とうとう、2023年の渓流釣行ブログも最後なのだ!
シーズン最後の2日間の釣行ブログです!
ヤマメにモテてイワナにフラれた日
1日目の釣行は9月末の平日の事だ。
この日は朝一に少しヤマメを狙ってからイワナと遊ぶ予定にした。
寝坊してしまったので、渓流には午前9時過ぎに到着してから準備をした。
今年は9月末でもゲーターで快適だ。(暑いくらい)
渓流に入っても水温がぬるい気がして測ると18度もある。。。
こんなに水温の高い渓流でヤマメは婚姻色になるのだろうか?
そんな事を考えながら釣り上がる。
ルアーは最近良い結果を出してくれている不器用ルアープロトの45㎜だ!
しかしさすが9月末の渓流だ。
釣り人の足跡があってヤマメの反応も悪くて苦戦したので少し移動した。
移動した先は竿抜けになっていたようでヤマメの反応が良い。
この日の一匹目は体高があって色が濃くなった20㎝ちょいのヤマメだった。
続いて小さくてスリムなヤマメも釣れた。
次に大場所で不器用ルアー45㎜プロトを投げて少し沈める。
そして連続トゥイッチをするとグンッと手応えが!
釣れたのは良い面構えをした28㎝のヤマメだった!
↓良い面構えです。
鮮やかな婚姻色ではないが体色が濃くなっている。
↓パーマークも良い感じ!
リリース動画も撮りました!
良い感じにヤマメが遊んでくれたので、イワナの場所に移動することにした。
しかし、移動先のイワナの場所ではまったく反応が無かったのだ。。。
正確には小さいイワナが1匹だけ釣れたが、
「この日の朝に釣り人が入ったのか?」
というくらい反応が無かった。。。
寝坊して9時過ぎスタートなのにしばらくヤマメと遊んでいたからかな。。。
かなり釣り上がったが反応が無いので、汗だくになりながら退渓して移動した。
再びヤマメの場所に移動して釣りをすると、僕のドラグが鳴った!
渓流ベイトのドラグは尺イワナでも出ないくらいキツく締めているのに鳴ったのだ!
僕のドラグが鳴ったという事は尺クラスは確定か?
と思ったら25~26㎝の太いヤマメのスレ掛かりでした。。。
この時期のヤマメにスレがかりすると申し訳ない気持ちになる。。。
続いて釣れたこのヤマメでこの日は終了したのだ。
この日はヤマメにはモテたがイワナにはフラれたような日だった。
今シーズン最終釣行はまず『釣りにくいヤマメの小渓流』
そしてとうとう今シーズン最終日!
最終日の予定は決めていた。
- 朝一に釣りにくいヤマメの小渓流に行って、
- 移動して小渓流のヤマメ狙い。
- 最後に小渓流のイワナ狙い!
と小渓流づくしの3連チャン、小渓流のジェットストリームアタックなのだ!
(小渓流好きです)
最初は今シーズン色々と試した『釣りにくいヤマメの渓流』だ。
ここのヤマメは特別に釣りにくくて、
- トゥイッチするとヤマメが逃げるので、
- フォールやダートやその他のアクションなど、
- 今シーズン色々と試してきた。
だけどずっと苦戦していてボウズもあり得る。。。
この小渓流のヤマメは釣りにくいが大きいのも居て、1年前には初の源流尺ヤマメが釣れた場所なのだ。
(参考ブログ:源流の尺ヤマメは初めてで、8月に少し秋色で心奪われた)
入渓して水温を測って驚いた。
数日前の渓流は水温18度だったのにこの渓流は14~15度だった。
↓僕の水温計。水温計大事です!
一口に渓流と言っても場所によって水温の違いが大きいと改めて感じた。
釣り上がって行くとヤマメの反応は良い。
この釣りにくい小渓流は他の釣り人がほぼ入っていないのでプレッシャーは無い。(なのに釣りにくい)
水量もまずまずで着水したルアーにヤマメが反応はしてくれる。
だけどここのヤマメは反応しても喰わないのだ。。。
稚魚サイズは何匹か釣れるが、良いサイズは釣れない。。。
そこで禁じ手にしているarスピナーを使って釣り上がってみた。
(参考ブログ:渓流ルアー入門7回目 渓流最強ルアーはar-sスピナー)
↓渓流最強arスピナー
するとミノーよりはarスピナーの方が反応が良いことがわかった。
arスピナーで何とか1匹は釣れた。
↓色が黒い!
他には20㎝後半や尺近いヤマメも反応はしてくれたが、かけられなかった。。。
(すごく悔しいです)
ここのヤマメは餌が流れてくる筋(フィーダーレーン)を少しでも外すと喰ってくれない。。。
尺近いヤマメも何投もしたが一切反応なかったのに、
その後の一投がフィーダーレーンにハマったのか、すごい早さで一瞬ルアーに反応してくれたがかけられなかった。。。
この渓流を退渓して移動する間に色んな事を考えた。
この『釣りにくいヤマメの小渓流』で1年前に尺ヤマメを釣った。
だけどこの場所ではあれから大きいヤマメは釣れていない。
「僕は1年前の僕より上達出来ていないのかな?」
「誰か上手な人がこの小渓流に来たら釣れるのかな?」
だけど僕だって真剣に渓流ルアーをやって今年で10年目なのに。。。
この『釣りにくい小渓流のヤマメ』を釣れるようになれば、
僕は自分の渓流ルアーの腕に自信が持てるようになると思うのだ。
移動先で綺麗な秋色ヤマメ!
