人間というのは、比較しないと良さや悪さが理解しにくい生き物だ。
特に『釣り道具』に関しては、比較する事でわかる部分が多いと思ったのだ。
何と何を比較してそう思ったのか?
渓流ベイトロッドの、
フィッシュマンのブランシエラ48ULと、
↓ブランシエラ48ul
ティムコのGFS47CUL-5Jなのだ!
↓GFS47CUL-5J
ブランシエラ48ulについては、昨年の購入後にインプレを書いた。
(ブログ:ブランシエラ4.8ULで実釣後の本音のインプレなのだ!)
その時に書いた事は、今でも間違ってないと思っている。
ティムコのGFS47CUL-5Jも昨年の購入時にブログを書いた。
(ブログ:ティムコのフェンウィックGFS47CUL-5Jを渓流ベイトに購入)
そして今シーズンが始まり、
1ヶ月半ほどGFS47CUL-5Jを使ってから再度ブランシエラ48ulを使うと、
ブランシエラ48ulを良い意味で再評価したくなったのだ!
結論から言うと、、、
僕はブランシエラ48ul推しです!
理由はこれから語ります!
2つの渓流ベイトロッドの比較(インプレ)
今回の比較はブランシエラ48ULとGFS47CUL-5J(以下フェンウィック47)だが、
長さはどちらもほぼ同じで4.8ftと4.7ftだ。
素材は少し違って、
- ブランシエラ48ulにはグラスが入っている。
- (4軸カーボン+グラスマテリアル)
- フェンウィック47はカーボングラファイトだ。
この素材の差がキャストや感度に影響する。
重さは、
- ブランシエラ48ulは約97gで、
- フェンウィック47は約70g。
素材の差が重さにも影響している。
継ぎ数は、
- ブランシエラ48ulは3本継ぎで、
- フェンウィック47は5本継ぎだ。
価格はどちらも税別で、
- ブランシエラ48ulは39,800円
- フェンウィック47は36,000円
とあまり変わらない。
冒頭に書いた通り、僕はブランシエラ48ul推しだ。
だけどフェンウィック47の方が良い所もあるのだ。
フェンウィック47の方が良い所!
フェンウィック47の方が良い所は2つある。
1つ目はそのままブランシエラ48ulの弱点でもある。
それは「感度」なのだ!
ブランシエラ48ulはグラス素材が入っているからか、感度は良くない。
感度はフェンウィック47に軍配が上がる。
だけどフェンウィック47とブランシエラ48ulでは、僕が予想していたよりは感度の差はなかった。
過去に使用したロッドを感度が良い順に並べると、
- ファンテール3.8ftベイト
- フェンウィック47
- ブランシエラ48ul
という順位だと思う。
(僕は渓流ベイトロッドはこの3本しか使った事がありません)
ファインテール3.8ftベイトは硬いからか軽くて短いからか、感度は1番良かった印象だ。
(ただ他の2つのロッドに比べるとキャストはしにくい)
↓ファインテール3.8ベイト
フェンウィック47のもう1つの良い所は、、、
携行性なのだ!
フェンウィック47は5本継ぎなので約35㎝で収まる。
↓驚異の短さ!
これは源流などに行かれる方などにはすごく良い点だと思う。
トータルで考えると、
- フェンウィック47は全体的にそつなくまとまっている、
- 高得点のロッドではあると思います。
ただ僕はブランシエラ48の個性を好みます。
それではブランシエラ48ulの方が良い所をご紹介する。
ブランシエラ48ulの方が良い所!
前述した通り感度はあまり良くないブランシエラ48ul。
対して僕はロッドの感度には少しこだわっている。
にも関わらずなぜブランシエラ48ulを推すのか?
その理由は、、、
グリップがすごく握りやすいのだ!
「えっ、握りやすいだけ?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれない。
だけど握りやすいのはすごく大事で、
握りやすいからキャストもロッド操作もファイトもしやすいし、疲れにくいのだ!
特に僕はキャストもロッド操作もずっと3フィンガーだ。
(フィッシュマンの赤塚さんもそうらしい)
ずっと3フィンガーでロッドを握る人間からすると、
- フェンウィック47は握りにくい。
- なのでキャストが少しやりにくい。
- ロッドの操作も少しやりにくい。
- ロッドを持つ手が疲れやすい。
この少しの差が、1日釣行しているとかなりの違いに感じるのだ。
僕のリールが17カルコンbfsというのも、フェンウィック47にはマイナスだった気がする。
↓僕は17カルコンbfs(左)
もっと背の低いロープロ系と言われるリールならもう少し握り具合が良かったかも。
(22アルデバランbfsとか、今シーズン発売の23カルコンbfsとか?)
↓5月に発売延期の23カルコンbfs
ガンダム風に言うと、
「モビルスーツの性能の違いは戦力の決定的差ではない」
なのだが、
渓流ベイトロッドについては、
「渓流ベイトロッドの握りやすさの違いが、操作性の決定的な違いになる!」
と言い換えたいくらい違うのだ。
(注:あくまで僕の中で)
ブランシエラ48ulの握りやすさに関しては僕の他のユーザーさんからも聞いた。
(曰く、他のロッドで釣行するのが嫌になるくらい握りやすい)
またフェンウィック47はグリップが短いのもマイナスだ。
↓フェンウィック47
ブランシエラ48はグリップ長くて固定出来るのでキャストしやすい。
比べるとこれくらい違う。
この握りやすいグリップのブランシエラ48ulを久し振りに使うと、
キャストのしやすさにビックリするのだ!
