渓流ルアー入門8回目 はぐれメタル装備的なDコンタクト 

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最初に言っておくが、僕はミノーの扱い方が上手ではない。


むしろ、下手である。

はっきり言って去年の宿題、本年度(2016年)の課題である。

 

しかし、渓流ミノー、ヘビーシンキングミノーを抜きにして渓流ルアーを語ることは出来ない。

現在(2016年1月)では、かなり古い、使い古された情報だが、今でもヘビーシンキングミノーは渓流ルアーの主役になっている。

 

鱒釣り、渓流ルアーの雑誌を見ても、ヘビーシンキングミノーを除いては雑誌が成り立たないような状況である。

それは2000年の一桁台からそうだったのではないだろうか。

 

少なくとも、僕が渓流ルアーを始めた2014年ですら、渓流ミノー=ヘビーシンキング という方程式が『まだ』成り立っていたように思う。

 

そのヘビーシンキングミノーの中でのトップランナーが、スミス、D‐コンタクト、通称Dコンだった。

 

 

言わずと知れた、釣れる定番ミノー Dコンタクト!

渓流用には50mmがジャストサイズなのだ。

 

このルアー、はっきり言ってミノーの使い方が下手でも釣れるのである。

初心者向けミノーとしてはぴったりなのだ。

 

僕はこのルアーを買った時のことはよく覚えている。

このルアーの評判は雑誌やネットで知っている中の、渓流ルアー釣り1年目が終わって2年目になるまでのオフシーズンだった。

 

年に数回かある、有休奨励日で、僕は嫁と映画を見たり、ショッピングをしたりといった日だった。

その日は少し遠出をしてのデート的な感じである。(子供の保育園迎えまでに帰る)

 

近所に渓流ルアーを豊富に取り扱っている釣具屋がない買い物弱者で僻地在住の僕は、少しでもチェーン店的なお店に行けることを楽しみにしていた。

 




 

そして釣り具屋に行く。

いつもネットで買っているar-sスピナーが沢山売っている。

 

Dコンタクトもあった。

しかし、D-コンタクトは約1700円前後。

 

当時の(今も) 小遣い制サラリーマンの僕は買うのを躊躇していた。

そんな僕の背中を嫁が押してくれた。

 

「欲しいなら、買ったらいいじゃない」と。

 

あるいは、嫁はその後の服屋さんのショッピングで桁が一つは違う服か靴かを買うつもり、またはねだるつもりだったのかもしれない。

すると差し引きでは家計や僕に与えるダメージは違うのだが、それでも、僕は嬉しかった。

 

バルサ素材のルアーや、ハンドメイドルアーに比べれば安いのだ。とも考えた。

しかし完全に言い訳である。

 

だけど、僕の感覚としてD‐コンタクトの値段は買うのに、また買った後にキャストするのに勇気がいる金額だった

 

だって、僕の最強ルアーar-sスピナーなら、2個か、2個半、3個近く買える金額だ。

(参考ブログ 渓流ルアー入門7回目  独断と偏見で渓流最強ルアーはar-sスピナー

 

D-コンタクトの唯一の弱点は、値段である。

イコール僕のキャスト精度では、回収できないようなきわどいストラクチャーには放り込めない。

 

しかしそれ以外の長所は、多分にある。

 

1点目、

とにかく飛ぶ。  飛距離の優位性。

 

タングステンウェイトを内蔵しているからか、とにかく飛ぶ。

軽く投げたつもりでも、結構な距離を飛んで行くのだ。

 

これは、渓流ルアーでは一つの大きな武器になる。

渓流魚に警戒心を与えない場所から、遠距離攻撃できるのだ。

 

ar-sスピナーと比べるのは種類も違うが、飛距離は遥かにD-コンタクトの勝ちである。

僕的には源流というような場所より、少し開けた川幅広めの場所が使いやすかった。

 

2点目、

 

急な流れにも強いし、アップ以外にダウンで投げても優秀だ。

Dコンタクトはアップ用に作られたルアーだと思うが、ダウンで使っても優秀だ。


僕はDコンタクトをダウンで使い、尺アマゴを釣った。27センチも釣った。

(尺アマゴシリーズ 渓流ルアーで尺アマゴ! Dコンタクトで尺アマゴを釣る! 



流れには強く、浮き上がらない。流れを受けての泳ぎも良い。

ダウンなら、その場にステイとはいかないが、スローな釣りが出来る。

またゆっくりとポイントを横切らせるように使うことが出来る。

 

3点目、

慣性スライド(とメーカーHPに記載)かどうかはわからないが、その動きは渓流魚を魅了するようだ。

ar-sスピナーでサーチはするが、追っかけてきてUターンの魚を何匹もDコンタクトで釣った。

 

このルアーのアクションは、優秀だと思う。

 

だって、ミノーイングのなんたるかをわかっていない僕が、2015年の解禁日にルアーで釣ったのは、Dコンタクトだ。

(参考  渓流釣り解禁日 Dコンタクト (2015年3月1日)

この時は車でいうとオートマに近かったと思う。

トゥイッチというか、トゥイッチっぽい感じの、僕の拙いロッドアクションでも喰ってくれたのだ。

 

おかげで僕はミノーを投げる自信がついた。

『戦力』 としては申し分ないのだ。

 

とても優秀である。

しかし、優秀すぎる。そして評判も良すぎるのだ。

 

なんか、ドラクエでいうところのはぐれメタル装備的な感じなのだ。

最強の武器だとは思うのだが、僕はルアーとの間に繋がりというか、

 

気持ちを通じ合わせるような、そんな感覚を求めるのだ。

めんどくさい奴である。

 

去年はそこに辿り着くほど、Dコンタクト使い尽くせていないのだ。

去年僕は、30数回釣行して、ar-sスピナーを5個か6個なくした。

 

Dコンタクトは1個である。 しかも、投げた瞬間にラインが切れて飛んで行ってしまうというなくし方だ。

単純には測れないが、この差がどれだけ使いこんだかを如実に表しているように思う。

 

僕とDコンタクトはもっと泥にまみれて、肩を組んで渓流釣りという戦場を一緒に戦うべきなのだ。

 

ロストに気を使って、年上の部下に対するような微妙な距離ではなく、肩を組んで一緒に戦うべきなのだ。

 

しかし、渓流ルアーを始めようとする初心者がヘビーシンキングミノー選びに迷うようなら、Dコンタクトを買って間違えは無いのだ。

 

迷って下手なミノー(なんてものがあるのかわからないが)を買うくらいなら、Dコンタクトを押すのである。

だって、間違えがないから。

 

それがはぐメタ装備的なミノー。Dコンタクトなのだ。

 

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