夏休みの工作(自由研究)で子供と作ったルアーが完成!

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夏休み自由研究ルアー

 

前回の続きで、子どもたちとのルアー作り(後編)なのだ。

 

ちなみに前回は下記状態でドブ漬けをしているところまでだ。

 

夏休み自由研究ルアー

 

今回はドブ漬けを終えての塗装からスタートだ。

 

はてさてどんなルアーが出来上がるか。

はじまりはじまり。

 

ポスカと塗装と見本

 

僕のルアー塗装はアクリル塗料(Mr.カラー)でエアブラシだ。

 

だけど初めてルアーを作るうちの子に、エアブラシも防毒マスクも無理がある。

 

なので溶剤の臭いもない、安心のポスカ(水性)を使うことにした。

 

ポスカ(嫁の道具で僕のではない)

夏休み自由研究ルアー

 

ポスカは水性なので、セルロースでドブ漬けしても色流れしない。

これも大きな利点なのだ。

 

塗装に関しては「思うように自由に塗りなさい」と伝えていた。

 

すると娘と息子は、ベースを銀色に塗ると言った。

 

どうやら子どもたちの頭には、僕がルアーにアルミ貼り(銀色)をしていた姿が浮かんでいるらしい。

 

アルミ貼りの参考写真

夏休み自由研究ルアー

 

なので子どもたちもベースを銀色に塗った。

 

夏休み自由研究ルアー

 

銀色に塗った後、上に色を塗りやすいように一度ドブ漬けをした。

 

その後、ルアーの柄(がら)というか塗装をどうしたいか聞いた。

 

すると、「お父さんのよく塗っている丸を書きたい」という返答だった。

 

丸とはヤマメアマゴのパーマークの事だった。

パーマークを塗ってみたいという子どもたちの見本になるもの、、、

 

考えた結果、手持ちのハンドメイドミノーでパーマークがあるものを机に並べて見本にした。

 

夏休み自由研究ルアー

 

見本を机に置いて塗装している様子。

 

夏休み自由研究ルアー

 

塗装中の娘。

 

夏休み自由研究ルアー

 

塗装中の息子。

 

夏休み自由研究ルアー

 

一生懸命塗っていた。

 

そして完成した塗装を見て、僕は驚いた。

 

夏休み自由研究ルアー

 

娘はなぜか、途中で気が変わっていたのだ!

 

シルバーベースの上にパーマークの予定が、

新たに水色のベースを塗って空と雲のような塗装になっていた。

 

そして息子のパーマーク、、、

有名ミノーたち(僕以外)の綺麗な塗装を見て書いたとは思えないパーマークになっていた。。。

 

塗装は好きにさせようと、少し目を離していた間にこんな感じに完成していたのだ。

 

でも僕は別に、子どもたちに綺麗な塗装をしてもらうと思っていた訳では無い。

(ちなみに僕も綺麗には塗れない)

 

なのでどんな塗装でも、子どもたちが自分で塗ったならオッケーなのだ。

 

塗装完了したルアーをドブ漬けしてからアイ(目)を付けた。

目を付けると少し良い感じに見えた。(親馬鹿)

 

アイ(目)は僕が作りました。

夏休み自由研究ルアー

 

そしてドブ漬けを何度かしている間にリップを作る。

リップの大きさは僕が指示をした。

 

リップの型を取って、

 

夏休み自由研究ルアー

 

切って、

 

夏休み自由研究ルアー

 

最後に削る。

 

夏休み自由研究ルアー

 

息子も同じ工程でリップを作った。

 

夏休み自由研究ルアー

 

そしてリップ完成!

 

夏休み自由研究ルアー

 

リップ根元のV字の切り込み、ルアー本体のリップ差し込み場所の切り欠き、リップ接着は全て僕がやりました。

 

リップの取付け完了!

 

夏休み自由研究ルアー

 

息子はルアーの背中に黒点を入れようとして、間違えてお腹に黒点を書いていました。。。

 

夏休み自由研究ルアー

 

まあ、これはこれでありだと思う事にした。

 

子どもたちのルアーが完成した結果、我が家には、

  • 娘と息子が作ったルアー、
  • 嫁が塗装したルアー。

が揃った。

 

嫁塗装ルアー、『爆釣』のブログはここをクリック。

夏休み自由研究ルアー

 

僕は不器用ルアーを作っているので、家族全員がルアー製作に関わった事になるのだ。

 

子どもたちが作ったルアーで釣る!

