本流用ジョイントミノー製作の失敗理由はタングステンの品薄?

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ミノータングステン

 

責任転嫁と言い訳。

いい大人なら避けるべき行動である。

 

僕の精神年齢(中二病)は置いといて、実年齢は今年で40歳になる。

 

もう世間的にはいい大人である。

ということは、責任転嫁と言い訳をしたらダメだと思う。

 

ダメだと思いながらも叫ばせて下さい。

 

「今回の本流用ジョイントミノーが失敗したのは、タングステンウエイトが品薄だったのが影響しているのだ!」

 

本当にお願いなのだが、

 

「ZAPPU(ザップ)のタングステンだけは安定供給してくれませんか!?」

 

ザップのタングステン(下記は1番軽い重さ)

 

『ライフライン』という言葉がある。

生活に必須なインフラ設備という意味で使われる事が多い。

 

身近なライフラインとしては、家の水道・電気・ガスなどが挙げられる。

  • 料金を滞納すると、
  • 1番早く止まるのは電気。
  • 次がガス、最後に水道だ。

最後が水道と知った時に思い出した言葉がある。

 

「水さえあれば、人は食事をしなくても1ヶ月ほど生きることができますが、全く水を飲めない場合、約4~5日で深刻な脱水症状によって生命維持が困難になります」

 

ライフライン(電気、ガス、水道)の中で、生きる上では水が1番大事だ。

 

だからこそ、料金を滞納しても止まるのが1番遅いのが水道なのだと思った。

 

そして不器用で下手ながら時々ルアーを作っている人間として叫ぶ。

(あくまで個人的な意見です)

 

「ルアー作りのライフラインは、バルサの質とウエイトなのだ!」

 

「だから買おうと思ったタングステンウエイトが手に入らないのは勘弁して下さい!」

 

ルアー製作用のタングステンといえばZAPPU(ザップ)だ。

 

ミノータングステン

 

ルアー製作用の丸いタングステンウエイトを作っている会社はあまりない。(と思う)

 

あとは『日本の部品屋さん』くらいしか知らない。

 

↓画像クリックで楽天の日本の部品屋さんへ。

 

だから僕はザップのタングステンをアマゾンでまとめ買いしていた。

(当然、僕の近所の釣具屋さんには置いてない)

 

なのでいつも作るくらいの重さのタングステンはいくつか在庫がある。

 

しかし今回は本流用のジョイントミノーを作ろうと思った。

 

いつもより重いタングステンをアマゾンその他ネット検索したら、

 

「全然売って無かったんですよ!」

(注:昨年(2020年)の話です。現在状況は知りません)

 

別にタングステンじゃないとミノーが作れないと言うつもりはない。

 

極めて個人的な意見として、

  • 軽いバルサに、
  • 小さくて重い比重の、
  • タングステン。

その組み合わせが良い感じだとは思っている。

 

ミノータングステン

 

だけど鉛(なまり)がダメだと全く思っていない。

ぬるぬるアクションを目指すなら鉛の方がいいかもしれない。

 

要は適材適所で、求めるアクションや使い方なども含めて鉛の方が良いこともあるとは思う。

 

僕も最初はガン玉や割りビシなどの鉛を使ってミノーを作っていた。

 

だけどタングステンと鉛(ガン玉)を比べると重さの精度が結構違う。

(例えばガン玉は同じ2B(0.85g)でも1つ1つの重さが少し違ったりする)

 

これをルアー作りに落とし込むと、

  • 僕の腕は不確か(不器用)だ。
  • そんな中で、ウエイトも不確か(誤差がある)は避けたい。
  • ウエイトだけでも確かな(正確)なものを。

という理由もあってタングステンを使っていたが、品薄で手に入らなかった。

 

それに本流用という事は渓流用よりウエイトが重くなる。

つまり多くのタングステンを使う必要がある。

 

多くのタングステンを使うと言う事はお金がかかる。

(タングステンの弱点は値段が高い!)

