特に釣るのが難しい沢のヤマメにマラブーと毛針と飛ばしウキを試す

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難しいヤマメ

 

ヤマメと一口に言っても、釣りやすいヤマメも釣りにくいヤマメも居る。

 

今回はとある場所の特に釣りにくいヤマメに対して色んな釣り方を試してみたブログなのだ。

 

僕は現在コロナ後の体力回復期間中なので、少し前に試した話です。

 

とある場所の特に釣りにくいヤマメ

 

元々、ヤマメは釣りにくい魚だとは思う。

 

だけど僕が見つけた小さな沢のヤマメは特に釣りにくい。

 

なんてったって、

  • ルアーをアクションさせるとヤマメが逃げる。
  • トゥイッチでもダートでもボトムノックでも同じ結果だった。
  • 今のところ有効な戦法はフォールで喰わせるくらいなのだ。

 

あくまで僕が思っているだけかもしれないが、

  • このとある渓流のヤマメには、
  • 釣り人のプレッシャーはあまりかかっていないはずだ。
  • にも関わらず釣りにくい。

プレッシャーがあまり無いのに釣りにくいのだ。

(足跡などもあまり見た事がない)

 

放流されていない場所で繁殖して生き抜いてきたヤマメだから釣りにくいのかもしれない。

 

ルアーに近付いてきたヤマメもアクションをさせると逃げてしまうのだ。

(トゥイッチもダートもボトムノックも)

 

そんなヤマメに対して、

 

「もう毛針か餌しかないか?」

 

と思っていた。

(注:僕は毛針も餌もド素人です)

 

だけど、

 

「ルアーとルアーロッドに出来る事はもうないだろうか?」

 

とも考えた。

 

通用するかしないかはわからないが、最後に試してみようと思った事があるのだ!

 

マラブーと毛針と飛ばしウキ

 

試そうと思ったのは3つだ。

  1. ミノーにマラブーを巻く。
  2. ジグヘッドにマラブーを巻く。
  3. 飛ばしウキを使って毛針を投げる。

毛や毛針頼みの作戦である。

 

まず1つめは、

 

「ミノーに毛を巻いてフォールさせれば反応が良くなるかも?」

 

という思い付きだ。

 

釣りにくい沢のヤマメもフォールには反応がある。

 

毛を巻いてフォールさせたら反応が良くなるかもしれないと思ったのだ。

(ミノーのカモフラージュにもなりそう)

 

という事で初めてマラブーというマテリアルを購入してみた!

(フライもテンカラもまったく未経験です)

 

↓視認性が良さそうな色にした。

難しいヤマメ

 

↓これです。

 

購入したマラブーを巻くのは、

  • フォールで実績がある3gちょいのリップレスの不器用ルアーと、
  • 2g半ばから後半の45㎜不器用ルアーにした。

重すぎないので沈みにくくて、フォールで見せる時間が長く取れそうだからだ。

 

難しいヤマメ

 

マラブーを巻く!

(マラブー触るの初めてです)

 

難しいヤマメ

 

自作スイミングフックを巻いている道具で何とか巻いてみる。

(スイミングフックブログはこちら)

 

頭の近くでスレッドで巻いてなんとか付けた。

(マラブー作戦がダメならマラブー外すので接着材は点付けしか使わない)

 

難しいヤマメ

 

不器用ルアーマラブースペシャルを嫁に見せたら、こんな感想が返ってきた。

 

嫁:「インディアンみたいだね」

 

難しいヤマメ

 

続いてフックにもマラブーを巻いてみた。

 

難しいヤマメ

 

フックも装着した結果、すごく毛で覆われた感がある。

 

難しいヤマメ

 

この毛がヤマメへのアピールとミノーのカモフラージュになり、一瞬でも喰う間をくれる事を願っている。

 

2つめの作戦として、ジグヘッドにマラブーを巻いてみた。

 

↓バーブレスで検索したが少しバーブアリかな。

難しいヤマメ

 

マラブーが余っていたのと、マラブーで検索したら管釣りでこんなルアーがあるようなので作ってみたのだ。

 

最後の3つめが、1番気合いの入っている作戦だ。

 

「毛針を試してみたいがルアーロッドでは軽すぎて投げられない」

 

という問題の解決方法を思い付いたのだ。

 

それは、、、

 

飛ばしウキを使ってルアーロッドで毛針を投げる!

 

という方法だ!