 

子どもたちのルアー製作が終わったのは、8月のお盆休み後半だった。

この段階で嫁の中では終了だったらしい。

 

たしかにルアーは完成していた。

 

だけど僕にはやりたい事があった。

それは、

 

子どもたちが作ったルアーで僕が渓魚を釣って、

その釣果写真と作ったルアーをセットで工作の宿題として提出する!

 

という事だ。

 

本当は、子どもたちに自分が釣ったルアーで魚を釣るという経験をして欲しかった。

だけど経験もなく練習もしてなくて渓流で釣るのは厳しい。

 

管理釣り場も検討したが、僕がTHE管釣り未経験だし場所も遠い。

 

ルアーが完成したのがお盆休み後半で、8月後半には学校なので提出までの時間もなかった。

 

なので今回は子どもたちに釣って貰う事は出来なかったが、変わりに僕が釣ろうと思った。

 

そして、

僕は嫁に熱く語った。

 

今回作ったのはルアーなのだ。

ルアーは魚を釣る道具だ。

 

仏作って魂入れずではないが、ルアーを作って魚を釣らないなんてダメだ。

 

このルアーで渓魚を釣って、釣果写真とルアーを一緒に学校に提出する。

それでこそルアーとしての説得力があるのだと。

 

嫁は僕の力説を聞き流してからこう言った。

 

「要はあなたが釣りに行きたいのと、子供の作ったルアーで釣りたいだけじゃないの?」

 

痛い所を突かれた僕は何も言えなかった。

これがほんとの、

『何も言えなくて・・・夏』である。(J-WALKです)

 

結果的に僕は釣りに行かせて貰えた。

時間が無いので1回の釣行で何とか釣果を出したかった。

 

そして娘のルアーでイワナを釣り、

 

夏休み自由研究ルアー

 

息子のルアーでもイワナを釣った。

 

夏休み自由研究ルアー

 

帰宅して1番に、子供たちに報告して写真を見せた。

 

「子供たちが作ったルアーで、イワナという渓魚が釣れた」

 

そう言うと、子どもたちは喜んでくれた。

 

学校への提出準備

 

そして学校への提出準備である。

ダイソーでコルクボードなどを購入して、イワナを釣った写真を貼ったりした。

 

飾り付けなどは嫁の方が得意なのでやってもらった。

結果、娘のルアーはこんな風に完成した。

 

夏休み自由研究ルアー

 

アップにした写真。

 

夏休み自由研究ルアー

 

娘のルアー名は『そら』だ。

ルアーに青空を描いたんだろう。

 

うちの娘はかなり天然で、ふわふわした浮き雲のような娘だ。

娘らしい塗装だと思った。

 

そして息子のルアー。

 

夏休み自由研究ルアー

 

アップにした写真。

 

夏休み自由研究ルアー

 

息子のルアー名は『あか』らしい。

理由を聞いたら、「赤色を塗ったから」と答えた。

 

僕は、「そのまんまやないか!」と関西弁でツッコんだ。

 

こうして提出した夏休みの工作(自由研究)。

 

子供たちは学校で何人かの友達から、「凄いね!」って言って貰えたらしい。

 

その話を聞いて子供たちより嬉しがって、ドヤ顔までしていたのが僕である。

 

実際製作して行く中で、初めての子供には難しい事もあった。

 

それに僕の熱意と子供の熱意のギャップも少なからずあったりした。

 

だけど、小学生の夏休みにお父さんとルアーを作った。

お父さんはそのルアーで魚を釣った。

 

そういう事の積み重ねが思い出になるんだと、そう信じている。

 

そのうち子供たちにも、自分が作ったルアーで釣って欲しいなぁ。

 

えっ?

結局子どもたちに不器用は遺伝していたのかって?

 

なんか、どうでも良くなりました。

 

器用とか不器用とかじゃなくて、自分でものを作る事が楽しめれば良いなぁと。

 

結果ばかりじゃなくて、過程を楽しんでくれたら良いなぁと。

 

この夏、そう思いました。

 

我が家のルアー作りブログにお付き合い頂いて、ありがとうございました。

 

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コメント

  1. ラオウのご主人様 より:

    コルクボードに飾られた写真とルアーは凄くいい!!
    アートですね!(^o^)
    羨ましい親子です!!

