渓流解禁と仕事と嫁の得意技

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2月もあと1週間ほどで終わりなのだ。

ということは渓流解禁目前である。

 

そして今までずっと嫁の得意技を使ってごまかしていたことがあるのだが、そろそろ出来なくなってきた。

まず嫁の得意技とは何かをご紹介します。

 

嫁の得意技

 

嫁が最初に得意技を発動したのは、娘が赤ちゃんの時だった。

当時住んでいた大阪のマンションの夜、夫婦でソファーに座ってテレビを見ていると眠ったはずの娘が起きたのか泣き声が聞こえた。

嫁が寝かし付けに向かったが、一向に泣き声が止まない。

 

さすがに心配になって見に行った。

すると嫁は、娘を抱っこしたまま、娘が泣いていることなど聞こえていないように中空を眺めてぼーっとしていた。

 

僕: 「何しているの?」

嫁: 「無かったことにしてたの」

 

娘が泣いているのを『自分の中で無かったこと』にして休憩していたらしい。

平たく言うと現実逃避であるが、『現実に在ること』を『無かったことにする』という嫁の発想に驚きを覚えた。

 

この時は育児のストレスも溜まっているのだと思い、日頃の自分を反省もした。

 

しかし嫁はそれ以降味を占めたのか、都合が悪いときや自分の聞きたくないことを『無かったことにする』技をかなりの頻度で発動するようになった。

例えば車の中で僕が運転、嫁が助手席パターンの時によく使われる。

 

僕は運転しながら「だから渓流ルアー釣りって言うのは、、、」などと、助手席の嫁に熱く語ろうとしている。

助手席に座っている嫁はこのトークから逃れられない。

車は一般道を走っていたとしても、僕のトークは高速道路で一方通行なのである。

 

運転しながらしばらく渓流ルアーについて気持ち良く語って、赤信号で止まる。

止まったので語りながら嫁の方をちらりと見ると、窓の外を眺めてぼーっとしていた。

僕の語りを『無かったこと』にしていたのだ。

 

平たく言うと無視である。嫁曰く「僕の語りを持て余した。キャパオーバー」らしい。

運転中の車内という逃げ場の無い中で、僕の熱い(めんどうな)語りを聞かされた嫁は『無かったこと』にしていたのだ。

 

関西弁で言うところの、

「今日、耳、にっちょ」(今日は耳が日曜日なので聞こえない)

に近いところがあるのだ。

 

僕も最近、嫁の得意技を真似してごまかしていたことがあるのだ。

それは3月1日から2週間近くの仕事のことである。

 

渓流解禁と仕事

 

僕は昨年春に部署を異動になった。

その部署で、1年で1番忙しいのが3月1日からの2週間近くなのだ。。。

決算とか、棚卸しとかいう単語をお聞きになればご理解頂けるかと思う。

 

今勤めている会社に大枠で不満はない。

ただ唯一不満があるとすれば、一般的に3月末が多い決算月が2月末なのだ。。。

 

毎年3月1日は棚卸しなので日曜日にならない限りは休みではないし、有給も取れない。

昨年も3月1日は釣りをしていない。3月初めの休みの日や、出勤前に少し行ければいいが、僕の本番は3月半ばからかと思っている。

そして僕は年度末の棚卸し処理が初めてなのだ。

 

昨年夏に半期の決算はしたが、うちの部署の頭になる経験も長い役職者がいた。

しかし昨年12月に引き継ぎも1日も無しにいきなり居なくなった。

みんな長く勤めていて人の入れ替わりの少ない今の会社では非常に珍しい。というか初めてのことだった。

 

僕は周りの人の噂話などには興味が無いので、理由などはどうでもいい。

それはいいのだが、目の前の仕事の事である。退職した方が少しワンマンで、マニュアルは自分の頭の中にあるタイプだったのだ。

なので僕の他に6~7年同じ部署にいる30少しの男もいるが、てんで頼りにならないし、その子が知らない事も無茶苦茶ある。あとは総務系の女性社員と派遣社員だ。

 