 

亡くなった祖父が何十年も前に買っていたであろう毛針が家にあって、それを見て思い付いたのだ!

 

↓ハエ(ハヤ)用の毛針とウキ!

難しいヤマメ

 

このウキにヒントを得てネット検索したら、『飛ばしウキ』というものがある事を知ったのだ。

 

飛ばしウキは海のアジやメバルなどのライトリグに使うらしい。

 

そこで調べた結果、こちらを購入した!

 

難しいヤマメ

 

1,000円くらいして高いなぁと思ったのだが、

  • ウキが水面に浮くのと、
  • g数が3.6gと良い感じ。
  • 糸を切らずに着脱可能。

というメリットがあるので購入した。

 

難しいヤマメ

 

イメージ的には下記のワームが毛針になる感じ!

 

難しいヤマメ

 

↓この3.6gです。

 

飛ばしウキがあればルアーロッドでも毛針を投げられるはずだ。

 

これを思い付いた時には一瞬、

 

「僕は天才かもしれない!」

 

と思ったくらいである。

(中二病というか馬鹿です)

 

肝心の毛針については市販品を購入した。

 

毛針未経験の僕が巻いたら、

  • 毛針がダメなのか?
  • この釣り方がダメなのか?

それがわからなくなるからだ。

 

↓これも1,000円以上した!

難しいヤマメ

 

↓これです。

 

この3つの武器を手に、釣るのが難しいヤマメに挑戦して来たのだ!

 

マラブーと毛針の結果は!?

 

3つの武器を手に、ワクワクしながら釣るのが難しいヤマメが居る沢に到着した。

 

最初に試すのは不器用ルアーマラブースペシャルだ。

 

キャストして着水。

 

フワーッと沈んで行く途中で小さなヤマメがルアーに向かってきた!

 

ルアーにアクションは加えずにそのままフォールしていると、

 

ツンッという手応えがあった!

 

小さなヤマメはマラブーの毛の先をついばんだのだ!

 

しかし喰わず、、、

 

その後も試すが、ヒットには至らなかった。。。

 

僕の感想としては、

  • マラブー(毛)にはやはり一定の効果があると思うが、
  • ミノーのマラブー巻きに劇的な効果はなかった。

 

45㎜リップありも試したが、

  • マラブーを巻いているのでアクションが付けにくく、
  • フォールとただ巻きで攻めたが、

効果ありとは言えない結果だった。。。

 

↓濡れたら毛の量が少なく見える。

難しいヤマメ

 

続いてジグヘッドのマラブー巻きを試した!

 

が、こちらも不発に終わった。。。

 

スーッと沈んだらアクションを加えて、

  • 上下の動きや、
  • ダート的な感じで使ったのだが、

この沢のヤマメはアクションを加えると逃げるのだ。。。

 

僕がジグヘッドというものを使うのが初めてなので技術的な問題もあるかもしれない。。。

 

難しいヤマメ

 

最後に肝入りの、『飛ばしウキで毛針大作戦』を試した。

 

↓ウキ下は40cm~60cmを試した。

難しいヤマメ

 

『飛ばしウキで毛針大作戦』の結果は、、、

 

これも釣れなくて失敗でした!

 

失敗の理由はいくつか考えられる。

 

僕が期待していたのは『ウキが上流側で毛針が下流側』だが、実際は逆の流れ方をした。

 

↓嫁が絵を書いてくれた。

難しいヤマメ

 

この流れ方の結果、

  • 毛針より先にウキの存在があるし、
  • ウキの大きさもアピールになったのか、
  • 毛針よりウキの方にヤマメの興味が向いてしまっていた。

または警戒させてしまった。

 

↓嫁の絵

難しいヤマメ

 

また3.6gの飛ばしウキの着水音や衝撃や、

 

ウキがある事によっての毛針の流れ方の不自然さなどもあるかもしれない。

 

小さなヤマメは毛針に近づいた子もいたが、喰うまでは至らなかった。

(様子が見たい見たいと近付いていた僕の距離感も原因かもしれない)

 

釣りにくい沢のヤマメにルアーロッドで毛針やルアーに毛を試してみるという僕の作戦は、

 

見事に失敗に終わったのだ。。。

 

だけどヤマメは毛には反応をする事が少しはわかった。

 

それに今回失敗はしたが、

 

ルアーロッドで毛針やマラブー巻きを思い付いてから準備をしている間、僕はドキドキワクワクしていた。

 

