ストーキングの成果? 泣き尺イワナを釣り上げる!  

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GW、最終日前日の話である。僕の左足首にヒビが入る前日の話である。

嫁のはからいで、1日フリーに釣りが出来る日だった。

逆に、この1日以外は毎日予定があり、家族と一緒に過ごしていた。

この日のために!なのだ。

僕は朝4時過ぎに目が覚めた。

目覚ましをかけていた訳ではない。

むしろ、朝起きた時間で出発しよう。くらいのアバウトな感じだった。

というのも、僕は渓流ルアーに関してこれまで朝マズメや夕マズメをそれほど重要視していなかった。

ただ、この時間が今回は吉になったのだ。

のんびりと支度をして出発しても、釣り場に着いたのは朝6時過ぎくらいである。

当然、大物の影を見て、熱心にスト-キングしているポイントに向かう。

 




 

参考ブログ

絶対尺越えの大物を渓流で発見! 今年の目標に設定するのだ。


そのポイントに行くのはもう6回目か7回目くらいだろうか。

最初の1回目以来、同じポイントでは姿をまったく見ていない。少し上流のポイントでデカいのを見たが同一の魚かは分からない。

誰かに釣られてしまったのでは? という不安もありつつ、早朝そのポイントに着いた。

ゆっくり近付いて行くと、、、、

「ライズしてるやん!?」

僕の狙っているポイントで1回ライズした。

慎重に、慎重に近づく。

最近作った、かなりいい成果を残しているハンドメイドフローティングミノーを投げる。

着水音も静かに決まった。

アクション。

動き出して、3回ほどトゥイッチした瞬間、魚がひるがえったのが見えた。

食い損ねた。

でも、シルエットがかなりデカい。

奴か?

奴かどうかはわからないが、いいサイズなのは間違えがない。

2投目。

反応なし。

3頭目。

反応なし。

以下同文。。。

まったく反応がないため、渋々ポイントを後にする。

この時、午前6時台。しかし今日は午前中に雨が降る予報だし、1日釣りをしていい日なのだ。
僕は12~13時間後の夕マズメに勝負をかけることにしてその場を後にした。

その後、いくつかポイントを移動してヤマメを3匹ほど釣る。

魚の反応が結構いいピンクシルバーのハンドメイドフローティングミノーで釣ったヤマメ。

 

 


 

 


しかし、よく考えてみると、合計6ポイントほど移動して、移動時間や食事、休憩時間もあるが約12時間ほど釣りをして3匹のヤマメ(他2バラし)である。

時間の対価としては割に合わないが、1日釣りができるという嬉しさでチャラになっているのである。

そして、

①雨に降られて安物カッパを雨が侵食してきて体が冷えて帰りたくなったり
②午前の雨のせいか濁った水が多い水量で流れてきてルアーがアップで流しにくくなったり
③いると思って流したポイントにことごとく反応がなくても。

①~③僕は耐えて、約12時間後、ストーカーポイントに戻ってきた。

この辺り、気持ちは機動戦士ガンダム0083 アナベル・ガトーの気持ちである。

 

「朝釣り逃した魚を釣り上げるために! ソロモンよ!私は帰ってきた!」

のだ。わかる人しかわからないと思うのですみません。

ソロモンに帰ってきた時刻は18:30あたり。

僕は夕暮れを味方に付けるために、朝釣り逃してからこの時間まで待ったのである。

慎重に、慎重に近づくが、ライズは見られない。

いるかいないか。

僕は朝とは違うハンドメイドフローティングミノーを選んでスナップに付けた。

朝ライズしていた、落ち込みの少し後を意識してキャストする。

着地、アクション、トゥイッチ、、トゥイッチ、、トゥイッチ、、

反応なし。というか、だいぶ周りが暗くなっているのでどこまで魚が追ってきているか正確にはわからない。

2投目。少し1投目より中心寄りに投げる。というかキャスト精度の問題で結果的にそうなる。

そしてアクション。ルアーを引いてくる。

僕に近づいた3,4メートルほどになって、一瞬だが、ルアーに猛然と近づく魚の姿が見えた。

その勢いのまま僕のハンドメイドミノーを咥えた!

デカい!

魚がルアーを咥えたのは上流から下流に向かって来てである。

僕はその方向と勢いを殺さずにそのまま少し下流に流してから、引っこ抜いた。

そして地面に魚が打ち上げられる。

すぐさまネットイン、浅い水面に移動。

魚は岩魚だった。

 

 

 

 

 

逆の脇腹に傷があった。

 