移動して別の小渓流のヤマメの場所に来た。
すると釣りを終えて退渓してくる釣り人と出会ったのだ。。。
かなりショックだが、9月末の渓流で朝一の入渓でもないので仕方がない。
しかしこの事が僕に火を点けたのだ!
退渓する釣り人と出会った場所から上流には行った事がなかったが、
「入ろうと思っていた場所に釣り人が入っていたから、もっと上まで行ってみてやる!」
というよく分からない気持ちが燃えてきたのだ。
(注:上流に行くほど渓魚に出会えるという方程式はありません)
僕的には行った事のない上流まで釣り上がった。
途中で小さなヤマメがルアーを追う姿は何度か見えていたので魚が居る事は確認していた。
そして少し大きめの落ち込みの場所。
アップで投げると大きな影がルアーを追った。
しかし喰わなかった。
そこで僕は考えた。
- あのヤマメは手前の大きな岩のおかげで僕に気付いてない気がする。
- だけどもう一度同じアップだとまた喰わない気がする。
- 岩を利用して回り込んでサイドから狙った方が良いのでは?
そう思った僕は移動して岩の影からサイドで一投した。
が、かからない。
(見えてないので追ったかも不明)
ゆっくり流す事を意識した二投目で、、、
グンッっと手応えが!
釣れたのは29.5㎝の秋色泣き尺ヤマメだったのだ!
綺麗だったので動画撮りました!
釣り人とは現金なものである。
朝一に『釣りにくいヤマメの小渓流』に敗北して落ち込んでいた僕だが、
この29.5㎝ヤマメが釣れたことで、
「僕の渓流ルアーの10年間は間違ってなかった!」
と思う事が出来たのだ。
釣れるか釣れないかでメンタルが天国から地獄。
それが渓流釣り師というメンタル豆腐な生き物なのだ。
惜しくも尺はなかったが、29.5㎝泣き尺ヤマメが釣れたので最後のイワナの渓流に移動する事にした。
イワナの渓流で尺イワナを捕る!?
最後にイワナの顔を見たくてイワナの小渓流に到着。
てくてく歩いて釣り上がる。
イワナの反応は良くてすぐに釣れてくれた。
↓イワナの顔を見れてほっとした。
釣り上がって少しだけサイズアップ。
ぽつりぽつりと釣れる。
かなり釣り上がって、小場所が連続する渓相になった。
小場所の浅いところに、尺イワナ含む3匹が定位しているのが見えた。
これは釣りたい。
そっと不器用ルアーを投げてアクションさせるが、追っても喰わない。。。
何度かチャレンジするが反応しても口を使わない。。。
諦めて釣り上がる。
するとまた小さな浅い釜(かま)のような場所の肩(カタ)に尺イワナが定位していた。
ルアーを投げると最初は反応があったが、次からはルアーを避けるようになった。
僕は思った。
「この尺イワナはたぶんもう釣れない」
だけどシーズン最後に見た尺イワナは、僕のある闘志に火を点けた。
「釣れないけど、ランディングネットを使って捕る事は出来るかも!?」
目の前で定位している尺イワナを捕ってみたくなったのだ。
(渓魚をネットで捕ろうとしたのは初めてです)
もう僕は『釣り人』ではなかった。
『小学生男子』のように、目の前の魚を捕りたいという気持ちだけで突き進んだ。
ゆっくりと近付きながら足とランディングネットで尺イワナの逃げ道を塞ぐ。
僕に気付いた尺イワナは小さな釜で暴れた!
しかしもう遅い、小さな釜の逃げ道は足とネットで塞いでいるのだ!
ランディングネットに重みを感じた瞬間に持ち上げると、
そのネットには尺イワナが入っていた!
僕は叫んだ!
「尺イワナ、とったど~!」
↓捕った尺イワナ31㎝。
まるで釣ったかのようにリリース動画まで撮りました。
尺イワナを「とったど~」し終わったので、僕は『小学生男子』から『釣り人』に戻った。
『釣り人』に戻った僕はこう思った。
「釣り人として、シーズン最後の渓魚はネットで捕ったイワナじゃなくて釣ったイワナで終わりたい」
そう思ったので釣りを続けた。
何とか釣れたシーズン最後のイワナは丸々と太っていた!
このイワナで僕の2023年のシーズンが終了したのだ。
最後の2日間で、
- 婚姻色ヤマメに出会えたり、
- 釣りにくい小渓流のヤマメに苦戦したり、
- 尺イワナをランディングネットで「とったど~」したり。
楽しい時間を過ごせた。
僕は渓流に向かって頭を下げてこう言った。
「今シーズンも、ありがとうございました!」
次に今シーズン使った渓流用タックルにも感謝した。
最後になりましたが、
今シーズンも僕のブログを読んで下さった皆様、
ありがとうございました!
