ルアー作りを今シーズンの集大成の気持ちでやってみる。

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ルアー製作

 

もうすぐ今年が終わる。

そしてこのタイミングで製作しているルアーがあるのだ。

 

なぜこのタイミングかというと、

  • 僕のルアー作りは完成までに、
  • 1ヶ月少し~1ヶ月半ほどかかる。

さらに僕は不器用なので、時間差で違うルアーの製作は出来ない。

 

製作しているルアーたちが完成しないと、次の製作に取りかかれないのだ。

 

と言うことは、

  • 12月半ばから製作したルアーは、
  • 翌年の1月後半に完成。
  • その次のロットは、
  • シーズン開始までに間に合わない。

つまり来シーズン開始までに完成するのは、現在製作している1ロットのみになると思う。

 

製作は12月半ばから開始している。

年末年始の休みで塗装などに時間を使える事も見込んでいるのだ。

今シーズンの集大成の気持ちで!

 

今作っているルアーは、今シーズンの集大成という気持ちで製作しているのだ。

 

毎年年末に発表される『今年の漢字』ではないが、今年のルアーなのだ。

 

今シーズン1番製作回数が多くて、来年も渓流や小渓流で使うルアー。

それは45㎜ツーフックなのだ。

 

試作5回目が直近のロット。リップを何度も付け直したので口周りはお見逃し下さい。。。

ルアー製作

 

試作3回目のルアーは今年の9月に尺岩魚を4匹釣ってくれた。(場所も良かった)

 

だけどまだ試作で完成とは言えない。

完成してないけど、ルアーの出来が良かった時に舞い上がってしまいネーミングまで発表した。

 

不器用ルアー『山椒』(さんしょう)と名付ける予定のルアーなのだ。(その時のブログはこちら)

 

小粒だけど、ぴりりとした『味』があるルアー。

そんなルアーを目指しているので、下記のことわざがネーミングの由来なのだ。

『山椒は小粒でもぴりりと辛い』

意味:体は小さくとも才能や力量が優れていて、侮れないことのたとえ。

 

それを今シーズンの集大成として、10個作ってみようと思った。

 

というのが僕くらいの製作技術だと、

  • 同じように作ったつもりでも、
  • 形や重さ、塗装や動きなどに、
  • バラツキが出る。

それらのバラツキをどれだけ少なく製作出来るか?

 

自分の製作技術が少しでも進歩したのかを確かめる意味で、同じルアーを10個作る。

 

それが今シーズンの集大成としてのルアー作りなのだ。

 

製作開始~ドブ漬けまで

 

まずはバルサ材から切り出しをする。

この段階では同じように出来ていると思う

 

ルアー製作

 

そして削る。

 

ルアー製作

 

次にバルサ内部に通すアイ(ステンレスの構造線)を作る。

 

アイの端にはスレッド(糸)を巻き、ヘッドセメント(接着剤)を付けた。

 

ルアー製作

 

僕が作業机でスレッドを巻いている時に、嫁が前を通りがかった。

絶好の獲物だ。

 

なんの獲物か?

トーク(語り)の獲物である。

 

僕は鷹のような鋭い目つきをしながら嫁に声をかけた。

何も知らない嫁は警戒もせずに立ち止まった。

 

僕:「このアイに巻くスレッドは、バルサで挟んだら見えなくなる」

 

僕:「そして僕は赤色と茶色の糸を持っている」

 

ルアー製作

 

僕:「どっちの色を使っても見えなくなるけど、僕は赤色を使って巻く。なんでか分かる?」

 

嫁は少しだけ考えてから、面倒くさそうにこう言った

 

嫁:「赤い糸の方が丈夫だとか、見えないところもお洒落に仕上げたいとか?」

 

僕はゆっくりと首を横に振った。

 

僕:「丈夫さは同じだし、お洒落でもない。それでもなんで赤い糸を使うか?」

 

僕:「赤い糸は、運命の赤い糸と言われているからだ!」

 

嫁は理解が追いついていないようだった。

 

嫁:「運命の赤い糸?それが釣りに何の関係があるの?」

 

僕はドヤ顔で語った。

 

僕:「赤い糸は運命の人と繋がっていると言われている」

 

僕:「だからアイのスレッドにも茶色じゃなくて赤色を使う方が、、、」

 

僕:「運命の渓魚に巡り会える気がするんだ!」

 

運命の赤いスレッド(糸)の図

ルアー製作

 

僕が語り終わった時、

嫁はもうそこには居なかった。。。

 

だけど僕は満足だった。

 

語りたい事が語れる。

それは素晴らしい事だ。

 

僕の話が終わる前に、毎回嫁はどこかに行ってしまうとしても。。。

 

話を戻す。

『運命の赤いスレッド(糸)』を巻いたアイと、ウエイトも接着完了したのだ。

 

ちょっとバラツキが出て来たかもしれない。。。

 

ルアー製作

 

そして1回だけドブ漬けして、やすりがけした後の写真。

 

ルアー製作

 

ここからのドブ漬けや塗装などの時間が長いし、苦手な工程なのだ。。。

 

今シーズンの集大成になるルアーたち。

10個作って、どこまで同じように作れるだろうか。

 

今年最後に!