 

という事で初めてルアー用ウエイトという鉛を買ってみた。

 

ミノータングステン

 

↓これです。

 

数年ぶりに鉛を使ってルアーを作りを開始した。

 

本流用なので渓流用よりSUSのアイ(構造線)を太くした。

いつも通りスレッドを巻いて接着剤も付ける。

 

ミノータングステン

 

ウエイト位置や重さを変えて4個作る事にした。

 

本流用の70㎜ジョイントミノー

ミノータングステン

 

よく見ると、上から2個目のルアーには血がついている。

 

SUSのアイ(構造線)を切ったり曲げたりしている時に、指に刺さって血が出たけど気にせず作業を続けたからだ。

 

SUS線を触っているとよく指に刺さって血が出るのは僕だけだろうか?

 

そして少しドブ漬け。

 

ミノータングステン

 

本流用ジョイントミノーは初めてなのでちゃんと動くかもわからない。

 

なので凝った塗装はせずに素早く完成まで進める事にした。

 

カラーは好きな蛍光色(視認性良し)に目玉を付けて簡単にまとめた。

 

にも関わらず色流れしている部分があるのは完成を焦った結果なのだ。。。

 

ジョイント部近辺はかなり色流れしている。

ミノータングステン

 

重量は重くしようとは思っていたが、想定よりさらに重くなった。

 

約70㎜のルアー本体のみでそれぞれ6.5g~9.4gだ。

 

お風呂スイムテスト後、川でスイムテスト!

 

ミノータングステン

 

しかし動きに満足が出来ない!

 

というか正直、満足が出来ないというレベルですらない。

 

帰宅してから何度かリップの位置や角度を変えたりして試した。

 

ミノータングステン

 

僕のプロトミノーにありがちなのだが、リップ位置など色々試すので口周りが悲しい感じになってしまった。。。

 

ミノータングステン

 

だけど結局、良い感じの動きにはならなかった。。。

 

今回のミノーがちゃんと動かなかったのは、鉛とかタングステンとか言う以前の問題だと思う。

 

ルアー本体に対するウエイトの埋め込み位置。

前後だけではなく左右の埋め込み位置も良くなかったとか色々と考えられる。

 

だけど今回失敗したことによって、僕のミノー作りの工程に1つの変化が生まれた。

 

ウエイトを2枚のバルサで挟み込むような形にしていたのをやめる事にした。

 

ミノータングステン

 

僕は不器用だから、左右の掘りの深さに違いが出てしまう事がある。

その結果、ウエイトが左右の中心に配置出来てないと動きのブレに繋がる。

 

出来るだけ中心にウエイトを埋めたい。

  • 考えた結果次の製作からは、
  • バルサ同士をくっつけた後に、
  • ポンチやルーターで穴を空けて、
  • ウエイトを入れることにしたのだ。

そしてウエイトを入れた後にパテ埋めする。

 

↓別ルアーでのパテ埋め参考写真。

ミノータングステン

 

これまでよりも手間はかかる。

手間はかかるけど、より正確に出来るならそうするしかないと思った。

 

初めての本流用ジョイントミノーはちゃんと動かなかった。

 

リップの位置や角度を変えても実戦で使えるレベルではなかった。

 

失敗したのは辛い。

失敗したミノーでも製作期間はなんだかんだと1ヶ月前後かかっている。

 

だけどそれがきっかけで、ウエイトの埋め方を変えようと思った。

 

まだ改善できる。

まだやれる事があるし、作れる時間もあるのだ。

 

初めての本流用ジョイントミノーが失敗したという苦い出来事。

 

それはこの日のビールと一緒に喉を鳴らして飲み込んだ。

 

今回の反省を踏まえて、明日からはまたルアー製作を頑張ろうと思った僕なのであった。

 

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↓僕が使っているルーター。買って良かったです。

 

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コメント

  1. あざらし より:

    本流用のジョイントミノー作成お疲れさまです!見た目すごく素敵だけど泳ぎは残念でしたか(;_;)次の製法で理想的な泳ぎになるといいですね(^-^)しげるさんの血を与えたルアー何か特別な力あるかも(笑)鬼滅ネタすいません(笑)怪我にはお気をつけください(^-^)/

