僕は自然の猛威にただ立ち尽くした。(2014年7月)

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渓流ルアー釣りを始めて1年目、25センチのイワナをゲットし、自分でポイントを開拓していく快感にも目覚めた僕は釣りを楽しんでいた。

本を何冊か読み、読んだ内容を実践し、少しはテクニックにもついてきていたと思っていた。

渓流ツアー釣りを始めた1年目は、アップ、アップクロスの釣り方だった。
渓流釣りは釣り上がるのが基本 と僕が手にした数冊の本にも書いてあった。
自分で言うのも何だが僕はひねくれているところもあるけれど基本的には素直な人間だった。

アップ、アップクロスを実践するためにポイントを開拓しながら釣り上がっていた。
僕は頭がそんなにいいほうではないので、釣り上がり(上流に向かう)以外に上流から下流に釣り下る。という頭が当時無かったのだ。

いや、なかったというか、魚は上流を向いているし、上から下に降りて行けばさかなが気付いて釣れなくなる。

と考えていた。

前々回で25センチのイワナを釣ったときはダウンだったのに、なぜか上記の考え方を基本に一年目を過ごしてしまった。
この時のダウンは単純に、上に登れない地形に飛び降りてしまったため、釣り下るしかなかったのだ。

それに、僕が攻めていた渓流のイワナ達は、道路の上から下の川を見ただけも姿を散らす。

僕の近づき方もあったのかもしれないが、必然的に距離をとってえいやっと上流にルアーを投げ、長い距離をルアーが進む間にかかる。というような釣り方が多かった。

特に新しいポイントを開拓するために歩いていると、僕のストーキング技術では魚を散らしてしまっていたのだと思う。

僕はひたすら上流に向けてルアーを投げた。

そして7月が来たある日、少し雨がまとまって降り、風も強い日があった。

よせばいいのに僕は釣りに向かった。

雨にも風にも負けない釣り人だ! と一人で酔っていた。

たぶん初めての悪天候の釣行だった。

快調に車を飛ばして僕はポイントに着いた。 そして愕然とした。

見慣れた川に激しい濁流が流れていた。

戸惑いながら僕は、上流に向かってルアーを投げた。

自分のルアーの引き抵抗がまったく感じられなかった。
引いているというよりは流されているいうような流れ方だった。 風も強く吹いていた。

アップに遠投して引いてくる僕のスタイルでは投げたルアーは風で曲がり、着水したルアーは川の勢いに流された。

一言でいうと、まったく釣りにならなかった。

それでも一時間半ほどは粘った。

アタリも何もあったものではなかった。

試しにダウンでスピナーを流してみた。

今度は引き抵抗がありすぎて重く、さらに流れを受けて浮かび上がってくる。

当時の僕にとっては万策尽きた。

僕は始めての渓流ルアーを始めた年に、自然の猛威と、釣り人の無力感を感じた。

完全敗北だった。

悪い事に、僕はその日の川の状態を季節のせいとも思ってしまった。

簡単にいうと、もう渓流釣りのシーズンは終わった。 と考えてしまった。

自然を前に完全敗北したショックも大きかったかもしれない。 僕の渓流ルアー釣り一年目はこうして終わった。

 

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