川は枯れるのか?地図にある川に水が無い!スイムテストは完了!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
川は枯れる

 

川は枯れるのだろうか?

 

僕は新規開拓に行った川で立ちすくんだのだ。

 

前回ブログの新規開拓で気を良くした僕はまたもや新規開拓に向かった。

 

昨年から目を付けていた渓流なのだ。

 

目は付けて居たが入渓出来ていなかったのには理由がある。

  • 渓流まで道から落差があるし、
  • 草木が茂っていて入渓しにくい。

だから逆に「誰も入っていないかも?」と思っていたのだ。

 

オフシーズンの間にGoogleマップや地形図を見て川を想像していた。

 

地図にばっちり書かれている川だし、

 

「誰も入っていなければパラダイスかも?」

 

と都合の良い妄想もしていたのだ。

(注:地図に載っていても川の大きさはそれぞれ全然違います)

 

新規開拓の渓流

 

渓流に到着して入渓場所を探す。

 

入れそうな場所を探すだけで一苦労だった。

 

なんとか見つけた場所から入渓。

(今の時期を外すと草木が繁るのでさらに入渓しにくくなる)

 

入渓した場所の水量は、川とは言いにくい量だった。

 

川は枯れる

 

僕の予想していた水量とは違う。。。

 

だけど昨年から目を付けていて、苦労して入渓したのだ。

 

とにかく釣り上がってみようと思った。

 

小場所というか水溜まりのようなところしかないが、ルアーを投げ込みながら遡行する。

 

すると小さな魚(5㎝~10㎝)の姿は何度か目に出来た。

 

この水量で魚が居るのに驚いたが、渓魚なのかはわからない。

 

遡行している中で水の貯まっている大場所がこんな感じだった。

 

↓流れはほぼ無い。

川は枯れる

 

釣り上がると段々と左右の崖が崩れていて道も細くなっていた。

 

「上流に行けば水量が増えるかも?」

 

と根拠の無い淡い期待を胸に遡行する。

 

だけど堰堤を巻いて超えたところで、

 

水が完全に無くなったのだ!

 

↓以前は川だったと思われる。

川は枯れる

 

帰ろうか悩んだが、もう少し進んで見る事にした。

 

僕のウェーディングシューズはコーカーズなので、

  • このような岩場が続くところや高巻き時はラバー、
  • 水に入る場所ではフェルトと履き替えが出来る。

今回のような場所や林道が長い場所で便利なのだ。

(ソール履き換えは超簡単ですがそれでも少しは面倒です)

 

コーカーズウェーディングシューズ

 

↓僕のシューズはUS10

 

乾いた岩の上はやはりフェルトよりラバーの方が快適だと思いながら遡行する。

 

途中でまだ顔に肉が少し付いているイノシシの骨など発見して焦った。。。

 

しばらく進むとほんの少しだけ水があった。

 

川は枯れる

 

こんな水量でもすごく小さな魚がいる場所があって驚いた。

(どうやって餌を食べているのだろうか?)

 

それからしばらく進むと、、、

 

また水が無くなり、崩れた土砂や木で道も塞がれてしまっていたのだ!

 

川は枯れる

 

これ以上進むのは危険だし、進んでももう渓魚がいる環境では無いと思った。

 

これ以上はというか、ここまで来たのがすでに危険だった事にも気付いた。

 

左右の崖から岩や土砂が落ちてこない保証は無いのだ。

 

反省しながらここまで来た道を慎重に戻った。

 

車まで戻ってから考えた。

 

川は枯れるのだろうか?

 

地図に載っているような川が土砂などで埋まってしまう。

 

その原因は自然災害だけでも起こりうるのだろうか。

(それとも他の原因があるのだろうか)

 

だけど現実に、今回僕が釣行した川は枯れていた。

 

どんな理由があったのかはわからない。

 

僕は地図に載っているような川が枯れているのを目にしたのだ。

 

枯れた川を見て思った。

  • 川に水が流れていて、
  • 渓魚が泳いでいる事。
  • 渓流釣りをしていると当たり前のように感じる川の様相だ。

だけどそれがすごく貴重な場所のように思えてきた。

 

以前に読んだ『瀬戸際の渓魚たち』を思い返しながら思った。

(当時のブログはこちら)

 

↓素敵な本です!

