シーズン中にルアーを作っていると、ブログや釣行がおろそかになる。
定期的に作って出品されていて、釣りにも行かれているビルダーさんとか凄いな。。。
ルアー作りに集中して釣りに行かなくなってしまっては本末転倒なので、短時間ですが2回釣行してきました。
ポイントBの調査で、魚の姿が
1ヶ所目は、僕の中のベストスリーに入るポイントBの調査に出勤前釣行なのだ。
2018年6月8日(金) 午前6時 水温17度だ。
毎年3月、4月に魚はいなくて、5月~6月にアマゴが移動してきていると考えられる場所だ。
昨年は6月半ば以降に、20㎝半ばから後半のアマゴが釣れだした。
結果から言うと、今回の出勤前釣行は坊主だった。
しかし、アマゴの姿は発見出来た。
毎年いるメジャーな場所とは違って、緩い流れのところにいた。
ルアーを追ってきて、テールについばむようなキスバイトをして、かからなかった。
しかし確実にアマゴだ。
ポイントBに来たのは、今年4回目だろうか?
まだ1匹も釣れていないが、やっと今年初めてアマゴの姿が見えた。
これまでの4回は生きた坊主、次に繋げるための坊主と自分に言い聞かせる。
たぶん、これからが本番なのだ。
そしてアマゴ以外に見えた魚と言えば、、、
ニゴイである。下記はネットからとってきた参考写真。
ニゴイの数が、昨年より明らかに多い気がする。。。
さらに、昨年は居なかったポイントにまでもニゴイがいた。。。
僕が川で唯一ラインを切られたというか、リーダーとの接合部分から切られたのは、
流れに乗って下流に逃げたニゴイだけだ。ナイロン4lbだった。
そしてこのポイントBにニゴイがいるからという理由で、いつものナイロン4lbから6lbを使ったり、PEラインの導入を考えたりニゴイ対策に余念がない。
当たり前だが、出来るだけかけたくない。
しかし、確実に去年よりニゴイの数が多い気がする。
前途多難なのだ。。。
3年越しのポイントで今彼と出会う。
2ヶ所目は、ずっと行きたかったポイントだった。
それは渓流ルアーを始めて2年目の、3年前の僕が1度だけ行ったポイントだ。
と言っても家から車で30分程度で遠い場所では無い。
行こうと思えばすぐに行ける場所だが、なぜか3年間行っていなかった。
出勤前釣行では間に合わないくらいは退渓まで時間がかかるのも理由の1つだ。
3年前、渓流ルアー2年目の僕は1人で色んなポイントをさまよっていた。
腕が無いのを情熱と行動量、竿抜けや良い釣り場でカバーしようと新規開拓ばかりしていた。
3年前の僕も、基本的に1人で渓流ルアーをしていた。
なので、僕に渓流ルアーを教えてくれた最初の先生はar-sスピナーだった。
川に向かってar-sスピナーを投げて、ただ巻きする。
それだけで、どこに魚がいるか、どこに投げれば反応があるかを教えてくれた。
表層を引くため、魚の反応がよく見えた。
そして今回の思い出の場所で、すごく記憶に残っているシーンがある。
3年前の僕が、釣り下って瀬のような場所に出た。たしか5月だった。
僕は川の端にいて、木や草や葦が生い茂っている対岸の端のポイントを見据えている。
川幅はそんなに広くない。
ar-sスピナーを投げる。
3年前の僕のキャストとは思えない精度で、吸い込まれるように対岸の岸際ギリギリに着水。
次の瞬間、魚が掛かった手応え。
そして次の瞬間、魚はジャンプして水面に姿を見せた。
フックアウト。。。
その一連の流れが、ずっと記憶に残っていた。
もう3年経って、いるはずが無いのだけど、あの時にジャンプした魚がずっといるように思えていた。
2018年 6月10日(日) 移動含めて午前の4~5時間釣行 水温15度
隣県に行くには短い時間だったので、ホームの思い出ポイントに向かった。
場所の記憶も少し朧気だったのだが、昨年と今年で大体のあたりは付けていた。
そこから入渓。3年前と同じく釣り下がりで進む。
入渓すると、3年前の記憶と重なった。
場所は確実にここだった。
しかし思い出ポイントがどこにあったかが思い出せないので、とにかく進む。
進む途中で20㎝くらいのアマゴが1匹釣れる。
さすがここまで生き残っているだけあって元気なアマゴで、写真を撮ろうとしたら脱走された。。。
釣り下がりながら見つけた、モリアオガエルがいる証拠。
そして2匹目が釣れる。
20㎝くらいだが、この子も元気が良かった。
