今年のオフシーズン(禁漁期間)には、たくさんルアーを作りたい。
そう思っている僕は塗装ブースのフィルターを改良してみる事にした。
塗装ブースのフィルター交換回数を減らしたい!
僕の塗装ブースはタミヤのペインティングブースⅡ(ツインファン)だ。
↓2年前に思い切って買った!
↓これです。
この塗装ブースの感想は、
「本当はもう少し吸って欲しいが大枠では満足している」
である。
(これ以上を求めると市販メーカー既製品では難しそう)
細かく書くと、
- ルアーの塗装に使う分には満足している。
- だけど塗装後の色止めに、
- 圧を上げて50%に薄めたセルロースを吹くときには、
- もう少し吸って欲しいと思っている。
(市販の塗装ブースの中では吸引力が強い方だと思う)
もう少し吸って欲しいと思う色止め作業は、セルロースセメントでのハンドメイドミノー製作にかかせない作業なのだ。
(Mrカラーは色止めしないと色が流れてしまう)
↓僕はザンマイセルロ!
塗装の時はこのくらいの圧で、
色止めの時は圧を上げてこれくらいで吹く。
(エアブラシは塗装の時とおなじノズル口径0.3㎜。ほんとは色止め専用に0.5㎜が欲しい)
↓僕のエアブラシ
↓僕のコンプレッサー
あくまで僕の私見だが、
- フィルター交換の頻度を上げているのは、
- Mr.カラーでのルアー塗装より、
- 圧を上げて50%に薄めたセルロースを吹く色止め作業の気がする。
色止めのためのセルロースがフィルターを詰まらせてファンにも固着している気がするのだ!
黒いフィルターが色止めしたらすぐに白っぽくなってしまう。
1回の色止めで5往復吹くので、
- 塗装完成までには、
- 4回か5回色止めするので、
- 20~25往復も吹いている。
1回のロットでルアーを10個作っていると200~250往復もしている!
色止め回数の多さもフィルターが汚れる理由になっているのかも。
(色流れが怖いから回数多めかも)
フィルターが汚れたら交換するのだが、
- タミヤのペインティングブースⅡのフィルター交換は、
- かなりの本数のビスを外す必要があって分解清掃は少し手間だ。
正直言うと手間よりも交換用のフィルターもわりに良い値段がするのが気になる。
↓交換用フィルター約1,000円
フィルターは1回は中性洗剤で洗って再利用するのだが、2回目は新品に交換している。
(あくまで僕のやり方です)
これから沢山ルアーを作りたいし、そうなればフィルター交換や掃除の頻度も上がる。
フィルター交換や掃除の頻度の間隔をなるべく長くしたい。
(分解清掃は年1回かせいぜい2回に抑えたい)
そう思ってハニカムフィルターとレンジフィルターを導入してみる事にした。
ハニカムフィルターにはメリットもある!?
ハニカムフィルターをネット検索していたらこんな商品があった。
3枚入って約1,300円だったのでぽちってみた。
(後で知ったが100均のネコの爪研ぎでも代用出来るらしい)
↓クレオスのは売り切れてました。
↓これです。
実は購入するまで知らなかったのだが、
ハニカムフィルターには、
吹き付けたミストの気流調整と吹き返し防止の効果があるらしいのだ!
ハニカムフィルターのありとなしでは吹き返しが全然違うらしい。
粗めのダンボールみたいなあの断面にそんな素敵な効果があるとは。。。
僕は単純に、
「ハニカムフィルターを純正フィルターの前に設置したら、塗料やセルロがハニカムにあたって純正フィルターの汚れ具合がマシになるかも?」
と思っていた程度だった。
購入したハニカムフィルターはそのままでは少し大きいのでサイズ調整にこんな風にちぎった。
↓一列ずつ簡単に剝がせます。
設置完了!
↓枠内にはめる感じ。
ハニカムフィルターを装着した状態で少し塗装や色止めをしてみたら、
本当に吹き返しが少なくなった気がした!
一方で少しの作業でも汚れが目に見えたのが気になった。
↓黒一色だけ塗った結果。
という事でレンジフィルターを追加してみる事にした。
レンジフィルター
レンジフィルターはダイソーなどで売っていて、110円で7~8回分使えるコスパの良さだ。
(交換頻度が高くてもOKなコスパ)
↓40cmくらいに切って使う。
コスト的には、
- タミヤ純正フィルターは1枚で約1,000円
- ビーバーのハニカムフィルターは3枚で約1,300円
- ダイソーのレンジフィルターは1枚110円で5~6回分。
つまりレンジフィルターの交換が一番抵抗が無い。(というか安い)
なのでハニカムフィルターの上にレンジフィルターを装着してみた。
(一番汚れる場所に付けた)
この状態で塗装や色止めをしてみたら、、、
色止めや塗装した場所が目で見てわかった!
塗料の粒子や粉じんってすごく飛んでるんだなぁ。。。
(これを肺には吸い込みたくない)
↓左上のほぼ無傷のレンジフィルターは後ろのハニカムがはっきり見える。
ちなみに僕は塗装ブースを使って防毒マスクもしています。
(ルアー製作って色々とお金がかかる。。。)
↓ニトリルゴム手袋も。
↓重松製作所
↓3M
コスパ重視でハニカムフィルターの上に白いレンジフィルターをやってみたのだが弱点が見つかった。
白い背景はエアブラシで吹いている線が見にくいのだ。
↓黒い背景が1番見やすい。
不器用で塗装下手な僕には吹いている線が見えた方が塗装も色止めもしやすい。
という事で、
- 純正フィルターの上に、
- レンジフィルターで、
- 1番表にハニカムフィルター。
という装着方法に落ち着いた。
↓レンジフィルターはすぐ交換可能。
注意点として、
- フィルター交換の頻度を減らしたいからと、
- 色んなフィルターを重ねたら吸引力が落ちて、
- フィルターは汚れない代わりに粉じんが飛んで、
- それを吸い込んだ肺が汚れるとかなったら本末転倒だ。
フィルターが汚れるのはちゃんと仕事(吸引)をしてくれている証拠でもあるのだ。
だけど今のところは気にならない程度に吸い込んでくれていると思う。
(ハニカムフィルターの吹き返し防止効果のおかげかも)
僕は塗装ブース素人なので、ネットの海をさまよいながら今回の色々を試してみました。
もっと良い方法などあれば教えて頂ければ助かります!
とりあえずは今回ブログで塗装ブースの改良も済んだ。
(今後の吸引力に問題あればレンジフィルター外します)
あとはルアーを作って塗装して完成させる。
文章で書くとそれだけの事なのだが、
現在、ルアー製作に悪戦苦闘しているのだ!
その様子はまたブログに書こうと思う。
長いはずの禁漁期間もあと3ヶ月少しになった。
僕は1ロットの製作に約1ヵ月半近くかかる。
今年の禁漁期間に製作出来るルアーの数は何個になるのか。
出来るだけ数を作りたいけどクオリティは担保したい。
禁漁期間中にはルアー製作で頭を悩ましている僕なのであった。。。
2022年12月追記
色止めのセルロースでレンジフィルターがすぐに詰まるので、ハニカムフィルターだけにして製作を進めています。
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