ご存じの通り、僕は不器用なのだ。
僕より汚い字の人を見たことが無いし、線はまっすぐ引けないし、ハートを書いたらいびつになる。
小学生の通知表で、図画工作『1』を付けられたことがある。
そんな僕がハンドメイドルアーを作っている。
なので不器用ルアーである。
でも上手に、見た目も綺麗に作れるようにはなりたいのだ。
そしていつも高くそそり立っているのは、塗装という壁である。
その壁に『マスキング』という武器を手に挑んでいるのだ。。。
ルアー塗装用のマスキング
これまでの僕のマスキングをご紹介する。
そしてこのマスキングを作る理由に、
「パーマークとか上手に吹きたい!」
という思いがあるのだ。
これまでにチャレンジしたマスキングは下記だ。
- プラ板(ダイソー)
- ステンシルシート(ダイソー)
- マスキングテープ(嫁が持っていた)
- カードケース(ダイソー)
まあダイソーで揃うのだ。
参考写真
これまでに使ったマスキングを持ってきた。
いやひどいな。。。
マスキングの段階で上手なパーマークが作れていなければ、当然上手に塗装出来ない。
1番下の、直近で作ったカードケース以外はガタガタだ。。。
プラ板とステンシルシートの違う点を参考に書きます。
プラ板
- プラバンは透明で、厚みにもよるが固めだ。
- 透明なのでルアーの位置を調整しやすい。見えるから。
- エアブラシの風などでもぺらぺらならない。
ステンシル
- ステンシルシートは柔らかくて加工はしやすい。
- でも透明ではなくて、柔らかいのが僕は使いにくい。
- 上手く使えば曲面にフィットできるかも。
どっち派かというと、プラ板派だった。
ただ、器用な方はプラ板で上手に塗装されているのだが、不器用には厳しい。
だって、写真のように左手でルアーとプラ板、右手でエアブラシを持つようになる。
結果、ずれてしまったり、きちんとした位置で塗装するのが難しいのだ。
プラ板参考写真(ルアーは塗装済みのものを見本に使っています)
ステンシルシートが柔らかい参考写真
下記のように、下に置いて押さえるように使ったこともある。
しかし不器用にはかなり厳しいのだ。。。
僕は不器用なので、
「失敗しようとしても出来ない」くらいの方法というか仕組みが必要である。
そこで直近で作っているルアーに試してみた方法がある。
これが中々良かったのでご紹介します。
僕のオリジナルでは無くて、ルアー作りの本とかには載っています。
ダイソーカードケースでマスキング!
まずダイソーで下記の硬質カードケースを買ってくる。
下記は大きいので200円だが、小さいのは100円で買える。
それをルアーが入るように小さく切って、ルアーを挟む。
下記はドライヤー加工済みだが参考に。
ルアー入りカードケースのルアーの近くをダイソーの家庭用スチールクランプで挟む。
そしてドライヤーで熱風を当てる。
するとカードケースがルアーの形に変形する。下記写真。
ドライヤーの熱でカードケースが変形したら、ドライヤーの冷風をかけたり、しばらく冷ます。
冷めて固まった後に、マジックなどでパーマークなどの柄を描く。
柄を描いたら、僕はダイソーのルーター(100円では無くけっこうする)を持っているのでそれで穴をあけたり削る。
ル-ターの刃先は、ドリルビットやダイヤモンド砥石などあれば良い。
ドリルビットは0.8㎜とか1㎜。削る砥石は写真のような小さい方が良い。
削ったら下記のようになる。
穴を空けたところのバリをデザインナイフや棒ヤスリ、紙ヤスリなどで取る。
バリがあると綺麗に円形にならなかったりする。
そして出来上がったのをかぶせて、塗装する。
上下クランプ1個ずつ挟めば十分固定できるので、パーマークなどの位置がずれにくいまま裏表塗装が出来る。
参考写真 これにルアーを入れて塗装する。
ブランクの大きさが同じなら何度も使える。
何個も同じルアーを作るなら手間も最初の1度で済む。
問題点は、マスキングケースを作るのに時間がかかるのだ。
慣れていないということもあるが、今回3種類の大きさのマスキングを作っていると1時間以上は確実にかかった。
ただ、これまでのマスキングの中では1番良い手応えだ。
なので時間がかかっても(僕は)取り入れる必要があるのだ。
自分が器用ではないと思っている方にはお薦めの方法です。
そして作ったマスキングを作って塗装をする。
でも、色止めがしっかりしていないと下のように色流れするのだ。。。
ハンドメイドルアー作りって本当に難しいのと時間がかかる。。。
また書こうと思っているが、ビルダーさんって凄いなあ。。。
ランキングにご協力下さい!
押してくれるとブログ更新するやる気が上がります(^O^)/↓