明けましておめでとうございます!
本年もよろしくお願い致します!
年が明けてからもう数日経った。
- この数日間のSNSなどを見ると、
- 初釣りを済まされた方や、
- 初売りで買い物をされた方など。
楽しそうな様子が拝見出来たのだ。
で、僕は何をしていたか?
ひたすらルアー製作していました!
- 初回ロットから3回目までの、
- スイムテストやリップ付け。
- 4回目ロットの塗装。
それらを進めていたのだ。
4回目ロットが完成するのは1月半ばになりそうだ。
そこまでは気を抜かずルアー製作を続けるのだ。
嫁との問答
年末年始で4回目ロットの塗装を進めて頭黒塗りが終わり、
ちょっとお化粧して、
目玉を付けた。
続けて目力(めぢから)を付ける作業をしていた。
(注:目力と紅ほっぺは僕のルアーに付いている下記の事です)
目力を貼る作業は室内で出来るのでリビングでしていた。
↓手作業で切って貼る。
リビングで不器用ルアー10個分の目力(1個に6ヶ所で計60ヶ所)を貼り終わるのに2時間ほどかかった。
そんな僕を見て嫁が話しかけてきた。
嫁:「そんなに時間をかけてまで目力を貼る意味ってあるの?」
(注:嫁は目力否定派です)
僕:「意味あるよ!これが不器用ルアーの印(しるし)だから!」
嫁:「印(しるし)なら紅ほっぺだけでいいんじゃない?」
嫁:「目力と紅ほっぺだと、服で言う柄に柄(上着もズボンも柄物)になって掛け算がマイナスになってない?」
年明け早々嫁に畳みかけられた。
そんな嫁に対して、僕はとっさにこう答えた。
僕:「これは僕のフーセンパン屋さんだから!」
どうやら嫁には通じなかったようで、嫁は呆れたような顔をして視線をテレビに戻したのだ。
フーセンパン屋さんとルアーの個性
フーセンパン屋さんと聞いてぱっと思い浮かぶ方は僕と世代が近い漫画好きの方だと思う。
漫画「稲中卓球部」のこの一コマなのだ。
このフーセンパン屋さんは登場人物の前野たち(中学生)が夢を語る場面で出てきた。
前野は『風船パン屋さん』なる夢を語った。
なぜ普通のパン屋さんじゃないのか?
その理由は下記なのだ。
↓稲中卓球部から引用。
不器用な私は、己を知ってます。
不器用な私が作るパンなど美味しくもないでしょう。
そんなおいしくないパンしか作れないから、一等地では店を出せません。
路地裏に店を構えるしかありません。
路地裏だから客足も減るでしょう。
「じゃあ、どうする?」という問いに、前野はこう答えたのだ。
僕はこの前野に自分を重ねたのだ。
それが不器用ルアーに目力と紅ほっぺを付けた理由なのだ。
前野はパン屋さんで風船をかぶった。
僕はルアーで目力と紅ほっぺを付けたのだ。
というのも、
- 僕は自分が作ったルアーを、
- 一目見て誰が作ったかわかる。
- そんなルアーにしたかった。
この一目でわかるというのはすごく大事だと思っている。
だけど僕は小学生の時に図画工作で1を取った筋金入りの不器用。
綺麗に塗装したり顔で表現したりする技術が無い。
技術は無いけど一目でわかるようにしたかった僕が考えたのが目力と紅ほっぺなのだ。
ルアーの個性について考えたのは、販売なんて考えてもなかった3年半ほど前の話だ。
(参考ブログ:不器用ルアープロト完成!ルアーの個性を考えた結果が、、、)
そのきっかけになったのが、
- 「append」(アペンド)であり、
- ザンマイルアーズ、
- アルボルだった。
有名なハンドメイドミノー「append」(アペンド)。
その独特な形で一目見た瞬間に「append」(アペンド)だとわかる。
(製作者モローさんには上記参考ブログの際に了承を頂いて書きました)
↓「append」(アペンド)。
もう一枚。背中の形が独特なのだ。
他にも顔や顔の印でブランド名がわかるルアーもあって素敵だと思う。
一口にハンドメイドルアーと言っても沢山の方が作っている。
その沢山の方々は、
- ほぼ100%僕より上手で、
- たぶん字や絵も綺麗で器用な方だ。
一方の僕はとんでもなく不器用で字も絵も下手だ。
そんな上手な方が作った綺麗なルアーの中に混ざったとしても、
- 自分の作ったルアーは、
- 下手だとしても、
- 一目見て自分のだとわかる。
そんな風にしたかった。
一目でわかるようにしたいが上手な技術はない。
じゃあどうするのか?