このドキドキワクワク感は大切にしたいのだ。

 

ハイロウズも「信じてるのは胸のドキドキだけ♪」って歌っているし。

 

何よりも今年42歳の僕が、ドキドキワクワクしながら準備したり釣行できる。

 

「渓流釣りのおかげで、何歳になっても青春だ!」

 

そんな風に思える事が1番素敵な事だと、手前味噌ながら思った僕なのであった。

 

(使用タックル)

ロッド:ブランシエラ4.8ul

リール:17カルカッタコンクエストBFS(左)

ライン:アーマードF+PRO 0.4号

リーダー:バリバス トラウト ショックリーダー 30m 1.5号

ルアー:不器用ルアーマラブースペシャル、ジグヘッドマラブー、飛ばしウキ毛針

 

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↓今回のマラブー巻きに使用した道具

↓これ買って毛針を試してみたい!

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コメント

  1. きんくま より:

    ザ・チャレンジャーですね!
     マラブーをまとった不器用ルアーを見て、サンバカーニバルかと思いましたよ さらに実釣で濡れ鼠に変身。 発想を直ぐアクションに移す行動力は素晴らしいと思います。 無いものは作るグーです!!

    1. しげる より:

      サンバカーニバル!それ良いですね(^o^)

      飛ばしウキ毛針やマラブーを思い付いた時にはすごい発想かも!?と思って盛り上がって突き進んで行きました(^^;)

      結果的には失敗に終わりましたが、準備している時から楽しかったです(^^)

      思い付いた事はやってみようの精神なので、失敗を積み重ねながら時に成功すれば、、、という思いで頑張ります(^_^)v

  2. ヘルクライマー より:

    果敢なるチャレンジお疲れ様です。
    元々生粋のフライマンだった自分にとって、極めて予想通りの結果ですね。
    ※決して馬鹿にしているのではありませんので、気を悪くなさらないで下さい。
    今回の問題点は、以下にあると考えております。
    ・マラブーは濡れると極度にボリュームダウンする。
    ・ジグヘッドマラブーは対ヤマメ戦において、ルアーとフライの悪い所取り。
     ※リアクションバイトを誘発する力が弱く、餌にも似ていない。
      (ニジマスには最強のメソッドです)
    ・飛ばしウキはウキの存在感がフライを超えている。
     ※どちらを先行させても、飛ばしウキの存在のみを意識する。
      (魚は一度に複数の認識が出来ないという人も)
    尚この飛ばしウキメソッド、ウキの抵抗が大き過ぎて、
    毛針を咥えても瞬時に吐き出すでしょうね。(0.2秒)
    ちなみにヤマメをフライで釣る際、
    ルースニングというウキ釣りメソッドも存在しますが、それに使用するウキは、
    直径3mm、長さ2cmぐらいの発泡スチロール製で、(他の材質もあります)
    自重はほぼゼロ、残留浮力も極めて小さい代物です。
    そしてフライは、川虫の原寸大を使用します。(フェザントテイルを検索)
    それでも、『頑張れば釣れる』レベルでしかありません。
    何せ相手は、0.15号ハリスの先に装着されたエサを平気で見破るのですから。
    ちなみにドライフライという、フライを用いたトップウォータメソッドもあるのですが、こちらは水面の乱れがフライのシルエットを曖昧にし、
    低水温期以外であればルースニングより遥かに釣れますよ。
    ※エキスパート同士の戦いならば、エサ師に勝つ可能性も。
    この時も、その時期に飛翔する虫にサイズや形状を合わせるのですが、
    今ならテレストリアルと呼ばれる、陸性昆虫を模したパターンが最強です。
    フライの強みは、ハリに刺せないサイズの虫(ブユやユスリカ)を模して、
    それを完全フカセ(ウキ・オモリなしのナチュラルドリフト)で使用することが可能な点です。果たして、そんなメソッドがルアーロッドで可能でしょうか?
    答えは否です。つまるところ、釣れないことを理由に、
    エサに近付くスタイルは得策ではないということです。(ルアー≠疑似餌) 
    ※自分も、ワームを用いた『疑似餌メソッド』で返り討ちに遭った経験があります。
    ただ、釣れなかったことは失敗ではありません。なぜならば、釣れない方法を一つ知ることが出来たからです。
    何故釣れなかったのかを考えることで、それは今後の大きな糧となるでしょう。

    1. しげる より:

      思い付いたらやってみたくなって、果敢に試してみました(^^)

      結果、返り討ちにあってしまいましたが(^^;)

      ヘルクライマーさんは元々フライマンだったんですね!