 

渓魚が泳いでいるだけでも貴重なのに、

  • 放流されていない、
  • 天然の渓魚がいる場所。

それはもしかしたら、奇跡のような場所なのかもしれない。

 

渓流は、川は、これまでもこれからもずっと当たり前にある存在ではない。

 

枯れた川を見た僕は強くそう思った。

 

縁(えにし)の最終スイムテスト

 

帰宅途中に別の渓流でのスイムテストを行った。

 

最近製作していた不器用ルアー縁(えにし)の最終テストなのだ。

 

渓流でのスイムテストの結果、動きに関しては6個が合格した。

 

川は枯れる

 

だけどこの6個を良くみて、仕上がり的に販売可能かを考えるとどうなるだろうか、、、

 

不備があるものはB級品という事で出品しようかとも考えているのだ。

(僕のはそもそも不器用品なのでB級品とも言える)

 

販売するならGWまでにはお届けしたいので、早めの告知と今週中の販売終了を目指したい。

 

そんなこんなでこの日はボウズに終わった。

 

だけど僕は満足だった。

 

気になっていた川に行けた。

 

川の状況をリアルに見る事が出来た。

 

新規開拓はトライ&エラーの繰り返しで、良い釣果に恵まれる事の方が少ないのだ。

 

枯れた川を見る事が出来たのも、僕の今後にとっては良い経験だったと思う事にする。

 

どこかで誰かが書いていた。

 

釣り人というのはすべからず前向きである。

 

「あと一投で!」

 

「次の淵には!」

 

「あの場所に行けば!」

 

「雨が降ったから!」

 

「来週こそ!」

 

そう思う前向きさは大事だと思う。

 

失敗を繰り返しながら、

  • 地図を見て色々考えて、
  • 新規開拓して渓魚の居る場所を見つけ出す。

その過程が渓流釣りの大きな楽しみの一つだとも思っている。

 

宝探し的な、探検的な、推理的な楽しさだと思う。

 

誰かに教えて貰った場所と、自分で探して見つけた場所の価値は違うのだ。

(僕にとってはですが)

 

だけど枯れた川を見て少し思った。

 

釣り人の前向きさは良い事だと思うが、

  • 今の渓流の環境が、
  • 渓魚が川に居るということが、
  • ましてや天然の渓魚がいる渓流が、その環境が、これからも続くのかな?

楽観的にこれから先も続くと思うのは、前向きにすぎないかな。

 

そんな事も考えた。

 

考えたからと言って、僕は何も出来ていない。

 

僕がしている事は、

  • フックはシングルバーブレスで原則リリース。
  • 釣り場を人に簡単に教えない。
  • 僕のブログから釣り場がわからないようにする。

うん。ほんとうに微々たる事だ。

 

本当は釣り場の写真を載せて、

 

「ここをこういう風に攻めてどうこう」

 

というような僕の釣り方なども事も書いてみたい。

(そしてアドバイスも頂きたい)

 

だけど釣り場の写真はなるべく載せないようにしています。

 

少し脱線したが、

 

新規開拓で釣れないどころか川が枯れていた。

 

そんな経験も一人の釣り人としての僕を作る大事な経験だ。

 

そう思うと、新規開拓が失敗してボウズの日も、悪くない日だと思った僕なのであった。

 

(使用タックル)

ロッド:FSX-B382UL

リール:17カルカッタコンクエストBFS(左)

ライン:アーマードF+PRO 0.6号

リーダー:バリバス トラウト ショックリーダー 30m 1.5号

ルアー:不器用ルアー縁(えにし)

 

「新規開拓は楽しいけど釣れない事も多いよね!」とブログ応援クリックお願いします!(^O^)/↓
にほんブログ村 釣りブログ 本流・渓流ルアーフィッシングへ
にほんブログ村
 

 


 

SNSでもご購読できます。

コメント

  1. あざらし より:

    画像みて驚きました。元々これくらい水がないのか何らかの原因で水がなくなってしまったのか気になるとこですが危険地帯からしげるさんが無事生還して何よりです!今回の話奥さまが聞いたらイエローカード出ちゃいそうですね(^^;新たな縁!告知方法とか難しそうですが上手くいくとこ願ってます(^^)先日PEとリーダーを電車結びで結束しました!結束部分も思ったより小さくガイド抜けも問題なさそうですし、引っ張っても抜けないし良い感じでした!そろそろ初釣行行こうと思います(^-^)

    1. しげる より:

      僕も渓流に降りて遡行していて驚きました。

      たぶんかつてはもっと水もあって渓魚も泳いでいた川なのだと思います。

      何が原因か、気になりますよね。。。

      気付いたら狭いV字渓谷(大袈裟ですが)のようになっていて危険だと思いました。。。
      もっと早く気付いて引き返した方が良かったと思いました。(嫁には言わないでいます(^^;))

      新たな縁の販売告知、出来るだけシンプルにわかりやすいように頑張ります!

