渓流ルアー釣りを始めて2年目、季節は春、5月になっていた。
3月と4月は自分の中で満足行く釣果が出せていなかった反面、
自分の実力はこんなものかなとも思っていた。
しかし5月は違った。
最初に言っておくが、5月は違ったのだ。
5月の1日、5月初めの日である。
こんな日も僕は出勤前釣行にいそしんでいた。
水温は約15℃だった。
車を流しながら、僕は初めての場所をまたも探していた。
といっても出勤前なので時間は早朝である。
しかも時間制限がある。
入渓が簡単なところを探した。
そして一つのポイントを見つけた。
橋の下あたりから流れがあり、瀬の様になった場所があり、その後に水深のある淵があった。
僕は迷わず淵に向かった。
そこで新しくスタメンに入れたハスルアーを投げた。
淵から結構好みのアマゴが顔を出した。
渓流釣りをしない人はわからないと思うが、アマゴにしても数を釣って行くと好みが出る。
綺麗だと思う容姿は、アマゴのなかでもかなり細分化される。
釣り人にとっても基準はさまざまである。
淵から好みのアマゴを引きずりだした僕はとても上機嫌になり、あとの釣りは流すつもりでいた。
なんといっても出勤前なのである。時間に余裕ももって会社に行くつもりだった。
淵で釣ったので、一応、本当に一応と行った気持ちで瀬にハスルアーを投げた。
僕の足元近くでアマゴの姿が見えたような気がした。。。
こんな瀬にアマゴいるのかな?
念のためにもう一度投げた。
ハスルアーを流すと、石裏からアマゴがアタックしてきた。
釣れたのである。
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僕は控えめに言って、かなり驚いた。
本当に浅い瀬なのだ。
こんなところからアマゴが『出てくる』なんて。
それは本当に『出てくる』というのがぴったりの喰いつき方だった。
またハスルアーを投げる。
またアマゴの姿が見える。
僕は嬉しくなった。
こんな浅瀬でリアルにアマゴが出てくるのだ。
Tさんからは、
「藤の花の咲く頃に、浅瀬で魚が釣れるようになるよ」
と聞いていた。
もう藤の花は四月に咲いていたのだ。
渓流ルアー釣りに最適のシーズンがやってきた。
これまでの苦労(?)が報われる様な気になった。
もう一度言う、
「アマゴが浅瀬に出る季節になったのだ!」
この5月から6月にかけて、僕は渓流ルアー釣りをして良かったと思えるような楽しい思いをすることになる。
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