カルコンbfsを分解してベアリングリフレッシュと注油組み上げ

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カルコンbfs分解

 

渓流ベイトフィネスデビューのために思いきって今年買ったカルコンbfs。

 

そのメンテナンスが楽しくてハマっているのだ!

 

リールのメンテは楽しい?

 

数週間前までベイトリールのメンテナンスは一切した事がなかった。

 

だけどとある事情から初めてバラしてみた。

(参考ブログはこちら)

 

無事にバラせて渓流最終釣行を終える事が出来た。

 

そして10月になり渓流シーズンが終わったので本格的にメンテナンスをしようと思った。

 

そこで自分に不思議な感情が芽生えている事に気付いたのだ。

 

なんと僕は、

 

カルコンbfsのメンテナンスをするのが楽しみになっていたのだ!

 

どれくらい楽しみかはメンテナンスのための色んな道具を購入した事に現れている。

 

↓後でご紹介します

カルコンbfs分解

 

断っておくが僕は機械いじりが好きな人間ではない。

 

むしろ機械は苦手だしあまり触りたくない。

 

そんな僕が、

 

なぜメンテナンスが楽しみになったのか?

 

それは、

 

リールは正直だから、手をかけた分だけ応えてくれる!

 

それが嬉しいからなのだ!

 

リールはすごく正直だ。

人間のように嘘は吐かない。

 

不調になるにはちゃんと理由がある。

  • ギアや隙間に砂が噛んでいたり、
  • ベアリングの洗浄や注油や交換が必要だったり、
  • オイルやグリスが切れていたり。

不調になるには必ず理由がある。

 

その不調になっている部分を直すと、元のように動いてくれたり巻き心地が軽くなったりするのだ。

 

この不確かな世の中で、手をかけた分だけきっちりと応えてくれる。

 

打てば響く事が実感出来る事のなんて素敵な事か!

 

例えばリールではなくて人間相手だと、

  • 信じても裏切られる事もある。
  • 手をかけた分だけ応えてくれるとも限らない。
  • こちらが好きでも相手からは嫌われていたりする。

そんな人間と比べるとリールはものすごくわかりやすい。

 

特に僕のような、

  • 人付き合いが苦手で、
  • 人の気持ちがわからなくて、
  • 空気も読めないしコミュ障。

そんな人間(僕)からすると、

 

人間の気持ちよりリールの気持ちの方がわかるような気がするのだ!

 

大袈裟に言うと、リールのメンテナンスはリールとの会話のように感じる。

(人との会話が出来ないからかもしれません)

 

自作ハンドメイドミノーでの釣行が渓魚との会話に感じるのに似ている。

(人との会話が出来ないからかもしれません)

 

9月の最終釣行で無くしたメカニカルブレーキノブも届いたので分解オーバーホールをすることにした。

 

↓3,000円近くしました。。。

カルコンbfs分解

 

カルコンbfsを分解!

 

分解オーバーホールに向けて買った道具やグリスを使うのも楽しみだ。

(ベイト分解歴はまだ2回目です)

 

まずはサイドカバーを取る。

 

↓今シーズン使っただけで傷だらけ。

カルコンbfs分解

 

このスプールを取り出す。

 

カルコンbfs分解

 

赤矢印のベアリングはスプールの回転に重要な役割をしているので洗浄注油をしたい。

 

カルコンbfs分解

 

しかしこのスプールのベアリングを外すためには専用の工具でピンを抜く必要がある。

  • そのために今回買ったのが、
  • ヘッジホッグスタジオさんの、

スプールベアリングリムーバーだ!

 

Amazonなどでもっと安い類似品もあったが奮発して良いモノを買った。

(スプール曲がったら余計に高く付くし)

 

↓スプールベアリングリムーバー

カルコンbfs分解

 

↓ヘッジホッグさんではレンタルも出来るようだ。

 

これを使ってピンを抜いた!

 

カルコンbfs分解

 

ベアリングを洗浄するのだが、

  • 洗浄するための便利アイテムも購入した!
  • ベアリングリフレッシュだ!