      おおっ!電車結びされてみましたか(^^)
      本当はFGノットとか本格的なノットの方が強度もあるとは思うのですが、僕はずっと電車結びです(^^;)

      PEは8回、リーダーは4回でちゃんとつばなどで湿らせてからゆっくりと締めます。

      釣行毎に必ず新しいリーダーで電車結びをしなおします。(釣行の前日夜か、出来れば当日の朝にします)

      上記をしていたらヒレの回復した60㎝オーバーのニジマスを釣っても大丈夫でしたよ(^^)

      結び直さずに何釣行も使ったら簡単に切れるので、毎回結ぶのだけはお願いします(^^)

      10gくらいまでのルアーを扱うのでしたら十分だと思っています(^^)

      初釣行、楽しみですね!(^^)!

  2. ラオウのご主人様 より:

    丹沢にも伏流部分のある沢はいくつかあります。
    パラダイスを求めて登りますが大抵そういうエリアは危険な場所なのでロープやヘルメットは必須だと思います。
    僕は体力的に厳しいので行きませんが冒険家やクライマーのような釣り人は実在してます。
    もしかしたら伏流エリアの先はイワナのパラダイスかもしれませんが無理はしないでくださいね!(^o^)

    1. しげる より:

      伏流部分がある沢、丹沢にもあるんですね!

      今回は危険な感じがしましたし、もっと早く引き返すべきだったのとヘルメットは必要だと思いました。

      渓流釣り師はどうしてもパラダイスを求めてしまいますよね(>_<) 僕も冒険家やクライマーさんのような技術や知識や体力はないので、十分に注意しようと思います。 伏流の先は、、、もう少し釣り上がれば、、、という前向きな希望が釣り人の遡行を支えていますよね(^o^) だけど無理しないように注意しますね(>_<)

  3. くんじー より:

    しげるさんお疲れさまです!
    こんな地道で辛抱強い新規開拓の積み重ねがしげるさんの礎になっているんですね!
    釣行の度に尺イワナに出会えるのは決して運だけでは無いんだと思いました(°▽°)
     僕も新規開拓は好きなんだけど諦めが早く、暫く遡行して渓相がのっぺりしてたり、水量が少なくなったり、藪が続いたりしたらイヤになり早目に退散してました(^^;)
    今度はしげるさんのように辛抱強く釣り上がってみようと思います!
     渓流と渓魚の話は考えさせられますね。
    僕の通える範囲の川では漁協によるイワナの放流はされていないと思うので、陸封された何万年もの昔からこの細い川で命を繋いできたのかと思うとなんだかちょっと気がとがめられます(>_<)かと言って釣りはやめられないですがf^_^;
    「瀬戸際の渓魚たち」読んでみたくてAmazonで注文しました!増補版として「西日本編」が出てました。

    1. しげる より:

      新規開拓はボウズ上等な気持ちでやっています(^^)

      アタリの渓流を探すためにボウズの数や失敗を重ねています(*^^)v

      僕なんかまだまだですが、そうやって自分で探して出会えた渓流や渓魚は宝物です(#^^#)

      新規開拓で良い感じじゃないと帰りたくなるのわかります!
      辛抱強く釣り上がるのも良いですし、見切ってさらに違う渓流を探すのも良いし、どうするべきかは場所にもよりますし難しい所です(>_<) 枯れた川を見て、渓魚が居る渓流の貴重さを改めて感じました。 僕も釣りはやめられないので自分に出来る事を無理のない程度にしていこうと思います! 瀬戸際の渓魚たち、是非読んでみてください!(^^)! 以前のブログにも書きましたが、この本が書かれた時に瀬戸際だったとしたら今は、、、とも思います。

      西日本編とか東日本編もありますよね!
      僕は最初の分しか読めてないです(;^ω^)

  4. 匿名 より:

    一回目のコメントが送られてなかったようで同じコメントを送ってしまいました。ごめんなさい。

    1. しげる より:

      くんじーさん、こちらこそごめんなさい!

      なぜか最近、これまでコメント頂いた方のコメントもスパム扱いになって、それを手動で承認しているので僕が触るまでコメントが表示されない状況になっています(>_<) それを皆さんにご連絡出来ていなかったのでタイムラグがあると、送れてない と思いますよね! ご連絡出来ておらずすみません! パソコン得意じゃなくて直し方がわかってないんです(>_<) ちょっと調べてみます! (2回目のコメントは削除させて頂きました!)

しげる へ返信する コメントをキャンセル