000とこのストラディックのみだ。

 

なので手や耳に馴染んだ感覚が急に変わると違和感を感じるのかもしれない。

 

リールのメンテ後にドラグの出方やドラグ音など、それらをきちんとチェックして気付けてなかった事が敗因(失敗)なのだ。

 

そしてこう思った。

 

ドラグ音は大きい方が良い!

 

管理釣り場とか人が周りにいるところだとあまり大きいと迷惑かもしれない。

 

だけど渓流で一人で釣りをするのに、多少ドラグ音が大きくても迷惑にはならないと思う。

 

ドラグ音が聞こえる事のメリットはとてつもなく大きいのだ。

 

ドラグ音を大きくしたいと思って調べていたら、

  • シマノのリールより、
  • ダイワのリールの方が、
  • ドラグ音が大きかったり、
  • イジッて大きくしやすいようだ。

ちょっとダイワが魅力的に思えてきた。

 

たかがドラグ音、されどドラグ音なのである。

 

最後に今回僕が言いたかった事をまとめると、

  • 釣り人が入ると魚の反応は悪くなる。
  • ドラグのメンテを失敗して、
  • グリスの塗りすぎでドラグ音が聞こえなくて、
  • 尺イワナをバラしました。
  • ドラグ音は大事!
  • 音は大きい方が良い!

という事です。

 

うん。

いつも思うけど、本当は僕のブログなんて数行で終わるのではないだろうか?

 

長いブログを最後まで読んで下さってありがとうございました。

僕の失敗が少しでも参考になれば幸いです。

 

(使用タックル)

ロッド:カワセミラプソディ

リール:シマノ  16ストラディックCI4+ C2000HGS

ライン:デュエルアーマード F+ Pro 200m0.8号ゴールデンイエロー

リーダー:モーリス ストリームショックリーダー30m 8lb

ルアー:不器用ルアー『山椒』

 

「ドラグ音って大事だし聞こえると気持ち良いの分かる!」とブログ応援クリックお願いします(^O^)/↓
にほんブログ村 釣りブログ 本流・渓流ルアーフィッシングへ
にほんブログ村

 

SNSでもご購読できます。

コメント

  1. 3110tkj より:

    ドラグ音へのこだわりよくわかります。
    私はシマノ派で、ステラは使った事ないですが、色々所有してましたが、個人的にはツインパワークラスからドラグの音質が格段に良くなる気がします。(リジットサポートドラグの関係かな?)
    過去に所有していた08カーディフはドラグ音最高でしたね。

    あとカワハギ釣りに使ってる両軸リールでスティーレってのがあるのですが、通常船用のリールはドラグ音せず、同型機のカワハギ専用のステファーノにももちろんない、ドラグ音がこのスティーレには設定されてるんですよ。
    当初専用機のステファーノを買うつもりだったのですが、このドラグ音が気に入って購入して、秋冬の船カワハギでドラグ鳴らす場違い感に酔いしれております。

    1. しげる より:

      3110tkjさん
      ドラグ音、大事ですよね(^o^)

      クラスが上がるとドラグの音質が良くなるんですね!
      値段の高いリールはドラグまでこだわって作られているのかもしれませんね(^^)

      トラウト専用機カーディフ!
      カーディフのドラグ音が好きと言う人を他にも知っています(^o^)
      発売の年代によって音が違うらしいですね(^^)

      船用のリールはドラグ音しないんですね!
      ドラグ音はあったほうが色々気付きがありますし、何より気持ち良いです(^o^)
      酔いしれるお気持ち、すごく分かります(^_^)v

  2. 花屋のいちろー より:

    読んでいて成る程と思わされました!。
    機能的に失敗という程の失敗ではないよぅに感じますが、ファイト中にドラグ音は何気に重要なんですね!?。
    バスをやっていた頃、今ではベイトにもドラグのクリック音が出る仕様なってますが当時はまだ無音で、クリック音なんてあっても無くてもどっちでもいいと思っていたのですが(今も)、音がない事の弊害があるんですね!!。普段いかに気にしてないかを思わされました(^^;

    へぇ、シマノとダイワではクリック音の大きさが違うですね(゜ロ゜)!?。シマノのスピニング使った事なかったのでこれも知りませんでした(^^;

