馬鹿につける薬はないのだ。
これが発明されればノーベル賞ものである。
さて、金曜日に出勤前釣行で自分が作ったフローティングミノーで釣れた。
調子に乗った僕は昨日の土曜日も釣りに行ったのだった。2連チャンの確変なのだ。
嫁が日曜日は1日家族サービスの約束で許可してくれたのだ。
出来た嫁だ。
朝から三時くらいまでの時間をもらった僕は、リベンジに燃えていた。
某河川は今年2回行って2回とも坊主だったのだ。
3度目の正直なのである。
あまり地理的に詳しくない僕だが、ルアー&フライエリアに遠回りをせず行ける道が見つかったので、初めて行ってみた。
行く途中で釣り人は何人か見た。しかし、ルアー&フライエリアには誰もいない。
ルアー&フライエリアだけあって、川幅は広めでルアーも振りやすい。
こんな感じである。
釣り上がった後に撮った写真
不器用が作って奇跡的に前日釣れたハンドメイドフローティングミノーを投げる。
投げる。
投げる。
釣れない。
エース、ar-sスピナーを投げる。
投げる。
投げる。
釣れない。
Dコンタクトを投げる。
以下略。
釣れないのだ!
というか、姿すら見えない。
姿が見えないと、ここに魚がいるのか疑問符がつくのである。
僕は1時間ほど粘って諦めた。
上流に行くのだ!
初めて行く場所に車を走らせる。
入渓地点がわからない!
車を走らせると川は遥か下にあっていけなかったり、上流をとにかくめざしたら舗装がないどころか落石らしき大きな石が落ちていたり、運転している僕がナビを見つつ山道なので酔ってしまったり。
結果、釣りをしているより車を運転しているほうが時間が長かったのだ。。。。
しかし、僕なりにポイントとにらんで釣り上がったところは一匹も姿が見えず。。。。
めっちゃいそうなのに。
けっこう体力も精神力も消耗してもう13時過ぎになっていた。。。
もう帰ろうかな。足もだるいし。
でも行くだけ、2年前に25センチのイワナが2匹釣れた場所に行ってみよう。
2年ぶりに行ってみた。入渓地点を探す。見つける。
2年前のままである。
悩んだ。もう足はだるく、嫁に帰ると宣言した時間は入渓すると確実に遅れる。
しかし、僕は賭けてみたかった。
だって、姿すら見えずに何時間も歩いたり車運転したり。
このままじゃ終われないのである。
2年前を思い出しながらポイントに入る。
2年前の、渓流ルアーを始めたばかりの僕と、3年目の僕。実力の差は歴然である。
ありえない仮定だが、同じ様に魚がいたら確実に釣れるはずだ。
気合いを入れてルアーを投げる。
結果、、、、、
釣れませんでした!!
なんなんだよ、もう!
でも、ちっちゃいの1匹だけ姿見えたから許すよ。
だって、釣り始めて6時間くらいたって、初めて見えた魚影だったから。
ルアー&フライ区間と、その後釣り上がったところは魚がいなかったのかな。
いや、僕のスレた魚に対するアプローチの問題なのか。
これでこの川は3連続坊主である。
マジでこたえるわこれ。
でも、最後に釣った場所では魚影が見えた。
次はその川を主体に行こう。
っていうか、懲りずにまたこの川に行くんか!
やはり、馬鹿につける薬はないのである。
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釣り人の悲哀が凝縮された胸を打つ秀逸な文章でした
個人的にあまりに面白かったので、一人じゃないよ的な意味でコメント残していきますね(ノシ
通りすがりさん
コメントありがとうざいます!
一人じゃないとわかるととてもうれしいです!