ルアー作りのために購入した道具などをご紹介するのだ。
年に1回の、人に使って頂くルアーを作り始める前のタイミングで導入したのだ。
僕は普段、自分が使うためだけにルアーを作っている。
それはアメリカ大統領リンカーンの演説、
人民(じんみん)の人民による人民のための政治
ではないが、
しげるの、しげるによる、しげるのためのルアー
なのだ。
本当は常に人に使って頂くつもりでルアーを作ればいい。
普段からちゃんと考えて、環境も道具も整備しとけと言われればそれまでだ。
昨年初めて人の手に渡るルアーを作らせて頂いて、気付いた事や思ったことがあった。
その時に思ったことを常に考えて実行出来ていないのは、時間が無いとかなんとか言っても僕の言い訳である。
昨年10月から今年の年明けまでで自身2回目となる出品ルアーを製作した。
その製作前にかけこみで追加した道具などがある。
それらをご紹介します。
キムワイプ導入!
色んな方が、色んな環境でルアーを作られていると思う。
室内だったり、室外だったり。
僕の作業場は古い車庫(物置)の一角である。
ルアー製作前に掃除して、少し製作してから撮った作業場。
この写真からシャッターを挟んで1.5mくらいで車が通る道路。
なのでほぼ外である。
だから冬はものすごく寒い。
冬の朝や夜はエアブラシが冷え過ぎて、持ったら手が冷たいというより痛くなったりする。
さらに奥には原付があったり古い物が色々あったりとホコリっぽい環境だ。
ルアー作りにホコリは大敵なのに。
ルアーを塗装していて、小さい繊維とかホコリがルアーに付く。
これはものすごくショックである。
ルアーの性能には関係ないが、気持ち的には大いに関係ある。
ということで少しでもホコリやパルプくずを少なくするために導入したものがある。
それが、キムワイプである。
キムワイプは理系の方の間では有名らしい。
僕はまったく知らなかった。
キムワイプは
- けば立ちがなく、
- 水に溶けにくく、
- 使用の際にパルプくずが出なくて、
- 試験管など実験器具の清掃に使われる。
らしい。
これまではティッシュで、使用済み塗料皿やエアブラシの掃除をしていた。
だけどティッシュのパルプくずというか小さな繊維、ホコリのようなものが気にはなっていたのだ。
エアブラシの掃除にもホコリは良くないともどこかで見た。
なので今回導入したのだ。
キムワイプはリールのメンテナンスにも、ティッシュより良いらしい。
毛羽立ちやパルプくずが出にくいからだ。
キムワイプとティッシュを比べてどうと言うより、作業している環境が環境ではある。
だけど少しでもルアーにいらないものが付く確率を下げたかったのだ。
実際に使うと、確かにパルプくずの出方が全然違う。
値段は当然ティッシュのほうが安いが、これからもキムワイプを使おうと思う。
ホームセンターでも売っているところや取り寄せしているところもあるし、ネットでも買えるのだ。
ハサミとカッター
ハサミとカッターも新しく買った。
これまではたまたま家にあった物を使っていた。
なのでかなり年代物だったのだ。
(カッターの刃は新しくしています)
ハサミはルアーのリップ(僕はサーキットボード)を切るのに使う。
家にあった普通のハサミを使っていたのだが、今回薄いアルミでも切れるようなハサミを導入した。
導入して、確かに作業に無駄な力や無駄な時間が少なくなった。
カッターナイフも新しいのを買った。
これまでは家にあった太いカッターを使っていた。
なのでこんな不都合が起きたりしていた。
なので都会に行った時に東急ハンズで見つけた下記カッターを買った。
刃の角度から違うのだ。
細工用は細かい作業には良いのだが、刃の強度は弱い気がする。
使い分けをしていきたい。
ルアーのリップ付け用の治具(ジグ)
ルアーのリップ付け用に導入した治具(ジグ)がある。
ハンドメイドミノーのリップ角度は、45度が基本なのだ。
これはあくまで基本で、あえて浅くしたり深くしたりすることもある。
だけど基本は基本なのだ。
僕はこれまでカッティングシートに引いた線を参考に、ルアーに刃を入れていた。
だけどあくまで目分量の手作業で、さらに不器用なのでバラツキが出てしまう。。。
まっすぐに刃が入れられていないこともあった。
それを解消したくて導入したのがこれだ。
残業で工場内の製造手伝いをしていた時に思い付いた。
形材の端くれを切断機で45度に切ったら使えるんじゃないかと。
これを2個切って貰ったので、ルアーを挟んで使うような方法も検討中だ。
ただ今のところの使用方法はルアーのリップを付けたい場所に印を付けて、
