ルアーのリップ調整とルアー製作、「やる気」は「やると出る」?

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ルアーリップ調整

 

最近知ったのだが、

 

「やる気」

 

というものは科学的には存在しないらしい。

 

東京大学教授で脳研究者の池谷裕二先生の言葉だが、

  • やる気」という言葉は、「やる気」のない人間によって創作された虚構。
  • 人間は、行動を起こすから「やる気」が出てくる生き物。
  • まず行動があって、その後感情が芽生える。
  • やる気」というのは行動を起こせば自然とついてくるもの。

 

という事らしい。

 

つまり僕が、

  • 子供の頃から今の今まで、
  • 「やる気がないから」
  • と手を付けなかった様々な事柄。

それらは行動を起こせばやる気が生まれていた可能性もあるのだ。

 

確かに最初は面倒でも、やりはじめると気分がノッてきて作業がはかどるという事はままある。

 

学生時代の夏休みの宿題も夏休みの終わりではなく始まりに手を付けていたらやる気になって早く終わっていたのかも知れない。

 

僕は以前から脳科学や心理学などには興味がある。

(興味があるだけで詳しくはないです)

 

興味がある理由は自分の脳(頭)や心理(メンタル)が非常に不安定だからだ。

 

もう40歳なのでいい大人のはずだが、

  • 打たれ弱いガラスのハートで、
  • 気持ちの浮き沈みや思い込みが激しい。
  • ほどほどが出来ずにやるかやらないかの二択になりがちで、
  • さらに中二病である。

 

そんな僕の心の処方箋は『嫁』と『渓流釣り』と『ブログ』なのだ。

 

そのブログを書くのだが、今回はお盆休み(夏休み)の話なのに釣行ブログではない。

 

理由は、

 

今年のお盆休みはずっと大雨で渓流釣りが出来なかったのだ!

 

川は降り続いた雨で西日本豪雨に匹敵するくらい増水していた。

 

さすがにお盆休みの釣りは諦めた。

その結果ぽっかりと時間が空いた。

 

なので面倒でやる気が起こらなかった事に手を付ける事にしたのだ。

 

ルアーのリップ調整

 

手を付けてなかったのはルアーのリップ調整なのだ。

少し前からしようと思いながら出来ていなかった。

 

今回調整するルアーは2種類で、

  • 不器用ルアー 縁(えにし)の、
  • 本流用と渓流用の2種類。

 

ちなみに本流用と渓流用のリップの調整は真逆の方向になる。

 

↓本流用の縁(えにし)の一部

ルアーリップ調整

 

本流用のリップ調整は、

  • ただ巻きでの動き過ぎる泳ぎを抑えるために、
  • リップを後ろにずらした。

 

僕のプロトミノーは口元がどんどん削れます。。。

 

ルアーリップ調整

 

本流の縁(えにし)は今でも釣れるには釣れる。

 

本流アマゴを何匹か釣ってくれたりもした。

 

↓縁(えにし)で釣った本流アマゴ

ルアーリップ調整

 

だけど試しに何度か使ってからはほとんど使っていない。

 

なぜか?

 

リップを後ろにずらした理由と同じなのだが、

 

ミノーが動き過ぎるのだ。

 

ただ巻きでぶりぶりと動いてくれる。

 

だけどよく動く事は釣り方によって良くも悪くもなる。

 

僕の本流の釣り方だと動き過ぎるミノーは避けたい。

 

というか僕は本流ではスプーンばかり使っている。

 

逆に本流のミノーイングの仕方がわかっていない。

それも動き過ぎるミノーを避ける理由かもしれない。

 

ミノーが『動』の釣りなら本流のスプーンは『静』の釣りだと思っている。

 

早い釣りとか遅い釣りという言い方をする時もあります。

(ミノーとスプーンの話はあくまで僕の独断と偏見です)

 

本流のスプーンでは、

  • サイドからダウンで釣って、
  • トゥイッチなどはあまりしない。

ゆっくりとした釣り方だ。

(言葉で伝えるの難しいです)

 

本流はその釣り方で2~3年釣っている。

つまりその釣り方が身体に染みこんでいる。

 

そんな僕がただ巻きでアップでもよく動くミノーを使うと、、、

 

違和感が凄いのだ!