 

↓赤丸がベアリングリフレッシュ。

 

ベアリングをセットして、

 

カルコンbfs分解

 

カバーをはめてからパーツクリーナー逆さにツッコんでブシューっと洗浄する!

 

洗浄液が出てくるので100均のステンレストレイの上で行なう。

 

カルコンbfs分解

 

その後ベアリングチェックツールを使って回してみて異音が無いかなど確認。

 

カルコンbfs分解

 

↓これです。

 

他のベアリングも全て同じ方法で洗浄した結果、

 

ベアリングリフレッシュは超便利でした!

 

↓後でグリスの充填にも使った。

 

スプールが終わったのでハンドルを外して分解していく。

 

ハンドルのナットは今までペンチで挟んで取り外ししていた。

 

↓こんな感じ。(真似はしないで!)

カルコンbfs分解

 

その結果、ナットや周辺が傷付いてしまった。

 

カルコンbfs分解

 

このナットを開け閉めをする頻度はかなり高いので専用工具を買った。

 

すると開け閉めするのがすごく楽だし傷も付かない。

(最初から買えという話である)

 

カルコンbfs分解

 

↓これです。

 

そしてバラしていく。

部品は外した順番で並べると組むときに間違いにくい。

 

カルコンbfs分解

 

ちなみにこのワッシャはどら焼きのような形になるのが正しい付け方らしい。

 

カルコンbfs分解

 

そしてカバーを外してベアリングも取って洗浄。

 

カルコンbfs分解

 

メインギアご開帳!

前回(初バラし)から1回しか釣行してないのでそんなに汚れていない。

 

カルコンbfs分解

 

どんどんバラす。

Eリングは細いマイナスドライバーで外れる。

 

カルコンbfs分解

 

この部品だけはなぜかネジが外れずにねじ穴ナメかけたのでバラせなかった。。。

 

カルコンbfs分解

 

それ以外は全バラシ完了!

パーツクリーナーで洗浄する。

 

カルコンbfs分解

 

そして組み上げるのだが、ドラグ部分とギアにはこの純正グリスを使った。

 

カルコンbfs分解

 

↓これです。

 

前回バラした時には、

  • ベアリングはオイルでメンテした。
  • レベルワインダーにもオイル。
  • その結果、巻き心地はすごく軽くなった。

だけど正直、軽すぎる感じがしたのだ。

 

なので今回のメンテでは、

  • スプール部分のベアリング以外は、
  • ギアもベアリングもグリスを注油した。

これでどうなるかはやってみないとわからない。

 

グリス注入写真撮り忘れたので説明書を撮りました。

 

カルコンbfs分解

 

スピニング用に数年前に買ったオイル&グリスセットのグリスです。

 

↓これです

 

スプール部分のベアリングだけは付属のBFSオイルを注油。

 

カルコンbfs分解

 

注油が終わったら組み上げながらグリスを塗る。

 

カルコンbfs分解

 

バラすのはまだ2回だが、構造がわかってくるとグリスが必要な場所などもわかってくる。

 

↓クラッチ切ると動くところなのでグリス。

カルコンbfs分解

 

ギアには塗りすぎずに均一に塗るために筆や歯ブラシでグリスを塗ると良いので筆塗り!

 

↓家にあった小中学生の時の筆。

カルコンbfs分解

 

そして組み上げ完了!

 

しかし色々試しているとドラグ音が鳴らない事がわかった。。。

 

カルコンbfs分解

 

再度バラして原因を探ると、、、

 

ドラグ音を鳴らすバネが無かったのだ!

 

カルコンbfs分解

 

たぶんバラした時か洗浄した時に無くしたのだ。。。

 

探しても見つからなかったので釣具屋さんに部品手配をお願いした。

  • 僕は部品手配や修理のために、
  • 多少の値段の差は目をつむって、
  • ロッドやリールは近くの釣具屋さんで買うようになった。

以前にリールの部品取り寄せを断れた経験からだ。

 

短期間で2回も部品取り寄せをお願いした事を考えるとやっぱり正解だったと思った。

 

そしてドラグ音出しバネ(165円)が届いた。

 

カルコンbfs分解

 

あるべきところに取付ける。

 

カルコンbfs分解

 

バネを設置して組み上げたらちゃんとドラグ音が鳴ったのだ!