      フライマンから見たら今回の僕の作戦はなんて、、、いや、経験と思うようにします(>_<) ジグヘッドマラブー、ニジマスには効くんですね! マラブーのボリュームの減り方には驚きました。 ウキが先に流れているからヤマメがウキを気にしているのかと思っていましたが、ウキが後でもウキのアピールが強すぎるんですね。。。 色んなアドバイスや情報、ありがとうございます! サイトフィッシング好きの水面好きなのでテンカラやフライのドライには興味があります!(^^)! ヘルクライマーさんもワームを用いた疑似餌メソッドをされた事があるのがなんだか嬉しいです(#^^#) 今回は良い経験だったと思うようにします(*^^)v

  3. 3110tkj より:

    ヤマメにマラブーは…
    って思ってましたが、既にヘルクライマーさんが完全無欠のコメントしてくださってますね!
     ルアーも作る物としてフライとのハイブリッドをあえて私的に模索するならば、ピーコックハールをミノーにぐるぐる巻きにして、同系色のスレッドで巻き止めると、面白い効果あるかもしれないです。
     ですが、そんな事するくらいなら、ピーコックハールで巻いたドライフライ投げたほうが、面白いし早いです。
     フライもテンカラもルアーもそれぞれ理にかなった発展してるので、それぞれのタックルで魅力を楽しむのが良いと思います。

    1. しげる より:

      ヤマメにマラブーってフライを知っている方からすると「えっ!?」って感じなのがよくわかりました(>_<) 思い付いた時には「天才か!?」と一瞬思ったのですが猿知恵だったようです(^_^;) それぞれの釣り方は過去の歴史と結果と理由があってそうなっているのだと改めて感じました(^_^;) 思いついてから試すまでが楽しかったので良しとします!(^^)!

  4. 匿名 より:

    シルエットが小さいボトムノックスイマーだとどうでしょうか?ミノーのフェザー化、私も興味あります。

    1. しげる より:

      ボトムノックスイマー、ありかもしれませんね!

      アクションがどう変化するかですが、フェザー化したらフォール狙いになりそうです。

      共感頂いてありがとうございます(#^^#)

  5. 右脳派釣師 より:

    飛ばしウキは昔に実戦した事があります
    結果は釣れませんでした。
    皆さんのコメント見て何故釣れなかったかわかりました。
    イワナなら釣れそうな気がしますが。。。
    ヤマメは賢いですね
    養魚場の方から小さいのに喰ってこない、チェイスも1度きりのヤマメについて質問したところ
    水量が少ない沢のヤマメなどは大きくならないまま成熟するからとの事でした。
    名探偵コナンみたいに身体は子供心は大人
    って事だと思います。
    しげるさんのヤマメがどんな沢に居るのか想像でしかありませんが
    もし、そのヤマメを釣るなら
    “極力小さいスピナーを”
    “出来るだけ遠くから”
    “朝夕どちらかのマズメに投げる”
    自分なら、こうしてみます。
    それで釣れないなら
    川のレイアウトの問題もあるかも
    (太陽を背中に受け、狭いからどうしても影が水面に落ちる川等、人より先に鳥が来る川も釣りにくいです)

    1. しげる より:

      飛ばしウキ、実戦された事があるんですね!嬉しいです(*^_^*)

      僕もイワナなら何とか、、、と思ったりもしました!

      でも何とか釣れる感じならルアーで良いんですよね(^^;)

      体は子供で心は大人ヤマメ、そういうパターンだと小さいのに警戒心が強くて喰ってきにくいヤマメという印象になりますね!

      ルアーで釣るための具体的なアドバイスありがとうございます!

      川のレイアウト、ありますよね~(>_<) この沢も小さくて浅くて水がクリアで回りに木々があるので近付くのが難しくて、、、 でも僕のキャスト精度がへっぽこなのも問題だとも思いますので、遠距離からでも『見える!』とニュータイプ覚醒的な射撃(キャスト)が出来るようになれば釣れる確率が高くなると思います! 渓流では人より先に鳥が来る川っていう発想があまりなかったので勉強になりました! 本流だと先に鳥がいたりくるとやめてくれ~ってなりますので納得です(^^;)

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