自作ルアーを投げるか、実績のあるルアーを投げるか、それが問題だ。

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昨日雨が降ったせいか、満開だった桜が早くも散り始めている。

我が家の前の道路は桜の道のようになっているのだ。

 

渓流用ハンドメイドルアー

 

しかし、雨降って地固まる。

 

いや、雨降って増水は釣れる!

雨が降っても降らなくても結局釣りには行くのだが、このあたり酒飲みが何かにつけて酒を飲むのに似ている。

 

日本全国酒飲み音頭(1月は正月で酒が飲めるぞ~、2月は豆まきで酒が飲めるぞ~など ご存じだろうか?)ならぬ、日本全国釣り好き音頭なのだ。

 

僕は釣り好きで、さらに酒好きなのでこのような言い訳的な理屈には大きく頷くのである。

そんな訳で今日の朝は出勤前釣行に出た。





いつもより気合が入っているので少し早起きである。

川に着いたのが6時過ぎくらい。1時間半から2時間近くの時間があるのだ。

 

行きすがら川を見ているとやはり増水していた。

僕は期待に胸を膨らませながら、まず1匹を釣るためのポイントに向かった。

 

その場所はいつも流れが緩く、少しだけ水深の深い淵のようなポイントがある。

しかも、先週の放流日にはアマゴの姿が見れていたのだ。

 

残っていたら釣れる!

そう思って手早くその日の1匹目を釣るために来たのだ。

 

しかしここで僕は大きく悩むことになる。

かなり釣れる確率が高いと睨んでいるポイント。しかも増水気味である。

 

第1投目に、実績のあるDコンタクトを投げるか、それとも自分の初めて作ったフローティングミノーを投げるか。

 

まずはDコンタクトで手堅く1匹を釣るか。。。

しかし、かなり魚がいてアタックの可能性が高い。もしかしたら自分のルアーでも釣れてくれるかもしれない。。。

 

最初の1投は非常に大事だ。なぜなら渓流で魚がいるところに通せば、かなり高い確率で1投目から反応してくるのだ。

というか、1投目が1番釣れる確率が高いと思っている。

 

僕は悩んだ。

悩んで、悩んだ結果、自分が初めて作ったハンドメイドフローティングミノーを投げることにした

 

このルアーの動きは川でテスト済みである。動きは悪くない。後は釣れるか試すだけである。

ルアーをアップで投げる。

 

着水。

流れにのっているのを確認してリールを回す。

 

動いているルアーの周りに一瞬魚の影が見えた様な気がする。

もしかして釣れるかも! 鼓動が速くなる。

 

ルアーを近くまで引いてきてUの字をかいた瞬間、

 

アマゴが僕のルアーに喰いついたのが見えた!

 

そして手応えも感じる。

手応えを楽しみもするが、バレるなと念じる。

 

そして、、、

 

渓流用ハンドメイドルアー

 

アマゴ釣れました!

 

ルアー作りとしては2つ目、初めてのフローティングミノーで釣れたのだ!

というか、僕はフローティングミノー自体ほとんど釣ったことがない。

 

個人的に今年を本格的にミノーを導入する年。またフローティングミノーも使う年と決めている。

そんな中、自分が作ったフローティングミノーで釣れたのが嬉しい!

 

僕は早朝の川べりで、ほくそ笑んだのだ。

その後も何度かアマゴの姿を見たが喰わず移動。

 

1匹釣ったので余裕がある。

次に放流日にかなり残っていたポイントでさきほど釣れたフローティングミノーを投げる。

 

水の流れがきつく流される。というか、流れがきつくうまく泳げないようだ。

何度か試すが姿が見えず。

 

少し下流の開けた浅瀬に歩いて移動する。

同じフローティングミノーをアップクロスで投げて広範囲を探る。

 

何投かしたら少し歩く。

アップで投げて近くに引いてくると、アマゴが追ってきている。

 

足元近くまで追ってくれるが、釣れず。

再度アップに投げて引いてくる。

 

ルアーが近づいてきたところでまたもUの字をかかせた瞬間、アマゴが急に現れた!

バクッ音が聞こえそうなアクションをしたアマゴ、しなるロッド。

 

かかった。 巻いてくる。 なんかおかしい。

スレでかかっている。喰い損ねたがフックにかかったのだろうか。

 

しかし、僕が作ったフローティングミノーで釣れたアマゴには間違えない。

 

渓流用ハンドメイドルアー

 

はっきり言って、僕は早朝の川辺でにやにやしていた。

客観的に見たらあまり近づきたくないような人である。

 

でも、自分が作ったフローティングミノーで釣れたのだ!

しかも本の通りでなく、某ルアーの大きさを真似て自分で作ったルアーなのだ。

 

本当に嬉しかった。

 

結局2匹で出勤の時間が来てしまった。しかし、フローティングミノーで釣れるの面白いな。

水面近くを泳ぐから、追ってきて喰いつく瞬間が見えやすい。

 

それに、自分でルアーを作りだして思ったが、釣りをしながら、こんな風に動いてこんな深度を流せるルアーが欲しい、作りたいなどと思ってくるのである。

 

この魚釣りと、ルアー作りという病は重症になりがちなのだ。

 

この病気を治す特効薬がもし出来たら、ノーベル賞ものだとアホな事を考えながら会社に向かうのである。

 

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