2016年最終釣行で叫んだ! その②

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2016年最終釣行ブログその②である。

その①で久しぶりに岩魚を釣った僕は、今年良い思いをした場所に移動をした。

 

ただ、水量はやはり多くて、ルアーを流せる場所には限りがあった。

段差のある落ち込みを乗り越えて釣り上がる。

 

ダウンの釣りになっているのにいつもの癖で釣り上がっているのだ。

そして平たい場所に着いた。

 

普段なら奥の落ち込みしか魚が付いてなさそうな浅場だが、水量が多いので少し深めになっている。

少し歩いて、何気に小さな筋にダウンでルアーを通す。

 

ルアーが足元近くに来た時に、かすかに魚の影が見えた様な気がした。

しかし水量も多く水面が波立っているところも多いため、確信は持てない。

 

もう一度通す。

反応なし。

 

ルアーをピュアからDコンタクトにチェンジしてダウンで通す。

ゆっくりリールを巻いて、目を凝らして見る。

 

いた!

確実にルアーの後ろに付いてきていた。

 

その①で釣った20cmの岩魚よりは確実にデカい。

しかし、僕が驚いたのはその色である。

 

水中の魚の影は、赤っぽく見えたのだ。

魚の影が赤色に見えたのは初めてである。

 

これが婚姻色のヤマメの色なのか?

釣り上げてその姿を見てみたい。

 

ここから『赤い奴』と僕は近距離戦の総力戦になった。

『赤い奴』がいるのは3mも無いくらいの距離なのだ。

 

Dコンタクトを再度投げる。

後ろに付いてきている。

 

そして、コンッと当たったが掛からず!

 




 

ルアーチェンジ、 スミス ピュア 5gを投入。

反応なし。

 

コータック 岩魚スプーン 5gを投入。

反応なし。

 

ボトムノックスイマーⅡを投入。

ダウンで上手く動かせず反応なし。

 

Dコンタクトで一瞬アタリがあったのがダメだったのか、反応が無くなってしまった。

渋々、本当に渋々少しだけ釣り上がる。

 

そして20分前後釣っていたが、水量が多いため釣り上がれなくなった。

しかたないので戻ることにした。

 

どうせ戻るなら、ゆっくりこっそり戻って、再度あの『赤い奴』にチャレンジしてみることにした。

大きな岩陰からダウンで流すも反応なし。というか、向こうから見えないからもしれないがこちらからも『赤い奴』の姿が見えない。

 

そして元のポジションに移動。

再度Dコンタクトを投げる。

 

反応なし。

スミス ピュア 3.5gアワビ張りを投げる。

 

あるポイントで、一瞬魚がぎらっと動いた気がした。

再度投げる。

 

先ほどと同じポイントでルアーを横切るようにアタックしてきたのだ。

しかし空振り。

 

再度投げるが今度は反応なし。

色が派手なほうが反応がありそうだったので、自分の作ったハンドメイドルアーにチェンジした。

 

ダウンで投げる。

トゥイッチしながら巻いてくる。

 

グンッ!

かかった!

 

近距離線なのですぐに足元近くに姿が見える。

わりとデカい! 『赤い奴』である。

 

シングルバーブレスに替えたハンドメイドルアーなのでラインの張りを保つために引き気味にする。

しかしダウンで水量が多く、わりとデカいからか重い。

 

足元近くで再度少し引く、その瞬間僕は叫んだ!

 

あっ!

 

足元近くで、僕のルアーがプルンっと外れた瞬間を見た。

『赤い奴』はそれからもう出てこなかった。

 

この夏から始めたシングルバーブレス。そのせいではない。

その扱いに慣れていない僕が、ビビってラインテンションをかけ続けようとしたのが水量のある流れとあいまって外れてしまったんだろう。

 

本当のところはわからないが、『赤い奴』のくちびるは少し切れてしまったかもしれない。

僕は自分の作ったルアーをじっと見つめた。

 

どうせちゃんと塗れないならと半ばやけになった塗装である。

それでもかけてくれたのだ。かけてからは100%僕の腕のせいである。

 

 

そして少しぼーっとしてから、足取り重く、そのポイントを後にした。

その後も少しは釣ったが、午前中で見切りをつけて帰った。

 

久しぶりの渓流で、流れがきつい中をうろうろと歩いた足が限界になり、眠いくらいになってしまった。

しかし、僕がバラシた『赤い奴』は何度も何度もルアーにアタックしてきていた。

 

これまで僕が経験したヤマメ、アマゴの中では群を抜いていたのだ。

これは婚姻色や産卵前というものが影響しているのだろうか。

 

ルアーにコンっと当たったらもう来なくなったりするものだが。

当たっただけでかかってなかったから再度アタックしてきたのかな。

 

なんとなく、外敵排除的な動きではなかったのだろうか。

それとも産卵前の荒食いが影響しているのだろうか。

 

なんてことを考えながら2016年最終釣行は終わりを告げたのだった。

 

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コメント

  1. せざも より:

    シーズン最終釣行ってなぜかいい結果出したことがないんですよね、不思議と。
    読んでいて気の合った仲間とシーズン通して釣行したような楽しいブログありがとうございました。
    解禁までしばし悶絶タイムをご堪能ください。
    私のところはまだ数釣行行けるもんね、ふふふ。

  2. サバオ より:

    赤い奴は3倍速いというのが通説ですから。。。

  3. しげる より:

    せざもさん
    シーズン最終日ってなんか期待はしてしまうんですよね。。。
    解禁までは死んだように生きていきます。
    まだ行けるの羨ましい。。。。

  4. しげる より:

    サバオさん
    認めたくないものです。自分自身の若さゆえの過ちは。

  5. サバオ より:

    ボウズだからさ。。。

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