僕は5月の半ばで2015年に釣ったアマゴは100匹を超えていた。
数字で言うと、諸先輩方や名人には当然かなわないので恥ずかしいが、
渓流ルアー釣りを始めて2年目の僕は少しずつ自信をつけていた。
さらに、よりデカイ魚を求めるようになっていた。
要は、
尺アマゴが釣りたい!
と思うようになっていた。
釣り人の段階として、
①とにかく一匹釣りたい
②数を多く釣りたい
③大物を釣りたい
という流れの、③になっていたのだ。
僕はいつも釣りをしながら考えていた。
尺アマゴを釣るためにはどうしたらいいのか?
竿抜けの場所を探す時も、いつもの川に行く時も、いつも頭の端にあった。
5月半ば時点での僕のアマゴの記録は、25センチ前後が最大だった。
そしてその数字は、同じ方法で釣る限り頭打ちに思えたのだ。
25センチ前後はこれからも釣れるだろう。
ただ、尺アマゴは厳しいだろうという見通しだった。
アマゴが、尺アマゴになるためには、どういう条件があるのだろうか。
それは、アマゴ自身に要因がある場合(内的要因)と、環境にある場合(外的要因)があるだろう。
内的要因、アマゴ自身に要因があるのは、
※そのアマゴが臆病、または警戒心が強いため釣り人に釣られずに生き延びてきた。
だから、尺アマゴは釣るのが難しいと言われるし、釣り人のステータスになるのだ。
長い歳月の間、鳥や獣にも、釣り人にも釣られずに大きくなった尺アマゴ。
ロマンである。
対して外的要因は、なんだろうか。
※鳥などの外敵や、釣り人に発見されにくい(竿を出しにくい)場所にいること。
これも重要である。
特に、釣り人にも発見されないこと。
このあたりに、人里離れた山奥、源流に住む大イワナ、尺イワナの伝説の信憑性があるのだ。
幾年も動物などの外敵、釣り人の目にも触れず、人知れず大きくなった大イワナが源流の滝壺にいる。
これもロマンである。
そして、僕は外的要因をもう一つ考えた。とてもシンプルな考えだ。
※ 尺アマゴになるまで大きくなるのだから、外敵もそうだが、餌が豊富であることが条件だ。
と考えた。
そして、餌が豊富な川を考えた時に、小さな渓流の川より、大きな本流の川が僕の頭に浮かんできたのである。
川幅も大きい、本流と呼ばれるような川なら、餌も豊富でアマゴも大きくなるだろう。
実に単純な考えだった。
そして僕のホームリバーのアマゴ釣り師はひたすら上流に向かう人が多いように見えた。
上流にはたしかにロマンがあるのだ。
しかし、僕はあえて下流を探した。
これまでに書いたことのある、人の行かない場所、また、竿抜けを探すこととも通じていた。
デカイ川にはデカイアマゴがいるはずだ! という仮説を証明するために。
ランキングにご協力下さい!
押してくれるとブログ更新するやる気が上がります(^O^)/↓