サイズは29cm。 尺には届かなかった。

去年の泣き尺アマゴ2匹に続き、29cm3匹目である。

僕の岩魚最高記録だ。

岩魚ってこんなに早く動いたっけ? というくらい素早く動
いてルアーに喰いついた。

デカい魚は動きが速いのだ。

この岩魚のファイトをほぼ味わっていないのはもったいなくも感じるが、こちとらシングルフックバーブレスのバラシ恐怖症である。

上流からアタックしてきた勢いを逃がさずに利用して、引っこ抜いたのだ。

ただ、この岩魚は燻製や塩焼きにして食べる気がせずにリリースした。

だから引っこ抜かずにネットインでダメージが少ない方法を取れば良かったと後で後悔したが、元気に泳いで行ったので大丈夫だと思いたい。

なんか、戦友というか、食べる気が起らなかった。

この岩魚が僕がストーキングしていた奴なのだろうか。

僕が思っていたのは29cmの泣き尺ではなく、35cm、それ以上の大物である。

となると、下記である。

①去年29cmが最高の僕が、2年前の思い出の35cmの魚影と29cmの魚影を同じくらいと見間違えた。

②本当はさらにデカい主がいるが、今回はその子分が釣れた。

③主は釣られて、ナンバー2を僕がゲットした。

ブログを見て頂いている方には大変申し訳ありませんが、①僕がサイズを勘違いした可能性もある。

超デカいと思ったのだが、僕が釣ったのは尺にわずかに届かなかった。

水中の魚はデカく見えるので、そのせいで勘違いしたのかもしれない。

まだいるのか、もう釣られたのか、僕が釣り上げたのが奴なのかわからない。

そして、僕は左足首にヒビが入ってしばらく釣りに通えない。

治るまで待って、それから再調査なのだ。

 

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コメント

  1. せざも より:

    どもっ!セルフ禁漁中のしげるさんお疲れ様です!
    良いの釣ってるじゃないですか~
    私ならこんなの釣ったら大喜び爆発なんですが、今ひとつモヤッとしてますね。
    足の怪我もあれですが病の重篤化も深刻のようですね~。

  2. しげる より:

    せざもさん
    僕もとても喜べるサイズなんですが、自分的にもっと超大物を追いかけていたつもりだったので、最初のハードルが高かったです(;^ω^)
    後は、やはり足の怪我!  もうヒビ、飽きました。
    僕の病の治療薬は釣行しかないですね(>_<)

  3. sun より:

    お久しぶりです。
    足の怪我、何とも…お見舞い申し上げますm(_ _)m
    私なら発狂してます、間違いなく。
    しかし美しい魚体!
    尺無しでこの魚体は、ある意味で特別な魚かと思います^_^
    将来のヌシ候補生ですね。
    しかもお腹の傷…これは残る傷ですねきっと。
    次に同じ個体を釣り上げた時の目印にもなります。
    その時はきっと尺オーバー。
    一生忘れられない魚になるかと思いますよ!
    因みに私もシングルバーブレスorトレブルバーブレスです。
    やや柔らかめのロッドを使っていて、更にナイロンラインです。
    硬めのロッド+PEだとどうしても弾いてしまうバイトが多かったもので、悲しいかな道具で腕の無さをカバーしました…
    このセット+バーブレスだと、瞬間的な合わせを意識しなくてもフックの懐までサックリ刺さります。
    手元でアタリを感じてから慌てずにそっと合わせる感覚です。
    やり取りは、ややオーバーかな?と思うくらいロッドのポジションを左右上下に動かして、常にテンションを掛けています。
    この時も柔らかいロッドが魚の動きに追随するのでとてもやり易いでし、魚が小さくてもロッドがしなるので楽しい(笑
    そして「ここぞ!」というポイントでは、予めランディングポイントを複数(複数という所がミソです、最低2ヶ所。)決めておきます。
    もちろんそれが難しい状況もありますが、複数のランディングポイントを用意する事により、無理なやり取りが減りバラしが激減しました。
    それでもたまに深刻なバラし病に陥る事もありますが(笑
    大した腕でもないくせにアドバイスとはおこがましいですが、ご参考までに^_^;
    また復活して、楽しい記事が更新される事をお待ちしております!
    長文失礼しました!

  4. かわし より:

    人のことは笑うものではないですね。
    しげるさんの怪我のうちに、たくさん楽しもうと思ったわけですが、昨日ついに異動を言い渡されまして、おそらく7月上旬で、本シーズン終了となりそうです(T-T)
    これから、出来る限り釣行に出られるよう、家族サービスと仕事の調整を頑張らねば。
    しげるさんも早く復帰してくださいね。
    今回よりさらに綺麗な大物が、待ってますよ!
    今回の魚体、泣き尺には思えない風格がありますね!

  5. しげる より:

    sunさん
    お久しぶりです!
    足の怪我、僕も発狂しそうです(;^ω^)
    やっぱりお腹の傷は残る感じですよね。
    僕も尺になってからこの岩魚を釣るという夢を抱いてリリースしました。
    そうなったら嬉しいです!(^^)!
    バーブレスのやりとり、詳細にありがとうございます!
    やはり、あわせと、ラインのテンションを保つということが大事なのですね。
    オーバーかなと思うくらいロッドを動かすというところ、とても共感できます。
    周りからみればオーバーかなというくらいでちょうどいいのかもしれませんね。
    釣る前にランディングポイントですが、今まで決めた事なかったです(^-^;
    ここぞ! というポイントでは決める必要あるかもしれないです。
    僕は今回の岩魚では決めてなかったために一瞬の判断で引っこ抜きました。
    決めていたら岩魚に痛い思いをさせずにすんだかもしれませんね。。。
    アドバイスありがとうございます!

  6. しげる より:

    かわしさん
    異動ですか!? 転勤?
    7月上旬でシーズン終了。
    僕と入れ替わりな感じですね。。。
    次のところはあまり釣行している時間か、場所がないのでしょうか?
    お互いサラリーマンなので悲哀ですね。。。
    僕はなんとか早く復帰したいですが、日にち薬です。。。
    泣き尺の風格、ありがとうございます!

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