今回のブログタイトルは、ある本の真似なのだ。
その本の中に、
「魚釣りとキャッチボールを自分の子供に教えることは、アメリカの父親の仕事なんだよ」
という一文があったのをよく覚えている。
タイトルは『パパと一緒にバス釣りに!』をもじりました。
日本初のバスプロ、 吉田幸二さんが書かれた本だ。
なぜこのタイトルにしたかと言うと、僕の親父(65歳)が地元の渓流釣りの鑑札を買ったのだ。
なのでブログタイトルの『パパ』は僕の親父のことである。
そして息子にとっての僕でもある。
親父は僕が生まれる前の20代後半の時に、わりと熱心に釣りをしていたらしい。
実家にはすごく古い釣りのマニュアル本があったり、バス用のルアーがあったりした。
『釣りキチ三平』が60巻まであるのは、親父が買っていたからである。
そして何の魚種の巻か分かるように、几帳面に全てマジックで下記のように書いているのだ。
発行を見たら、僕が生まれる前年だった。
親父と僕は小学生の時に、何度か海釣りに行ったことがあった。
そして自然渓流を利用した釣り堀にも、1度連れて行ってもらったことがある。
僕はすごく忘れっぽいのだけれど、そのことはなぜか凄く覚えている。
放流した数よりはだいぶ少ないが、アマゴが餌釣りで何匹か釣れたことを覚えている。
僕は小学生で硬式のリトルリーグに入っていて、中学は軟式野球部だった。
ちなみに高校ではエースだった。野球部じゃなくて帰宅部のエースですが。
ということは親父は、ブログ冒頭に書いたアメリカの父親の仕事『魚釣りとキャッチボール』は教えてくれていたのだ。
僕は子供とサビキ釣りには行ったが、まだキャッチボールは教えられていない。
親父は某公務員で、60歳で定年退職してからは嘱託で週4日とか、週2日程度の仕事を4年ほどしていた。
それを今年の3月末で完全退職した。
そして親父について考える時、いつも母親のことも思い出す。
母親は『尾崎豊』と『長渕剛』と『浜田省吾』が大好きでファンクラブに入っていた。
なので僕は上記3名ともにカラオケでガンガンに歌える。
母親は尾崎豊については有名になる前からのファンだった。
だから僕は小学校3年生の時に、母親と2人で京都までライブに行ったことがある。
ライブ会場で、ピアノの上に乗ったりしていた尾崎豊を覚えている
ライブに行ってから2年後、僕が小学校5年生の時に尾崎豊は26歳で死んだ。
そして僕が大学を出て働き出した21歳の春に、母親が死んだ。
母親は胃癌で、まだ50歳だった。
母親が死んでしまってから15年ほど経つが、親父は再婚を一切考えず独身で、今年93歳を迎えるおばあちゃん(父親の母親)と2人暮らしだ。
僕は以前の大阪や東京から比べたら近くに住むことになったとはいえ、一緒にも近所にも暮らせていない。
1~2ヶ月に1回程度帰るくらいで、十分とは言い難いと思う。
ここ数年、僕は帰省する度に親父を相手に渓流ルアーについて熱く語っていた。
そして親父が鑑札を買ったので、今回のGWは親父と一緒に渓流釣りに行くチャンスが出来たのだ。
僕は当初、親父と2人で行こうと思っていた。しかし親父から、
「〇〇(僕の息子)も一緒に行こう」
という話が出たのだ。
まあ息子も入って3世代で渓流釣りも悪くない。
息子(小2)は渓流釣り初体験になるので、僕はお世話役になって本気で釣りは出来ない。
でも悪くないと思った。
小学生は無料だったので息子はOKだったが、僕は今年3ヶ所目になる鑑札を購入した。
写真が必要な鑑札は初めて買った。財布には痛いが必要経費である。
帰省時に何度か釣行しようと決めての年券なのだ。
ちなみに親父は渓流餌釣りを今年5回していて、5回連続坊主だと言った。
僕が親父の『5連続坊主』をイジりまくっていると、嫁が僕を睨んでいた。
「あなたのそういう所、人の気持ちが分からないところがダメな所だと思う」と怖い顔で怒られた。
親父が3世代で釣りをするのに選んだ場所は、「本流アマゴの大物狙いか!?」というような下流だった
まあ、小2の息子(渓流初めて)と行くので、足場が良くて道路から近いところを選んでくれたのだ。
嫁と娘は、僕の妹の子供(2歳)が来るので遊ぶためにお留守番だ。
そして午前8:30に、3世代での渓流釣りスタート。
親父は餌釣りをする予定で、息子(小2)にも餌釣りをさせようと思っていた。
そのために僕は前日、息子用に餌釣りの仕掛けを作っていたのだ。
餌釣りの仕掛けを準備する親父と息子。
