前々回ブログにも製作経過を書いていたルアーが完成したのだ!
しかし冒頭は反省から入ります。。。
湿度が高いとセルロースセメントでドブ漬けしたらルアーが白濁するのは知っていた。
そして今は梅雨なのだ。。。
僕はリターダーの使用方法、重要度をまったく理解していなかったのだ。
結果、今回のルアーには下記のような小さな泡が色んな場所に発生した。
これはかなりショックだった。
ハンドメイドルアーを作っている方からすると、初歩の初歩だと思う。
それすら出来ていなかったことを、恥ずかしながら告白します。
解決策は教えて頂いたので、後日ブログに書きます。
ルアーの個性について
前々回ブログでルアーの個性について嫁と話をした。
僕なんかは個性がどうより、まずまっとうな見た目のルアーを作れるようになるのが先だ。
しかし『ルアーの個性』という言葉が、頭から離れなかった。
一口にルアーの個性と言っても色々ある。
動き、形、塗装、素材などなど。
ルアーの見た目の個性に関して、僕の理想はある。
沢山のルアーが並んでいても一目見ただけで、
「これは不器用ルアーだ!」
とわかるのが理想だ。
今現在だと一目見ただけで、
「これは『不器用な人』が作ったルアーだ!」と分かる。
前者も後者も字で書いたら似ている。
だけど中身は全然違う。
『不器用な人』と書くとややっこしいな。
『下手な人』が作ったルアーと思うか、『不器用ルアー』だと分かるかという違いなのだ。
そしてルアーの個性を考え始めて、すぐに思い浮かんだルアーがあった。
すごく独特の形をしているルアーで、見た瞬間にブランドが分かる。
そんなルアーを1つ知っているのだ。
有名なトラウトルアーなのでご存じの方ばかりだと思うのだが、
ハンドメイドルアー、「append」(アペンド)なのだ。
綺麗な塗装にも目を惹かれるが、目を奪われるのは背中の形だ。
背中の形が独特なのだ。
もう1枚。
このルアーなら、他に色んなルアーが置いてある中でも「appendだ!」と一目で分かる。
ルアーの個性『形』についての1つの答えのように思っている。
そして僕のルアー製作は、ルアーの個性について考えながらも結局何も思い付かないまま進んで行ったのだ。
不器用ルアープロト完成!
前回ブログは、下記のようなアルミ貼り後だった。右上の2個は嫁塗装ルアーだ。
作っているのは、
- 70㎜フローティングとシンキング
- 45㎜フローティングとシンキング
- 45㎜体高があるシンキング3個
の3種類なのだ。
シンキングと言ってもヘビーなシンキングでは無い。
そして塗装完成、リップ付ける前!
下から45㎜、45㎜体高、70㎜だ。
嫁塗装ルアーも書くとブログが長くなるので次回にします。
そしてリップも付けて完成したルアーをご紹介します。
毎度毎度、反省点はいくらでもありますが。。。
カラーは3種類なのだ。
1つめ、アユカラー70㎜。シンキングで7.0gぴったりだ。
最近も1回アユカラーを塗ったが、僕は基本的に視認性重視なので背中が暗い色は塗らない。
だけど塗り方忘れると困るのと、アユ喰っているだろうアマゴ対策で塗った。
続いては、背中蛍光ピンクで紫パーマークだ。サイズは45㎜~70㎜。
視認性が良いので、背中蛍光ピンクは僕の永遠のスタンダードなのだ。
もうちょっと目のサイズが小さくても良いような気がしてきた。。。
そして最後が、昨年1度作った『目力』ルアー塗装。45㎜~70㎜
これも視認性重視の僕のスタンダード、蛍光グリーン赤パーマークだ。
不器用なのでルアー3個分の『目力』アルミテープを切って貼るだけで1時間かかった。
フックも装着した写真。
ここまで見た下さった方々の中には、1つ疑問点がおありだと思う。
それは、
「なぜ全てのルアーのほっぺに赤丸があるのか?」
という疑問だと思う。
冒頭書いたようにルアーの個性について考えてはいたが、答えは出なかった。
そんなに簡単に思い付くものでは無いのだ。
しかし、さあ塗装をしようという段階で閃いた。
それは、
「ルアーのほっぺに赤丸を塗れば、ほっぺに赤丸があるルアー=『不器用ルアー』と一目で分かるのでは?」
なのだ。
閃いた僕は塗装直前に、まさに突貫工事で下記のテンプレートを作った。
そして今回塗装する全てのルアーのほっぺに赤丸を塗った。
塗ってから、赤丸塗装のネーミングも考えた。
不器用ルアー
『紅ほっぺ』(べにほっぺ)
なのだ。
ちなみに紅ほっぺは静岡県産のいちごの名称が素敵だし、ぴったり合うと思って拝借した。
下記写真のように、『目力』と『紅ほっぺ』の2つがあれば、イコール『不器用ルアー』と分かるのでは?と考えたのだ。
僕の知る限り、目力と紅ほっぺのビルダーさんはいない。
(思い付いても誰もやらないだけかもしれない)
