前回ブログでイワナと遊んだ僕はヤマメの顔が見たくなった。
ヤマメの顔を見に行くのは久しぶりなのだ。
久しぶりにヤマメを釣りたい気持ちもあるし、
- 最近完成した不器用ルアー 縁(えにし)のプロト。
- それをヤマメに使ったらどんな反応なのか?
それも試したいのだ!
↓前々回ブログで完成した。
ヤマメ狙いの釣行!
ヤマメ狙いの場所に到着した。
この場所に来るのも久しぶりだ。
ヤマメの顔を早く見たいので急いで釣り支度をする。
それに不器用ルアー 縁(えにし)の最新プロトにヤマメがどんな反応かも見たい。
釣り上がると水が予想より多い。
普段から水量がある場所なのだが、直近で雨が降ったせいかわりと増水している。
↓写真ではわかりにくいかも。
この日の一匹目は小さなヤマメだった。
続いても15cmくらいのヤマメ。
次にヤマメかアマゴか判別が微妙な渓魚が釣れた。
ここはヤマメとアマゴが混生していると思われる場所なので余計にわからない。
この子は少し秋色だった。
続いてアマゴなのかヤマメで側線部分に赤い点があるのかわからない渓魚が釣れた。
「ヤマメなのかアマゴなのか、それが問題だ」
などとシェークスピアのハムレットの名台詞を真似ながら釣り上がる。
(元台詞は生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ)
ここまで大きなサイズは釣れていない。
じゃあ良いサイズのヤマメアマゴは居なかったのか?
居るのは居た。
居たのだけど、ルアーに反応したヒラリという姿だけ一瞬見えてかからず。。。
その一瞬を逃して反応がないというパターンが3匹ほどあった。
僕はその度に「うわぁ!」とか「ぬおぉぉぉ~!」と叫んでいた。
久しぶりのヤマメアマゴはイワナと比べると距離を取る必要がある。
それに一瞬ルアーに反応して喰わなかったらもう次は無い。
大きな魚影がぎらっとすると心がときめく。
だけどその瞬間に喰わないと次はもう無いから、ときめいた心がすぐに落ち込むのだ。
ヤマメかアマゴか?
釣り上がるがなかなかサイズが出ない。
そんな中でやっと釣れた20cmちょい。
この場所の渓魚は背ビレや腹ビレや尻ビレが色付いていて綺麗なのだ。
↓赤矢印が背ビレの色付き。
続いて赤矢印が腹ビレと尻ビレの色付き。
この日は増水気味だったので最新プロト4つの中では1番重いアマゴパーマークを多用した。
↓フックなど込みの重さです。
それからも釣り上がって雰囲気のある良いポイント!
アマゴパーマークの不器用ルアーをサイドで投げる。
少し沈めてからトゥイッチ!
「グンッ」と良い手応えが!
ネットインしたのは20cmちょいの渓魚だった。
体高があってパーマークも特徴的で、僕にはとても美しく思えた。
同じ渓魚の別写真。
良い面構えだ。
ヤマメなのかアマゴなのかと考えながらアップの写真。
↓背ビレの白と赤も良い感じ。
僕にはこの渓魚の存在がとても美しく愛おしく感じられた。
その渓魚の前では、
「ヤマメなのかアマゴなのか?なんてどうでもよくなったのだ」
ヤマメだろうがアマゴだろうが、この渓魚が僕にとって美しく愛おしい存在なのには変わりがないのだ。
僕はシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』の中の台詞を思い出した。
「名前ってなに?バラと呼んでいる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま」
そう。
名前なんてどうでもよくなる事もあるのだ。
今僕の目の前にいる渓魚の名前がヤマメでもアマゴでも。
この渓魚の美しさは変わらない。
愛おしい存在である事も変わらない。
名前なんかなくても、出会えて良かった。
釣れてくれてありがとう。
最後に誤解のないように書きます。
放流は本来の生息域を守ってするべきでヤマメ域にアマゴを放流するべきではないと思います。
また川や沢によっての独特の固有の種は一度混じると元には戻らないと思います。
なので出来る限り混じらせずに守るべきだと思っています。
固有の種は貴重で大切でかけがえのない存在で、本来の分布域も守る意味も価値もあると思います。
今回のブログの「ヤマメでもアマゴでも関係無い」というのはそれらの種の保護を無視するものではありません。
僕はそれらを出来る限り守りたいという考えの人間です。
念のために補足しました。
オチもなく真面目な話で終わってすみません。。。
(使用タックル)
ロッド:FSX-B382UL
ライン:アーマードF+PRO 0.6号
