渓流ルアー入門の6回目は、ラインについてである。
ちなみに1回目でも説明させてもらったが、この渓流ルアー釣り入門シリーズはこれから始めようとする初心者向けである
また、お小遣い制サラリーマンの僕の渓流ルアー釣り経験や購入したタックルを元に書いているので、その点ご了承下さい。
(詳しくは第1回目を参照渓流ルアー入門(1回目) 初期費用はいくら?)
ここで、声を大にして言いたい。
渓流ルアー釣りには、絶対カラーラインである!
これについては、僕の渓流ルアー入門の中でも1、2を争うくらい明快で、
自信を持っている意見だ。
そんな僕は、渓流ルアー釣りを始めた当初、透明のラインを使っていた。
だからこそ、カラーラインを押すのである。
そして続ける。
貴方がもし透明ラインを購入していたら、 すぐにカラーラインにしなさい。
その数百円で貴方が得るであろう経験と楽しみが比べ物にならないくらい大きくなるのだ。
(偉そうですみません)
ちなみ僕が使っていたのはこんなのである。
このラインの特徴は、、、 安かったのである。
(小遣い制サラリーマンにとって値段は非常に大事なのである)
150メートル(確実に渓流なら2回、もしくは3回使える)で当時500円前後で買った。
そしてラインに文句を付けるつもりはない。特に支障もなかったと思う。
1点を除いては。
その1点、残念ながら透明ラインなのである。
ここで、なぜ僕がカラーラインを押すかを2人の初心者を例に説明しよう。
例えば初心者のA君とB君がいる。
2人とも社会人2年目の23歳。同じ会社の『営業職』として同期である。
ひょんなことから渓流ルアーを知り、同期二人で釣りに来た。
当然渓流ルアーは初めてで、釣りもほぼ素人である。
A君は透明ライン。
B君はカラーラインで、一緒に初めての渓流ルアー釣りに行った。
川は前日に雨が降り、少し増水気味で流れもいつも強め。
笹濁りよりも少し濁り気味だ。
A君とB君は少し距離をとって釣り始めた。
A君は透明ラインでルアーをキャストする。
A君はなんとなく自分のルアーが着水したところはわかるが、流れもあり、水も濁っている。
着水後はルアーがどこにあるのかしばしば見失う。
そのため、ルアーに適切なアクションを与えることが出来ない。
さらにラインからルアー位置をたどれないのでルアーを見失い、ラインもピンと張れず、糸ふけが出ることも多い。
透明ラインのため、たるんでいるかを確認するのにも時間がかかり、よりたるむ。
結果として、ルアーが魚を釣れる動きをしている時間が非常に短い。
上流にキャストしてから自分のルアーの場所が分かり、アクションをつけるころには、自分の体より下流にルアーがある。
また、自分のルアーがどこにあるかわかっていないので、ロッドアクションをしたつもりが根がかりになる。
糸ふけがよくあるため、ルアーが川の流れで運ばれて根がかりになる。
こんな状態の、A君は結局1日でルアーを6個も無くす。流れがあり、濁っているため回収も出来なかった。
肝心の渓流魚も1匹も釣れず終了。
この日を境に透明ラインのA君は渓流ルアーロッドを握ることはなくなったのである。。。
さて、カラーラインを使っているB君はどうか?
