週末を前にして僕は悩んでいた。
渓流釣りの新規開拓に行きたいけど、坊主は避けたい。
という事で、
- 朝一番は馴染みの渓流に行って、
- それから新規開拓をする!
という計画にしたのだ。
(新規開拓あるあるですね)
馴染みの渓流でイワナ!
朝一番で向かったのは馴染みの渓流だ。
ここはタイミングによってはサイズも期待出来る。
後に控えている新規開拓用の体力も残しておく必要があるので、
実績のあるポイントに絞って短い区間を集中して釣っていく。
この渓流では『小躍りミノー50S』を使って釣り上がる。
(新規場所で使ってロストは避けたいので)
この日の一匹目は20㎝ちょいのイワナだった
少し釣り上がった感じで、
- まだ水温が低いからか、
- 人が入ったのか、
- 大場所しか反応がない。
という事がわかった。
小場所は飛ばして実績場所や大場所を狙う。
とある場所でロッドに強い手応えが!
尺以上じゃないと出ない僕の17カルコンbfsのドラグが鳴った!
サイズが期待できるかも!?と思いながら、
ネットインしたイワナを見て驚いた。
顔は小さいのに体がすごく太い。
28㎝のおデブちゃんイワナだったのだ!
(さらにスレだったのでドラグ鳴った)
↓顔と体のバランスがおかしい。。。
その後も実績場所をテンポよく釣り上がったが、
最後に20㎝後半イワナが釣れて退渓した。
新規開拓2か所!
続いて目を付けていた新規場所を開拓する。
新規開拓は誰も行かなさそうな場所に行くので、
- ボウズのリスクはあるし、
- 行ったら水が無かったり、
川と呼べなかったりという場所もある。
だけど地図や地形図からあたりを付けて新規開拓するのは楽しいのだ。
この日の新規開拓1ヶ所目は、
- 細くて荒れた川だが、
- 小さなイワナの姿が見えた!
釣る事は出来なかったが、イワナが居るのを確認出来て嬉しかった。
こんな場所でした。
↓予想より細い川だった。
続いてこの日の新規開拓2か所目は、、、
川ですらありませんでした!
地面に水は流れていたけど、川や沢と言える感じじゃなかった。。。
さらっと書いたが新規2か所で3時間前後は使った。
だけどここを退渓してもまだお昼前後だったので、最後にもう1か所新規開拓する事にした。
忘れられた渓流
向かった新規渓流は昨年の禁漁前に目を付けていた。
なんか雰囲気があるし奥も深そうだと思っていた。
だけど入口手前で釣れたのはアブラハヤだったのだ。
アブラハヤの渓流かと思ったが、昨年からずっと後ろ髪を引かれていた。
この気持ちをすっきりさせるために、ボウズ覚悟で釣り上がってみる事にした。
入渓してしばらくはめぼしいポイントだけルアーを流していく。
ルアーは不器用ルアー『小走り改』だ。
釣り上がると魚の反応はまれにあるが、複数匹で追ってくる小さな影。。。
アブラハヤだ!
僕くらいになると魚影でアブラハヤだとわかる。
(自慢にならない。みんなわかる)
やっぱりアブラハヤの渓流かな。。。
そうは思うがなんだか雰囲気のある渓相だ。
今日はこの渓流で終了のつもりでどんどん釣り上がる。
すると、アブラハヤより少し大きな魚影がルアーを追った。
あの感じは、、、
イワナだ!
ここ、イワナが居るんだ!
新規場所での最初の一匹は毎回興奮する!
以前にも書いたが、0と1は全然違う。
1匹居るのは命を繋いでいる証拠なのだ。
気合を入れて釣り上がるが魚影は薄く、1~2匹の反応はあるがかけられない。
しかしある場所でグンッと強い手応えが!
27㎝ほどの太いイワナが釣れたのだ!
新規場所で良いイワナが釣れてくれた!
僕は小さくガッツボーズをした。
このサイズが出るという事は、尺も期待できるかも!?