しかし息子は僕がルアーを投げているのを見て、ルアーがしたくなったらしい。
なので僕のタックルを貸すことに。
ルアーの投げ方について教える65歳と、教わる7歳。
僕の予想よりは、わりとキャスト出来た息子。(親馬鹿です)
そして7歳(孫)とそれを見守る65歳(じいさん)。
なんだこの、微妙な距離。
思ったより息子が飽きずにやっていたのと、少しは投げられるようになったので上流に移動することにした。
だって、この場所じゃ、たぶんアマゴは釣れないのだ。。。
そして移動して上流。
釣りが出来るのは午前中だけなので、タイムリミットは近くなっていた。
渓流で投げる息子(小2)。
リーリングする息子。
1回だけ、アマゴの稚魚が息子のルアーを追ってきているのが見えた。
釣れて欲しかったなあ。。。
7歳と一緒に行けるところなので、道路からすぐのポイントで足跡もいくつもある。GWだし叩かれていたと思う。
それに初めてルアーロッドを握った息子が釣れないのは、まあ仕方無いとは思う。
僕も少しだけ釣りをする。
1匹だけかけれたが、バレた。。。
何とか1匹釣れるところと、釣れたアマゴを息子に見せてあげたかった。。。
いや、嘘です。
息子の目の前でアマゴを釣り上げて、
「どうだ!お父さん凄いだろ!」
とドヤ顔したかったんです。
親父にも「どや!」と言いたかったんです。それが本音です。
結果、3世代全員が坊主で終了
- 親父は今年、6連続で坊主になった。
- 息子はわりと渓流ルアーが気に入ってくれた。
- 僕は釣って「どや!」と言いたかった。(しつこい)
親父は孫と釣りが出来たので満足したのか、釣れなかったわりには楽しそうだった。
親父と息子、どちらが早く1匹釣るだろうと考えると楽しい。
どちらにも釣って欲しいと思う。
まあ息子はかなりサポートしないと自然渓流では厳しそうだ。
僕は親父に、渓流ルアーのブログを書いていることと、ルアーを自分で作っていることを言ったことがあった。
詳細はまったく話していない。
『ブログを書いている、ルアーを作っている』というだけの情報量である。
自作の不器用ルアーは、今回帰省した時に見せた。
親父なので、僕が小さい頃から不器用なのを知っている。
僕が図画工作で1を取った通知表を見ているし、字も絵もとんでもないのを知っている。
なので(僕にしては)綺麗に作っていると驚いてくれた。
ルアーによってはお腹に『不器用ルアー』と書いている。
なのでそれを質問されたら説明が面倒だなと思っていたが聞かれずにほっとした。
そして親父は渓流ルアーにも少し興味を持っている。
なのでこれまで興味無さそうだった僕のブログを、どうやったら読めるのかと聞いてきた。
僕は速攻でこう返答した。
「断る!僕のブログは教えない!」
親父に悪いことしたかな。。。
だって、親に読まれるのってなんかすごく恥ずかしいのだ。
嫁は僕のブログに興味が無いのだが、嫁になら読まれても全然大丈夫だ。
親はなんか、すごく恥ずかしい。。。
これからはもう少し、親父に読まれても大丈夫なブログを書こうか。。。
いや、今でも別に大丈夫な内容のブログだとは思うのだが。。。
でも恥ずかしい!
もし親父にコメントなどされたら、公開罰ゲームである。
コメントの返信になんて書いたらいいんだ。。。
まあまた、親父と息子と渓流釣りに行って、みんな1匹ずつでも釣れたらいいなあ。
そして親父と息子の釣った魚より大きいのが、僕に釣れますように。。。
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いや〜、社交辞令や堅言など一切無い信長様プログでよかね〜。
前回の移動説ですが自分は違うと思ってます。
そもそも解禁初期の天然魚はルアーでほぼ出ないので自分は餌釣りをします。
餌釣りでも同じ事が言えて最初は支流が釣れ、その後本流の上流、でっ本流で爆発します。
スケベ心で早めに本流やっても全くダメです。
よって自分は活性の流れが上流から始まると思ってます。
釣れない=魚がいないって思うと心折れて上達しないですよね。
おろろんさん
以前、僕のブログに初めての記念コメントを頂いたおろろんさん(^^)
その節はありがとうございました。
違うと思う意見、すごく貴重で嬉しいです。
・解禁初期の天然魚はルアーでほぼでない。
・活性の流れが上流から始まる。
・スケベ心で早めに本流やっても全くダメ
ということは、魚は移動してきた訳では無く、いるけれど反応していないという話ですね?