怪我なく無事にシーズンを終える事が出来ました。
またおって今シーズンのまとめなど書きたいと思います。
これからもよろしくお願い致します!
(使用タックル)
ロッド:ブランシエラ4.8ul
ライン:アーマードF+PRO 0.4号
リーダー:バリバス トラウト ショックリーダー 30m 1.5号
ルアー:不器用ルアープロト45㎜ミノー
「そう言えば今シーズンは何年か振りにロッドを折らずにすんだ!」と感動した僕にブログ応援クリックお願いします!(^O^)/↓
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↓僕の渓流ベイトロッド
↓僕の渓流ベイトリール
しげるさん、楽しいシーズンお疲れ様、無事に終了できて良かったですね。
泣き尺ヤマメ攻略の閃きはムムッ!のニュータイプ感でしたが、ネットで取ったどー岩魚はズッコケそうになりました。
最後はしっかりルアーで仕留めたあたりはエース級です。
ありがとうございます(*^_^*)
珍しくロッドも折らずに終了出来ました(^_^)v
泣き尺ヤマメは岩に隠れてサイドからが結果的にも良かったです!(^^)!
ネットで「とったど~」はですね。。。
いやもう絶対釣れないとわかったところで僕の中の『小学生男子』と『アムロ』が「見える。(捕れる姿が)見えるぞ!」と言いだしたので。。。
尺イワナがネットに入った重さを感じた時には、尺でもすっぽり入る大きなランディングネット使ってて良かったと思いました(^o^)
『釣り人』としては最後は釣ったイワナで締めたくなったので釣れて良かったです(*^_^*)
今シーズンもブログ読んで下さってありがとうございました(^_^)v
最後は尺ヤマメと尺イワナを生け捕りで良い締めで羨ましい。
不器用ルアーは活躍しましたが釣果が伴わなかったので来年は大物狙います!
綺麗な泣き尺ヤマメが釣れて、尺イワナを「とったど~」する事が出来たので楽しかったです(^_^)v
不器用ルアー、使って下さってありがとうございます!(^^)!
来年も使って頂けると嬉しいです(*^_^*)
Guten Abend!
当方も9/30に、渓流最終釣行に行ってまいりました。
お盆の台風以来まともな雨が降っておらず、記録的な渇水ぶりです。
これでラストだと思うと足早に釣り上がってしまうのが惜しくて、
シーズン中に歩いた各支流を1歩1歩確かめるように遡行しました。
釣果は奮わず、変なルアーで遊び半分でも20本は手堅い区間なのに、
今回は総数9本のみに留まり、改めて渇水の威力を思い知ることとなりました。
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さて、今シーズンの釣果なんですが、
なんとまぁ、尺超えを1本も釣っていないではありませんか。
643本の釣果に対して尺物はゼロ!
これは大いに反省しなくてはなりませんね。
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それに対し、しげるさんの尺物率は素晴らしいの一言に尽きますよ。
本流域を攻めれば確率がアップするのは分かっているのですが、
こちらの本流はとにかく魚が薄い。すべてのポイントをくまなく叩き、
4kmを遡行しても、チェイスすら確認できないなんてことがザラなんです。
本流釣りなんてそんなモンだと言われればそれまでですが、
どうもあの『釣れない感』が耐え難く、
すぐに支流へ逃げてしまうのがいけないんでしょうね。
もちろんそんな支流にも、
梅雨の増水で遡上する個体が皆無な訳でははありませんが、
やはり5寸~8寸の数釣りになってしまうのは否めません。
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<追記>
ホームグラウンドの河川は、両岸にオニグルミが群生しており、
お盆明けには多くの実が熟し、沢を流下します。
※流下した先で発芽、生育するのがクルミの特徴。
流れ来る実を拾いつつ、平坦な場所でタンニンにまみれた果肉を除去するのが、
この時期のルーチン作業です。
魚焼きのグリルで軽くローストすれば、ハイボールが何倍でも入りますよ。
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釣果を求めるだけでなく、季節に移ろう自然を愛でながら、
時にその恵みを頂くのも、渓流釣りの醍醐味だと思いますよ。
ヘルクライマーさんも今シーズンお疲れ様でした!(^^)!
渇水の中でも9匹釣れているのは流石だと思います(^o^)
643匹!すごいですね!
尺は場所も関係しますから難しいですね(>_<) 僕もどちらかというと、本流より渓流の方が楽しいです。 (湖も向いてないと思います) 渓流は一ヶ所で粘らずにポイントが次々あるのが好きです。釣り上がって行く冒険のような感じも。 渓流で釣りをしつつ山菜を採られたりする方もいらっしゃいますよね。 どうしても釣りにだけ集中してしまうのと山の恵みの知識がないので素通りしてしまっています(^^;) 山の恵みも味わえれば楽しみが広がりそうですね(^o^)