    1. しげる より:

      ラオウのご主人様さん
      飾り付けなどは嫁の方が得意なのでやってもらいました(^^)
      ありがとうございます(*^_^*)

      やっぱり釣果写真があった方が良かったと自画自賛していました(^_^)v

  2. 三流釣り師 より:

    凄くいいですね。
    家族で作る作業。
    夏休みの工作にするなんて、素晴らしい
    きっとお父さんのルアーより、釣れてるルアーかな。
    また楽しいブログお願いします。

    1. しげる より:

      三流釣り師さん
      ありがとうございます(*^_^*)
      子供の宿題を僕の趣味と結び付ければ、楽しく時間を過ごせると思いました(^^)

      実際は子どもたちが僕の趣味に付き合ってくれているような感じです(*^_^*)
      はい。この釣れてるルアーで大事なルアーがまた増えました(^^)

      コメントありがとうございました(^o^)

  3. しげ より:

    しげるさんー(^^♪ こんにちは! 嫁さん、娘さん、息子さんのスリーショットの写真イイですねーーー!(^^)! しげるさんの家族の絆が凝縮してる気がしましたーーー(*ノωノ) でもまさかお子さんたちのルアーで釣り上げるところまでは想像してなかったですーー! スバらしいー! ロストしないことを祈ります(笑)

    1. しげる より:

      しげさん
      家族全員が渓流ハンドメイドミノー製作に関わった事になりました(^o^)

      中森明菜さんではないですが、「飾りじゃないのよルアーはHA HAN♪」です。
      ルアーは使って、魚釣ってなんぼですから(^^)

      ですが、夏休みの宿題として提出して、その後家に帰ってきたルアー。
      玄関に飾っているのを、「釣りに持って行って使っていい?」と子供たちに聞きました。

      「絶対無くさないなら良いよ」と言われました。
      絶対無くさない自信はないなぁ。。。

      結果、今も玄関に飾っています。。。(^^;)

  4. 3110tkj より:

    ご家族でルアー作成、しかも夏休み工作にしてしまうとは…
    ご家族も一層釣りに対して理解してくれたのではないですか?
    きっともうすぐ「一緒に行こう!」となりますね。
    しかしパーマークの見本の錚々たるミノーの中に、私のなんかが混じっているところが恐れ多くて…

    1. しげる より:

      3110tkjさん
      僕の趣味に、子どもたちが付き合ってくれた感じです(^^)
      いやそれが、最近ルアーたちがうちに戻って来たんですよ。

      そして「自分の作ったルアーで魚釣りたいよね!」と熱く子どもたちに質問したら、
      「別に」という沢尻エリカのような返答が。。。

      『一緒に釣りに行く』までは嫁も子供もまだハードルがあるようです(^^;)

      そうそうたるミノーの中に入っていても、全然遜色ないと思いましたよ(^_^)v

  5. 花屋のいちろー より:

    学校の宿題ですが、楽しく子供逹には良い思い出になったんじゃないでしょうか?(^-^)。

    今回のルアー作りで、自分で作ったルアーで魚が釣れた。今度は自分で釣りたい!。みたい流れで釣りに興味を持ってくれるかもしれないですね。女の子のお姉ちゃんは微妙かもですが、弟君は釣り好きになって親子で釣りに行ける日も近いかもしれませんねぇ( ≧∀≦)ノ。

    流石はお姉ちゃん。色塗りも上手い。弟君も年齢を考えたらカッターなどで使い形を作り、立体の物に塗るという難しい作業をちゃんと出来ていて今後が楽しみですね。パーマークを赤でってチョイスd=(^o^)=b

    お姉ちゃんのカラーリングチョイスはなんだか奥様のに似てる感じですね。

    親子の絆(大袈裟かな(^^;)を深める良い夏休みの宿題になりましたね(^^)d。
    子供逹の作ったルアーでしっかり釣って、お父さんの株も上がったんではないでしょうか。
    個人的には子供逹のルアー性能は問題なかったけど、しげるさんのミスでバラしてしまったとかだったら……(笑)

    1. しげる より:

      花屋のいちろーさん
      子どもたちも宿題という感じではなく遊びの一つのような形で作ってくれました(^^)

      「自分の作ったルアーで魚釣りたいよね?釣りたいはず!」と時々アピールしているんですが、実は活性が低い感じです。。。(^^;)
      あまり押しすぎず、ちょっと引いてみて様子を見てみます(^_^;)

      2学年差も大きいのか、やはり娘の方が上手に製作していました。
      息子の独創的なパーマークもわりと良いですよね、(親馬鹿)
      ご指摘の通り、僕も娘の塗装はなんか嫁に似てるなと思いました(^o^)

      夏休みの宿題の時間に僕は楽しいし子供との時間を過ごせる事が出来たので良かったと思いました。

      僕のミスでバラして。。。ってブログ的には面白い展開かもしれないですね(^o^)
      しかし父親として『負けられない闘い』だったので、『笑い』より『釣果』を優先しました(^_^)v
      いやほんと、釣れて良かった。。。

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