カッターの刃を形材にそわせて切り込みを入れるのだ。
下の写真は撮るために押さえてないが、ルアーを左手で持って、右手で形材にカッターを沿わせて使うイメージだ。
まだ使い方には検討の余地はある。
だけど僕(不器用)が目分量で切り込みを入れるより遙かに簡単に正確になった。
せっかくの役立つ治具(ジグ)なので、名前を考えた。
リップの基本角度である45度から、
必殺!仕事人(必殺45と人)
というのも考えた。
しかし結局付けた名前は、
シコ太郎(45太郎)である。
シコは(45度)のシコ(45)だ。
「ペンパイナッポー」のピコ太郎に似ているが、シコ太郎なのだ。
シコ太郎の名前にはシコ(45度)もかけているが、もう一つかけている。
僕のルアー作りなんぞはまだまだオナニー(自己満足レベル)だと、自分を戒める意味も含めているのだ。
なのでシコシコ(4545)のシコ太郎(45太郎)なのだ。
自己満足レベルを卒業したいと思っているが、不器用だし中々難しい。
だけど一つ一つ考えて、失敗を出来るだけ少なくして効率良く製作出来る方法を考えたいと思う。
僕は不器用だから、道具に頼れるところは道具に頼りたい。
失敗しない道具や方法があれば、それにすがりたい。
それらの一連の流れを『改善や効率化』と呼ぶと思うのだ。
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しげるさんのネーミングセンスは素晴らしいです!
シコシコ(4545)に太郎って合いますね!!
絶妙です・・・。
ラオウのご主人様さん
シコ太郎、気に入って頂けて嬉しいです!
ありがとうございます(*^_^*)
あの漢感丸出しの巨大なカッターでルアー作ってたのですか(゚ω゚)
逆にある意味すごい器用なんじゃないかと感じます。
私は長年の模型製作とフライタイイングの経験があったので、キャリアや手先の器用云々よりいうより、道具の使いように助けられて、何とかなってるのではないかなぁと思います。(何とかなってないかもですが(・・?)
上限は際限ないですが、良い道具は確実に良い仕上がりや、作業効率を高めてくれると思います。
しげるさんはきっと名ビルダーに成られる事でしょうから、もっとツールに投資してみたらどうです?
あ…それはきっと奥様に
「ふ〜ん……」とされてしまいますね、間違いなく…
ちなみにキムワイプの存在は知らず、早速さっきアマゾンでポチっとしました。
私もリップの取り付けは苦手ですね…
3110tkjさん
あのカッター、驚かれてしまいましたか(^^;)
いえいえ、僕は不器用を認識しているので、これまでものを作ったりしたことが一切ありませんでした。
なので道具も使ったことないので重要性や適正な使い方など把握できていないんです(>_<) 恥ずかしながらですが、色々書くことで同じように悪戦苦闘しながらルアーを作っている方の参考(または反面教師)になればいいなと思っています。 名ビルダーに。。。なんてとんでもないです(>_<) ある程度までは向き不向きよりやる気と思って作ってはいますが、一定のレベル以上のルアーは器用な方々の世界で僕の出る幕ではないと思っています。 ですが良い道具は良い結果を生みやすくなると思っていますので、買ったりしようと思います。 うちは逆に、僕があまり買わないので嫁が「買ったら?買いなよ!」と言ってくれる逆転家族なのでご安心下さい(^^) キムワイプ、いいですよ!リップは僕もずっと苦手です(^^;)
お疲れ様です。
リップのために刃物を入れる方法が分からず、いつもエイヤーでやっていました。
なるほど、専用治具を使うんですね。
ちょっと自分に合った治具を考えてみようと思います。
参考になりました!ありがとうございます。
今度、庄原の管釣りでプロトの自作ミノーを試してみようと思ってます(^^)
ヒロぽんさん
僕も45度にひいた線を参考にしつつ、結果的にエイヤーでやっていました(^^;)
自分が使うルアーだと刃が曲がって入ったり、角度が違っても口が広がっても良いので修正していました。
人に使って頂くルアーだと、、、ということで失敗しにくいように考えてみました(*^_^*)
板材(木)を45度に切ってルアーを挟めるようにして上手に作られている方もいらっしゃいます。
僕は不器用なので自分で治具は作れなさそうなので今回のを導入しました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
庄原!うどん県から海を越えてですね(^o^)
楽しみですね!