反応するようになるのは水温でしょうか?
新しい理論、真剣に嬉しいです。
補足と追記頂ければ最高です。
ありがとうございます(^o^)
そう自分は水温だと思ってます。
初期は地面から出たての上流域は水温が安定し、寒い空気に晒されまくった下流域は不安定。
あと魚の活性が悪いとして上流は川幅狭く少々流す筋がズレても大丈夫やが川幅広い本流はダメ。
なぜ移動では無いと言うかと言うかと言うかと(強調の間違えたふり)上流域では釣れるからです。
おろろんさん
初期は上流域が水温が低く、下流の方が釣れやすいというのはマニュアル本で読んだことがありますが、
逆の意見は初めてで新鮮です。
上流域は水温が安定していて、下流域は不安定というのは、下流の川の厚さというか水面と底でも違うような気がします。
川幅広い本流で流す筋がズレたら確かにアウトだと思います。
強調部分の上流域では釣れると言うのは、
・上流で釣れる=魚居て活性が上がっている。
・本流で釣れない=魚居るけど活性上がっていない。
・キーワード 水温の安定。
・活性の流れが上流から始まる。
コメントまとめると、こんな感じかと思っています。
僕は初期の川幅広めの場所、生命反応無くて心折れていないと思い込んでしまっていました(^^;)
本当に反応無いんですよ(>_<) 新しい考えの補足と追記ありがとうございます(^o^)
いいなぁ、こういうの。
最後は照れ隠しなんだろうけど(^^
私も早く息子と一緒に釣りしたいです
新横浜の佐々木さん
僕なんかは『俺が俺が・・・』というとにかく自分が釣りたい釣り人です。
ですが、息子に教えているの割と楽しかったです(^^)
佐々木さんが息子さんと一緒に釣りに行ったら想像出来るシーンがあります。
息子さん:「お父さんの赤いアンバサダーカッコイイ!僕にも使わせて!」
佐々木さん:「お前には10年早いよ」(と言いつつ優しく手ほどきする)
勝手な妄想失礼しました(^^)
最後の親父にブログ読まれるのはまあ照れ隠しも、、、
いえ、恥ずかしくてたまらないので全力で隠します(*^_^*)
息子さんにアマゴがかかってほしかったですねー!!
ラオウのご主人様
そうなんです!釣れて欲しかったです(>_<) しかし息子が釣れたらそれより大きな魚を釣らなければいけないという父としてのプライドが。。。 いえ、ただの負けず嫌いでした(^^;) コメントありがとうございます。
初コメ失礼します。いつも会社で笑うの堪えながらブログ拝見させてもらっています(^^)親子三代で釣りいいですね!うちの子はまだ小さいのでサビキ釣りしかさせたことありませんが、僕もいつか渓流釣り教えたいです(^^)
おとついしげるさんのブログの影響をもろに受け、初めてルアーでアマゴを狙ってみたら1時間で4匹も釣れてしまい、ガッツリハマってしまいました(笑)
無理な質問かもしれませんが、聞いてみるだけならいいかなと思いまして…
ずっと気になっていたんですが、不器用ルアーって売ってもらえるものなんですか?気になるので教えてください(^^)
しゃくれさん
初コメントありがとうございます(^o^)
僕のブログは笑って頂けるのが1番嬉しいです(^^)
親子三代での渓流釣りは、釣れませんでしたがそれでも良い感じでした。
僕のブログの影響を受けてとはとてもありがたいお言葉です(*^_^*)
1時間で4匹って、初ルアーですでに僕よりすごいと思います(>_<) 羨ましいです。。。 不器用ルアーの購入方法は結論から申しますと、 昨年初出品して、今年も開催される(と思っています)丹沢大反省会、サクラマスプロジェクトのチャリティ物販でしたら購入可能です。 ただ、今年は恐らく1桁を出品出来るかどうかという数になる気がするので、必ず購入出来る訳では無いです(>_<) しゃくれさんのご質問、飛び上がるくらい嬉しいです! ですが、僕の中で思うところもあり、書き出すとブログ1記事になるのですが結論は冒頭に書いた通りです。 (文字制限か全て表示されなかったのでコメント続きます)
しゃくれさんへのコメント続きです。
実は数名の方から、しゃくれさんと同じような購入方法のご質問を頂いており、本当に嬉しいです。
ただ、いつも同じ返答をしております。
おって、思っていることをブログに書こうかとも考えています。
1点だけお約束するのは、もし僕が不器用ルアーを販売することがあれば必ずブログに書くという形でご連絡致します。
出来るだけご理解頂ければと思い、読みにくい長文になってしまい申し訳ありません。
よろしくお願い致します。
4匹も釣れたのはビギナーズラックってやつですきっと(笑)
そーなんですかぁ、ぼくキレイなルアー好きなんですよ、釣りに行けなくても見て楽しめるやつ!(笑)
不器用ルアー直感的にキレイだなーと感じたのでこの手にできる日を楽しみにしてます(^^)ただ、広島県在住のぼくには丹沢大反省会は少し遠いのでブログの画像見てしばらく妄想ふくらましときます(笑)
しゃくれさん
僕は自分に、運も実力のうち!