ブランシエラ48ulのキャストのしやすさは、
ロッドの曲がり(弾力)などもキャストに最適!
という理由がある。
(フィッシュマンのアキュラシーへのこだわりは凄い)
キャストのしやすさイコール、キャスト精度にも繋がる。
特にへっぽこベイトキャスターの僕にとってはロッドがキャストをサポートしてくれているようで助かる。
(ガンダムで言うとマグネットコーティングかな)
しかもそのロッドの曲がりが、そのまま尺越え渓魚とのファイトに良い感じなのだ!
グラスの良さなのか、粘りと溜めがあってファイトしやすいしバレにくい。
(この部分もフェンウィック47よりブランシエラ48ulに軍配が上がる)
僕はベイトリールのドラグはスピニングほど信用していないので、
- 基本的にドラグを出さないようにファイトしている。
- 尺越えイワナなどの強い引きにも、
- ブランシエラ48ulの弾力性と溜めならドラグを出さなくても耐えて、いなして寄せられるのだ。
シングルバーブレスなので急にドラグが出てラインが弛むと致命的(バレやすい)という理由もある。
(僕にはベイトで繊細なドラグ調整は難しい)
さらにブランシエラ48ulで特徴的に良い所は、
- 前述したロッドの曲がりが、
- キャストやファイトに有利に働く、
- にもかかわらず『張り』があって、
トィイッチなどの操作もしやすいのだ!
また僕のイメージだけかもしれないが、
- グラスが入っているから、
- カーボンロッドより、
- 折れにくい気がする。
毎年ロッドを折る僕には折れにくさはありがたい。
(何回か折れたかも?と思ったが折れてなくて助かった)
最後にまとめると、
- ブランシエラ48ulは、
- 感度はあまり良くないが、
- グリップは握りやすくて、
- キャストもしやすくて精度も上がって、
- ファイトも溜めがきいて
- トゥイッチもしやすくて、
- 折れにくい気もする。
そんな素敵なロッドだ。
という事で僕の結論は、、、
ブランシエラ48ulの方が僕の推しロッドなのだ!
フェンウィック47を使った後にブランシエラ48ulを使ったら、ブランシエラの良い所がすごくわかったのだ。
今回のブログはあくまで僕の個人的意見です。
異論は大歓迎なので、他の方が何か思うところがあればコメント頂ければ嬉しいです。
(他の方のロッド選びの参考にもなると嬉しいです)
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↓ブランシエラ4.8ul
↓フェンウィック47
僕は基本2フィンガーですが、フィッシュマンのオリジナルリールシートはリール形状問わず握り込みやすくて好きですね^ ^
個人的な感想を言えば、ブランシエラ48は長めのグリップがバランサーを担っているのか、丸型リールを乗せても持ち重りを感じにくく、1日遊んでも手首へのダメージが少ないように感じます。ただ、ちと長いかな…とは思ってますが( ; ; )
しげるさんのお手持ちに近いもので言えばフェンウィック49を使ってますが、同じくショートグリップ。
フレア形状で力は入れやすいんですけど…フラットなリールシート、ソリッドティップも相まって丸型を乗せてもやや先重り感が残り、一癖あるなといった印象です。
5ft前後のロッドは幾つか所持していて、ブランクスの味付けは様々ですけど、1番手に馴染むのはブランシエラ48です(^ ^)
魚太郎さんは基本2フィンガーなんですね!
握り方一つでも人によって違いがあるのが面白いです!(^^)!
やっぱりフィッシュマンの、ブランシエラ48ULのグリップは握りやすいですよね!
僕の17カルコンbfsでも良い感じです!
魚太郎さんは少しグリップ長いと感じられるんですね!感想ありがとうございます!
フェンウィック49もショートグリップなんですね!
フェンウィック47は丸型リールだとバランスや握りやすさが微妙だと思いました。
(ただ、全体的にはそつなく優秀なロッドだとは思います)
色んなロッドを使われている魚太郎さんが1番手に馴染むと言われるのは説得力あります(^O^)
今回の件で比べないとわからない事ってあるとつくづく思いました。
こんにちは
たまたまショートのスピニングロッドを探していたら
辿り着きました。
「あ〜 そうだよね」
と私はすごく腑に落ちました。
https://tulalajp.com/product/tulala-truite/sorcier/sorcier-52-ul
何かを優先させると何かを犠牲にしなければならない。。。
何でもそうですけど、釣りに関して言えば「釣りに集中できる」
道具がそれぞれ個々人にとって1番だと思いました。
今年は季節が進むのが早いと思いきや、水の中はそうでも無かったりですが記憶に残る魚との出会いはありましたでしょうか?
自分はもう少し。。。ですかね。
良い釣行を!
このツララさんのロッドのコンセプト、すごくわかります。
今回のブランシエラ48ulへの思いに近いです。
ご指摘の通り、「釣りに集中できる」事が出来るロッドが自分にとっての良いロッドだと思いました。
ブランシエラ48ulは握りやキャストフィール、操作性など、感度が良くなかったとしても選びたくなるロッドでした。
僕はこれまで感度にこだわってきたつもりなので自分的には意外な選択でしたが(^^;)
今シーズンの記憶に残る渓魚は、私的解禁日に釣れた自己記録の44㎝イワナです(^o^)
このイワナが釣れてくれたおかげで今シーズンは新規開拓に集中出来ています(^^)
南関東さんも良い釣行を(^_^)v