「目力と紅ほっぺ付けるしかないっしょ~」
なのだ。
最後に書くが、稲中の前野が語ったフーセンパン屋さんには真理も含まれている。
例えばパン屋さんを始めようとして、
すごく美味しいパンが作れれば成功すると考えている人はいるのかな?
僕はそれは違うと思う。
すごく美味しいパンが作れる事とそのお店が成功するのは別の問題だ。
逆にそこそこ美味しいレベルのお店でもすごく美味しいお店より成功する事はままあると思う。
まず知ってもらう。目に入る。話題になる。
例えばそれがフーセンパン屋さんなのだ。
そんなこんなで不器用ルアーに付いている目力と紅ほっぺ。
そんなヘンテコなルアーを使ってくれる酔狂な方がいる。
そう信じてあと少しの工程を進めている僕なのであった。
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新年あけましておめでとうございます。 早速のブログ更新を楽しませて頂きました。
奥さまのご指摘も的確ではありますが、不器用という看板は、紅ほっぺと目力という個性とのセットで成り立っているかと思いますので簡単には外せないですよね。
世の中の人々はアイデンティティというものをなかなか作れなくて苦労しております。それを考えるとそれを既に持ち合わせている事は素晴らしいことです。
不器用、紅ほっぺ、目力、邁進してくださいませ
明けましておめでとうございます(^o^)
今年もよろしくお願い致します(^^)
うちの嫁、僕にはけっこうズバズバと言ってくるのですがそれが結構当たっていたりするのであなどれません(^^;)
嫁の指摘を受けて前回出品の山椒は紅ほっぺだけにしたのですがやはり目力と紅ほっぺに戻しました。
ご指摘通り僕の中では簡単には外せないアイコンになっています(^o^)
アイデンティティ、ルアーの形や顔で綺麗に上手に表現出来ない不器用が考えた結果なのですがそのわりには結構気に入っています(親馬鹿)
あと少し、製作完了まで頑張ります(^o^)
明けましておめでとうございますm(__)mことしも宜しくお願いします!やはり不器用ルアーといえば目力と紅ほっぺですね(^-^)奥さまとのやりとりでいつも途中でいなくなる奥さま好きです(笑)私けっこう漫画は読んできましたが稲中は読んだことありませんでしたのでこのネタは初めてでした(*^^*)
明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願い致します(^^)
目力と紅ほっぺ、嫁の意見もあり、昨年作ったのには秋までやめてたんですがやはり復活しました(*^_^*)
嫁はいつも途中で僕に呆れて居なくなったり会話終了したりします(^o^)
稲中卓球部読んだことありませんでしたか!
僕も10代20代はかなり漫画を読んできました。
どれだけ時間とお金を使ったかが経験だと思うのですが、そういう意味では僕はまだ釣りやブログやルアー作りより漫画の経験値の方が高いと思っています。
そんな僕が笑える漫画の金字塔としてご紹介します(^^)
最初の方は絵が荒いですが内容はずっと面白いです。
実は僕の器の大きさがおちょこの裏というのも稲中卓球部の一言からとっています(*^_^*)
機会があれば是非(^^)
明けましておめでとうございます!(^o^)
オリジナリティは大事ですね。
目力、紅ほっぺがあることで優越感に浸れるユーザーが必ずいます!
明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願い致します(^o^)
嬉しいお言葉ありがとうございます!
目力と紅ほっぺがあるルアーを欲しいと思って下さる方に届けられるように頑張ります!
いやぁ、僕からしたらしげるさんも十分に上手い、見習いたい、参考にするビルダーさんですよぉ(*´ω`*)。
不器用は変わらないのかもしれませんが、経験値でその不器用さをカバー出来ているルアーの完成度だと思います(^^)d
いえいえ僕なんてほんとに不器用を絵に描いた人間なので全然です(^^;)
SNSなどで「初めて作りました!」と書いてあるようなルアーの綺麗さにいつも落ち込んでいます(>_<) もう仕方ないので「昨日の自分より上手に」を合言葉にしています(^^) お褒めのお言葉、ありがとうございます(*^_^*)