この渓流にイワナが居る事はわかったので、
- あとはどんな渓流(渓相)で、
- 魚影とサイズはどうか?
が焦点になるのだ。
釣り上がると、ある地点からはイワナの魚影が濃くなった。
小走り改で釣れたイワナ!
少し水深のある場所では小躍りミノー50Sをキャスト!
(根がかりしにくそうな場所だったので)
イワナが釣れてくれた!
イワナの反応が良いので小走り改のリップ長めのバージョンも試した。
↓リップ長めで釣れたイワナ!
その後にルアーを50mmの小法師にチェンジして釣り上がると、
事件が起きたのだ!
釣ったイワナの口から。。。
とある緩い流れの平場。
アップで小法師を投げてトゥイッチ。
グンッと手応えがあったので寄せる。
寄せて近くなった魚影を見た僕は一瞬理解が出来なかった。
頭のあたりの魚影が変だったからだ。
ネットインしてネットの中を見ると、、、
釣ったイワナの口からなんか出ているのだ!
(こんなの初めて!)
このイワナ、こんなのが口に入った状態で小法師を喰ったのか!?
↓小さな足が見える。。。
こんなのが口に入った状態で小法師を喰うなんて、、、
どれだけ食いしん坊なイワナなんだ!?
そう思いながら小法師のフックを外して少し眺めていた。
イワナの口に入っているのは、
- 小さな足と尻尾があるので、
- 山椒魚かなにかかな?
- 口からはみ出ている部分で7~8㎝ある。
わかる人いますか?
↓別角度の写真
イワナには申し訳ないが、フォーセップでつまんで口から出してみる事にした。
↓気持ちはブラックジャック!
↓僕のフォーセップ
フォーセップで尻尾をつまむが、軽い力では抜けない。
グッと力を入れるとずるっと抜けた。
頭の方は溶けているが、小法師が5㎝なので10㎝かそれ以上あったと思われる。
↓グロいのダメな人は見ないで!
イワナの口から出た山椒魚のようなものの状態を見て推理した。
イワナの口の中に入っていた部分は溶けているが、
口の外に出ている部分は無事で、尻尾は少し溶けかけている。
フォーセップで取り出すのも、力を入れないと取り出せなかった。
もしかしてこのイワナは、
- 山椒魚のような生き物を、
- 口に入れたは良いが、
- 入りきらなくて、
吐き出しも出来ずに困っていて、
口に入れたまま数日過ごしていたのでは!?
それなら釣りあげて口から外してあげた僕はイワナの命の恩人なのでは!?
僕はそんな推理をしたのだが、皆さんはどう思いますか?
(あと山椒魚で合ってますか?)
動画撮ったら良かったと後から思った。。。
(テンパっていました)
その後も釣り上がると、
この新規渓流で最大となる29㎝泣き尺イワナが釣れた!
リリース動画撮りました!
↓YouTubeで見るのはこちら
その後も魚影は濃くて、
色が濃いイワナが釣れたり、
そのイワナのお腹がオレンジだったり、
同じ場所で25~26㎝のイワナがペアで釣れたりした。
新規開拓の渓流で、プレッシャーのかかっていない無垢なイワナの反応が楽しめたのだ!
こういう事があるから、新規開拓はやめられないのだ!
この渓流は以前は人が行き来していたであろう跡があった。
だけどいつの頃からか人が来なくなったのだろう。
(またはほとんど来なくなった)
願わくばずっと忘れられた渓流のままで居てほしい。
僕だけは時々、ここのイワナに会いに来るから。
この日、僕の渓流の地図が広がって宝物(釣り場)が一つ増えたのだった。
(使用タックル)
ロッド:ブランシエラ4.8ul
ライン:アーマードF+PRO 0.4号
リーダー:バリバス トラウト ショックリーダー 30m 1.5号
ルアー:不器用ルアー小走り(改)、小法師、小躍りミノー
『釣ったイワナの口に何かが入っていたのは今回が初めてです!』と思っている僕にブログ応援クリックお願いします!(^O^)/↓
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