しばらく進むと、思い出の場所を見つけた。
僕の記憶より、水量は少なく、川幅も狭く感じた。
そう感じたのは、あれから3年経って僕も少しは大きくなったからかもしれないし、水量は単純に少なくなっていたのかもしれない。
変わらず岸際には木や草や葦があったが、この日の水量では魅力的なポイントとは思えなかった。
でもまた戻って来た。それだけで嬉しかった。
また来たい、また行きたいと思えるポイントが沢山あること。
それを人は幸せと呼ぶのだ。などと柄にもないことを考えた。
初恋の人や昔の彼女に、数年後に会ったような気持ちになって釣り下っていた。
すると淵のような場所で、釣り人を発見したのだ。
それも渓流ルアーの人で、さらにベイトリール装着だ。
僕のホームで解禁日や放流日近辺、禁漁間近以外で釣り人に会うのは、メジャーな場所以外ほぼ無い。
なので釣り人はいない、だから僕のホームは僕の川だと思っていた。
しかし僕が土日は隣県に行って、ホームは平日の出勤前釣行なので出会わなかっただけなのかな。
人と会うという前提が全く無かったため、僕も驚いたしベイトリールの彼も驚いた。
年はたぶん近くて、隣町の人だった。
彼は釣り上がりで、僕は釣り下がりだった。
僕は『人見知り』を発動して、挨拶と簡単な情報交換をしてからその場を後にした。
そして退渓してから思った。
今回のポイントは3年前から忘れられなかった思い出の場所。
僕の初恋のような、昔の彼女のような、3年前から大切にしていた思い出の場所。
そこで釣り人と出会った。
イメージ的に例えると、
数年ぶりに地元に帰って、古い思い出を噛みしめながら路地を歩いている。
路地を曲がると目に入ったのは、初恋の人と今の彼氏が手を繋いで歩いているところだった。。。
そんな感じなのだ。
僕の思い出のポイントにも、今彼(今釣りをしている彼)がいたのだ。
僕は3年間、記憶の中で思い出のポイントを大事にしていた。
しかし、1度も釣りに行っていなかった。
人に例えると連絡を取っていなかったのだ。
3年以上連絡を取っていなかった昔の彼女が、自分のことをまだ少しは好きだと思ったり、
初恋の人は今でも可愛かったり綺麗でいてくれると思うのは、男の勝手な妄想である。
時間は無情にも進み、現実は常に変化している。
昔の彼女は古い思い出をビニール袋に入れてゴミの日に出して、新品の彼氏と手を繋いで歩いているのだ。
まあ、勝手に思いを寄せられる昔の彼女や僕の思い出ポイントの立場からしたら、たまったものではないのだ。
なんで思い出ポイントに行ったり、書こうと思ったのか。
たぶん、NUMBER GIRLの OMOIDE IN MY HEAD と 透明少女 を久しぶりに聞いたからだ。
きっとそれ以上でも、それ以下でもないのだ。
タックルデータ
- ロッド:カワセミラプソディ TULN-502L
- リール:シマノ 16 ストラディックCI4+ C2000HGS
- ライン:サンライン トラウティスト WILD 6lb
- リーダー:シーガー エース 1.5号
- ルアー:不器用ルアー PFG-1
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男とはつくづく自分勝手な生き物だなぁっと読んでて思いました(汗)
人に例えるといまいち実感出来なかったのですが、釣り場だと凄くわかります変わります(汗笑)。
しげるさんと逆の発想??(笑)
花屋のいちろーさん
男とは、自分勝手な妄想をして生きていく生き物なんです(^^)
ちなみに釣り人も、自分勝手な妄想を楽しんで生きていく生き物です(^o^)
釣り場のほうがすごくわかられたんですね(^^;)
たしかに僕と逆の発想かもしれません。
それは奥様が美人さんだからかもしれません。
(関係ないですが久しぶりに言いたくなりました)(^^)
釣り上げたポイントっていつまでも覚えてるんですよね!
しかし、おじさんになって困った事に沢へ降りる場所を忘れてしまいポイントにたどり着けないという・・・(;^_^A
右脳派釣師さん
たしかに今回も3年前に1度だけ行った場所だったので、下見していないとわかりませんでした(^^;)
釣ったポイント、バラしたポイント、思い出が増え続けています(^^)
そして行きたい場所が多すぎて毎日が回らない。。。(>_<)