昨日は土曜日である。
にもかかわらず法事が入っており、9：30から1：30までお経を読んだり、ご飯を食べたり、ノンアルコールビールを飲んだりしていた。
ちなみに僕の住んでいる岡山の田舎では昔ながらの、結婚式や葬式、法事の際にはお酒を飲んだ方がいいような風潮がある。
特にもてなす側からすると飲んでくれたほうがいいような雰囲気がある。
飲む人が少ないと、なんとなく場が盛り下がるのである。
嫁の家系はあまり酒を飲まないので、若い（34歳だが田舎の法事ではバリバリの若手である）男の僕はいつもがんばってビールを飲んでいる。
僕もビールは好きなので趣味と実益を兼ねて（使い方間違っています）、1人で何本も飲むのだ。
しかし昨日は違った。
ノンアルコールビールを3本ほど空けただけである。
理由は決まっている。
昼から釣りに行くのだ！
でも、夜の19時からは地元の地域の集まりがあるので短時間勝負である。
スケジュール的には、
午前9：30～13：30 まで法事、 13：30～17：30まで釣り、 19：00～地域の寄り合い。
とまったく隙がないのである。
時間は短いが、隣県の川にリベンジを誓って向かった。
なんせ、鑑札買ってから3連続坊主、まだ1匹も釣り上げていないのである。
それにゴギ（イワナ）も釣りたいのだ。
僕は車を走らせて以前から目を付けていたポイントに向かった。
初めてのポイントに降り立つ。
なんか、ルアーが振りやすい感じがする。。。
渓相が良く見える。。。
僕はルアーを最強ルアー、ar-sスピナーにする。
何投目かで、ルアーを追う姿が見える。
魚はいる！
再度投げる。
流れが最後に集まってくるようなポイントで、
ドン！
これこれ～！ この手応え！
釣り上げると、、、、
2年振りのイワナである。
中国地方のイワナはゴギというらしい。
ゴギなのかどうかわからないが、イワナであることは確かだ。
会いたかったよイワナちゃん。
しかし悲しい出来事が。。。
ar-sスピナーのトリプルフックをイワナが奥深くまで咥えており、針を外してリリースしても生存するとは思えないのである。
今回持ち帰るつもりはなかったので氷も持ってきていないが、ビクは車に常に置いている。
悩んだが、1度車に戻ってビクを持ってきて、川の水を入れて持ち帰って食べることにした。
リリースしても意味が無いなら、食べて成仏してもらうのだ。
やっぱar-sスピナーを早くシングルフックにしないとな。。。
そして釣り上がる。
すると出るわ出るわ。
渋かった今期の中で最高である。
いそうと思ってルアーを流したところから魚が飛び出てくれるのだ。
追っかけてくれる姿は10匹以上見た。
さらにちょっといい小さめの淵があった。
僕はar-sスピナーを投げる。
ドン！
トラウト特有のローリングしながら引くあの感じ。
楽しい！
釣り上げたのは、
ちょっと色合いが違うアマゴである。微かに朱点があった。
この川はヤマメの場所じゃなかったっけ？
しかしお腹の斑点。 アマゴってこんなにあったっけ？ 口も黒くなっている。
もしかして天然！？ いやアマゴとゴギの交雑種？
ヒレも写真にとった。
次に釣れたのは綺麗なアマゴである。
さらに追加！
結構バラしや、追ってくるのに喰わないのもいたり。
デカそうな奴はかからなかったり、悔しい思いもしたのだが、今期初めてこんなに魚が出てきてくれたのだ。
いや、マジで超気持ちいいし、なんも言えねえ。
（by 北島康介）
1年に何回かある、自分がとても上手くなったように感じる日なのかもしれない。
それでも、魚がルアーを追ってくれる、喰ってくれる、手応えを感じれる。
楽しくて仕方がなかった。
浅いところが多かったので、ar-sスピナー押しで、自分のルアーも使ったが喰いつくまでにはいたらなかった。
やっぱar-sスピナー最強だわ。。。
この川に、諦めずに来て良かった。。。
イワナが釣れたのも嬉しいけど、魚の反応が良かったのが嬉しい。
3回坊主くらっているポイントと全然違うのだ。
藤の花が咲いて、渓流の最盛期に近づいてきたのもあるかもしれない。
これから、待ちに待った楽しい時期がくるのだ！
と楽観的になるくらい楽しかったのだった。
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