捨てたもんじゃない日

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僕は常に新しい釣り場を求めてさまよっている。

例えるなら永遠の旅人である。(アホなこと言ってすみません)

 

ホームリバーは片田舎の、あまり広いとは言えない川だ。

解禁日や放流日は毎回指定席のように決まった方々が申し合わせて淵などを占領している。

 

そんな年配の先輩釣り人たちも当然色んな所を開拓されているとは思う。

しかしそれでも、竿抜けはあると思っているのだ。

 

僕は姑息な人間で、人間としての器はおちょこの裏くらいである。

なので、人よりデカいアマゴや、人より数多くアマゴを釣るために、人が気付いていない場所を常に探している。

 

もう何十年もこの場所で釣りをしている方々もいると思うが、それでも竿抜けはあると思っている。

 

去年はそれを探し当てたからこそ、35センチと31センチの尺アマゴを釣った。
参考ブログ 尺アマゴシリーズ 渓流ルアーで尺アマゴ!その1 (2015年5月後半)

 

ネット上ではもっと大きな本流ヤマメ、アマゴの情報が溢れている。

でも、自分でいうのも何だが、川幅数メートルがほとんどの僕のホームリバーでこの実績は自分的には胸を張れるのだ。

 

今年も29センチまでは釣った。
参考ブログ ハンドメイドルアーで泣き尺アマゴ! ゆとり世代に活!

 

この新しいところを開拓というのが僕の気質に合うのだ。

 

20代をささげた営業時代には、新規開拓は当時勤めていた会社で1番の自信があった。

何度か表彰もされた。

 

1番好きで得意だったのは飛び込み営業だった。

(後に効率を考えてTELアポや他の手段に変わってからはほとんどすることは無くなったが)

 

その分、既存顧客の深堀はあまり得意ではなかった。

新しいところを開拓して、道が開けたら誰かにパス。

 

それが自分的には合っていたように思う。

まあ無駄に行動力はあるのだ。

 

そんな中で大事なのが、1件断られたから、冷たくされたから、門前払いだから、水をかけられたから、凹むのではなく、検証と反省はしつつも気にせず突き進む力なのだ。

その断られた先に積み重ねた1件1件が結果に繋がるのである。

 

僕は肌感覚としてそれを知っている。

 

だから、新しい場所を検討して、実釣して、1日くらい釣れなかったからと言って、新規釣り場所開拓をやめることはしない。

まあ結局釣りの話なのである。

 

昨日の朝、僕は寝坊した。

出勤前に釣りに使える時間は1時間を切っていた。

 

さらに、あたりは付けていたが、新しい場所に行ったため、入渓地点を見つけるのに時間がかかる。

最初に見つけた入渓地点は降りれるが、登れないような場所だったのだ。。。

 

結局、なんとか見つけて降りられたのは目を付けていた場所から少し上流の場所だった。

釣りに使える時間は15分である。

 

僕は出勤前、15分のために魚がいるかどうかわからない場所に車を走らせて、ウェーダーを着て、川に入った。

何投かする。

 

しかし反応は無い。

この、初めて来る場所で魚の反応がないと魚がいるのか不安になるのは何回やっても不安になる。

 

少し投げる場所やコースを変えて探る。

ルアーは先日泣き尺アマゴを釣り上げた僕のハンドメイドルアーである。

 

何度か投げる。

反応はない。

 

そして何度目かでアップに投げて、沈み石の上を通過した僕のルアーに、、、

 

バクッ

 

なんか反応した! その姿も一瞬見えた。

残念ながらフッキングしなかった。

 

それからは何度か投げたが当然反応しなかった。

しかし僕には確証があった。

 

確実にアマゴである。

 

あの場所であの速さでルアーに喰いつくのはホームリバーではアマゴ以外考えられない。

 

僕は悔しかった。尺はわからないが、確実に20cm後半のサイズはある。

しかし、ある程度満足ではあった。

 

自分がいると推理して初めて釣りに行ったポイントに、本当にアマゴがいたのである。

フッキングしなかったが、一瞬見えた姿も期待が持てるサイズ、手応えだった。

 

竿を振れたのはたった15分だけだ。

でも、捨てたもんじゃない日である。

 

ちょっとでも反応があったなら、それをもとにまた考える事が出来る。

坊主上等で色んなところにいっている僕にとっては嬉しいのだ。

 

写真は以前泣き尺アマゴを釣り、今回もフッキングはしなかったがアマゴを引っ張り出してくれた、僕の捨てたもんじゃないハンドメイドルアーと、捨てたもんじゃないナスキーと、捨てたもんじゃないファインテール3.8ftである。

 

ハンドメイドルアー

 

僕はこんな、捨てたもんじゃない日が好きである。

 

それは、こんな日の積み重ねが結果に繋がると信じているからなのだ。

 

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