(当たり前である)

 

ベイトバラすの2回目にしてほぼ全バラシの自己流オーバーホールをした。

 

その後にルアーのスイムテストのために家の近くの川で少し投げてみた。

 

その結果、、、

 

飛距離が伸びたのだ!

(注:伸びたのではなくメンテで落ちていたのが戻ったというのが正しい)

 

巻き心地も良くなった!

(これは本当)

 

前回のオイル主体のメンテの方が巻きは軽い。

 

だけど巻き感というかそういう部分では今回のグリス主体の方が僕の好みだと思った。

(あとメンテの回数がオイル主体より減りそうだ)

 

カルコンbfsのメンテナンスをしていると、

  •  リールの見た目に凝ってみたり、
  • 中身をカスタムしてみたり、

そんな風にする人の気持ちがわかってきた。

 

リールをいじりだすと楽しくなるし、前述したように手を入れた分だけ応えてくれる。

 

それが楽しいのだ。

 

ただしシマノさんはHPで下記のように書いている。

 

カルコンbfs分解

 

お金と時間に余裕があればメーカー修理やオーバーホールに出すのが1番良いのだと思います。

 

僕は釣行回数が多くて、

  • メンテが必要になる回数も多い。
  • 使い方が荒くてリールが不調になりやすい。
  • メーカーさんに出すとお金と時間がかかる。

だから自分でやろうと決めている。

 

なので思いきって今回ご紹介したリールメンテナンス用品も揃えたのだ。

 

メンテナンス用品も結構な値段がしたが、リールいじりは楽しくもある。

 

人間は楽しいという感情があれば何とか工面してお金も使う。

 

それを身をもって感じたのだ。

 

人間と言えば不確かだけどリールは手をかけたら確かに応えてくれて、、、

 

ってその話はもう良いのだ!

 

釣りの相棒で手をかけた分だけ応えてくれるリール。

 

そんなリールにもっともっと手をかけたくなった僕なのであった。。。

 

2022年8月追記 スプールのベアリングを変えたら飛距離がすごく伸びてバックラッシュもにしくくなりました!

 

(参考ブログ:カルコンbfsのベアリングを交換して渓流ベイトキャストが超快適!

 

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コメント

  1. あざらし より:

    カルコン1シーズンでかなり年季入った感じになりましたね!しげるさんのハードな釣行が想像できます(^-^)ナットをペンチで外して傷つけるのはかなりワイルドですね(笑)私はびびりなのでカルコンより安価なストラディックにも出来ないです(笑)しげるさんのリールメンテのブログ読んでから私もリールメンテ出来るようになりたくて色々調べ今度やってみようと思います!まずは安いセドナをメンテしてレベルを上げしますね(*^^*)

    1. しげる より:

      1シーズンだけ使ったとは思えない年季の入り方になってしまいました(^^;)

      よくコケたりするのが原因の一つです(^^)

      ナットはこんな便利な道具があるとは思いませんでした(^^;)
      頻度高く外したり締めたりするナットなので思いきってかったらすごく便利でした(^^)

      リールメンテ、僕もスピニングの最初は安いリールから分解してみました(^_^)v
      慣れたらすぐ出来るようになると思います!

      メンテした分だけリールの調子が良くなったら嬉しいですね(^o^)

  2. かわし より:

    全てバラすなんて、だいぶ腕が上がったんじゃないですか?
    一つアドバイスですが、写真のリールの感じだと今後更にリール自体の歪みが出てくると思います。
    ですので、ベアリングなど頭件歪みがなさそうなものでも、細かな歪みが出るので、細いマジックなので、本体と部品に線を入れてからバラすといいと思います。
    リールみたいに小さいものだとやりませんが、少し大きくなると、分解の際はよくやる作業です。
    あとベアリングは消耗品なので、砂噛みなど多い時はどんどん代えてくださいね。
    まだいけるはずは大体ダメです。

    1. しげる より:

      ベイトバラシ2回目にして全バラシしました(^^)

      リール、色んなダメージ受けてしまっています(^^;)
      アドバイスありがとうございます!

