ハロウィンなのだ。
毎年ハロウィンについては傍観していたのだが、今年は違う。
初コスプレをしたのだ。
初コスプレ in USJ
というのもつい先日、会社の慰安旅行で日帰りUSJに行ってきた。
僕は今年と来年、労働組合代わりの会の会長なので幹事である。
まあ会社全体ではなく、僕の働いている工場限定の会長なのだ。
会社の旅行の参加率は基本悪いが、幹事としては行くしかない。
そしてせっかくハロウィンにUSJに行くのだからと、僕は嫁に仮装(コスプレ)を提案した。
- 嫁は速攻断った。
- しかし元営業マンとして粘り強く交渉した。
- 結果、軽いのならOKと嫁の説得に成功した。
嫁を説き伏せた僕は、『軽めならOK』を元に嫁と相談をした。
その結果がこちらである。
マリオとルイージ、ヨッシーで統一感を出してみた。
当日は雨がガンガンに降っていた。ちなみに社内で仮装はうちの家族だけだった。
嫁はリュックを濡らすまいとカッパ被っていた時と同じようにお腹にリュックで写真撮っているし、ヨッシー(息子)は百均の赤い水玉カッパを手に持っている。
まったくビッとしていないが、それはそれで初コスプレとしては及第点である。
ハロウィンに仮装(コスプレ)をすることについては賛否両論あると思う。
僕個人としてはコスプレしたければハロウィンじゃなくてもすればいいと思う。
(どれだけ馬鹿な、面白いことをしたかが思い出だと思っているので今回は家族の思い出作りである)
ただ、多くの人々にとって、普段しないことをするにはきっかけとか理由が必要なのだ。
ちょっと違うかも知れないが、いつもは肩や太ももや胸元が見えるのを恥ずかしがる女の子。
でも、『夏の海』だというきっかけや理由があればビキニを着たりする。
きっかけや理由というのは、人を動かす原因になり得るのだと思う。
僕のハンドメイドルアー作りについても、最近2つのきっかけがあった。
ハンドメイドルアー作りの2つのきっかけ
きっかけになったのは2つだ。
- 人に使って貰うことを意識してルアーを作ったこと。
- ハンドメイドルアーを初めて手に入れたことだ。
これまでの僕は、アメリカ16代大統領、リンカーンの言葉、
『人民の、人民による、人民のための政治』ではないが、
『しげるの、しげるによる、しげるのためのルアー』
だったのだ。
要は、自分が使うためのルアーしか作ってこなかった。
なのでどれだけ変な動きでも塗装でも、自分が使うのだからと逃げ道寄り道言い訳しきりであった。
「あった」と過去形なのは、初めて自分のルアーを出品するという経験が出来たからだ。
前述の女の子の例えで言うと、ビキニを着たのだ。
すると、着る前と着た後で気持ちの変化があった。
とても貴重な一夏の経験(?)だった。
なぜやって来たかについてはこちらもご参照下さい。
まるで、『ビートルズがやって来る!ヤァ!ヤァ!ヤァ!』のように、
『ハンドメイドルアー(Petal)がうちにやって来た!ヤァ!ヤァ!ヤァ!』の衝撃だった。
この2つの出来事は、確実に僕の姿勢や気持ちに影響を与えた。
車の運転で言うと、ギアチェンジしたような感覚だ。
意識が変わっても、僕のルアー製作技術はすぐには変わらない。
だけど意識が変わったから、これから少しずつは変わるはずだ。
人様に使ってもらうという意識と、ちゃんとしたハンドメイドルアーがうちに来て、手にとって見れたこと。
それは本当に貴重な経験だった。
ハンドメイドルアーへの想い
うちにあるハンドメイドルアーを、穴が空くほど眺めていて思った。
本当に、お前のようなど素人が語るなと言われるような偉そうな話なので、腹が立ちそうな方はここで離脱して下さい。
あっ、大丈夫ですか? では続けます。
ハンドメイドルアーというのは、時にどんな言葉よりも雄弁に語るのだ。
有名な言葉に、
「神は細部に宿る」
という言葉がある。
また、村上春樹さんがどこかで書いていた言葉なのだが、
「どんな髭剃りにも哲学がある」
というのもある。
だから、ハンドメイドルアーの細部に、作り手の考えや哲学などエトセトラが入らないわけがないのである。
ハンドメイドルアーというのはある意味で、
『製作者の釣りに対しての、我が儘(ワガママ)の通し方』
もしくは、『想いの具現化』だと思う。
僕の初出品したルアーについて、一例をあげる。
- 渓流、小渓流でのアップの釣りを想定。
- アップで手元に戻ってくるのが少しでも遅いルアー。