そして全てのルアーを『紅ほっぺ』に塗装を終えた僕。
塗ったルアーを手に、喜び勇んで嫁に報告しに行った。
嫁にルアーの個性を出すため、『紅ほっぺ』を思い付いたことを話した。
まるで新大陸でも大発見したかのように話した。
すると嫁は最初に一言、
「紅ほっぺかぁ。。。可愛いわね」
と言った。
一瞬褒められたかと思ったが、違ったのだ。
嫁はその後、椅子に座り直して姿勢を正した。
そして落ち着いた口調で語り出した。
嫁の語った内容をまとめると、
- 個性は大事なのよ。
- だけど赤丸ほっぺかあ。
- そういう事じゃないのよね。
- 気持ちは良いんだけど、方向性がねぇ。。。
- なんていうかこう、あなたにもわかるかなぁ。。。
要は、紅ほっぺにあまり納得してないようだ。
嫁が僕に語っているその姿はまるで、
『一生懸命やっても仕事が出来ない部下を、たしなめるように説教する上司』
のようだった。
もちろん仕事が出来ない部下が僕で、たしなめるように説教する上司が嫁である。
僕は合計するともう15年近く社会人しているけど、仕事でも上司からそんな話し方をされたことは無い。
嫁に「頑張っているけど、ちょっと空回りかな~」的なお説教をされた僕。
必死で振り絞って出た言葉は、
「う、うるへーーー!」
だけだった。
負け犬の遠吠えに思えてならない。
紅ほっぺ、いいと思ったんだけどな。
ちょっと気に入ったんだけどな。
いや、次のルアーにも塗ってみよう。
少しやってみて、それでもダメならやめよう。
思い付いたことはやってみて、それでダメならやめる。
そうやって色々考えて実行して、遠回りしてでも、少しずつ理想に近付きたい。
たとえ嫁の『上から目線』を何度浴びせられようとも。。。
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こんばんは(^-^)
ハンドメイドルアー進んでますねー!僕は全然進みません(泣)
奥様の椅子に座り直して姿勢を正すくだり、最高でした(笑)
僕はほっぺの赤丸の写真を見た瞬間に、「戦闘機のゼロ戦」つまり「日の丸」だ!!と思いました(^-^)
これからの不器用ルアーの進化にも期待してます\(^o^)/
さんず。さん
こんばんは!ルアー作り出して塗装の辺りになって梅雨になりました(^^;)
なんとか進めていますが、シーズン中はかなり厳しいですね(>_<) 椅子に座り直すあたりに反応して頂いて嬉しいです(^^) あそこは嫁の心情がとても現れているところなので(^^;) 「日の丸」と思われましたか! 実は僕のイメージは、田舎にいそうなりんごほっぺの女の子です(^o^) さんずメイドルアーも期待しております(^^)
こんばんわ。
「紅ほっぺ」僕はいぃと思います!。
「紅ほっぺ」にしなくても、十分しげるさんらしい個性があらわれてるルアーだと思いますよ。
チャーミングというかキュートです。
オールドバスルアーの様な遊び心を感じてるのは僕だけなのでしょうか??。
あんにリアルさにだけに走らない所とか。あっ、リアルペイントを否定してる訳ではないですよ。
ただ、奥様の言うと個性というのモノがどんなモノなのか気になります。
花屋のいちろーさん
「紅ほっぺ」、僕も自分では気に入っているんです(^^)
しかし嫁は。。。
リアルさに走らないのは、リアルに塗る力量が無いからなんです(^^;)
前々回頂いた花のコメントではないですが、リアルにも塗れて、その上で自分の味を出せるようになりたいと思っております。
嫁は感性で生きているというか、なんだか浮き世離れ感が強いです。
なので中々嫁の言う『個性』は僕も理解しにくいですが、まず嫁をあっと言わせるルアーを作りたく思っています(^^)
リアルに走らないのは力量がないから……薄々そんな気もしていました(汗)←ごめんなさぃ(((^_^;)
でも、鮎なんてリアルだと思いますよぉ。ヤマメも本来のヤマメのカラーでやればバッチしですし、そこをあえて派手なカラーにするところが、しげるさんぽさなんではないでしょうか??。
あっ、個性とは少し違うのかぁ(汗)
感覚派の奥様の頭にある個性を形に、奥様を納得させられるルアー期待してます(^^)d
花屋のいちろーさん
おはようございます!
薄々気付かれてましたか。。。さすがですね(^^)
いえ、けっこう皆さん気付いてらっしゃると思います(^^;)
鮎、ありがとうございます(^^)リアルに細かな塗装も出来るようにはなりたいと思っているんですが、力量が中々。。。
あと、派手なカラーが僕らしさもありがとうございます。視認性を大事にしているところが出ているのだと思います(^^)
嫁をギャフンと言わせるルアーを作れるように精進します!