リーダー:バリバス トラウト ショックリーダー 30m 1.5号
ルアー:不器用ルアー縁(えにし)
「秋色がかったヤマメやアマゴが釣れると嬉しいよね!」とブログ応援クリックお願いします!(^O^)/↓
にほんブログ村
縁、イワナにもヤマメにも良い仕事してくれますねぇ(^^)d
良型のヤマメは季節的な要因で更に警戒心が強くなってるのかもしれませんねぇ(^^;。
そっちにもアマゴとヤマメが混在する川があるんだ!?っとびっくりしたのですが、放流の影響だったんですね(^^;。そりゃ、そぉですよね。そっちはガッツシアマゴ域ですもんねー。
以前のアウトドアメーカーのパタゴニアだったけ?の動画ではありませんが、放流の問題色々ありますね…
僕的に良いヤマメアマゴが釣れて嬉しかったです(*^_^*)
婚姻色の尺ヤマメアマゴ、一つの目標なのですが秋に尺を釣った事は無いです(>_<) 産卵関係で警戒心が強くなっているのも理由の一つだと思います。 僕はアマゴ域ですが、隣県に行くとヤマメ域になるという非常に微妙なところに住んでいます(^^) 両方釣れてお得といえばお得です(^o^) 過去に放流したアマゴが命を繋いでいるような話を聞いた事があります。 パタゴニアはブログの映画ですね!『パタゴニアの映画「アーティフィッシャル」に頭を殴られた』
あれは衝撃でした(>_<) 放流は難しいですね。
しげるさんお疲れさまです!
「縁」で秋色がかったヤマメやアマゴ、良いですね〜!
僕はほとんど支流上流部のイワナ域ばかりに釣行してるのでヤマメに会うことが少なく、たまに釣れると嬉しいです(*^o^*)
アマゴは朱点があるのが特徴なんですよね?
しげるさんのアマゴルアーにもしっかり朱点がありますね。
最後の写真の魚は本当に美しいですね!
まさしく「渓流の宝石」ですね☆
しげるさんが最後に書かれている事は僕も同感です。
正直言えばヤマメでもアマゴでも、渓魚であればなんでも嬉しいっていう気持ちはありますが(^_^*)
以前地元の川について調べた文献に「淡水魚保護協会」の講義で漁協が放流を中止した事がある。というような記事がありましたので、長文で申し訳ないのですが紹介したいと思います。
「
2.3.2 ゴギ生息環境の破壊
1964年六ノ原ダムの建設にともなって、熊野川と前油木川から多量の水を取るために、熊野小学 校井堰から下流350mの土深谷川合流点より水路が作られ、六ノ原ダムに集められることになった。 そのため、下流は水量が減少し魚類の生息も著しく変化してきた。その後、県民の森の建設工事が 始まり1971年にオープンした。そのオープン記念事業として、西城川漁協は六ノ原ダム上流より県 民の森入口まで、四ケ所にヤマメ(ヒラベ)の稚魚を放流した。しかし、当時まだヤマメの養殖は 近隣では行なわれていなかったので、放流されたのは、瀬戸内海に注ぐ河川に生息しているアマゴ
14
の稚魚であった。その後、何年間かアマゴが放流された。 1980年8月、財団法人淡水魚保護協会が、他の河川に生息するヤマメ・アマゴを放流することは
生態系を損なうので、放流を中止するよう西城川漁協に対して抗議をしたのがきっかけとなり、漁 協に対する相次ぐ抗議が、新聞等によって報道されたため、1983年12月、西城川漁協は漁業 権を放棄し放流を中止した。
2.3.3 ゴギの生息調査(平成19年8月29・30日)
」
かと言って放流を止められたら釣り人は困りますよねー(>_<)
その後の経緯は知りませんが今ではその川もヤマメの放流がされています。
お疲れ様です(^^)
くんじーさんはイワナ域がメインなんですね(^o^)
たまにヤマメなど釣れるとゲスト的で嬉しいですよね(^^)
すごく簡単な見分け方としてはヤマメに朱点があるのがアマゴです(^o^)
ご指摘通りなので僕の縁のアマゴカラーにも朱点を付けています(^_^)v
僕的には最後の渓魚、すごく良いなぁと思いました(^^)
なのでお褒め頂き嬉しいです(*^_^*)
記事の引用、ありがとうございます(^^)
今回の川はこの記事に近いです(^^)
恐らく今はヤマメ域にアマゴは放流されていないとは思いますが、以前に放流されたアマゴが命を繋げていると聞いた事があります。
放流をする場所やする魚種など、難しい問題だと思います。
渓魚は川や沢ごとに見た目にも個性があるので、その個性(特徴)は出来る限り残して行きたいと思います。
と偉そうに書いていますが、思っているだけで僕はブログを書く以外は何も出来ていません(>_<)