前回ブログで、顔半分アルミ貼りの塗装パターンをやってみた。
マスキングをして、自分的にはまずまずの結果だった。
しかし薄々感じていた、アルミ貼る前に塗装しているのでは?ということがコメント頂いたり、調べて分かったのだ。
なので初の塗装前に下塗りをしてみたのだ。
ハンドメイドシンキングルアーと嫁塗装用ブランク
ルアーは、前回製作したのと同じモデルである。
前回のは、フローティング予定がスローシンキングになったという不器用あるある(?)のルアーだ。
今回は当然、シンキングのつもりで作るシンキングである
今回から、ルアーのアイを少し太くしている。
というのも、僕のルアーは軟線で細めのアイで作っていた。
メリットは、
- 加工がしやすい。
- アイの調整もしやすいので現場で泳ぎを変えやすい。
デメリットは、
- アイが曲がりやすい。
- 強度も高くない。
まあ、完全に自分しか使わないという前提で作っていたので上記で問題なかった。
だけど、もし人の手に渡るなら? という視点でアドバイスなども頂いた。
強度なども踏まえて、アイを少し太くしたのだ。
そして今回、またしても塗装したくなった嫁の注文が2個入ったのだ。
嫁はルアーの形からこだわり始めた。
嫁が僕に出した注文その1
「平たいルアーのほうが塗りやすいから、それを作れ」
である。
う~ん。ヒラウチ系というか、平たいルアーは1回くらいしか作ったことがない。しかも泳ぎはあんまりだった。
考えた僕は、最近うちにきたハンドメイドルアーの形状が思い当たった。
似た形で僕が作ると、どれほど動きが変わるのかも興味もある。
真似させて頂くことにして、1個嫁が塗装するのでウエイト位置など変えて3個作る。
嫁が僕に出した注文その2
どうやらもう1つは細くて平たい感じではなくて、厚めのルアーがいいようだ。
そんな嫁は、僕が机に置いていたルアーを指差して言った。
「この太めのルアーを作れ」と。
嫁が指差した『太めのルアー』とは、色流れが過ぎて丹沢大反省会に出せなかった不器用ルアーである。
僕は嫁に対して強く思った。
「太めのルアーだと? 言葉に気を付けろ。これはわざと肉厚に作っているんだよ。いつの間にか、いや年々、肉厚(太った)になったお前とは違うんだよ!」
そして僕は思ったことを言葉にはせずに、そのまま心の引き出しに入れて鍵をかけた。
お互い何でも言い合える夫婦は素晴らしいというが、内容によるのである。
そして出来上がったブランクがこちらである。
左は嫁の注文1と注文2で、右は45㎜、50㎜、50㎜HI のプロトシンキングだ。
そしてドブ漬け後、アルミ貼り前に下地塗装した。
全て下地塗装した訳ではない。3個ほどは塗っていない。
初の下地塗装と新たな視点
下地塗装、色止めまで終わった結果がこちらだ。
嫁の注文には続きがあって、
- 平たいルアーは全面白で塗れ!
- 太めのルアーはレモンイエローで塗れ!
だった。
いつも、「インスピレーション」という名の思いつきで塗る嫁にしては珍しく考えているようだ。
なのでこうなったのだ。
左は僕が塗装する黒ベース。 右が嫁のホワイトとレモンイエローである。
そして、今回のブログタイトルにした『新たな視点』に驚いたのだ。
というのも嫁が下記ルアーを見て、言ったことだ。
この下地塗装として、頭黒塗りの状態のルアーを見て嫁が言った。
「なんか斬新でカッコイイ!」と。
見る視点が違ったらこうも違うのかと思った。
僕にとってはあくまで『ルアー製作工程の途中段階』と見える。
というか、そうとしか見えない。
だけど、ルアーの工程など一切頭にない嫁からすると『この状態がカッコイイ』となったらしい。
もうこれで塗装完成のルアーと見えたようだ。
(むしろ僕の塗装など不要だと言いたげだった)
木目を活かした塗装などは僕もしたことあるし、よく見る。
だけど、今回の嫁の意見はそういう話ではない気がする。
なんというか、先入観とか知識が感性の邪魔になるというか。。。
ルアーの工程とか段階なんかは吹っ飛ばして、自分の良いと思えるものに反応するというか。
いや、ちょっと嫁を良く言い過ぎる気がするのでやめよう。なんか悔しいし。
嫁の言葉を聞いて、人にはそれぞれ心の琴線に触れるルアーがあるんだと思った。
であれば、不器用な僕が作るハンドメイドルアーだって、(ほんの少しは)居場所があるのかなぁ。
など思いつつ、今回のルアーにアルミやアワビをどう貼ろうか考えているのだった。
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うん、これはもう「自分が塗ったルアーで釣りたい」と言い出すのは規定路線かと。
ささ、Amazonで嫁用のタックルをポチっとな。
それがですね~~~今のところ、サビキ釣りの釣りをする気がないらしいんです(>_<) 理由は、一緒に行っても僕が渓流ルアーと魚に夢中になってほっとかれるのと、 釣りになったら厳しく指導というかスパルタになるのが目に見えているから、 あと、山の中で一人になりそうで怖いらしいです(^^;) 体力的な部分もあるかもしれません。 一緒に渓流に行くためには作戦を練る必要がありますが、僕の性格を知り尽くしている相手なので難しい相手です。。。
「女の感」と言いますが、製作途中でも釣れますよ!
ジオングだって足は無かったし 笑
下地色を指定した時点、いや前回の塗装の時に
女の感みたいな何かが働いていたのかも!
また奥様登場回に反応してしまいました。
やっぱり二人のやりとり面白いです!
うちも昔はやさしかったんですよ
昔はね、昔は・・・
「偉い人にはそれがわからんのですよ!」
ですね(^^)
確かに黒塗りだけの状態でも釣れるのは釣れると思いますが、「そこに反応するか!」と驚きました。
右脳派釣師さん、嫁登場回の皆勤賞です。ありがとうございます(^^)
『昔は』が2行で3回出てきていて、お気持ちを非常に表せております(^^;)