    1. しげる より:

      あざらしさん
      本流用ミノー初回プロト、失敗でした(^^;)
      今回の失敗が原因で作り方の改善が出来たし、プラスに考えたいと思います(^^)

      鬼舞辻不器用(きぶつじぶきよう)の僕の血が入ったルアーは鬼の不器用(すごく不器用)になるかも。。。(^o^)

      鬼のように釣れるルアーになれば嬉しいのですが(^^)

      ご心配ありがとうございます(^o^)

  2. ヤング より:

    よりウエイト重心が低い方が、泳ぎは安定しますね!自分も後からウエイトを入れてパテ埋めしようと考えたりしましたが…結局、最初から挟むやり方でずっと製作してます(笑)去年の夏ぐらいからタングステンがかなり品薄になってますねヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3 昔作って使わないミノーを破壊してタングステンを再利用してますw ジョイントミノーのよい報告お待ちしてます♪

    1. しげる より:

      ヤングさん
      おおっ!ヤングさんも後からウエイトパテ埋めを考えられた事があるんですね(^o^)

      僕もずっと挟むやり方で製作していて、今まで後からパテ埋めに変えようかどうしようか考えていました。
      今回の失敗が良いきっかけかとも思うので試してみます(^^)

      タングステンの品薄、辛いですよね(>_<) 僕も実際に割れてはいませんが以前に作ったミノーを割る事を一瞬考えました。 作りたい時に良い重さのタングステンがないのは辛いですよね。。。 ジョイントミノー、頑張ります(^o^)

  3. かわし より:

    タングステンは溶接棒にも使われているそうで、それを使う人もいるようですが、切るのが結構面倒そうで、手を出してないです。

    1. しげる より:

      かわしさん
      そうなんですか!

      うちの会社にも書かれているようなタングステンがあって一時期使えないか考えていたことがあります。

      結局、会社のものだし手を出してないですが(^^;)(当たり前)

      同じような事を考える方ってやっぱりいらっしゃるんですね(^o^)

      タングステン、値段も高いんですがやっぱり使いたいです(>_<)

  4. 花屋のいちろー より:

    コロナの影響でタングステン製品の品薄が続いてるみたいですねぇ(汗)。僕もタングステンウエイトを入手出来ずに鉛で代用してます(^^;。
    ウエイトの左右のバランスって、実際作ると難しいですよね!!。何気に皆んな高度な事をやってるんだな!?っと、かなり苦労して埋め込みましたょ( >Д<;)。慣れいないせいもあるんでしょうが、ルアー作りって工程の全てにおいて難しい!!( ; ゚Д゚)。簡単な所は1つもないですね……(._.)

    成る程!。後入れですか。今度、試してみようかな!。穴開けるのも杉だと一苦労だからなぁ。どぅなるか…。
    試験的に僕はバスルアーメーカーOSPさんのブリッツというクランクベイトのウエイトの入れ方を試してみましたょ!。完全に内蔵させるのではなく、少しウエイトを露出させる感じで低重心を図ってみました。

    1. しげる より:

      花屋のいちろーさん
      タングステンの品薄は色んな方に影響を及ぼしているんですね(>_<) ウエイトの左右のバランス、難しいのわかってくれて嬉しいです(^o^) 器用な方は苦労なくすっとされるのかもしれませんが、不器用な僕には緊張する作業です(^^;) あと入れにすると左右のセンターには入れやすいかも?と思っています。 バルサと違って杉だと穴開け簡単ではなさそうですね(>_<) OSPさんのブリッツ、知らなかったのでググりました! 面白いルアーですね! 極限まで低重心はたしかに動きが安定しそうです! 実は今、ジョイント以外に小さいのを1つ作っているのですが、そのルアーに少し似ていると思いました(^^) ミノーなのかクランクなのかという感じですが、またお楽しみに(^o^)

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