解禁日を終えて、3月終わりにある放流日までの釣果だが、厳しい状況が続いた。
計4回釣行したが、
1匹、ボーズ、1匹、ボーズと行った瀕死状態なのである。
特に3月前半に関しては、解禁後すぐだったこともあり、アマゴが泳いでいるのを何度も目にした。
でも釣れないのだ。 単純にスレていたのもあるかもしれない。
水温が低いのもあったかもしれない。
いや、素直に認めよう。 僕の腕のせいなのだ。
僕は相変わらずアップ、アップクロスメインで釣っていた。
しかしまだ、やみくもに投げて、とにかく引く。 というスタイルだった。
なので自分で驚いたような場所で釣れたこともあった。
例えば、上流の渓流、川幅のせまく、流れはそこそこにある場所でスピナーを引いていた。
自分の足元から1メートルくらいの浅いところに木の枝が落ちていて、僕のスピナーはそこを通過しそうになった。
僕は引っかけたくないなあと思いながら枝をかわすようにスピナーを動かした。
そして木の枝の横をスピナーが通った瞬間、
「バクッ」
と喰いついた。アマゴが木の枝から出てきたのだ。
自分の足元1メートルの場所である。
その木の枝が落ちている場所をポイントと見ることが出来ていなかったのである。
またある時は、自分の足元近くで泳ぐアマゴを釣ろうと20分ほど闘った。
最初はスピナー、少し追ってくる。 数回投げるともう反応がない。
ミノーを投げる。 追ってくるが距離が近すぎて喰わせれない。
小さなフローティングミノーを流す。 数回投げると反応なし。エトセトラ。。。
結局釣れなかったが、僕は楽しんでいた。
そして、アマゴと出会い、釣ったり釣れなかったり、そのなかで僕は渓流ルアー釣りを学んでいた。
禁漁期には本を何冊か読んで、それはそれで役に立っていると思う。
だけど、実戦で、時にはアマゴと目が合いながら闘う中で、僕はアマゴにルアー釣りを教えて貰っていたのだ。
今ではすごくそう思う。
ただ当時の僕は、とにかく一匹釣りたい。
一匹釣れたら数が釣りたい。
という頭で一杯だった。
高校生の、童貞男子の考えることみたいだ。
結果からみれば、3月のアマゴは水温ほど冷たくはなく、女の人くらいには気まぐれだった。
僕は童貞男子さながら、3月の川で必死にアマゴを追いかけていた。
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