      ベアリング、消耗品なんですね!
      まだいけるは大体ダメ、了解しました(^o^)

  3. 花屋のいちろー より:

    えっ!?、ホントに2回目の分解メンテの方ですか?(笑)って感じなくらい見事にバラシましたねぇ!!( ; ロ)゚ ゚。バラすだけではなくしっかりと組み上げられてるし、凄すぎです。
    でも、手を掛けた分だけ、それに答えてくれるってのは良いですねぇ。その気持ちわかります×2(*^^*)。
    前回のメンテでも僕には出来ないなぁっと思いましたが、今回のは僕には絶対に無理!!です(汗)

    1. しげる より:

      はい!2回目の分解メンテです(*^_^*)

      スピニングリールをメーカーメンテに出さずに自分でした経験が活きているのかもしれません(^^)

      リールって手をかけたら素直に正直に応えてくれますよ(^^)
      それはとても嬉しい経験でした(^o^)

      いやいやいちろーさんはやる気になれば絶対出来ると思います!

      全バラシブログ、期待しています(^_^)v

  4. 右脳派釣師 より:

    まさか順調に進んでしげるさんらしくないなぁと思ってたら
    大和(ダイワではない)方面の期待を裏切らない小さなバネロスト(笑)しかし正直しげるさんのカルコンは渓流で10年くらい使い込まれたような迫力すら感じますな!

    自分は渓流で使う釣り具のキズはしょうがないと思ってます。
    崖を登ったり降りたり、魚の掛り処がわるければタックル放りなげて
    対応したりと。
    だから多少のキズはしょうがないんです!多少の…以下略。

    さらに愛着湧いたでしょう!
    大切に使ってください!

    1. しげる より:

      僕も珍しく順調に進んだと思ったんです。

      思ったんですがドラグ音が鳴らない。。。

      ドラグ音無くても釣りは出来るのですが、「ドラグ音なんて飾りです!偉い人にはそれがわからんのです!」とは思えませんし、「まだメインカメラをやられただけだ!」よりドラグ音ってすごく大事だと思うのですぐにパーツ注文しました(^^;)

      大和(ダイワと読みがち。スナックステラあり)方面の期待を裏切らなかった事に安心しました(^^)

      まだ1シーズンなのに10年くらいの迫力。。。

      そうですよね!多少の傷はしょうがないですよね!多少の。。。以下略。

      手をかけると愛着湧きます(^^)
      来シーズン以降は今シーズンより良い扱いで大切に使います!

  5. しげ より:

    まるでお医者さんですねーー! オペして元気になるのは人間もリール、道具も一緒だなと思いますー! ボクももう少ししげるさん見習って道具のメンテナンスを考えるようにします!
    今シーズンは何本竿折ったかーー泣 鱒レンジャーですけど笑

    1. しげる より:

      お医者さん!確かに外科手術的な感じかも知れませんね(^o^)

      リールのメンテナンス、オイルやグリスや最低限の道具などは必要ですがやってみると意外に出来るしリールの感じが良くなると楽しいですよ(^^)

      ロッド何本か折られたんですね!鱒レンジャーを!

      鱒レンジャーってものすごく折れにくいロッドだと聞いたんですがそれを何本も。。。

      何だかロッド折るタイプの釣り人の仲間が出来たような気がしました(^o^)

      僕も昨年は4本、今年は1本折っていますから。。。(遠い目)

  6. コテハク より:

    はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいております。自分もカルコンを使用しています。回せなかったネジですけど、左ハンドルは、逆ネジになっていたと思います。よろしければ、次回オーバーホール時、試してみてください。

    1. しげる より:

      コテハクさん、はじめまして!

      いつも読んで頂いてありがとうございます(^o^)
      カルコン使われているんですね(^^)

      回せなかったネジ、逆ネジですか(>_<) それを「おかしいな。緩まないな」と力入れていたらそりゃネジ山ナメそうになりますね(^^;) 次回オーバーホール時に試してみます! アドバイスありがとうございました!(^^)!

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