 

嫁に『運命の赤いスレッド(糸)』の話をしながら、ふと頭に浮かんだ事がある。

 

僕にとっては、

  • ブログや、
  • 不器用ルアーが、
  • ある意味で、
  • 『運命の赤い糸』だ。

そう思ったのだ。

 

これまでに『ブログ』や『不器用ルアー』のおかげで色んな方々との縁が繋がり、出会いがあった。

 

特に今年は沢山の方と初めてお会い出来た。

来年はどんな年になるのだろうか。

 

ブログを読んで下さっている皆様。

 

本年も読んで下さってありがとうございました。

また来年も笑って頂ければ幸いです。

良いお年をお迎えください!

 

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コメント

  1. あざらし より:

    似た妻を持つ者として、しげるさんの語りが始まったときに途中で奥さまがいなくなることはなんとなく想像できてしまいました(笑)今年はシーズン終盤にしげるさんのブログを知り、たくさんの刺激をもらいました(^-^)ブログを知ったきっかけはミノーの針の向きの検証ブログでした!渓流ルアーにはまりすぎてお金の単位がルアー○個ってなってるのは自分くらいだと思ってたら、しげるさんも過去にARスピナーでなっててびびっときました(笑)来年もブログ更新楽しみにしてます!よいお年を迎えてください(^-^)/

    1. しげる より:

      あざらしさん

      嫁に釣り話を語ると途中で嫁がいなくなる。。。釣り人あるあるですかね(^^;)
      あざらしさんの奥様と僕の嫁は似てるんですね(*^_^*)

      ミノーの針の向きの検証ブログ!あれからベリーフックは前向きに付けています(^^)

      お金の単位が1ARスピナー(約700円前後)とか2AR-スピナー(約1,400円前後)、なってましたね(^^)
      渓流ルアーを始めた当初、よくロストもしてたので(^^;)

      ブログを読んで下さって、いつもコメントもありがとうございます。
      来年もよろしくお願い致します。あざらしさんもよいお年をお迎え下さい(^_^)v

  2. 新横浜の佐々木 より:

    セラミックボビン、いいの使ってるなぁ。
    ちょっと高いけどティムコのあれが一番いいですよね。

    私は今日、鮎沢川C&Rという冬季釣り場に行って、フライで釣り納めしてきましたが、ようやく掛けた40くらいのニジマスをランディング時にばらして良い年を迎えられませんでした・・・

    しげるさん、よいお年を!

    1. しげる より:

      新横浜の佐々木さん

      セラミックボビンストレート、これに変えてからスレッド(糸)が切れにくくなりました(^o^)

      冬季釣り場!関東は色んな冬季釣り場があって羨ましいです(^^)
      ランディング時のバラシは悔しいですが、年末に釣りが出来たというのは素敵な年の迎え方だと思います(^o^)

      本年もお世話になりました。来年もよろしくお願い致します。
      よいお年を!

  3. ヤング より:

    完成が楽しみですね♪

    自分も、今年最後のシャッドを昨日仕上げました!

    今日、スイムテストして来ます。

    早いところは、3月が解禁なのであと60日ですね(*゚∀゚*)/

    新しい相棒の活躍が楽しみですね!

    1. しげる より:

      ヤングさん
      完成楽しみです(^o^)
      楽しさ7割失敗しそうで怖いが3割ですが(^^;)

      年末にルアー完成、スイムテスト良いですね(^o^)

      はい。もうあと2ヶ月ほどになりましたね。
      シーズンオフの間に製作しているルアー、活躍して欲しいです(*^_^*)
      本年もお世話になりました。
      来年もよろしくお願い致します(^o^)

  4. 花屋のいちろー より:

    コメント遅くてごめんなさい(。>д<)。
    しげるさんロマンチストですねぇ。見えない所に赤いスレットを使うのは運命の魚と出会うためだなんて感心しちゃいましたよ!!。
    まぁ、奥様からしたらうざいだけだったけもしれませんが(笑)

    1. しげる より:

      花屋のいちろーさん
      とんでもないです!人生の大仕事があられたんですから(^o^)
      しばらく『花屋のちちろーさん』(父ろーさん)と呼びたいです(^^)

      あれは運命の赤い糸なんです(*^_^*)
      話を聞いていた嫁は迷惑そうな顔をして、途中からどこかに行ってしまいましたがそれでも赤い糸なんです(^^;)

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