A君と同じく、キャストして着水した大体の場所はわかる。
川は流れもあり濁っているが、B君はカラーラインのため竿先から着水地点まで目で辿ることが出来る。
なのでルアーの位置の把握がA君より早い。
そのため、B君はルアーに適切なアクションを与える時間が増える。
自分のルアーの位置がたどれ、ラインを見れば糸ふけもわかる。
結果として、
B君のルアーは魚を釣れる動きをしている時間がA君のルアーより飛躍的に長い。
自分のルアーの位置も大体把握しているため、大きな岩や、水面から見える枝などをかわせるので根がかりもA君より少ない。
B君はカラーラインを辿るとルアーの位置が大体割り出せるため、キャストするごとに慣れてくる。
次第に自分のルアーを流したいコースに近づけるようになる。
結果、B君はこの日、ルアーを2個無くしてはしまうがアマゴを3匹釣りあげることに成功する。
B君はこの日を境に渓流ルアー釣りの楽しさがわかり、のめりこむ。
そしてB君は楽しみになる趣味が出来たことにより、生活にリズムや張りが出た。
オフを楽しむためにオンの仕事にも積極的に取り組むようになる。
釣りを始めたことにより、なぜ釣れないか?という探究心、好奇心が出た。
それが仕事にも繋がり、仕事の深掘りや追及により結果も出てきた。
生活に張りが出たことによる自然な笑顔や積極性により、得意先、社内からも評判が高まる。
数年後、彼女とは結婚の約束をしており、重要な仕事も次々与えられる。
結果的に社内での役職もステップアップし、毎日は充実している。
一方、透明ラインを使っていたA君はどうか?
一緒に釣りに行った日にB君には釣れて自分には釣れなかったことや、ルアーがどこを泳いでいるのかわからないことが非常にストレスになり、渓流ルアー釣りを1日で辞めた。
他に趣味らしいものも無かったA君はオン、オフの切り替えもはっきりしないまま、張りのない毎日を送る。
当然仕事にもなかなかやる気と力が入らず、覇気のなさから得意先、社内でも評価はあまり上がらない。
仕事への積極性がないため、知識や人脈の上乗せがないままいたずらに時間だけが過ぎた。
数年後、A君は出世したB君の下で働くことになる。
そんなA君は嫌気がさして、勢いで会社を辞めてしまう。
しかし、元々やる気も積極性も専門性もないA君は、面接になかなか通らない。
通ったとしても、ちょっとでもきつい職場だと辞め癖がついたA君は続かない。
短期間で転職を繰り返したA君はとうとう仕事がなくなり、家賃も滞納してマンションを追い出されることになる。
時期はちょうどクリスマスだった。都会の片隅でダンボールを体に巻き付けて寒さを堪えるA君の耳に、聞きなれた声が聴こえた。
B君である。B君は年齢とともに貫禄が増しており、仕立てのいいスーツが良く似合っていた。
自信のようなものにも満ち溢れており、一緒に歩いている女性もとても品が良く綺麗だった。
A君は数年前、B君と行った渓流ルアー釣りを思い出した。
「あの時、カラーラインを使ってアマゴが釣れていたら、二人の間にはこんなに差がついてなかったのかな。。。」
しかし、時間は戻らないし、人生にリセットボタンはないのであった。。。
う~ん我ながら長い説明!
しかしどうでしょう?
カラーラインを使うか使わないかで、こんなに人の人生が変わってしまうのだ。
特に、僕は1年目に透明ラインを使っていたから余計にわかるのだ。
渓流ルアー釣りのラインは絶対カラーラインなのだ。
そして僕が使っていた渓流ルアー用カラーラインは下記だ。
渓流で150m巻きなら2~3回は巻ける。
僕はこのラインを信頼している。
4ポンドラインで、2匹の尺アマゴを上げたのだ。
切れなかったのだ。
そして最後に、
カラーラインは魚から見えそうでちょっと気が引ける。
という貴方。
僕から一言。
じゃあカラーラインに透明のリーダーつけなさい。
↓こんなのとか。
僕はリーダーを付けている。
これで大丈夫だ。
結論、
- 1番 カラーラインに透明ハリス
- 2番 カラーライン
3番以降は初心者に選択権はないのである。
いや正直な話、玄人の人は置いといて、
初心者が自然の渓流でまず1匹、数匹釣って、
快適に経験値あげるなら絶対カラーラインなのである。
僕の尺アマゴ2匹もカラーラインだ。
今回の話は、ブログの最初の数行で結論が出ていたのである。
やっぱり僕はカラーラインをお薦めします。
今のところカラーラインを辞めるつもりは一切ありません。
色は貴方が見えれば何色でもいいです。
ランキングにご協力下さい!
押してくれるとブログ更新するやる気が上がります(^O^)/↓
しげるが購入した釣り道具など↓