お〜〜⁉︎
僕も結構、白濁しつつもそのまま行きますが、気泡が入ってるのは初めて見ました(・・;)
僕も気をつけよう〜っと。
ちなみに、普通は白濁予防にリターダーを混ぜますが、僕は面倒なんで薄め液にドボンといきますね(๑˃̵ᴗ˂̵)
ツルツルっすよ!
fujimuuuさん
僕の塗装は外の倉庫で、雨が降る中で塗装と色止め、翌日も湿度が高い中で色止めドブ漬けなどが効いたようです(>_<) 僕もこれまでは気泡まで入らなかったのですが、ラッキーだったのかも知れません。 今回の件で、対策は分かったのでもうならないようにしたいと思います。 リターダーは吹きつけが良いみたいです! 薄め液にドボンですか!参考になります!
うーん。
あんまり個性って考えなくてもいいと思いますよ。
私から見れば、パーマークの塗り方とか数とか、目の印象とか、アルミの模様とか、既にかなりの個性があると思いますけど。
かわしさん
すでにかなりの個性がありますか(^^;)
温かいお言葉ありがとうございます(^o^)
理想は一目見ただけで分かるルアーなんです。
上手に作れるようになる過程でそうなれば一番良いんですけど(^_^;)
紅ホッペいいじゃないですか!
appendは型と実績が比例してるので外せないミノーですが皆さん試行錯誤して今に至る訳ですから頑張って下さい。私は毎年、昭島で開催されるハンドメイドクラフト展にいつか不器用ブースが出るのを楽しみにしてますよ!
丹沢極釣会さん
紅ほっぺに共感頂きましてありがとうございます(^o^)
けっこう気に入っています(^^)
append、あの形は色んな積み重ねで出来たものですよね。モローさんはルアー、年間500個とか作られたりしてるらしいです(>_<) 昭島のハンドメイドクラフト展ってすごく有名なイベントじゃないですか(>_<) お気持ちすごく嬉しいです。ありがとうございます(*^_^*)
手にしたチャリティー品の中でも不器用ルアーで1番個性的なのは動きですね!
あまり個性に拘らなくてもいいと思いますよ(^o^)
閃きを大事にして下さい!
右脳派釣師さん
動きが個性的は初めて言われた気がします!
そもそもルアーが数名の方の手元にしかないからかもしれませんが(^_^;)
はい!閃きを大事に、楽しんで作ります!
こんばんは!
紅ほっぺいいですね!
目力は大事だと思います。
ミノーにまゆ毛やまつ毛があったら変ですかね?
一目でわかると思いまして。
泳げたい焼き君世代なので違和感ないです。
リュウキなどDUOのルアーも
目をみればすぐわかりますし
目元付近のオリジナリティは重要な気がします!!
個性と言うか他のルアーとの差別化って難しいですね。
ラオウのご主人様さん
紅ほっぺ、お褒めのお言葉ありがとうございます(^ ^)
目力って大事ですよね〜(>_<)
女性がアイメイクにこだわる理由がわかる気がします。
目は口ほどにものをいいますね( ^ω^ )
そうなんです!他のルアーとの差別化って本当に難しいです(><)
あとは特に出来の良い作品には強烈な個性をもった名前を!!
絶天狼抜刀牙とかどうでしょうか?
ほっぺ以外の場所にも赤い点をつけたモデルを制作して紅○○シリーズとし紅ほっぺに続く第二段は紅桜なんて最高です!!
ネーミングも個性的なものにしたいですね。
ミノーの制作は大変でしょうがいろいろ想像して考えるのも楽しいですね!!
ラオウのご主人様
絶天狼抜刀牙! それ思いきりお好きな『銀牙 -流れ星 銀-』ですね(^^)
あの漫画は本当に面白いです。紅桜最強です(^^)
紅シリーズで紅桜、、、くしくも紅繋がりですね(^o^)
プロトだと端にも棒にもかからない可能性があるので最近はやめていますが、ネーミング考えるの大変だけど好きなんです。
また良いルアーが出来たら考えて見ます(^o^)
アッペンド私も持ってます。すごく個性的なミノーですよね。
ビルダーのモローさんも、師匠である麗sミノーのノリさんに「もっと個性を出した方が良い」と言われて、あの独特の形を生み出したと聞きました。
紅ほっぺの写真を見た時、
「くまもんか?」と思いました。(^_^;)
個性とは無理に作るものではなく、自然と培われていくものか、ある日突然思いつくものだと思います。
思いついたその時に「作りたい」という情熱を傾ける事を続けているうちに、段々と形になっていくのが個性なのかなぁ…と思っています。
イェーガーさん
お持ちだったんですね(^^)
見た目がまず個性的な、印象に残るミノーです。
モノーさんの師匠は麗sミノーを作られている方なんですね!
麗sミノー、写真でしか見たことがないですが、すごく綺麗なミノーで有名でもありますね。
くまもん!言われてみれば!
意識はしていませんでした。でも確かにくまもんですね(^_^;)
自然と培う、そのうちに突然思い付く。その通りだと思います。
その培われるものと、やがて突然降りてくるような思い付きも、どちらも大事にしたいです(^^)