と言い聞かせています(^ ^)
不器用ルアーは、色んな意味で見て楽しめるかもしれませんが、綺麗というのは自信がまったくないいです(^^;)
でもありがとうございます(^ ^)
僕も中国地方在住ですが、広島在住だと丹沢遠いですね(><)
また作ったルアー、ブログにアップします(^○^)
コメントありがとうございました!
こんにちは。
親子三世代で釣りだなんて最高ですねぇ。これで息子さんも釣り好きになってくれれば言うことなしですね( ≧∀≦)ノ。
二人に早く釣り上げて欲しいですね。初めて釣った魚って大人になっても覚えているもですし(ぼくの場合)、良い思い出になりそう。
いやぁ、ホントにいぃですねぇ。憧れます。
花屋のいちろーさん
親子三世代、わりに楽しかったです(^^)
息子も釣り好きになれば、一緒に行けるので良いですよね(^o^)
早く1匹を釣って欲しいです!自分の手で、初めて釣った魚って素敵ですよね!
また行ってみようと思いますが、息子のキャストとリトリーブを鍛えないと自然渓流は手強いです(^^;)
なんだかほのぼのしてていいですね–(^ ^)
微笑ましいです( ^ω^ )
もちろん魚は釣れたに越した事はないでしょうが
親子3世代で同じ事を楽しむ…
とても幸せな時間だと思います(^ ^)
と、未婚&彼女いない歴4年が申しております笑
魚太郎さん
ほのぼのムードで、僕にしては珍しく自分の釣りより息子に教えたりしている時間が楽しかったです。
ただ、最後には息子の前で釣りあげて「どや!」と言いたくなってしまって短時間ですが必死になりましたが(^^;)
同じ事をして同じ時間。確かに良い時間でした(^^)
魚太郎さんならすぐに彼女出来ますよ!
ただ、ギンギラ遡上魚ばかり追いかけていたら彼女が逃げていくかもしれませんよ~~~!
と『僕の遡上魚釣った事件』をしつこく引きずっております(^o^)
うちは娘だから釣りは興味無いようです(^_^)
親子3代で釣りをするなんて素晴らしいですよ!
様になっているので将来有望な釣り人に成りそうですね!
しかし右脳派釣師さんには、次世代の『真心アングラー』と『東の接待王』を育てるという他の方に出来ない重要な役割があります(^^)
良い感じの若者を捕まえて伝授頂くようお願い致します(^o^)
親子で釣りも、普段と違って良いものでした(^^)
有望とはありがとうございます。
ただ、僕より上手になったら親父と釣り師のプライドが。。。(^^;)
親子三代釣行良いですねぇ。
子供と一緒に渓流…惹かれます。
お子さんにはまず初めての1匹を手にする喜びを味わせる事が大事だと思います。
私は管理釣り場でそれをやって、子供達をこの奈落に引きずり込もうと画策しています。
イェーガーさん
管理釣り場、お子様と行かれていましたよね(^^)
まず初めの1匹を!というのも凄く大事だと思います!
僕の検討の中に管理釣り場入っております(^o^)
少しは自然渓流でやってみて、ダメなら管理釣り場作戦です(^^)
親子で奈落に入ろうとされているんですね!その奈落、底が見えないらしいですよ。
あっ! 僕もでした(*^_^*)