道具も、ビルダーでそれぞれですね!
ちょっとでも、うまく仕上げたいので試行錯誤ですね(笑)
僕は、オルファのアートナイフでバルサの切り出し、アルミの切り出し、バリ取り、リップ付けの最初の切れこみ入れに使ってます。
その後に、精密ダイアモンドヤスリ(平形)で、切れこみの穴をリップ幅に拡大してリップをつけてます!
今のところ、失敗は0で作業も早いです( ^ω^ )/
カッティングマットも、角度付きのマットを使ってるので便利です♪
新しく完成した平打ちミノーもスイムテストしていい感じでした!早く渓流行きたいですw
ヤングさん
道具も人によって違いますよね(^^)
僕も少しでも自分の不器用をカバーしてくれる道具などを模索しています(^^;)
オルファのアートナイフですか。ちょっと見てみます。
やすりで切れ込みの穴を拡大するやり方は初めてお聞きしました。
本当に人によって違いますね(^^)
スイムテスト、おめでとうございます!
僕も早く行きたいです(^o^)
着実にルアー作りの道具揃ってきてますね。こういう細々としたものまで一気に揃えると何気に結構な額になるんですよねぇ(汗)。
それにしげるさんのルアー作りにたいする意識が高くなってきてるのを文を読んでいても伝わってきます!!。
花屋のいちろーさん
そうなんですよ。1つ1つはそんなに高くなくても積み重なると、、、(>_<) これまでルアー作りのために使ったお金を考えると買った方がものすごく安くついています(^^;) まあ趣味として楽しんでるので良しとします(^^) 嬉しいお言葉ありがとうございます。まだまだ精進します(^o^)
カッターの大きさは、私と同じですね(笑)
私はまだまだこれでが張ります!
キムワイプは、私は理系なんで、高校時代に実験の授業でよく使っていました。いまいち良さが分からずに使っていましたが(笑)
価格が高いので、他に代替品を探してみようかと思います。メーカー品には勝てないか。
私もいい道具に見つけたら、紹介しますね。
かわしさん
デカカッター仲間ですね(^^)
僕は使い分けするので卒業しました(^^;)
キムワイプ!理系の方はやはりご存じなんですね(^^)
ティッシュに比べると高いですが、パルプクズというか繊維くずは格段に少ないですのでお薦めです。
はい。また良い道具あれば教えてください(^^)
はじめまして。
私も渓流ルアー、しかも自作でやっています「いち」と申します。
Facebookで「わんだふるねいちゃ~ in 信州」で検索していただければたどり着くかと(^^;…
いろいろと私も参考になることが多く、じっくりと読ませていただきました。
なるほど…私も今、ブラシの掃除はティッシュでしたが…これは、参考にさせていただきます♪
これからも、ちょいちょい見させてください。
私のところ(FBですが…)ご覧いただければ、と思います。
いちさん
はじめまして!
「わんだふるねいちゃ~ in 信州」で検索というかちょっと見覚えがあり。。。
ハンドクラフトエキシビジョンにも出品されている方ですよね(^^;)
もしそうでしたら、参考なんて恐縮です(>_<) でもキムワイプは良いものだと思います(^^) 不器用が作っている拙いルアーや初級者の釣りのブログですが、また見て頂ければ嬉しいです。 FB登録していないのですが少しは見れるので拝見させて頂きました! ルアーの動画などすごく参考になります(^o^) ありがとうございました。 引き続きチェックさせて頂きます(^ ^)
お返事、ありがとうございます。
はい。ハンドメイドエキシビジョンやトラウトアングラーズミーティング in 福井、石徹白のイベントなど…顔出しています(^^;
わんだふるねいちゃ~…のFBページはどなたでも見れるようになっていますので、いつでもご覧ください。
これからも、よろしくお願いしますm(__)m
あ…名前、入れ忘れました…「いち」です(^^;
いちさん
いえいえ、こちらこそありがとうございました!
やっぱりあの、わんだふるねいちゃ~さんでしたね(*^_^*)
はい。FBまたチェックさせて頂きます。
こちらこそ、よろしくお願い致します(^^)