渓流ルアー入門(2回目)鑑札とお金

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渓流ルアー入門シリーズ2回目は鑑札である。

渓流釣りをしている人なら当然のように知っているが、釣りをしない人にとっては馴染みが薄いものだ。

 

また、海釣りをしている人からすると、海で釣りをするのは無料なのに(海釣り公園、海上釣堀、渡船など除く)、川で釣りをするのはお金がいるのか!? となることもある。

僕も今の住まいに引っ越すまで大阪などにいて釣りもしていなかった。

 

なので職場の先輩から鑑札の話を聞いて驚いたし、最初は鑑札代を払うのを渋る自分がいた。

しかし、今では払うのが当たり前だと思っている。

 

 


アウトドア&スポーツ ナチュラム

 

鑑札代(遊漁権)は、各河川の漁協が川を管理し、その川の魚を保護、管理、増殖、稚魚放流、成魚放流などをするためのお金になるのだ。

僕の住んでいるところはかなり田舎の僻地といってもいい場所なのだが、

 

天然繁殖のアマゴはほぼいない。 噂では本当に上流に行って探せばいるらしいのだが、

僕が昨年釣った約200匹で天然物がいるのかは疑わしいくらいだ。

 

僕の実感として、こんな田舎でも天然物がいない(少ない)のか! と感じた。

つまり、漁協が放流をしてくれないと渓流ルアー釣り自体が成り立たないのだ。。。

 

悲しいけど、これ、現実なのよね~ (ガンダムのスレッガー風に)

 

なので、僕たちは基本的には漁協が放流してくれた魚を釣らせて貰っているのだ。

そうなるとお金を払うのが当然のような気持ちになる。

 

さらに、鑑札無しで渓流釣りをしていると違法行為、密漁となるのだ。

ひどい場合には警察沙汰になる。これは一社会人として避けなければならない。

 

それに、鑑札は一度買うと、その年は何回釣りに行っても追加料金はいらないのである。

ただし、種類があって、大体2~3種類ほどある。

 

鮎券 

一番高くて鮎や渓流、その他の魚がほぼカバーできる

 

渓流魚券

僕が買っている、アマゴ、イワナ、ヤマメ、場所によってはニジマスなど

これを買っていると鮎はできないがうなぎやすっぽん(!?)、ハエなども出来る。
(川により魚種など異なる)

 

ハエ(雑魚)券

名称は様々だが、フナやハエなどを釣れる。

それ以外にもウナギ券やダム券や川によってたくさん種類や区分の違いがある。

 

大体釣具屋さんで売っている。

注意しなければいけないのは、川や、その区分ごとで鑑札があるのだ。

〇〇川の鑑札を買ったから、〇〇川は上から下まで全て釣れる訳ではないのだ。

例えば、〇〇川でも上流は〇〇漁協。中流は△△漁協、下流は☓☓漁協と場合によっては

 

もっと細かい線引きがある。

なので、一つの河川全部を買おうとするとウン万円もする可能性がある。

 

僕の住んでいる田舎ですら、車で30分から1時間で行ける距離内のいくつかの川の中で、

7~8つくらいの鑑札がある。

 

渓流魚の鑑札、一つの区分で4,000円~6,000円ほどだが、いくつも買うとなると、

ひえ~というお金になる。

僕はまだ2つの鑑札しか買ったことがない。

 

そして、川によってはルアー釣り禁止や、解禁と禁漁の期間が違うなど様々な違いがある。

渓流ルアー釣りをするなら、ルアー禁止の鑑札を買っても意味がない。

 

自分が通いやすいところや、釣りたい魚がいるところを買う必要があるのだ。

ちなみに僕は、渓流ルアー2年目の昨年度は、一番近い地元の川の鑑札を買った。

 

すると、渓流魚で釣れるのはアマゴだけだと思っていい。

イワナが釣りたければ違う鑑札になるし、ヤマメもちょっと足を伸ばす必要がある。

 

僕は去年一年間はとにかく地元の川に通って、釣りに行く回数を増やすことを頭に置いていたので地元の川で正解だった。

結果、30回少し釣りにいって約200匹近くアマゴを釣った。

 

年間で約5,000円の鑑札代だから、1回167円ほどの鑑札代、

アマゴ1匹約25円(かなりリリースしているが)である。

釣るための人件費は計算するのが怖いため除いている。

 

去年の僕は極端な例だが、大体の漁協は鑑札代の設定を、1日券(その日1日だけその漁協の川で釣りが出来る)の金額を、3回買う、つまり3日釣りにいったら年券と同じか年券より高くなるように設定している。

つまり、年間で3回以上釣りにいくなら年券を買ったほうが絶対に得なのである。

 

この約5,000円を高いと思うか安いと思うかは人それぞれだが、僕は去年に関しては非常に安い買い物だった。 一昨年も数回の釣行だが満足している。

渓流ルアー釣りのおかげで、いい大人が夢中になるものが出来た。

 

生活にも張りがあったし、いろんな思い出が出来た。

それに、管理釣り場にいっても大人1人、1日3,000~3,500円くらいかかるのだ。さらに、釣った魚を持ち帰るのに追加料金もいるところもある。

 

違った釣り場所なので比較にはならないが、個人的には鑑札を買ったほうが楽しめる。

そして、鑑札を買って釣具屋さんに色々と聞いて知り合いになればいいのである。

 

だから、鑑札を買う釣具屋さんも選んだほうがいい。

今年はどこの鑑札を買おうかな? と悩むのも楽しいものだ。

 

どこの川のどの漁協の鑑札を買うかということは、自分がどういうスタイル、スタンスで釣りをするかということなのだ。

 

それは人生における全ての決断と同じように、あなたのその年の釣りを左右する重要な決断なのだ。

 

ちょっと大袈裟だったかな。

 

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