日常業務でも教わっていないことが次々と襲いかかってきて、1つ1つ確認したり自分で考えながらやっていて時間がかかっている。

さらに決算なのだ。部署的に言うと僕の上はもう工場長というバランスの悪い形で迎える決算である。

本社から外部の監査法人とかも来るし。当然期限厳守だし。

 

なのでずっと、嫁の得意技『無かったこと』を発動していた。

発動はしていても、ただの現実逃避なので日付は近付いてくる。

なのでここまで近くなってくると、僕の中のスレッガー・ロウ中尉が叫ぶのだ。

 

「悲しいけどこれ、仕事なのよね~」

 

ありがとうスレッガーさん。目が覚めた。

 

当たり前だが、世の中の大人は仕事をしている。

毎日釣りとブログのことしかしてないように思われているかもしれないが、僕だって会社員である。

この仕事で嫁と子供と一緒に生活している。

 

色んな職業の方にも色んな忙しい時期や、自分のしたいことが出来ない時期がある。

スレッガ-さんだって戦争と仕事に殉じてミライさんとは一緒になれなかった。

 

結婚しないとどれだけがんばっても離婚できないのと少し似ているが、

「働くからこそ休まれる」ってBEGINも『オジー自慢のオリオンビール』で歌っていた。

久しぶりに三線でも弾いて心を落ち着けよう。

 

それにまあ、ここまで色々書いておいてなんだが、そんなたいそうな話では無い。

僕は常々、自分で会社を始めたり商売をされている人はすごいと思っている。

それに対して今回僕が直面している仕事は、自分で0から1にするように何かを作り出すような仕事じゃない。

決められた枠の中で、決められた方法で枠を組み立てていくような仕事なのだ。

 

なのでなんとかはなるし、たかが2週間ほどの話だ。

出来るだけ楽観的に考えるとすれば、解禁当初が忙しい方が、魚が元気になってくる4月前後が忙しいよりいいかもしれない。

 

僕は嫌なことは最初に終わらすし、嫌いな食べ物は最初に食べるタイプである。

そんなことを書きながら、それでも、でも、それでも。

気持ち的に毎年毎年3月1日が棚卸しっていうのは渓流釣り好きとしては。。。

(スレッガーさんしつこくてごめんなさい)

 

 

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コメント

  1. 新横浜の佐々木 より:

    私も芦ノ湖の解禁いけません
    今年はまだまだ寒く、魚の活性も低いはず・・・
    お互い頑張りましょう(TT)

    1. しげる しげる より:

      芦ノ湖解禁行けないんですね(>_<) 魚が元気で楽しくなるのは暖かくなってからとポジティブに考えましょう(^o^) でも、『解禁』って特別な感情がありますよね。 お互い頑張りましょう(^^)

  2. 花屋のいちろー より:

    しげるさん、こんばんは
    皆同じような葛藤をしてるもんですねぇ。
    忙しい時期を乗り越えれば、美しい渓魚に会えると自分はげましお互い頑張りましょー!!。

    1. しげる しげる より:

      いちろーさんもお花屋さんで、シーズン前半お忙しいとブログに書かれていましたよね(>_<) 当たり前ですがみんな仕事を持っているのでそれぞれの葛藤がありますね(^^;) はい。僕も自分を励まして乗り切ります! コメントありがとうございます(^o^)

  3. 右脳派釣師 より:

    自分も繁忙期で、へろへろです(T_T)
    しかし解禁日は休みます!
    しげるさんが解禁日行けないなら、分身の不器用ルアーで行って来ますね!

    1. しげる しげる より:

      みなさんお仕事お忙しいですよね。。。
      解禁日休まれるんですね!
      不器用ルアー使って頂けると嬉しいです(^o^)
      僕は解禁日出勤前も諦めかけていましたが、1時間でも行きたい気持ちがふつふつと沸いています。
      なんとかしようと考え中です(^^)

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