    1. しげる より:

      花屋のいちろーさん
      ファイト中のドラグ音、僕にとってはすごく大事でした(^^)
      耳でドラグ音を聞いてラインがどれくらいの勢いで出ているかどうかを認識しているので、流れにのって走る本流アマゴとかニジマス相手だとさらに重要になります(^o^)

      昔のベイトは無音なんですね!
      最初から音が無いのが普通だったら僕も何とも思わないかもしれません(^^)

      あくまでネットでさらっと調べた知識ですが、ダイワの方が音が大きかったりイジッて大きくしやすいみたいです。
      僕も今回調べて知りました(^^)

      トラウトではシマノしか使った事がないのでダイワとの違いを実感はしてないです(^^)

  3. あざらし より:

    今までドラグ音を気にしたことがありませんでした(^^;自宅と渓流では環境が全然違うので魚を掛けてみないと気付けないですよね!昨日釣りに行きましたがARスピナーをロストしてしまいました(>_<)エースを失ったあげくボウズというなかなか厳しい釣りでした(笑)

    1. しげる より:

      あざらしさん
      ドラグ音、鳴ると気持ち良いし大好きなんです(*^_^*)
      そうなんですよ!家では小さい流れも聞こえていたのですが、渓流では川の音や色々あって全然聞こえませんでした(^^;)

      ARスピナーロストでボウズですか。。。それは厳しい(>_<) でも安心して下さい! 僕も最初はものすごくARスピナーをロストしては買っていました! そのおかげで(!?)、1ARスピナー(700円前後)、2ARスピナー(1400円前後)という通貨単位が出来たくらいです。 本格シーズンはまだこれからなので、今のうちに経験値を貯めておきましょう(^o^) レベルアップに必ず繋がると思います(^_^)v

  4. きんくま より:

    きんくまです、こんばんは。
    なんでも適材適所の適量というのがあるのですね。
    ドラグ音についてですが今まで意識したことありませんでした。そもそも繊細に魚とのやりとりなんてした事ないからドラグ調整は適当でしたね、お恥ずかしい…
     試しに最近中古で手に入れたカーディフのドラグ音試しに聴いてみました。ジーッと低めの良い音。お古のダイワ05カルディアKIXはカリッカリッと高めの音です。最新ダイワリールの音は知りませんがダイワってこんな音なんですかね。 ジーっとドラグ音鳴らして魚とのやり取りやってみたいです。

    1. しげる より:

      きんくまさん
      ほんと、適量ってあるんです(^^;)
      「少ないよりは多い方がええやろ!」と関西弁が似合うバット大振りの感じで塗ってしまったので音が小さくなってしまっていました(>_<) 僕はプロバラシストなので、ドラグ調整については数多の魚をバラしてきた結果、意識するようになりました(^^) まだどんな調整がベストかは分かってはいないですが(^^;) シマノとダイワ、早速聞き比べられたんですね!仕事が早い!(^o^) 発売された年代にもよるのですが、カーディフのドラグ音が好きな人を知っているので人気のあるドラグ音かもしれません(^^) かけた魚がドラグを鳴らして突っ走ると、薬師丸ひろ子な感じです。 あっ、「カ、イ、カ、ン」(快感。セーラー服と機関銃)の事でした(*^_^*)

  5. きんくま より:

    薬師丸ひろ子の「カ、イ、カ、ン」って古いですね。
    しげるさんの実年齢より古い事知ってらっしゃる。
    角川三人娘の薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子のうち伊賀忍法帖デビューの渡辺典子さんが地味でしたが好きでした。知ってますか?っていうかドラグと全く関係無しな話でした、すみません。。。w

    1. しげる より:

      きんくまさん
      確かに僕は実年齢(今年39歳)より古い事をブログに書いたりする事がありますね(^^;)

      渡辺典子さんは知りませんでした(>_<) ネットで調べましたが、可愛い方ですね(^^) その3名だと原田知世さんがずっと好きです(^^) 今でもすごく可愛いと思います(^o^) いえいえ、こういう話も楽しいです(^^) 「カ、イ、カ、ン」にリアクションバイトありがとうございました(^o^)

あざらし へ返信する コメントをキャンセル