不器用ハンドメイドルアーその3 である。
前回、バルサに型紙を写したところで力尽きてしまった。
今回は型紙から写した通りにバルサを切り取り、削る作業である。
前回の型紙をなぞってバルサに描いた形にカッターナイフを入れて、
切り取ると、こうなるのだ。
見る人が見なくてもわかる不器用っぷりである。
ちなみにまる印はあとでウエイトを入れる穴である。
カッターでまっすぐに切れていないので切り取った跡がでこぼこしている。。。
しかしこのバルサ、とても柔らかい。
これが木材!? と思うほどカッターナイフで切れるのである。
ただ、中には芯なのかなんなのか硬いところもあった。そこは刃が止まるのである。
まあ何とか切り終えた後、両面テープを貼って、左右をくっつける。
そこから大体のところをカッターで削り、その後やすりがけである。
カッターで本体を削るときは注意しないと削り過ぎてしまう。
それくらい柔らかい木材なのだ。
正直、キャストミスして岩や壁にぶつけたら一発でオシャカになりそうな柔らかさである。
そして荒削りしてから、紙やすりで形を整える。
荒削りには180番を使った。
しかしこのバルサという素材、紙やすりですら簡単に形が変わってしまうくらい柔らかいのだ。
初めてバルサ材にやすりがけをして少し経ったとき、やすりがけしていたところが他の部分よりすり減っているのに気付いた。
僕が気付くくらいだから、少しのやすりがけでかなりのすり減り具合なのである。
僕は思った。
これはゴシゴシ力任せに擦ったら、知らない間にバルサが無くなっている可能性があると。
カッターで切った時にも思ったが、さらにデリケートな素材と思って慎重に作業を進めることにした。
それからは、シュッ、シュッ程度で軽くすり減らすというよりは磨くというような力加減で進めた。
シュッシュ、
シュッシュ、
シュッシュ、
シュッシュ、
夜中近くなった静まり返った部屋で、やすりかけの音が響いていた。
1時間経過。
結果、、、、
なんとなくそれっぽくなったかな?
ただ、一番手前のは表裏を逆にくっつけたので、ウェイトを入れるために彫るマル印が外に成ってしまっている。
まあこのくらいの失敗は想定範囲である。
しかし、なんか左右均一に整えられた気がしない。
慣れていないから、『ここまでOK』 という線引きが出来ないため1時間くらいかかってしまった。
上からの写真である。
一個一個、微妙に違う。
同じ様に作れない自分を棚に上げて、これがハンドメイドルアーの持ち味だと言い聞かせて今日の作業終了である。
こうやって、細々とした作業をしていて思うが、やりだすと結構楽しくて、ハマる人の気持ちがわかる。
不器用な僕ですら楽しいのだから、器用な人はかなりやりがいがあるのではないだろうか。
今日は少しばかりの達成感をつまみにして、ビール(発泡酒)を飲んだ。
その日のビールはいつもより、少し美味しく感じたのだ。
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