 

自分で作っておいて何なのだが違和感ありありだ。

 

本流ミノー製作の経験値が少ないので、出来たものは渓流用と同じような動きのミノーだったのだ。

 

本流のミノーの使い方がわかっている人ならこのミノーでも使えるのかもしれない。

 

だけど僕が僕の釣り方をしている分にはもっと動かない方が良いと思ったのだ。

 

この辺りは人によって感じ方や使い方が違うのだと思う。

 

リップを後ろにずらすと動きが控え目になるので、思いきってずらしてみた。

 

結果的に泳ぎがどうなるかは川で試してみないとわからない。

 

渓流用の縁(えにし)も調整

 

本流用ではリップを後ろにずらした。

  • しかし渓流用では、
  • リップを前にずらすのだ。

 

↓渓流用の縁(えにし)!

ルアーリップ調整

 

渓流用は動きを少し激しくしたい。

 

だけどプロト4個のうち全部動かすのは怖いから2個動かした。

 

ルアーリップ調整

 

しばらく渓流用の縁(えにし)プロトを使った結果、

  • もう少し引き抵抗や、
  • ただ巻きでの動きの強さ。
  • それらがあっても良いかも?

と思ったからだ。

 

本流とは違って渓流では釣り上がりのアップやクロスが多い。

 

なので僕的には本流の釣り方と逆になるのだ。

 

今回の本流と渓流のリップ調整は前からしたかった。

 

だけどリップ調整をしたら試しに泳がせて動きを確認したりと手間がかかる。

(試すのが楽しいという気持ちの時もある)

 

なのでやる気が起こらずにやってなかったのだが思いきってやってみた。

 

すると、どうでしょう?

(劇的ビフォーアフター風に)

 

面倒に思っていたリップ調整をしていたら、

 

新しいルアーも作りたくなったのだ!

 

なんだかルアー作りがしたくなった僕はバルサを削った。

 

不器用ルアー縁(えにし)の次のプロトの製作を開始したのだ!

 

↓渓流用50㎜ジョイントミノー

ルアーリップ調整

 

ブログ冒頭の話ではないが、

  • 行動を起こすことによって、
  • 僕のやる気スイッチが入った。

そう思えるような出来事だった。

 

シーズン中にあまりルアーを作らない僕が作りたくなるとは、やっぱり行動するとやる気になるのかな?

 

脳科学ってすごいと思った。

 

人間は『行動』すると『やる気』が出るなら釣り人の気持ちもわかる気がした。

 

釣り人の気持ちとは、

 

釣りに行く(行動する)から釣りの『やる気』が出る。

 

行けば行くほど(行動すればするほど)、釣りの『やる気』が出るから足繁く釣り場に通う!

 

脳科学的にはこうなるのかな?

 

まあ脳科学的にどうであっても、

 

今日も明日も釣り人が釣りに行くのには変わりがない。

 

例え時代が変わって、脳科学や文明が発達したとしても。。。

 

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コメント

  1. くんじー より:

    しげるさんお疲れさまです!
    今年の夏は、梅雨明け後雨が降らずひどい渇水が続いて「少しは雨が降らないかな~」と思ってたら一転、台風から梅雨が戻ってきたかのような長雨であちこちで災害も起きるし釣りどころではなかったですね。
    しげるさんの所は大丈夫でしたか?

    僕も盆休みは3日は釣りができる予定で新しいロッドも買い(メジャークラフトのFSG-422uL)やる気満々だったんですが、先週末も釣りは出来ず、増水したままの川を見ては意気消沈しています。

    天気予報では今週末は釣りが出来るんじゃないかと期待しています。僕の県は8月末で禁漁になるので今年最後のチャンスです。
    (一応9月まで釣りのできる隣県の鑑札も買いました)
    しげるさんも良い週末を!