- そのためアクションが大ぶりで肉厚ボディ。抵抗受けやすい。
- フローティングの視認性は出来るだけ良くする。(見たいから)
- ルアーの泳ぎ、手応えを感じやすく、使って、見ていて楽しい(はず)。
- しかし、流れの強いところ、ダウンでは飛び出しやすい。
- 小さな、細かな動きのルアーでは無い。
上記のように、僕のようなレベルでも色々と考えた結果のルアーである。
簡単に言うと、
「自分のスタイルでいかに楽しく釣りが出来るか?」
そして出来るなら、沢山釣りたいし大きい魚を釣りたい。
その結果がハンドメイドルアーである気がする。
極端に言うと、
「俺はこの場所の、この魚を、こうやって誘って釣るために作ったんじゃ! あとの場所では釣れないルアーでも知らん!」
と言うような話である。
ただ問題なのは自分以外の他の方に使って頂く場合、それがどれだけ伝わって、扱って頂くかである。
考え方にもよるが、商品としては『特化も必要』だが、『ある程度の汎用性』も求められると思う。
そのバランス感覚が難しいだろうと素人ながら思ったのである。
釣り人にはそれぞれのスタイルがあり、川や対象もそれぞれに違う。
だからハンドメイドルアーを作るということは、
『川』にも『魚』にも、それを使う『人』にも興味関心、想いを巡らせることだと思う。
(自分的に)新しいルアーの作り方
僕の釣りには前々回ブログに書いたように課題もあり、色んな釣りの仕方を勉強中だ。
なので新しいモデルも作り始めた。
というか、これまで作った自分のルアーの中から幾つかを再度『お風呂スイムテスト』してみた。
すると、細かなピッチで綺麗な動きをしているものを発見出来た。実際に釣った実績もあるモデルだった。
それらをサイズアップしてみたり、体高を上げてみたり、ウエイトを変えたり、試してみようと思った。
またこれまでの作り方、
『初めて作るタイプのルアーでも一度に四個ほど作って愚直に塗装まで終わらす』
から、
『プロトタイプとして塗装はせずにコーティングとリップ付けして動きを見る』
に変えてみることにした。
塗装の練習も兼ねていたのだが、塗装できる時間の確保や、どう塗ろうか考えて作業が止まったりしていたのでプロト作成に変更である。
今作っているのが写真のルアーだ。
初出品ルアーたちのコンセプトとは違い、細かなピッチで動くルアーを目指してサイズの違う3種類を削った。
この子たち(ルアー)をプロトタイプに新しい動きのルアーを模索しようと思っている。
また、Gijie(ギジー)で掲載の作り方を見てバルサラピッドを製作している。
僕が作ると、不器用バルサラピッドである。
『全ての芸術は模倣から』とも言うし、作ることでわかることもあるはずだ。
実はかなり前に手をかけていたので、一気に四個ほど作るやり方である。
かなり語ってしまってブログが長くなってしまった。。。
まあ、これだけ書いて、
「お前の作った不器用なルアーが何を語っているかは全然分からん!」
というご意見もあると思う。
その時に入るための穴は深く、深く掘っておくのだ。
これから来年3月の解禁まで。
僕は自分のためのルアーを作って、3月からはそれを使って楽しむ。
自分のためのルアーだとしても、これまでとは少し違う。
「人に使ってもらうとしたら?」という視点、視野が出来たからだ。
そして本当は、釣りをしたりルアーを作ったり、そんな時間が取れることが一番幸せなことだ。
だから目一杯楽しんでやるのだ。
待っていろ、来年の渓魚たち!
僕のルアーで狂わせてやる!!!
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貴殿が所有するペタ坊に、そんな力はないはずです(爆)。
にしても、闘病中の割に”つらつら”ではなく”全開バリバリ”の様子で、すれた小父さんには、眩しすぎだって。目が眩む(クラクラ)。
ミースの言葉に村上春樹の言葉は重ね過ぎだって(苦笑)。メインディッシュが2品続いた感じ(笑)。
どうぞ、思いっきり作って下さい。シゲリストとして影ながら応援しております。
いえいえ、ペタルさんには僕の何かを変える力がありました(^^)
早く渓流で使いたいです。
思いついたら書く! ということでいくつも重ねてしまうことがあります(^^;)
そして見直しはしていますが書いたものを削る作業が苦手です(^_^;)
ルアー、来年の解禁までにレベルアップを目指します(^o^)