初めての渓流釣り前夜 

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どんなことも人の縁だなと思う事が増えてきた。
僕が年をとってきたせいもあるかもしれないし、田舎暮らしに転居、転職をして新しい人と出会うことも増えたからかもしれない。

僕が転職して働きだした会は製造業で、僕はこれまで製造業勤務歴がなかった。

しかし、人間何が幸いするかわからない。

前職の営業で趣味と仕事の半分半分で取った資格があり、その資格のおかげで週に1回工場内を巡回するのが義務になる役割を与えられた。僕は衛生管理として巡回の役割を貰ったのだ。

その巡回に付いてきてくれる、安全管理側の人がTさんだった。

Tさんは年の頃50代後半。僕の工場で初めて役職定年になった人で、工場内でも最年長に当たる人だ。
Tさんのスタンスは、役職定年になったし、60歳まで好きなようにやる。だった。

このTさんが釣り好きだった。 それも、釣り歴が長く、今では沖縄に年2~3回GTを釣りに行くような現役の人だった。

海釣り、渓流釣り、鮎釣り、餌釣り、ルアー釣りをこなすマルチアングラー(?)だった。

僕はそんな人と週に1回、約30分近くかけて工場内を巡回して、工場の気温や湿度を記録したり、服装の確認や通路の確保、作業手順のチェックや安全設備の状態を調べていた。

ひらたく言えば、週に1回は歩きながら雑談をしていた。

Tさんにとって釣りを覚えたて、興味がある僕は格好の話し相手になった。

僕らは週に1回、工場内を歩きながら釣りの話をして、僕はアドバイスをもらった。

Tさんに教えてもらったことはたくさん、たくさんある。

巡回の際に、海でサビキ釣りをしてみて面白かったという話をしてからは、巡回=釣りの話になった。

そんな中で、Tさんは渓流釣りに誘ってくれた。

僕はその時点で約1年間、Tさんの釣りプレゼンをたっぷりと受けていた。

川で魚を釣るのに鑑札がいることも聞いていた。

しかも僕らの地域ではアマゴ、ヤマメの鑑札は年間で4000~5000円前後に対して、日券で1500円から2000円するとも聞いていた。

今にして思うとTさんは約1年かけて、週に1回30分。 僕に渓流釣りに興味を持たせるための話をする時間と、始めさせるためのクロージングをする時間を持っていたことになる。

1年間の結晶としての渓流釣りの誘いを誰が断れる?

僕はのった。 釣りに行くのは3月の始めになった。

しかも僕の仕事冬が忙しく、3月もその余波を引きずっていた。

そんな僕は鑑札を釣行日前日まで買えておらず、そのことを告げるとTさんは鑑札を買ってきてくれた。

社歴も年齢で25年前後先輩のTさんにお使いを頼んでしまった。

当時はそんなことを申し訳なく思ったが、今となってはこの病になったウイルスの一人であると思っているので何とも思っていない自分がいる。

続く

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