    1. しげる より:

      書かれている通り、梅雨に雨が少なかったのにお盆あたりで「ここに来ての大雨!」という感じでした(>_<) 僕は家が川に近いのでちょっと真剣に避難を考えましたが結局は避難せずに無事でした。 FSG-422uL!ファインテールのグラスですね! グラスって使った事がないので興味があります! 僕も水が早く減りそうなところを選んで釣りに行きましたが、川は1週間経っても予想よりかなり増水していましたね(>_<) 今週末は釣り出来ると思いますよ(^^) 僕も8月末禁漁ですが9月末まで他に通います(^_^)v お互いに良い週末を(^o^)

  2. 花屋のいちろー より:

    行動を起こすからやる気がでる!。成る程×2。
    僕も前々から思っているボツになったルアー達のリペアやらないとなぁ(^^;
    そしてリップを後ろずらすとアクションが小さくなる!勉強なりました。丁度、アクション弱くしたいなって思ってたんですよ!!

    1. しげる より:

      脳科学的には行動を起こすからやる気が出るらしいです!

      ルアーのリペア、中々始められない気持ちわかります!

      僕もリップ調整もそうでしたがやり出したらハマるかもしれませんよ(^^)

      リップの後ろずらしなど参考になって嬉しいです(*^_^*)

      是非試して見て下さい(^_^)v

  3. あざらし より:

    しげるさんの地方は雨がたくさん降ったので大変でしたね(>_<) 増水の川は危険なので気をつけてくださいよ!リップの位置が動きに影響するのは考えたことがなかったので勉強になりました(^-^)今後ミノーを購入する際の参考にさせていただきます!私は徒歩5分ほどのよく行く川にクマが出たので最近はびびって行ってません(笑)

    1. しげる より:

      雨、ほんとに沢山降りました(^^;)
      真剣に避難を考えた日もありました。

      増水の川、注意します!

      リップの位置は動きに影響します(^^)

      ですがウエイトなども影響するのであくまで同じミノーならリップは前の方が動きは激しくなって後ろにするとおとなしめになります。

      なので市販ミノーでリップが前だから動きが激しいとは限らないと思いますのでご注意下さい!(^^)!

      徒歩5分で釣れる川っているのは羨ましいですがそこで熊ですか(>_<) 怖いですね。。。 僕もその状況なら行けないかも(>_<)

  4. きんくま より:

    オ〜ノ〜ッ!!(マカロニほうれん草の後藤先生風、知ってますぅ?) ノ、ノウカガクデスカ… 難しいこと好きですね。 
     やる気の源は「刺激」ではないかと思います。
    ⇒何かしらの情報が「刺激」として入って来て、
    ⇒何かしらの「刺激」を求めてアクションを起こす。
    ⇒アクションの結果、脳を刺激する何か、快楽や探究心への答え、釣り人の場合は釣果かな が返ってきて「やる気」という意識になるのでは?と思います。
     逆しかり、「刺激」が返って来ないと「やる気」が失せる。
    「刺激」の定義も難しくて、釣り人で考えると、良い「刺激」爆釣が連続するとか、悪い「刺激」は坊主連続とか、 どちらも人の受取り次第(脳内処理)で「やる気」がアップダウン(飽きたり、ムキになったり)するので、人の気持ちなんて科学で証明するのは難しいのではないですかね。
     私は釣りに行かなくても、しげるさんのブログ奮戦記を読むだけで「やる気」出ますよ! 
     縁の新プロト期待しています。

    1. しげる より:

      マカロニほうれん草はタイトルは知っていますが読んだことはないです(^^)

      後藤先生がフレディ・マーキュリーに似ている事がわかりました(^o^)

      「刺激」がやる気の源はあるかもしれませんね!(^^)!

      人の受け取り方次第っていうのもありますよね!
      坊主が続いたらやる気が無くなる人と逆に火が点いて釣るまで通う人も居ると思います。

      人も魚も個別の特有の反応というのはあると思うのですが、逆に多くのパターンにハマる傾向というのもあると思います!(^^)!

      僕のブログで「やる気」が出るとは嬉しいお言葉ありがとうございます(*^_^*)

      縁の新プロト、少し変更点も加えつつ楽しんで作ります(^_^)v

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